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ベネズエラ-溶解する民主主義、破綻する経済 坂口安紀 著 世界最大の石油埋蔵量を誇る産油国ベネズエラ。だが、戦争や自然災害とは無関係に経済が縮小を続けている。その間、治安は悪化、食料供給や医療制度も崩壊の危機にある。四〇〇万人以上が陸路国外に脱出し、シリアに次ぐ難民発生国となった。かつて二大政党制を長期間維持し「民主主義の模範」とされた同国に何が起こったのか――。本書は、チャベス大統領就任以降、権威主義体制に変容し、経済が破綻に向かう二〇年間の軌跡を描く。 書誌データ 配信開始日2021/2/26 判型中公eブックス 希望小売価格1870円(10%税込)
ナショナリズムとは何か帰属、愛国、排外主義の正体 中井遼 著 自国民や自民族をめぐる心情を高め、再生産するナショナリズム。帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。世界で台頭する右派ポピュリズムの原動力とされる。なぜ、同胞愛を外国人憎悪に変え、暴力・民族紛争を頻発させるのか。経済格差・貧困との関係はあるのか。本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例からナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、人々の心を政治がどう動かすか、その全容を描く。 まえがき第1章 ナショナリズムとは何か 議論の概観1 出現 ネーションはいつからあるのか 近代の社会現象 多様化し日常化するナショナリズム2 定義 言葉の由来 「生まれ」 ①政治の意識として ②政治運動のイデオロギーとして 日常的なナショナリズム 3 源泉 ①近代主義 ②民族象徴主義 ③政治や権力闘争 4 分類 「良いナショナリズ
福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会 加藤喜之 著 近年、巨大な影響力を誇るアメリカの福音派。独特の終末論的な世界観を持つ宗教集団・運動は、いつから勢力を拡大し、政治的・文化的闘争に関与していったのか。本書は、アメリカの人種差別や中絶・同性婚問題、イスラエルとの関係などに福音派がいかに関わったのかを描く。カーター、レーガン、クリントン、オバマら歴代大統領、そしてトランプたちとの交差も示し、超大国に深い亀裂が入った経緯と現在地を照らし出す。 まえがき序 章 起源としての原理主義第1章 「福音派の年」という転換点――一九五〇年代から七〇年代1 原理主義者と福音派のはざまで2「福音派の年」とカーター大統領3 終末に生きる選ばれし者たち第2章 目覚めた人々とレーガンの保守革命――一九八〇年代1 政治的な目覚め2 モラル・マジョリティの誕生3 レーガン政権と福音派のせめぎ合い――保守革命の裏で第
Tシャツの日本史 高畑鍬名 著 夏目漱石の「赤シャツ」、石原裕次郎と太陽族、そして菅田将暉が変えた運命――ファッション史の壮大な死角であるTシャツには、日本の同調圧力と美の仕組みが隠されていた。〈裾〉をインするかアウトするか? 激動の150年を記録した前代未聞のTシャツ史。 書誌データ 初版刊行日2025/8/21 判型四六判 ページ数256ページ 定価2200円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-005940-7 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家 野添文彬 著 沖縄戦で鉄血勤皇隊として死線を彷徨い、戦後は早稲田大学、米国に留学、琉球大学で沖縄戦・沖縄学の教鞭を執った大田昌秀。米統治下から論壇で活躍し、1990年、知事当選後は米軍基地問題と対峙する。冷戦終結後の新たな日米関係が求められる中、米兵による少女暴行事件が勃発。高揚する民意と日本政府との間で解決を模索するが、3度目の知事選で敗北する。百冊以上の自著で沖縄の苦悩を記し、沖縄現代史と共に歩んだ生涯。 はじめに第1章 沖縄戦という原点1 久米島の秀才2 沖縄師範学校への進学3 鉄血勤皇隊としての戦争体験第2章 本土、米国への留学――1950〜56年1 収容所から沖縄文教学校へ2 早稲田大学での「日留」 本土の解放感3 「米留」の2年間 強烈な民主主義体験第3章 日本復帰論高揚のなかで――琉球大学時代①1 沖縄人意識の探究 「事大主義」問題2
大日本いじめ帝国戦場・学校・銃後にはびこる暴力 荻上チキ/栗原俊雄 著 戦時下、いじめは大量生産されていた。全裸での身体検査、牢獄のごとき学童疎開、自殺率世界一位の日本軍……「女子と女子を向かい合わせて、往復ビンタを食らわせた」「犬の鳴き声を出して班内を回るのだ」「何が戦死なものか。彼は殴り殺されたのです」最新のいじめ研究があぶりだす、戦時下の暴力と現代日本の課題。数多くの証言と時代背景を整理し、陰惨さの実相に迫る。 書誌データ 初版刊行日2025/7/8 判型四六判 ページ数224ページ 定価1870円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-005928-5 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
