サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ChatGPT
ibarakinews.jp
関東鉄道常総線で、車両全体にデザインを施す「フルラッピング」列車の運行が始まった。第1弾は茨城県守谷市の理化学機器販売製造のUNICO(ユニコ)になった。 関東鉄道ではこれまでも企業をPRするラッピング列車を走らせてきたが、デザインは車体側面のみだった。今回は車体の前後部にも拡大した。 ユニコのラッピング列車はグレーを基調にオレンジと青のロゴマークを配置した。「グローブボックス」と呼ばれる密閉装置を主力とする同社をイメージし、工業的なメタルの質感も出した。同社の公式キャラクターで妖精の「ティティー」も隠れている。契約期間は1年。 若生哲史社長兼最高経営責任者(CEO)は「地域に根差す企業として地元人材の採用のために会社をアピールしたい」と話した。
茨城県神栖市長選は9日投開票され、無所属新人で元市議の木内敏之氏(64)が、3期目を目指した無所属現職の石田進氏(67)を破り、初当選を果たした。得票数が16724票で同票だったため、選挙会によるくじ引きで当選者を決定した。同市長選でのくじ引きは初。当日有権者は7万6130人。投票率は44.22%(前回49.35%)だった。 午後10時35分ごろ、同市知手の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から拍手と歓声が上がった。木内氏は「今でも不思議な気持ち。しかし、勝ちは勝ちであります。市民のために4年間頑張っていきたい」と喜びを語った。 選挙戦では市議や県議の応援を受け、街頭演説を重ねた。一貫して市の財政悪化を訴え、「必要なところへの予算投入はしなければならないが、急速にやりすぎた。修正する仕事を私にやらせてほしい」と声を張り上げた。このほか、救急医療体制の強化や英語教育の推進なども挙げ、
【まとめ】「部活指導の一環」 男子生徒突き飛ばし、重傷負わせる 容疑で中学教諭逮捕 容疑一部否認 生徒は現在も治療中 茨城県警桜川署 剣道部の活動中に生徒を突き飛ばすなどして重傷を負わせたとして、茨城県警桜川署は28日、傷害の疑いで、同県桜川市、同市立岩瀬東中教諭、男(37)を逮捕した。事件があったのは前任校で、当時は同部顧問だった。県警によると、男は「部活動の指導の一環だった」と容疑を一部否認している。 逮捕容疑は、2023年10月19日午後4時15分ごろから同5時半ごろまでの間、当時勤務していた同市の義務教育学校で、剣道部員の10代男子生徒=同市=に対し、複数回にわたって突き飛ばしたり転倒させたりする暴行を加え、脳脊髄液漏出症などの重傷を負わせた疑い。 脳脊髄液漏出症は脳と脊髄を覆う硬膜から髄液が漏れ、頭痛やめまいなどが生じる疾患で、男子生徒は現在も治療を受けている。男子生徒の関係者が
筑波山中腹と山頂付近を結ぶ筑波山ケーブルカーが、開業100周年を迎えた。関東地方で2番目に古い歴史を持ち、車窓からの四季折々の風景は多くの観光客を魅了してきた。赤と緑の2台は年末まで「100」のヘッドマークを付けて運行する。記念切符の販売や山頂駅2階では今昔写真展なども始まった。 開業100周年となる12日午前9時の始発前から、大勢の観光客が中腹にある宮脇駅(茨城県つくば市筑波)に並んだ。東京都新宿区の公務員男性(55)は「100年の歴史はすごい」。同県筑西市の会社員男性(52)も「節目に立ち会えて良かった」と喜びをかみしめていた。 開業は1925年10月12日。関東では箱根登山ケーブルカー(神奈川県箱根町)に次いで古く、筑波山参拝の足として利用が始まった。戦時中の44年2月には「不要不急線」として営業廃止となり車両を供出したが、54年11月に再開。設備の更新や駅舎の改装などを経て現在に至
金属フィラメントを使い3Dプリンターで製作した試作品=水戸市浜田 糸状の金属フィラメント(手前)から試作品を製作する3Dプリンター=水戸市浜田 3Dプリンターで製作した金属製の試作品を手にする坂場商店の坂場光治社長(右)ら=水戸市浜田 日用品雑貨卸売業の坂場商店(茨城県水戸市)は、3Dプリンターと焼結炉を使った金属造形技術を開発した。プラスチックに金属粉末を配合したフィラメント(材料)を3Dプリンターで成形し、焼結炉で脱脂して焼き固める。一点物の金属部品の製作を主眼に置き、来年の本格稼働を目指す。 同社が利用する3Dプリンターは、細い糸状のフィラメントを熱で溶かし、一層ずつ積み重ねて立体物を作る。成形後、焼結炉でプラスチック成分を蒸発させ、残った金属を1400~1500度で加熱し焼結させることで強度の高い金属製品を完成させる。同社によると、この製法で製品展開するのは国内初という。 同事業は
