サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
2025年ランキング
realsound.jp
体力がなく疲れやすく、すぐ横になりたくなる。病名や原因もはっきりしないまま、慢性的な不調が続く。そんな日々を送ってきた著者が、自身の経験を率直に綴ったエッセイ集『虚弱に生きる』(扶桑社)が刊行され、累計2万3000部となるほどのヒット作となっている。なぜ「虚弱」であることについて書こうと思ったのか。同じように体の不調を抱える人に対して、どのようなことを伝えたいのか。著者の絶対に終電を逃さない女氏にじっくり話を聞いた。 「虚弱」をテーマに執筆した理由 ーー「絶対に終電を逃さない女」というペンネームは、どのような経緯でつけたのでしょう。 終電:大学2年生の頃、よく遊んでいた男性の大学の先輩がいて、その人がいつも終電を逃していたんです。この人は絶対に終電を逃す男だなと思って、じゃ私は絶対に終電を逃さない女になろうと思いました。なろうというか、もともと終電を逃したことはほとんどなかったんですけど。
『装甲騎兵ボトムズ』(以下、『ボトムズ』)を押井守が監督する。完全新作アニメーションの『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』が、サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)の設立50周年を記念したプロジェクトとして、押井監督とともに『gHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)などを手がけたProduction I.gも参加して作られる。ミリタリーマニアとして知られる押井監督なら、ミリタリーアニメの『ボトムズ』にうってつけの人選だが、高橋良輔監督の色も濃いシリーズだけに意外性も残る。そこにはどのような関係があり、どのような思惑があったのか。そして、どのような作品が生まれてこようとしているのか。 「ミリタリーものやロボットものをつくりたいとう気持ちをもちながらも、僕はいまだにはたせていないんです」。KADOKAWAのアニメ専門誌『Newtype』の2005年2月号に掲載さ
昨年、「令和人文主義」という言葉が話題になった。哲学者の谷川嘉浩が考案した言葉で、1985年以降生まれの若い書き手が発信する人文知のあり方やその受け止められ方を指す。谷川はこれを「読書・出版界とビジネス界をまたいだ文化的潮流」であるとしており、出版界サイドから見れば文芸評論家・三宅香帆の『働いているとなぜ本が読めなくなるか』(集英社新書)をはじめとする複数の著作や谷川の『スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー携書)がベストセラーとなっていることなどがこの潮流と関係している。 この議論にはさまざまな賛否が寄せられているが、長年「人文」の世界に携わっている上の世代はこれをどう見ているのか。人文系情報チャンネル「哲学の劇場」を運営する山本貴光氏と吉川浩満氏のふたりに話を聞いた。(取材日時:2025年12月16日) 山本貴光、吉川浩満『人文的、あまりに人文的』(本の雑誌社) ストア派哲学と情報環境への
大友克洋による伝説的漫画『AKIRA』(講談社)。連載開始から40年以上が経過したなか、2026年1月3日にはNHK・Eテレで劇場版アニメ「AKIRA」が放送され改めて大きな注目を集めた。ただSNS上では一部「凄さがわからない」といった声もあり、作品の評価についての議論が見受けられた。今回はドラマ評論家の成馬零一氏に、漫画表現の歴史における『AKIRA』の衝撃と、現代の視聴者が抱く違和感の正体について話を聞いた。 『AKIRA』全6巻(大友克洋/講談社) 現在は加筆修正前の「連載バージョン」が収録された新装版が発売されている。 「『AKIRA』は連載が始まった1980年代において「日本の漫画表現の極北」に到達した作品で、その後の漫画のビジュアル表現は『AKIRA』が基準になったと言って過言ではないでしょう。日本の漫画は手塚治虫が活躍した時代から『どのようにして映画に近づけるか』というテーマ
『少女革命ウテナ』幾原邦彦監督が語る、寺山修司の普遍的な魅力「アウトローの考え方や哲学を見事に表現している」 『世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集』(双葉社) アニメーション監督として『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』など数多くの話題作を世に送り出してきた幾原邦彦氏。 幼い頃から寺山修司の詩に感銘を受けてきたという幾原氏が案内人となり、人生という旅に寄り添うテーマごとに詩を選び、読者へのメッセージを書き下ろした『世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集』(双葉社/刊)が12月17日に刊行された。表紙は『クズの本懐』『【推しの子】』などで知られる漫画家の横槍メンゴ氏が手掛けている。 2025年は寺山の生誕90周年という節目の年だったが、今なお熱烈なファンが多く、何より詩の内容がまったく古びていないことに驚嘆させられる。むしろ、「迷える人々が多い令和の時代にこそ、寺山の詩は響くのでは