反共と愛国保守と共棲する民主社会主義 藤生明 著 書誌データ 初版刊行日2025/3/7 判型四六判 ページ数256ページ 定価2420円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-005890-5 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
平等とは何か運、格差、能力主義を問いなおす 田中将人 著 一億総中流といわれてきた日本。いまや格差が広がり、社会の分断も進んでいる。人生が親ガチャ・運しだいでよいのか。能力主義は正しいか。そもそも不平等の何がわるいのか。日本の「失われた30年」を振り返り、政治哲学と思想史の知見から世界を覆う不平等に切り込み、経済・政治・評価の平等を問いなおす。支配・抑圧のない、自尊を下支えする社会へ。財産が公平にいきわたるデモクラシーの構想を示す。 はじめに第1章 不平等の何がわるいのか?本書の特徴 前口上――なぜ平等・不平等を考えるのか 不平等から考える――不平等に反対する四つの理由 ①剥奪――貧窮ゆえの苦しみ ②スティグマ化――傲りと卑屈、そして差別 ③不公平なゲーム――人生の難易度の変化 ④支配――非対称的な関係の固定化 みえやすい不平等・みえにくい不平等 窮民問題――貧困にあえぐ社
ニューヨークのヤンキースタジアムに息子と訪れるも、律法(トーラー)の書をイニングの合間に読むことを忘れない正統派ユダヤ人(著者撮影) ユダヤ教を信仰する民族、ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのでしょうか。本書は、古代文明からイスラーム帝国下の繁栄、迫害が現れた近代、激動の現代まで、3000年のユダヤ史を雄大なスケールで描きました。『ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』を著した鶴見太郎さんに、執筆の背景を伺いました。 ――鶴見先生のご専門は、ロシア東欧のユダヤ史です。そもそも、ユダヤ人に関心をもったきっかけは何でしょうか。 鶴見: 学部1年のときに2000年の第2次インティファーダが始まり、ちょうど今のようにパレスチナ問題(イスラエル・パレスチ
先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視……日中戦争の拡大とともに限界が露呈していく。本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し日本軍の本質を描く。 『続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実』の 「はじめに」を公開します。 1937(昭和12)年7月の日中戦争の勃発から、アジア・太平洋戦争の敗戦までに、約230万人の日本軍兵士が戦争で死んだ。その多くは戦闘による死ではなく、病気による死(戦病死)だった。これまでの戦争ではみられなかった大量の海没死(船舶の沈没による死)や、特攻死(特攻攻撃による死)などの異形の死も、この時期、特にアジア・太平洋戦争期の特徴だ
ユダヤ人の歴史古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで 鶴見太郎 著 ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。 序 章 組み合わせから見る歴史第1章 古代 王国とディアスポラ1 ユダヤ教以前のユダヤ人?――メソポタミアとエジプトのあいだで2 ユダヤ教の成立――バビロニアとペルシア帝国3 ギリシアとローマ――キリスト教の成立まで第2章 古代末期・中世――異教国家のなかの「法治民族」1 ラビ・ユダヤ教の成立――西ローマとペルシア2 イスラーム
バブル崩壊後の不況に直面した就職氷河期世代。1993~2004年に高校や大学等を卒業したこの世代は未曾有の就職難のなか社会に出て、現在30代終わりから50代前半になっている。不況がこの世代に与えた影響は大きく、2024年10月の衆議院議員選挙でも論点の一つとなった。この世代について、経済学の観点から分析した『就職氷河期世代 データで読み解く所得・家族形成・格差』が反響を呼んでいる。著者の近藤絢子さんに話を聞いた。 ――刊行から1ヵ月も経たずに重版が決まるなど、本書は好評を博しています。反響をどのように感じていますか。 近藤:多くの方に手に取っていただけて大変ありがたく思っています。実は、アマゾンなどのレビューやSNS上の反応は怖くてあえて見ないようにしているのですが、同業の知り合いから評価する感想を直接いただいたり書評を書いていただいたりして感謝しています。 あと、特にうれしかったのが、厚