茨城県警取手署は3日、同県取手市山王の住宅から逃げた大型鳥のエミュー1頭が捕獲されたと発表した。 2日午後、飼い主が飼育小屋からいなくなっているのに気付き、同署に通報。住宅付近の林で寝ているのを発見した飼い主から同日午後10時ごろ、同署に連絡があった。 逃げたエミューは2歳の雄で、全体的に茶色。体高約150センチ、幅約70~80センチ。けが人などの被害は出ていない。
LuckyFM茨城放送(茨城県水戸市)は1日、水戸市にあるAM放送の下国井送信所(1197キロヘルツ)を来年2月1日から休止すると発表した。すでにAMの2中継局を休止しており、今回で全3局が休止する。同時に放送しているFMのみの放送となる。 総務省の特例措置に基づき、AMからFMへの転換に向け、影響を調べるのが目的。全国のAM放送局47社のうち27社が適用される。同社は2024年2月1日からAM土浦(同県土浦市)、県西(同県筑西市)両中継局(いずれも1458キロヘルツ)の運用を休止している。 FM放送のエリア世帯数は、AM3局の県内約110万世帯を全てカバーしている。放送はFM水戸局が94.6メガヘルツ、つくばと日立の両局が88.1メガヘルツ。聴取者や市町村、関係機関への影響を考慮し、休止までの告知期間を5カ月間、廃止前の休止期間を来年9月30日までの8カ月間設けた。FMに一本化した後は、
【鉄路とまち TX20年】 (1) 《連載:鉄路とまち 茨城・TX20年》(1) 駅を核にまちづくり 新法で用地確保容易に 東京・秋葉原-つくば間の延長58.3キロを最短45分で結ぶつくばエクスプレス(TX)が24日、開業20年を迎える。約8000億円を投じて建設された高速鉄道の沿線には新しい街がつくられ、茨城県内外から多くの人が移り住んだ。TXがもたらした効果と課題を探った。 「都心より土地が安い」「発展する街という期待感がある」。つくば、つくばみらい、守谷のTX沿線3市には若い世代を中心に人口が流入、活況が続く。これまで県や都市再生機構(UR)、守谷市などが沿線や駅周辺の8地区を開発。6地区は既に事業を終え、残る2地区も2027年度までに工事が完了する見通しだ。 総施工面積は東京ドーム約370個分の1730ヘクタール。このうち、つくば市葛城地区はTX研究学園駅を中心に市街地を形成し、1
茨城県を含む全国で、公園などに展示されている蒸気機関車(SL)が老朽化し無償譲渡や解体処分になる例が相次いでいる。展示から半世紀が過ぎ、自治体や市民団体が「近代遺産」として保全に尽力するケースがある半面、清掃や維持をしてきた鉄道OBらの高齢化で活動が引き継がれない厳しい現実も見られる。専門家は、クラウドファンディング(CF)やSLの集約施設をつくるなど保存に向けての工夫を提言する。 「財政的に厳しいのが現状」 同県高萩市高浜町に設置されているSL「9600形」を市が撤去する検討を進めることについて、担当課は苦渋の決断だと漏らす。 SLは市と旧国鉄が1972年に無償貸借契約を交わし、展示を続けてきた。地元の国鉄OB有志が管理に携わり、その後、高齢化で断念した後も、愛好家団体が4年前まで維持を続けた。しかし、腐食の発生などで大規模な修繕が見込まれ、管理が難しくなった。 SLがアスベストを含有し
茨城県龍ケ崎市内を走る総延長4.5キロの関東鉄道竜ケ崎線(竜ケ崎-佐貫)は14日、開業から125周年を迎える。同線は県内最古の私鉄路線で、「竜鉄」の愛称で知られ、市民の足として親しまれてきた。節目を前に記念イベントが開かれるなど地元で祝福ムードが高まっている。 ■日本初ワンマン 同線は、1900年8月14日に龍ケ崎の中心市街地と日本鉄道土浦線(現JR常磐線)を結ぶ「龍崎(りゅうがさき)鉄道」として開業。現在は旅客のみの輸送だが、かつては肥料やコメ、繭、石炭などの貨物も運搬し、地元の産業発展に大きな役割を果たした。2021年に同市の市民遺産に認定されている。 関東鉄道(同県土浦市)によると当初は5駅あったが、1957年に2駅が廃止され、竜ケ崎、入地、佐貫の3駅となった。合併などを経て65年に同社が誕生し、現行の体制がほぼ確立。71年8月には旅客列車で日本初となるワンマン運転を実施した。 20