左から大熊和奏、降幡 愛、大西亜玖璃 ――2025年は、AiScReamとして今まで以上に広く世間に知られた1年になったと思います。この1年を振り返って、率直にいかがでしたか? 降幡愛(以下、降幡):率直に言うと、「え、まだ(ブームが)続いてるんだ!」という驚きが一番大きいです。1月頃にライブで初披露して、3月くらいにいろんな方が真似してくださって、ショート動画でも広がって。トレンドはすぐに入れ変わっていくので、その時は正直「一過性のものかな」と思っていたんですよ。それにもかかわらず、2025年を通して皆さんに聴いていただけたことが、まず信じられないですね。Aqoursの活動がある時期もあって、そこでまたAiScReamのライブがあって、さらに音楽番組にも呼んでいただいて……という感じで、全部が目まぐるしかったです。ファンの方はもちろんだと思うのですが、何よりAiScReamの3人が一番驚
AiScReam ソロインタビュー Vol.1:大熊和奏「これは当たり前じゃない」 「愛♡スクリ~ム!」のバズを経た大きな変化 『ラブライブ!シリーズ』を横断するラジオ発のスペシャルユニット・AiScReamは、シリーズの枠を越えた掛け合いとメンバーの声の魅力を武器に活動を広げてきた。中でも今年1月にリリースされた「愛♡スクリ〜ム!」は、印象的なセリフとフックの強いフレーズがきっかけとなり、2025年にかけてTikTokやYouTube ShortsなどのSNSを中心に大きな反響を呼ぶことに。『ラブライブ!シリーズ』を普段観ていない層にも届く広がりを見せ、音楽番組やイベント出演など、活躍の場を一気に広げた1年となった。 リアルサウンドでは、今年大ブレイクを果たしたAiScReamの各メンバーに楽曲が広がっていると実感したタイミングや初披露の手応え、そして今後の挑戦まで、キャストそれぞれにじ
星街すいせい「私たちが今、折れないことが本当に大事」 過渡期のVTuberシーンを背負って活動する覚悟 例年通り、2025年もVTuber/アーティストとして大活躍を見せた星街すいせい。日本武道館公演『Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”』を筆頭に、『機動戦士gundam gQuuuuuuX』のタイアップソングのヒットや「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2025」に選出されるなど、その影響力は止まることを知らない。 リアルサウンドでは毎年恒例となっている年始インタビューを行った。2025年の様々なトピックを振り返りつつ、“バーチャル”と“リアル”を越境して活動した日々を振り返ってもらった。(編集部/記事内ライブ写真=『Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”』より) 2025年は、夢を叶え
年末のこのタイミングで、ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)の2025年7月~12月の下半期における重大トピックスを選考し、この半年間に何があったのかを振り返ってみようと思う。 まずは重要と思われるトピックスをグループ別に10個挙げていく。また、厳密にはハロプロではないアップフロント系グループなども、ハロプロ関連と捉えて選考の対象に含める。 【01】07.08[モーニング娘。'25]生田衣梨奈、卒業 生田衣梨奈が、7月8日に日本武道館で開催された『モーニング娘。'25 コンサートツアー春 Mighty Magic DX~生田衣梨奈を見送って~』をもってグループおよびハロプロから卒業した。 2011年に9期メンバーとしてモーニング娘。に加入し、2023年には10代目リーダーに就任した生田。この日の卒業まで、在籍期間は14年6カ月。この数字はモーニング娘。歴代最長記録となる。また、生田は在籍
10年前の2015年、とある声優ユニットが、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の歴史に名を刻んだ。マルチメディアミックス作品『ラブライブ!』発のスクールアイドルグループ・μ'sである。今年15周年を迎えた『ラブライブ!シリーズ』だが、10年前のあの熱狂が、シリーズをここまで大きな存在へと押し上げた一因だったことは間違いない。当時、9人の少女たちが放つ熱に人々が虜になっていく様は、まさに“社会現象”だったと言って過言ではないだろう。実際、『ラブライブ!』について深く知らなくても、名曲「Snow halation」や、「にっこにっこにー」といったフレーズに聞き馴染みのある方も多いはずだ。 430枚から始まった奇跡 μ’sが描き、Aqoursが継いだ『ラブライブ!』の物語 そんな、現在では巨大なコンテンツとなった『ラブライブ!シリーズ』だが、そのスタートは決して順風満帆ではなかった。いまだにファ
