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働き方 - はてなブログ

トピック一覧

働き方

じぶんが管理職になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリでもやるんだ!!)

この記事は、 NTT docomo Business Advent Calendar 2025 の15日目の記事です。 皆さまどうもこんにちは、@strinsert1Na という人です。以前は株式会社エヌ・エフ・ラボラトリーズという会社に出向しながらバリバリ「脅威インテリジェンス」のお仕事をしておりまして、今年の7月からはNTTドコモビジネス 情報セキュリティ部の管理職として新たなキャリアを歩んでおります。 ここまで書くと「なんだ、ただの順調にキャリア形成している人のめでたい話か」と思われてしま…

食べログ老人会 × Z世代!? 入社14年目と若手が語り尽くす、激動の技術変遷

この記事は 食べログアドベントカレンダー2025 の16日目の記事です🎅🎄 はじめに:食べログ、祝20周年! こんにちは、e-ronny と申します。 2025年、食べログはサービス開始から20周年を迎えました。 この20年間で、Web業界を取り巻く技術トレンドは劇的に変化しました。「オンプレミス」で物理サーバーと格闘していた時代から、「クラウドネイティブ」へ、そして「AI」が開発の頼れるパートナーとなる時代へ。 食べログのシステムもまた、その時代の波に揉まれながら、継ぎ足しと刷新を繰り返してき…

わたしがインハウスSEOから代理店に戻った理由 ——あるいは、16年間の生存戦略

はじめまして、こんにちは、こんばんは。コンサルタントの小坂です。 この記事は JADE Advent Calendar 2025 の15日目の記事です。 今回のアドベントカレンダー、とりあえずテーマを提示するときに、ざっくり「人生とか」と書きました。ちょっと風呂敷広げすぎたなと思いつつ…… 若干後悔している様子 @社内チャット ただ、最近採用に関わらせていただく中で、私のキャリアについてもお話しする機会が増えました。そこで、高確率で(体感8割くらい)聞かれる質問があります。 「なんでまた(インハ…

ハードバウンスとソフトバウンスの間にあるもの

師走に書いてるのですが、どこかのアドベントカレンダーの記事でもなんでもない野良の記事でありSMTP Advent Calendarがあったら十日目ぐらいの記事です。 少し前から、というか考えてみればもっと前の平成年間から「人や組織や立場や文脈によってハードバウンスの定義が違う」と思ってた話で、 厳密な定義も正解も未だによく分からんって状態ではありますが「マァ人それぞれやと思うけどウチはこうですわ」って内容を書いときます。

残業キャンセル界隈と企業カルチャーの死

news.yahoo.co.jpZ世代が残業をキャンセルして大変らしい。それでなくとも、理由も告げずに有給休暇をとる、注意や指摘をハラスメント扱いする、さらにはそれらが高じて、あろうことか、信じられないことに、給料が安いという理由で会社を退職するというのである。まさに世も末だ。滅私奉公、24時間働けますか、会社は家族、血の小便が出るまで仕事しろ、といったかつての「美しい国」の労働倫理はどこへ行ってしまったのか。高市早苗でなくとも嘆かずにはいられないというものだ。この手の話は、「最近の若者は合理的…

AIで生成した「やたら長文だが内容は薄い情報」とか「意味のある情報が抜けた要約文」を上司や同僚に送りつけるのはやめようね、の話。

生成AIによって作られた「やたら長文なのに内容は薄い文章」とか「要約されてはいるけど、必要なことが書かれていない文章」を上司や同僚に送りつける人がいます。 そういう仕事の邪魔になるようなAI生成物ををハーバード・ビジネス・レビューが「ワークスロップ」って名付けてるそうです。来年くらいにワークスロップがヤバいって記事が増えそうな気がしますね。 いうまでもなく、「やたら長文なのに内容は薄い文章」とか「要約されてはいるけど、必要なことが書かれていない文章」を上司や同僚に送りつけてしまうのは避けた方が良…