産業技術総合研究所(産総研)と茨城大(茨城県水戸市)は、唾液に含まれる物質で慢性的な睡眠不良を高確率で判定できる技術を開発したと発表した。睡眠障害はうつなどの精神疾患や生活習慣病の発生リスクを高めることが知られているが、その診断については当事者の主観に依存した手法が中心だった。今後は試薬キット開発を視野に、自宅や職場、高齢者施設などで活用できるセルフヘルスケア技術を確立したい考えだ。 産総研などによると、睡眠を巡っては、日々の睡眠脳波を計測できるサービスが実用化されている。しかし、慢性的な睡眠障害の診断は、国際指標「ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)」や睡眠日誌など当事者の主観による自己評価が中心だった。 今回開発に取り組んだのは、産総研細胞分子工学研究部門上級主任研究員の大石勝隆氏と人間情報インタラクション研究部門主任研究員の甲斐田幸佐氏、茨城大学術研究院応用生物学野教授の豊田淳氏、同講
茨城県と同県水戸市が2024年度、犬や猫の殺処分を行わなかったことが2日、分かった。同日、県が同市内で開かれた県動物愛護推進協議会で報告した。「県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」が16年度に制定されて以降、譲渡適性が低いとされた犬や猫も含めた県内の殺処分が、年度を通じて0頭となったのは初めて。 県生活衛生課によると、24年度に県や同市に収容された犬は1013頭で、猫は670頭。このうち犬で譲渡されたのは852頭、飼い主に返還されたのは92頭、収容中の自然死は30頭だった。猫は譲渡が561頭、返還が5頭、収容中の自然死は117頭だった。 23年度は県が収容した犬猫の殺処分はなく、同市がそれぞれ収容する際、負傷が著しかったため「譲渡不適」として安楽死処分した犬と猫が各1頭いた。それ以前は安楽死処分した犬か猫が1~2頭いたため、譲渡適正の有無にかかわらず殺処分がなかった初のケースとなった。譲渡適性が
帝国データバンク水戸支店は23日、警備業者の日本鉄道警備保障(茨城県日立市)が水戸地裁日立支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は13日付。負債は約8500万円。 同社は2011年設立。鉄道線路のメンテナンスや踏切工事など、鉄道土木工事に伴う保安警備を手掛け、21年3月期には年売上高約7000万円を計上していた。 だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による受注減で資金繰りが悪化。警備業務の人材不足も深刻化し、得意先からの受注が難しくなったため事業の継続が困難と判断、24年5月ごろに事業を停止した。
茨城県水戸市は9日、人口が増加傾向にある笠原、吉沢両地区など県庁周辺地域に、新たな市立図書館「南部図書館(仮称)」の整備を検討していくことを明らかにした。新たに策定した第4次図書館基本計画に盛り込み、同日、市議会常任委で報告した。新設が決まれば、2010年に開館した内原図書館(同市内原町)に次いで7館目。 本年度は地域住民をはじめ、まちづくり、商工関係など各分野の専門家、有識者らと協議に入る方針。立地場所や機能のほか、新設の有無も含めて議論する予定という。 堀野辺直中央図書館長は「従来型の図書館とは違う時代のニーズを取り入れた新たな図書館像を模索していきたい」としている。 市によると、宅地開発などにより、県庁周辺を中心とした市南部で人口が増加傾向にある。15~20年の人口動態を見ると、笠原地区が13.5%、吉沢地区が9.0%とそれぞれ増加した。 現在の市立図書館は中央、東部、西部、見和、常
千波湖西側の黄門像広場周辺地区(茨城県水戸市千波町)に整備予定の自然や食、スポーツ体験を楽しめる「千波公園」について、同市は施設整備や運営に関する実施協定を民間事業者と締結した。6月に着工し、サウナやスポーツラウンジ、地元野菜のマルシェ、レストランなどの機能を持った公園を、来年春の大型連休前をめどに開業する。9日の市議会調査特別委員会で、市執行部が明らかにした。 同公園を巡り、市は民間事業者の飲食店などの収益の一部を園内公共スペースの整備に充てる制度「パークPFI」を活用した整備計画を策定。事業者を公募し、大和リース・アダストリアグループ(大和リース水戸支店、アダストリア、横須賀満夫建築設計事務所)を認定した。計画では、園内をレストランや地場産品のマルシェといった収益を見込む「公募対象施設」と、広場やトイレ、防災倉庫といった公共の「特定施設」に分けて整備する。酒類の提供も行い、千波湖ランナ