「2025年ライトノベルBEST5」書評家・タニグチリウイチ編 新シリーズの注目は『汝、暗君を愛せよ』 2025年のライトノベルを選ぶ。完結した作品なら伏瀬『転生したらスライムだった件』があり白鳥士郎『りゅうおうのおしごと』もあり佐藤真澄『処刑少女の生きる道』もあって、長い物語を見事に着地させた腕前に敬意を払って選べばそれだけでリストが埋まってしまうため、新しく始まって驚きをもたらしこれからの展開にワクワクさせられている作品を並べてみた。 2025年ライトノベルBEST5(タニグチリウイチ) 1位:『汝、暗君を愛せよ』(本条謙太郎/DREノベルス) 2位:『崩壊世界の魔法杖職人』(黒留ハガネ/MF文庫J) 3位:『星天 天才囲碁少女、異世界で無双する』(空兎81/ドラゴンノベルズ) 4位:『なぜ逃げるんだい? 僕の召喚獣は可愛いよ』(夜迎樹/ファンタジア文庫) 5位:『炒飯大脱獄』(えるぼ
批判、炎上、和解……RelaxBeatsLab×Hizuru Saitoが語り合う、激動の2025年を経たAI音楽の行方 2025年の音楽シーンは作品の質以上に、制作方法の劇的な転換期として記憶されるだろう。特筆すべきは1日700万曲が生成されるという『Suno(スーノ)』の世界的な普及である。 質感をプロンプトで指定し、歌詞を入力して「Create」をクリックすれば、1分もかからずに高品質な音楽が生成される。気に入った楽曲があれば、そのまま公開するもよし、細部をプロンプトなどで調整してカバー機能を使い再生成するもよし、さらにステム分離してDAWに持ち込めば編集し直すことも可能だ。 まったく素養が要らず、「音楽の民主化」と言われるこの音楽生成AIについては他分野と同様に権利関係の議論はある。しかし2025年後半にはAIアーティストが数億円のメジャー契約、有名レーベルと大手AIサービスの電撃
バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の名物企画「名探偵津田」第4話が年末スペシャルとして放送され、大きな反響を呼んでいる。お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏が突如殺人事件に巻き込まれ、名探偵として事件を解決することを強いられるという人気ドッキリ企画だ。 「電気じかけの罠と100年の祈り」と題された今回は、同番組収録中に劇団ひとりが何者かに殺害されたと思しき事件から幕を開ける。その後、舞台は劇団ひとりの実家だとされる群馬の名家へと移る。さらに大正時代や江戸時代へのタイムトラベル要素まで加わり、物語は予想外の展開へ進む。この人気企画「名探偵津田」はなぜ人を魅了するのか。本稿ではミステリ評論家・千街晶之が徹底考察する。(編集部) 「名探偵津田」はなぜ人気なのか TBS系で水曜の夜10時に放映されているバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』の中でも、ミステリーファンの注目を集めているの
文・取材=舞風つむじ、取材協力=渡邉大輔、取材協力=杉本穂高、取材協力=杉本穂高、画像=『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』©︎吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 2025年のアニメーション業界において最も顕著だったのは、いまや世界において巨大IPを軸に据えたコンテンツが巨大な産業の1つになりつつあるということだった。この流れが2026年以降も継続し、拡大していくことは明らかだ。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』ならびに劇場版『チェンソーマン レゼ編』が北米の週末興行ランキングで1位を獲得し、大きな話題となったことは記憶に新しい。 同時に放送形態の境界もより曖昧になっていることにも注目したい。日本のアニメにおいてこれまで指標となってきた「テレビ放送」、あるいはテレビというメディアの優位性は薄れ、「推し活」文化と合わさるかたちでまったく新しい受
