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子ども番組で「奴隷のほうが、殺されるよりマシ」。トランプ政権が後押しするメディアに批判殺到

    子ども番組で「奴隷のほうが、殺されるよりマシ」。トランプ政権が後押しするメディアに批判殺到

    子供向け番組で、コロンブスが「奴隷は殺されるよりマシ」と発言する場面がアメリカで物議を醸している。

    米トランプ政権は、 公共放送の予算を10億ドル(1500億円)以上、削減すると発表した。

    PragerUは、「デジタルメディア、テクノロジー、エデュテインメント(教育エンタメ)をクリエイティブに活用し、アメリカの価値観を広める」ことを目的とした、非営利団体である。

    だが、同社コンテンツには批判の声もあがっている。

     「U(ユニバーシティ)と名乗りながら、大学でも教育機関でもない」といった意見や、「偏った歴史観や政治的主張を押し付けるプロパガンダ」という声も専門家からあがっている。

    実際に、気候変動の否定、LGBTQや移民への差別的な主張などが繰り返し炎上している。

    今回、PragerUが配信している子ども向けシリーズ、『Leo & Layla’s History Adventures』が物議を醸した。

    弟のレオは、「ネット上でも意見が分かれている」と姉のレイラに相談する。

    そこで2人はタイムスリップして、コロンブス本人と話をすることになった。

    コロンブスは先住民を「平和的で賢い」と称するも、「彼らは人食いのカリブ族だった」と矛盾する説明を展開。

    「奴隷制は太古の昔からどこにでもあった。奴隷になるのは殺されるよりマシじゃないか? 何が問題なんだ?」

    結局、兄妹は「コロンブスは勇敢な探検家。英雄ではないが、称える価値のあることをした」と結論づけた。

    「奴隷制は殺されるよりマシ」という発言をめぐり、非難の声が上がっている。

    💬 「奴隷制をなかったことにするどころか正当化している」

    💬「価値ある教育番組をつぶして、子どもにこんなプロパガンダを見せるなんて」

    💬「コロンブスは当時の神父からも非人道的だと非難されていた」

    💬「今、アメリカの公式な歴史観を『奴隷か死かの二択』に書き換えている」 

    実際に、PragerUの教材はアメリカの6つの州の学校ですでに使われている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