日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村白方)敷地内のコンテナから銅線を盗んだとして、県警ひたちなか署は21日、窃盗の疑いで同県水戸市、建設作業員、男(25)を逮捕した。同署によると容疑を認めている。 逮捕容疑は、昨年11月22日から今年1月31日ごろまでの間に、同原発敷地内に設置されたコンテナから銅線約660キログラム(計約36万3千円相当)を盗んだ疑い。同署や県警捜査3課によると、現場周辺の鑑識活動や防犯カメラに映っていた不審車両の映像などから関与が浮上した。 原電によると、現場は立ち入り制限のない同社の敷地内で、銅線は廃棄予定のものだった。同社員が1月31日、コンテナ内に銅線がないのに気付き、警察に通報した。事件後は、監視カメラの増設や警備員の巡視回数を増やして警備を強化したとしている。 同原発を巡っては今月3日にも、敷地内の工事現場から銅線を盗んだとして別の土木作業員が逮捕
茨城県は19日、県内在住の20代男性と40代女性がはしかに感染したと発表した。県は14日以降、不特定多数との接触がない1人の感染も確認し、県内の今年の感染者は計9人となった。発表の2人はいずれも、竜ケ崎保健所管内の医療機関から報告があり、発症前後に県南地域3市の病院や店舗に出入りしていた。既に感染の報告があった患者との接触で感染したとみられる。 県感染症対策室によると、発表の男女2人はいずれも18日までに感や発熱などがあった。医療機関を同日に受診。県衛生研究所で検査し陽性が確定した。それぞれ自宅療養中。 男性や女性が利用した施設で、不特定多数の人と接触した可能性がある。該当施設に特定の時間帯に出入りした人は、10日前後経過して発熱や発疹などはしかを疑う症状が出た場合、最寄りの保健所に電話連絡するよう呼びかけている。 該当施設と時間帯は、男性が総合守谷第1病院(同県守谷市)で17、18両日の
海外のオンラインカジノサイトを利用して、パチンコ台で遊んでいる実況動画を無許可で動画サイト「ユーチューブ」に配信したとして、茨城県警笠間署と県警生活環境課は8日、著作権法違反の疑いで、岡山県岡山市、飲食会社役員、女(29)ら3容疑者を逮捕した。同課は、3容疑者の認否を明らかにしていない。 他に逮捕されたのは、愛知県名古屋市、動画編集会社役員、男(33)と、同市、動画編集業、男(33)。 逮捕容疑は共謀し、2023年8月31日ごろと9月28日ごろ、海外のオンラインカジノサイト「K8(ケーエイト)」を利用し、パチンコメーカーの三洋物産(名古屋市千種区)と平和(東京都台東区)のパチンコ台を使った遊技状況を撮影、録画。動画2本を編集した上で、それぞれユーチューブで配信し2社の著作権を侵害した疑い。 同課によると、2社が加盟するコンピュータソフトウェア著作権協会(東京都文京区)が県警に相談し、発覚し
6日午後5時45分ごろ、茨城県筑西市岡芹の市道で、走行中のフォークリフトから、水戸市、小学1年、男児(6)が転落し、頭を強く打って死亡した。県警筑西署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、フォークリフトを運転していた男児の父親で北海道札幌市、会社員、男(29)を現行犯逮捕した。同署は容疑を同法違反(過失致死)に切り替えて事故原因を調べている。
茨城県は13日、最先端科学技術を生かして新産業創出を目指す「つくば国際戦略総合特区」について、2025年度末で終了すると明らかにした。特区でのプロジェクトが一定の成果を上げたことや、国の予算縮小を要因に挙げた。今後は県の施設などを活用し、成果の実用化・事業化を支援する。同日の県議会防災環境産業委員会で報告した。 「国際戦略総合特区」は2011年に国が始めた制度で、規制緩和や財政・税制面などでの支援措置を受けられる。 「つくば特区」は同年9月、県と同県つくば市、筑波大の3者で申請し、同年12月に指定を受けた。これまで2度の延長申請を行い、現在は3期目(21年度~25年度)に当たる。 同特区は、次世代がん治療や生活支援ロボット、藻類バイオマスエネルギーの実用化など四つの先導的プロジェクトから始まった。13年に三つ、15、17年にそれぞれ一つずつ加わり、計九つのプロジェクトで構成されている。 県