2025年のトゲナシトゲアリは、前年のテレビアニメ『ガールズバンドクライ』放送での盛り上がりや、同アニメから生まれた数々のシングルと2枚のアルバム『棘アリ』『棘ナシ』、そして3月の横浜1000CLUBを皮切りに驚異のペースで規模が拡大していく各会場でのワンマンライブを経て、ロックバンドとしての強靭さと、どんなことがあろうとも決して揺るがない信念を確かなものにした、重要な1年だったように思う。 1月には『Bang Dream!』プロジェクトから生まれたバンド・MygO!!!!!との対バンライブ『Avoid Note』(※1)を行い、異なるコンテンツがリアルで交差するスペシャルな空間を作り上げることに成功。2月にはパシフィコ横浜 国立大ホールでの5thワンマンライブ『鳴動の刻』(※2)を2部構成で行い、ここで同年9月23日に日本武道館で念願のワンマンライブを実施することも発表された。 4月には
文=加藤よしき、画像=『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved. リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2025年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメの4つのカテゴリーに分け、映画の場合は、2025年に日本で公開・配信された作品から、執筆者が独自の観点で10作品をセレクトする。第2回の選者は、映画ライターの加藤よしき。(編集部) 1. 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』 2. 『プレデター:バッドランド』 3. 『スーパーマ
10月より日5枠にて放送された『「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Edition』(以下『TV Edition』)は、アニメーション制作会社シャフトによる代表作『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)の「再放送」である。公式サイトの概要には次のような記述を確認することができる。 2011年に全12話のTVシリーズとして放送された『魔法少女まどか☆マギカ』。翌年2012年、その12話を2編の劇場版として再編集し「[前編]始まりの物語」「[後編]永遠の物語」として公開。この2作では、随所にわたってカットのアップデートと新規カットが追加され、さらに再アフレコが行われました。 今回は、そんな劇場版[前編][後編]を全11話のTVシリーズとして再編成し、『「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Edition』として放送します。本作が、まだシリーズを観ていな
『涼宮ハルヒ』ハルヒから『なぜ逃げ』ハッピーまで、ラノベの最強(凶)ヒロイン大集結 「ライトノベル展2025」レポ 渋谷のスクランブル交差点に向かってハルヒが呼びかける。無数ともいえるライトノベルの表紙絵がギッシリと並んで壁を埋め尽くす。12月19日から28日までSHIBUYA TSUTAYAを会場に「ライトノベル展2025」(主催:KADOKAWA)が開催。グッズやラノベのキャラクターにちなんだコラボメニューも用意されていて、ファンを作品の世界に浸らせてくれる。 【撮り下ろし写真】『スレイヤーズ』あらいずみるいの直筆イラストも! 「ライトノベル展2025」 JR渋谷駅からスクランブル交差点を挟んで見えるSHIBUYA TSUTAYAの壁面に、大きな涼宮ハルヒが登場した。何か呼びかけているようも見えるハルヒに誘われ、SHIBUYA TSUTAYAの1階に入ると、そこはライトノベルに溢れかえ
SNSの発達により、日夜さまざまなネットミームが生まれるようになった現代社会。とくに多いのは、アニメに出てくる印象的な言葉が流行するというパターンだ。本稿では今年多くの人に愛された“アニメ発の流行語”をいくつかピックアップし、その文脈をできるかぎり分かりやすく紹介していこう。 「ガンダムが言っている」 まずはTVアニメ『機動戦士gundam gQuuuuuuX』およびその劇場先行版『機動戦士gundam gQuuuuuuX -Beginning-』で人気が出たのは、「戦え、とガンダムが言っている」というフレーズだ。第3話でシュウジ・イトウが発したセリフで、ミステリアスなキャラクター性を決定付けるものとなった。 その後も意味はよく分からないながら、シュウジの口癖として何度も作中に登場。しかもアニメの終盤では、とある人物が“エモい”活用法をすることによって視聴者を感動させるという演出も見られた