アファーマティブ・アクション平等への切り札か、逆差別か 南川文里 著 「積極的差別是正措置」と訳されるアファーマティブ・アクション。入試や雇用・昇進に際して人種やジェンダーに配慮する取り組みだ。1960年代、公民権運動後のアメリカで構造的な人種差別解消のため導入されたが、「逆差別」「優遇措置」との批判が高まる。21世紀には多様性の推進策として復権するも、連邦最高裁は2023年に違憲判決を下した――。その役割は終わったのか。アメリカの試行錯誤の歴史をたどり考える。 書誌データ 初版刊行日2024/7/22 判型新書判 ページ数256ページ 定価968円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102811-2 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか 仁藤敦史 著 加耶/任那は3~6世紀に存在した朝鮮半島南部の小国群を指す。『日本書紀』は任那と記し、「任那日本府」の記述などから長く倭の拠点と認識されてきた。だが戦後、強く疑義が呈される。歴史教科書の記述は修正が続き、呼称も韓国における加耶へと変わる。他方で近年、半島南部で倭独自の前方後円墳の発掘が相次ぎ、倭人勢力説が台頭する。本書は、古代東アジア史の大きな争点である同地域の実態を実証研究から明らかにする。 まえがき序 章 加耶/任那研究の歩み1 日中韓史料のなかの古代東アジア2 通説までの道程――150年に及ぶ研究の軌跡3 広開土王碑と百済三書――史料批判による精緻化第1章 檀君神話から金官・大加耶へ1 「古朝鮮」の虚実――檀君、箕子・衛氏朝鮮時代2 三韓時代へ――朝鮮四郡と馬韓・辰韓・弁韓3 いにしえの辰国―― 三韓以前の半島南部4 二大国の建
就職氷河期世代データで読み解く所得・家族形成・格差 近藤絢子 著 バブル崩壊後、未曾有の就職難が社会問題となった。本書は1993~2004年に高校、大学などを卒業した人々を「就職氷河期世代」と定義し、雇用形態や所得などをデータから明らかにする。不況がこの世代の人生に与えた衝撃は大きい。結婚・出産など家族形成への影響や、男女差、世代内の格差、地域間の移動、高齢化に伴う困窮について検討し、セーフティネットの拡充を提言する。統計から見えるこの世代の実態とは。 まえがき序 章 就職氷河期世代とは「就職氷河期世代」とは/マクロ指標で見る就職氷河期/前期世代と後期世代の違い/ポスト氷河期世代・リーマン震災世代/就職氷河期世代観の変遷/指摘されてきた問題点第1章 労働市場における立ち位置 初職――正規雇用か、非正規雇用か/就職先の規模・業種・離職率/就業状態の推移――世代間の差は徐々に縮まる/年収の推移
鎌倉幕府の歩みが綴られた文献、『吾妻鏡』。幕府の公式記録という認識が根強かったが、史実の錯誤や改変も少なくないという。近年の研究も踏まえて検証すると、いったい何が見えてくるのか。『吾妻鏡―鎌倉幕府「正史」の虚実』を著した藪本勝治さんに話を聞いた。 ――まずうかがうのですが、藪本さんのご専門は? 藪本:日本中世文学です。特に『平家物語』や『義経記』など、合戦を描く歴史叙述について研究してきました。博士論文を書いてからも、中高一貫校で国語を教えながら研究を続けています。 ――『平家物語』や『義経記』ですか。では『吾妻鏡』に関心を持ったきっかけは? 藪本:卒業論文で『平家物語』に取り組んでいるとき、『吾妻鏡』に記された源平合戦の記事と比較する機会がありました。鎌倉幕府の歴史を記録した史料、という前提で読んだのですが、その記述が『平家物語』によく似ていて驚いたのです。同じ事実を記すにしてもいろいろ
こちらのページでは、本書の中にある例文を含め、広東語の音声を聞くことができます! ぜひ音声でも触れてみてください! 男女の会話 A:広東語ってどこで話されてるか知ってる? B:もちろん。香港、マカオ、それに広東省でしょ? A:ほかに海外の華人社会にもたくさん話し手がいるよ。アメリカ、カナダでは伝統的に広東語が中国語の代表だからね。 B:広東語が中国語方言として別格なのはやっぱり香港の影響が大きいね。 A:うん。返還してもうじき30年になるけど、今でもオフィシャルな場で広東語を使うからね。でも、どうしてここまで活力があるのか、日本人には不思議みたいだよ。 B:どう説明したらいいかな。 A:最近、「広東語の世界」っていう本が出たんだ。広東語のことがまるごとわかってお薦めだよ。 B:面白そう! ぜひ買って読んでみようっと。
広東語の世界香港、華南が育んだグローバル中国語 飯田真紀 著 香港人の母語にして華南の共通語である広東語。東南アジア、欧米の華人社会も含め世界で8000万人が話す「中国語」だ。なぜ海外でかくも優勢なのか。北京語とはどう違うのか。謎を解く鍵は日本語にもある。ヤムチャ、チャーシュー、キョンシー、モウマンタイ、ブルース・リー。本書では食や映画を手がかりに、文法・会話、香港社会、華人移民、漢字、十大方言を一望し、広東語の世界を探訪。中国語とは何かを問い直す。 書誌データ 初版刊行日2024/6/19 判型新書判 ページ数264ページ 定価990円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102808-2 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