茨城県阿見町は10日、新市の名称を「阿見市」とし、市制施行の時期を2027年11月1日とすることを正式に決めた。同日の庁議で、有識者会議の答申通りに進めることで、千葉繁町長や幹部職員らが一致した。 方針決定を受け、千葉町長は「まずは一安心。27年11月まで時間はあるので滞りなく準備を進める。町民に喜んでもらえるような市制施行にしたい」と話した。庁議ではこのほか、有識者会議の答申に基づき、市制施行後は住所表示から「稲敷郡」を省く点などを確認した。 新市の名称や市制施行の具体的な時期が正式に決まったことで、町は25年度から区長会などへの周知を徹底する。26年度には住民向けの説明会を複数回開く予定という。 新市の名称に関する町民アンケートでは、8割以上が「阿見市」を選択。一部寄せられた不安や反対の声に対して千葉町長は「一つ一つ丁寧に説明し、不安を払拭していく」と述べた。 26年5月に公表される国
シャープペンシルでJR水郡線を描き続けている福島県石川町の画家、佐々木麻里さん(31)の個展が、茨城県常陸太田市中城町の市生涯学習センターで開かれている。0.3ミリの細い芯で描いたモノクロの世界が新たな水郡線の魅力を引き出してる。同展は16日まで。 水郡線を描くきっかけは2014年2月の大雪の日だ。この日、同線を利用していたところ運転見合わせになり、乗務していた職員の仕事ぶりや乗客の対応に感銘を受けた。「自分の好きなことで応援したい」と描き始めた。車窓から見える風景の中に、人々の暮らしが感じられることから、今も描き続けている。 19年に常陸大子駅で「水郡線作品展」を開催。JR水郡線全線運転再開記念ラッピング列車とヘッドマークのデザインを担当し、24年10~12月に販売された90周年記念弁当の包みのデザインも担当した。 今回は県内の駅舎や鉄道員、沿線の風景を描いた作品45点を展示。作品「JR
茨城県つくば市内で最大規模の国家公務員宿舎跡地が不動産業者に売却されることが6日、分かった。財務省水戸財務事務所が明らかにした。同市の人口は増加傾向にあり、駅前の好立地でマンションなど住宅としての活用が見込まれている。契約金額は約102億円に上る。宿舎は長年、空き家状態だったため、周辺住民からは地域活性への期待の声が聞かれる。 売却される跡地はつくばエクスプレス(TX)つくば駅から徒歩5~10分圏内にある同市吾妻2丁目の宅地約3.3ヘクタール。宿舎は1978年ごろ建設され、敷地内に11棟の計228戸がある。同事務所によると、老朽化により徐々に職員やその家族が退去。約8年前から、完全空き家となっていた。 売却先は一般競争入札で決められた。不動産業者3社の応募があり、1月24日に開札され決まった。契約日は2月21日付。代金が納入されれば、敷地の所有権は3月中に、財務省から契約した業者へと移る見
つくばエクスプレス(TX)土浦延伸について、茨城県が2月に事業計画素案を発表したことを受け、同県土浦市の安藤真理子市長は3日の定例記者会見で、「長年にわたる私たちの悲願。土浦延伸の実現に向けて、また一歩前進した」と所見を述べた。 県の素案では計画区間をつくば-新土浦駅とし、JR土浦駅に隣接した終着駅を整備する。概算事業費は約1320億円。延伸に伴う沿線開発によって、移住増や企業立地など将来の需要拡大を見据えた予測を反映した上で、現在の秋葉原駅から東京駅への延伸と一体で整備した場合、27年後には収支が黒字化すると試算した。 安藤市長は「東京延伸と一体的に進めることで、地域経済の発展への起爆剤になる。県との連携を密にして、2045年の開業に向けて全力で取り組みたい」と話した。
町から市への移行を目指す茨城県阿見町で、企業関係者や住民らで構成する市制施行有識者会議(永井博委員長)は7日、最終会合を開き、新市の名称を「阿見市」、施行時期を2027年11月1日が望ましいとする結果を千葉繁町長に答申した。3月の庁議での承認を経て正式決定する。 答申を受け、千葉町長は「町民の意見を真摯(しんし)に受け止めたい。一つ一つ丁寧に説明し、質問にも答えていく」と述べた。 町は23年11月に速報値で人口5万人を突破して以降、市への移行に向けて準備を進めてきた。昨年10月、新市の名称などに関するアンケート調査を実施。町民約6000人と町商工会員など企業約300社から回答を得た。 同会議は昨年夏に発足し、この日が3回目。最終会合で、町が調査結果を報告した。 市への移行に対しては、住民と企業のそれぞれ8割が賛成。市の名称に関する設問では「阿見市」と、他の名称の自由記述の二択にした結果、8