天音かなたの卒業発表が示すもの ホロライブ4期生のVTuber・天音かなたが卒業を発表した。12月27日、ちょうど6周年を迎える節目をもって活動にピリオドを打つ。 卒業についてのお知らせ 天音かなた6周年となる2025年12月27日をもちまして、 ホロライブを卒業します。 ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 pic.twitter.com/lvST9dWCrR — 天音かなた💫ホロライブ(12/27卒業) (@amanekanatach) December 2, 2025 これだけならスタンダードなVTuberの卒業情報だが、彼女の発表では特異な要素が見られた。それは「想定外の業務外タスクが何度も発生したこと」「結果、自分の活動が回らないほどの負荷が続いたこと」「それによる心身の負荷から活動継続が難しいと感じたこと」が、卒業理由として明言されたことだ。さらに、数年前から事務所に相談してい
『Snow Manの素のまんま』構成作家・永田篤がラジオを通じて感じた9人の成長 「末永く続けていけたら」と語る番組への想い 今年デビュー5周年を迎え、目覚ましい活躍を続けているSnow Man。彼らのラジオ番組『不二家 presents Snow Manの素のまんま』(文化放送/以下、『素のまんま』)は、そんな激動の5年間をともに歩み続けてきた“ホーム”とも言える。 9人グループという大所帯の中で、週替わりでふたりのメンバーが登場してトークを繰り広げる。実に36通りにもなるペアの会話がじっくりと聴けるのは、まさしくここだけ。カメラに映らない音声だけのやりとりだからこそ、さらけ出せる“素”を楽しめる。そんな同番組を支えているのが、“ガイさん”こと構成作家・永田篤だ。 『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』『KちゃんNEWS』『横山裕・村上信五のレコメン!』(すべて文化放送)など数々の
田中芳樹『銀河英雄伝説 1』(創元SF文庫) 『銀河英雄伝説』や『アルスラーン戦記』など大ヒットシリーズを幾つも持つ作家の田中芳樹さんが、1年前に病気で倒れて休養に入っていたことが田中さんの事務所から公表された。執筆活動の再開までにはまだしばらくかかりそうだが、意欲は十分とのことで今は回復を願いつつ、膨大な著作を読み返してその活躍ぶりを確認したい。 田中芳樹さんの代表作は? そう聞かれて浮かぶのはやはり『銀河英雄伝説』だろう。『アルスラーン戦記』の方が好きだとか、『創竜伝』の方がキュンキュンくるとか、『アップフェルラント物語』の方が可愛らしいといった意見はどれも正しいが、ここは世界が抱く印象を元に『銀英伝』を挙げておく。 実際、発行されている部数も1500万部を超えていると言われ、作品が届いている地域もアジアやアメリカ、ヨーロッパなど全世界規模。アニメが見られる地域も含めれば、どれだけの人
ドラマ化で脚色を手がけた『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)やオリジナルの『アンナチュラル』(TBS系)など、数々のヒット作を生み出してきた脚本家・野木亜紀子がテレビ朝日の連続ドラマで初めて脚本を手がけた『ちょっとだけエスパー』で、SF作品に初挑戦。彼女はなぜいま、このジャンルに挑んだのか。初タッグとなる貴島彩理プロデューサーとの出会いや登場人物の当て書きなど、脚本の裏側について話を聞いた。 ーー『ちょっとだけエスパー』は非常に独創的な物語で、日本のテレビドラマではあまり観たことがないタイプの作品だと感じました。1話から全く先が読めない展開でしたが、脚本はどのように書き上げていったんですか? 野木亜紀子(以下、野木):最初の企画段階で、全体のプロットはある程度書いていて、最終回だけまだない状態だったんですよね。割と最後のほうまで決めていたので、そこに向けて書いていきました。今回は取材の必
2017年6月の初報から実に8年以上。ついに『メトロイドプライム4 ビヨンド』がNintendo Switch、Nintendo Switch 2向けに発売を迎えた。 この作品の発売をかねてより待ち望んでいた筆者がいま抱いている思いは、「ようやく新作を遊べる時が来た!」という喜び……もあるのだが。 「なぜ、これほど静かな発売を迎えることになってしまったのだろう?」という侘しさの方が強い。 実に17~18年越しの完全新作だが…… 任天堂の探索型2Dアクションゲーム『メトロイド』のフル3D作品である『メトロイドプライム』は、主人公サムス・アラン当人の視点(一人称視点)で敵と戦ったり謎を解いていく「ファースト・パーソン・アドベンチャー(FPA)」なるゲームだ。 ▲『メトロイドプライム リマスタード』(Nintendo Switch)より プレイヤーがあたかもその場に立っているかのような高い没入感