チェコの首都プラハに所在し、かつてはベーメン王や神聖ローマ皇帝の居城だったプラハ城。 皇帝カール4世(在位1347~78年)の時代、ほぼ現在の姿となった。16世紀前半からハプスブルク家の支配下におかれ、三十年戦争(1618~48年)の発端となった窓外放擲事件の舞台である 現在のドイツの源流となった神聖ローマ帝国。その領域は広大で、歴史はゆうに800年を超える。だが、世界史の授業で名前は出てきたものの、詳しく教わった記憶はない、という人も多いのではないだろうか。そうした捉えにくい「大国」について、『神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像』を著した山本文彦さんに話を聞いた。 ――山本さんのご専門は。 山本:14世紀から18世紀の神聖ローマ帝国の国制史です。 国制史というのは、ドイツ史特有な表現だと思います。ドイツ語のVerfassungsgeschichteを「国制史」と訳すのですが、Verf
――近年、中国の歴史、中国の王朝を描く中公新書の刊行が続き、シリーズとしても人気です。そのなかで、『物語 江南の歴史』は発売して半年が経ち、重版が出て広がりを見せています。帯で「南方からたどる五千年史」と謳われているように、本書は、広大な中国を南方から描き直した通史。岡本先生がナビゲーターを務めたNHK「3か月でマスターする世界史」のように、壮大な歴史のうねりを感じとれる一書です。なぜ、「南」という視座に着目されたのでしょうか。 岡本: おっしゃるように、中国は「広大」ですので、観察理解するには、どこからどのようにみればよいのか、とまどうことが少なくありません。これは研究者・専門家であろうとなかろうと、誰しも感じることです。もちろん「中国の歴史」に限っただけでも、いろんな視点が思いつきますし、有効な方法もたくさんあります。たとえば、中国全体にわたる歴史は当然あるでしょうし、特定の時代・著名
日ソ戦争帝国日本最後の戦い 麻田雅文 著 日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後に戦闘が始まる地域もあり、戦後を見据えた戦争だった。これまでソ連の中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国のソ連への参戦要請から各地での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。 書誌データ 初版刊行日2024/4/22 判型新書判 ページ数304ページ 定価1078円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102798-6 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店 書評掲載案内 ・産経新聞(朝刊)2025年3月12日/司馬遼太郎賞記念スピーチ記事 ・毎日
最初の武家法として名高い御成敗式目。鎌倉幕府の基本法とも言われるが、それは本当か。どのように生まれ、何が定められ、なぜ広く知られるようになったのか――。『御成敗式目 鎌倉武士の法と生活』を著した佐藤雄基さんに話を聞いた。 ――まずうかがうのですが、佐藤さんのご専門は? 佐藤:日本中世史です。中世といっても、平安時代の後半(11・12世紀)から戦国時代(16世紀)まで長いのですが、特に平安~鎌倉時代(11~14世紀)を専門としています。 この時代の法制史や古文書学を主な研究テーマにしています。法制史とは「法の歴史」、古文書学とは当時の朝廷・幕府の作成した命令書や判決、土地売買の契約書などの文書(もんじょ)を分析する学問です。 そう説明すると、支配者を中心に歴史を見ていると思われるかもしれません。しかし、王を王として認める者がいなければ王は王たりえません。権力を支える中間層、さらに権力の動きを
台湾のデモクラシーメディア、選挙、アメリカ 渡辺将人 著 権威主義体制が長く続いた台湾。1996年に総統の直接選挙が始まり、2000年には国民党から民進党への政権交代が実現した。今や「民主主義指数」でアジア首位に立つ。中国の圧力に晒されながら、なぜ台湾の民主主義は強靭なのか。また弱点はどこにあるか。白熱する選挙キャンペーン、特異なメディア環境、多様な言語と文化の複雑さ、そしてあらゆる点で大きな影響を及ぼすアメリカとの関係に注目し、実態を解き明かす。 書誌データ 初版刊行日2024/5/22 判型新書判 ページ数336ページ 定価1188円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102803-7 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
「モディ化」するインド―大国幻想が生み出した権威主義 湊一樹 著 世界一の人口、急成長する経済、世界最大の民主主義、グローバルサウスの盟主……国際舞台で存在感を増す「大国インド」。だが、足元では権威主義化が急速に進む。2014年にナレンドラ・モディが首相に就任して以降、権力維持・拡大のために、実態と離れた「大国幻想」を振りまき、一強体制を推進しているからだ。本書は、政治・経済・社会・外交に至るまで「モディ化」が進行するインドの実像と問題を冷徹な視点から描き出す。 書誌データ 初版刊行日2024/5/9 判型四六判 ページ数288ページ 定価1980円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-110152-5 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