中年以降もオタクを続けるための条件を考える

なんか、Xでやたらとバズったので自分のブログで意見をまとめておきますね。 きっかけとなったはてな匿名ダイアリーとXのポスト 今回の起点になったはてな匿名ダイアリーはこれだ。 anond.hatelabo.jp 11月25日のはてな匿名ダイアリーに、「オタクを降りた。何も残ってない」という文章が投稿され、はてなブックマークが集まっていた。 この文章を読んで最初、私はサブカルチャーの儚さについて思った。たとえば10年前に見たアニメ、20年前に熱中したゲーム、それらが傑作で心動かされるものだったとして…

2025年版 私がAIエージェントと協働しながら集中する方法

集中できなくなった 何かがおかしい。 AIエージェントを使い始めてから、自分が壊れていくのを感じていた。以前は4〜5時間ぶっ通しで集中できた。コードを書き始めたら、気づいたら夕方になっていた。あの没入感。あの充実感。それが、完全に消えた。 30分も持たない。いや、10分だろうか。1つの作業に没頭しようとしても、すぐに別の作業に引き戻される。戻ってきたら、さっき何をしていたか忘れている。頭の中が常にざわついている。自分の脳が、自分のものではなくなっていく感覚があった。 最初は自分を責めた。集中力が…

入社2ヶ月の「ドメインダイブ」。現場のリアルを捉え、事業価値を最大化するシステム戦略を描く

こんにちは! ニーリーアドベントカレンダー11日目を担当するPDBiz開発グループの古庄(@k_furusho)です。 私は10月16日にニーリーへ入社し、「PDBiz(Park Direct for Business)」開発グループにジョインしました。 このPDBiz、社内では主力事業であるPark Directに続く「第二の矢」として、強烈な事業成長が期待されているフェーズにあります。 note.nealle.com 今回は、入社から短期間で「法人車両の月極駐車場管理」というドメイン業務の解…

果てしなきZ世代

諸事情で離脱した同僚の代理で、これまで付き合いの少なかった部署の社員たちと一緒に仕事をしている。なるべく目立たないように仕事を進めている。なぜなら仕事デキル感が会社上層部に伝わると、給料据え置きで、業務がアドオンされるのが目に見えているからだ。さいわい代役業務のなかで「これは…」と思うことは少なく、「このまま任期が終わったらいいな、あんなことこんなこといっぱいあるけど」と浮かれている姿を神様が見ていたのだろうね、少々気になる光景に出くわしてしまった。若手社員の仕事への周囲の対応がおかしいのである…

マネージャーの義務、「税金」と見るか?「機会」と見るか?

初めてマネージャーになってから20年ちょい経ちますが、常々自分のカレンダーをゴニョゴニョしているし、ここ1年半くらいは取締役CPOとして、他のマネージャーたちのカレンダーも横目で眺めるようになった。いつの時代においても「マネージャーである限り回避できない時間」そのものはあんま変わってなさそう。 さして発話もしないような定例、進捗報告、社内イベント、社外対応があって、稟議や承認のワークフローが無限にある。カレンダーが自分の意思とは関係なく埋まり、やるべきことに時間が割けない。 ミンツバーグのCEO…

サラリーマンを辞めて無職になった感想文

サラリーマンを辞めて無職になりました。 Xの投稿を見ていただいている方は最近やたら私のフットワークが軽く、昼間の投稿が増えてるのでお気づきかもしれませんが、実は最近ついに仕事を辞めてしまいました。 身バレ防止でぼやかしますが大学を卒業して新卒から15~20年ほど勤めていた企業を辞めて現在無職のオジサンをやっております。 ちなみにFIREしたというわけではなくただの無職です。 必死のパッチです。ニートおじです。 Xで無益な情報を垂れ流しているのでぜひフォローしてね↓↓ Tweets by chib…

実力とは“最悪の自分”が決める

はじめに 私たちは「実力」という言葉を履き違えています。 特に私がそうでした。様々な人の助力で得た結果、たまたま条件が揃って出せた最高到達点を「自分の実力」だと勘違いしていました。そして、その水準に届かない日々の自分を見て、「なんでもっとできないんだ」と追い込んでいました。結果は散々なものでした。心身ともに疲弊し、パフォーマンスはさらに落ち、悪循環に陥りました。しかし、その経験から大きな学びもありました。 ゾーンに入り、神がかった速度でコードを書く自分。難解なバグを一瞬で特定する自分。私たちは、…