筑波観光鉄道(茨城県つくば市)は「第52回筑波山梅まつり」(8日~3月9日)に合わせ、内装に梅の花模様を施したケーブルカーを運行する。山の中腹(標高約250メートル)にある梅林から山頂まで足を延ばしてもらう周遊企画の一つとして初めて実施した。内覧会が6日に開かれ、報道向けにお披露目された。 座席の間仕切りには、早春を告げる白や桃色の梅の花々をラッピング。車両のヘッドマークも「日本百名山 筑波山梅まつり」と書いた限定デザインとした。 梅の装飾を施したのは、筑波山ケーブルカー宮脇駅と筑波山頂駅を往復する2両のうち、緑色の車両。標高差約500メートル、走行距離約1600メートルを約8分でつなぐ。 ケーブルカーは20分ごとに運行。2月は毎日午前9時20分から午後4時40分、3月の土日祝日は午後5時まで営業する。 周遊企画ではそのほか、駅構内や近隣のホテルに色とりどりの番傘を飾る。白梅のアロマを設置
日本原子力研究開発機構(原子力機構)は30日、茨城県大洗町の高温工学試験研究炉(HTTR)の熱を利用する水素製造施設の建設に向け、2月にも原子力規制委員会に設置変更許可を申請する方針と明らかにした。2025年度に規制委の許可を受け、県と同町の事前了解を得た上での着工するのが目標。28年度に運転を始め、原子力の熱を利用した世界初の水素製造を目指す。 HTTRは安全性の高い次世代原子炉として期待される高温ガス炉。炉心の冷却に水を使う一般的な原発(軽水炉)と異なり、ヘリウムガスを使う。 最高950度の熱を取り出して利用することで、脱炭素エネルギーの水素を製造する。発電や海水の淡水化など、幅広い活用もできる。 原子力機構によると、規制委が審査する計画には施設の概要や安全対策などを盛り込んだ。25年度中に設置許可を受け、原子力安全協定に基づく県と大洗町の事前了解を得るのが目標。その後、水素製造施設の
茨城県筑西市のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」の乗り物エリア「ユメノバ」で27日、オープン1周年イベントの報道機関向け体験会が開かれ、鉄道模型約1100両がそろう施設「ジオラマ・ゲーム館」が初公開された。筑波山やテーマパークを再現したジオラマや、新幹線の座席で鉄道模型を操作できるジオラマなどが披露された。2月8日に開館する。 ユメノバは昨年2月11日、テーマパークの目玉としてオープンした。東京ドーム1.2個分の敷地面積5万6000平方メートルに25施設を展開する。 ジオラマ・ゲーム館はHOゲージ(線路幅16.5ミリ)とNゲージ(同9ミリ)のジオラマを備える。「HO」は県内最大級という広さ40平方メートルで、筑波山やテーマパークを再現した。鉄道模型286両があり、隣接する施設「レールパーク」に展示される寝台特別急行列車「北斗星」の鉄道模型もある。 「N」は同20平方メートルで、鉄道模型8
茨城県龍ケ崎市内を走る関東鉄道竜ケ崎線の列車のヘッドマークに、地元の高校生が発想したキャラクターをデザインする企画が立ち上がり、制作費用を募るクラウドファンディング(CF)が始まった。目標額は100万円。期間は2月28日まで。 企画したのは市とトレーディングカードゲーム(TCG)を活用した人材育成や教育支援事業を手がける「ギルドヒーローズ」(東京)。昨年夏に開かれたワークショップに参加した高校生7人が「改竜ミコ」「リュウニコーン サキ」の二つのキャラクターを考案した。 改竜ミコは整備士から着想し、工具に変形する角で列車に最適な整備を行う。リュウニコーン サキは、空を飛び、どこにでも列車を運べる一角獣(ユニコーン)と、車内の時間と空間を操る駅員サキのコンビ。それぞれのキャラクターには持続可能な開発目標(SDGs)の視点が盛り込まれている。 CFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『茨城新聞クロスアイ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く