在日米軍基地米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史 川名晋史 著 世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留する日本。米軍のみならず、終戦後一貫して友軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍の裏の顔である国連軍とは。本書は新発見の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦終結、現代の普天間移設問題まで、基地と日米関係の軌跡を追う。「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を覆し、特異な実態を解明。戦後史を描き直す。 書誌データ 初版刊行日2024/1/22 判型新書判 ページ数352ページ 定価1210円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102789-4 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店 書評掲載案内 ・週刊エコノミスト2024年12月3日号/井上寿一
国家の「知」を支えるべく国立の図書館、帝国図書館が作られたのは明治時代。誕生までの道のりはもとより、以降も困難な歩みを続けることになりました。その軌跡を周到に描き出した『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』の著者・長尾宗典さんにお話をうかがっています。 (2024年3月14日に国立国会図書館で長尾さんの講演とパネルディスカッションが開催。詳細はイベント告知ページでご確認ください) ――長尾さんの初の単著は『〈憧憬〉の明治精神史』で、高山樗牛や姉崎嘲風らを扱ったものです。その次に書かれたのが『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』ですから、かなり異なるテーマのように思われます。ご執筆の経緯などをお教えください。 長尾:大学に移る前、私は11年ほど、国立国会図書館(以下NDL。)に司書として勤務していました。日本近代史を専攻していた大学院生の頃は高山樗牛や姉崎嘲風のことばかりやってきたのですが、
『大東亜共栄圏』(2022年7月25日刊)は版を重ね、各紙誌でも取り上げられ高い評価を得ています。加藤陽子(東大教授・日本近代史専攻)さんからは「毎年夏に読み返したい必読の本だ」(『毎日新聞』2022年8月20日)との書評も得ました。 そこで夏のこの時期に、あらためて著者・安達宏昭さんに、著書『大東亜共栄圏』について、またご自身の来歴や関心などについてうかがいました。 ――そもそもなぜ日本近代史に関心を持ったのでしょうか? 安達:もともとは、城が好きで歴史に興味を持ちました。だから、小学生の頃は戦国時代が好きでした。父と各地のお城を巡ったり、お城のプラモデルを作ったりしていました。 それが近代に関心を持つようになったのは、中学校の歴史の先生の影響です。その先生は日本と韓国の交流に大変、熱心で、当時から韓国に何度も行っており、日本の朝鮮に対する植民地化の歴史を「選択」の授業で教えていました。
アジアの中心に位置する、世界最大の高原チベット。この地に生まれたチベット仏教は、各地に多大な影響を及ぼし、いまなお人々の心を捉えてやみません。チベットの文化・宗教と歴史を古代から現代まで解説する『物語 チベットの歴史』を刊行した石濱裕美子先生にお話を伺いました。 ――石濱先生は、そもそもなぜチベットについて関心を抱き、研究されようと思ったのですか。 石濱:私が大学に入った頃、ちょうどNHKのドキュメンタリー『シルクロード』シリーズが一世を風靡しており、東洋史は人気学科でした(今からは想像もつかないですが笑)。 なので、東洋史を専攻しモンゴル史ゼミに入り、在学中に初めて行った海外旅行先がインドとネパールでした。そこでデリーやカトマンドゥでチベット難民の存在に触れ、また、チベット仏教はモンゴルにも伝播していたことから、卒論の役に立てばという感覚で、帰国後チベット語を勉強し始めました。 大学院に
台湾漫遊鉄道のふたり 楊双子 著/三浦裕子 訳 炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。結婚から逃げる日本人作家・千鶴子は、台湾人通訳・千鶴と“心の傷”を連れ、1938年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。台湾グルメ×女たち×鉄道小説! 書誌データ 初版刊行日2023/4/20 判型四六判 ページ数300ページ 定価2200円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-005652-9 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
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