12月第1週の動員ランキングは、Mrs. gREEN APPLEのデビュー10周年を記念して製作されたドキュメンタリー作品『MgA MAgICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM 〜THE ORIgIN〜』が初登場1位、同じくMrs. gREEN APPLEが今年7月にデビュー10周年を記念して開催したライブを映像化した『MgA MAgICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜 ON SCREEN』が初登場3位。前者のオープニング3日間の動員は16万2200人、興収は2億5100万円。後者のオープニング3日間の動員は14万8500人、興収は4億9100万円。3位の『MgA MAgICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜 ON SCREEN』の方が大幅に興収を上回っているのは特別料金での興行のため。動員
元乃木坂46の北川悠理が11月30日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、2025年の振り返りと近況報告を行う動画を公開した。アメリカ・ロサンゼルスを拠点とした留学生活や、現地での女優活動における驚きの成果に、多くの注目が集まっている。 動画の冒頭で北川は、3月に大学を卒業して渡米して以降、チャンネルの更新が滞っていた期間の活動について語り始めた。まず紹介されたのは、現地で撮影された新しい宣材写真だ。「自分らしい」かつ「新しい」と感じられる3パターンの写真を披露し、ここからアメリカでの挑戦が始まったことを説明する。 続いて、ロサンゼルスの演劇学校「Art of Acting Studio」に通っていた日々に言及。基礎からシェイクスピアまで幅広く学び、日本人女優として初めて同校のプログラムに通うことができたという達成感を語った。 8月に一時帰国して出版したフォトエッセイ『Call Bac
乃木坂46、“ポスト久保史緒里”は誰か? 林瑠奈、中西アルノ、海邉朱莉……歌唱の支柱、ボーカル体制を読む 乃木坂46 3期生の久保史緒里がグループを卒業した。1期生 生田絵梨花のあとを引き継ぐようにして、ここ数年はグループの歌唱の中心を担ってきたメンバーであり、ライブや歌番組でも、その透明感のある歌声が乃木坂46の音の軸となっていた。 乃木坂46は、シングルごとにセンターが変わる一方で、歌を支えるメンバーが常にグループの土台になってきたという側面もある。久保の卒業によって、その役割を誰が引き継いでいくのかは、これからの乃木坂46を考える上でひとつのポイントになるだろう。本稿では、ここ数年で歌唱面の存在感を高めている4期生 林瑠奈、5期生 中西アルノ、6期生 海邉朱莉に加え、センター経験を重ねている賀喜遥香や、個性的な声で注目を集める奥田いろはの現在地を整理し、次の歌姫がどのような形で現れて
ゲーム、アニメ、映画、ドラマ……キャラクターが“生きる”あらゆるメディアにおいて、「声」は人格をつかさどる不可欠な要素として存在している。とりわけ、声優という専門職が担う演技は、二次元の絵や文字に命を吹き込み、観客・プレイヤーの心に定着させる決定的な鍵である。 近年、名作ゲームのリメイクや、人気シリーズの長期化に伴い、キャラクターの声優交代が注目される場面が増加したように思う。それは単なるキャスティング変更という制作上の都合にとどまらず、作品とファンとの間に流れる時間を可視化する現象でもある。 声が変わることは、作品世界の連続性やキャラクターの不変性に対する問いかけであり、時には戸惑いや拒絶を生む波紋にもなりうる。ファンにとって特定のキャラクターの声は、その人物との出会い、共に過ごした時間、そして体験した物語そのものと強く結びついているからだ。 本稿では、この「声優交代とは何か」という問い
朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(日経BP) 朝井リョウの新刊『イン・ザ・メガチャーチ』(日経BP)は、あるアイドルグループの運営に参画することになった家族と離れて暮らす男、内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生、仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女という三者を主人公に、ファンダム経済の功罪を描き出した作品だ。 いわゆる“推し活“の宗教性に着目した本作は、宗教学者として“推し活“に言及してきた柳澤田実にとっても興味深く、さまざまな論点が見出せる小説だったという。 朝井リョウと柳澤田実による、『イン・ザ・メガチャーチ』についての対談をお届けする。 左、柳澤田実。右、朝井リョウ。 柳澤:『イン・ザ・メガチャーチ』をとても興味深く拝読しました。私自身も「推し活」を消費社会の宗教として分析したことがありまして、その内容をゲーム開発者向け会議「CED
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Real Sound』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く