実績は土台を作って意思決定で積み上がる - AI時代に崩れないキャリアの築き方

最近、1on1で同じ話を何度かしたので、ここに整理して残しておく。 生成AI・LLMが当たり前になりつつある今、「これから自分のキャリアをどう築けばいいかわからない」という相談を受けることが増えた。 新卒から自分と同世代*1まで、悩みの種類は違っても不安の根っこは似ている。 そのときにセットで話すことが多いのが、能力の伸ばし方とキャリアの積み上げ方だ。 能力の成長ステップは、こちらの資料に詳しくまとめている。 speakerdeck.com この記事では、主にキャリアをどう築くか、に絞って書く。…

ジェネラティブエージェンツに転職しました

はじめに 2025年7月に株式会社ジェネラティブエージェンツに転職し、あっという間に1ヶ月が過ぎました。 いろいろ刺激的だったので、今の気持ちをブログに残しておきます。 generative-agents.co.jp 転職のきっかけ 前職で仕事がうまくいってしまった 前職ではAIを使ったチャットボットや検索サービスを提供する事業部で、カスタマーサクセスの責任者を担当していました。 まだ「RAG」という言葉がブームになる前の2023年前半、全文検索+セマンティックランカー+LLMを組み合わせたRA…

2年前に書いた同人誌が読者の口コミで突然バズって1,200冊売れた

2年前に書いた「届ける工夫 ~欲しい誰かに見つけてもらえる60の方法~」という同人誌が読者の口コミで突然バズって1,200冊売れた。何を言っているのか分からないと思うが、わたしもよく分からない。ちょっと呆然としている。 11月27日(木) 始まりは11月27日(木) の午前中。BOOTHから立て続けに購入通知のメールが来ることに気づいた。 5分で10冊くらい一気に売れていたので、どこかで本を紹介してくれた人がいて、その場にいた人たちが一気に買ってくれたのかしらーと思っていた。 待って待って待って…

「作る」から「成果を出す」へ意識が変わった話

※この記事は、2025 Speee Advent Calendar7日目の記事です。 昨日の記事はこちら こんにちは。24卒エンジニアの木下です。普段はDX事業本部にて、不動産一括査定サービス「イエウール」の開発を担当しています。 イエウールとは、売却を検討しているユーザーと不動産仲介会社をマッチングさせる不動産一括査定サービスです。 この記事では、新卒2年目の私が中規模施策を主導する中で「言われたものを作る」状態だったことで起きた問題と、それを乗り越えるために取ったアクション、そこから得られた…

入社3ヶ月で見えた、食べログSREの大規模インフラ改善の最前線

この記事は 食べログ Advent Calendar 2025 の6日目の記事です🎅🎄 はじめに こんにちは!食べログ開発本部技術部SREチームの浅野 @atponsです。 Web系企業2社でスマートフォンのゲームバックエンド開発やプラットフォームエンジニアリングを経験しました。その後、2025年9月、食べログにSREとして入社しました。 入社してから3ヶ月が経ったので、食べログのSREとして実際に働いてみて感じたことを記事にしようと思います。食べログのSREとしての関わり方について興味を持って…

突撃!隣のリモート・オフィス環境 2025

債権・請求書ドメインでエンジニアをやっている jaxx です。今年もアドベントカレンダーの季節がやってきましたね。freee Developers Advent Calendar 2025 の 6 日目の記事となります。 2年ぶりに「突撃!隣のリモート・オフィス環境」を書きたいと思います。前回同様 developers 全体に周知して書いてくれる方を募集しました。猛者揃い(?)だと思うので、こだわりのリモート・オフィス環境について紹介していきたいなと思います。 developers.freee.…

スタートアップで経営を執行から引き剥がした10ヶ月間

株式会社ヘンリーでVPoEを務めている戸田(id:eller)と申します。これはHenryアドベントカレンダー 2025 シリーズ 1における6日目の投稿です。昨日の記事は kobayang の デザインシステムライブラリを実装するためのテクニック でした。 本日は弊社で経営と執行を分離するためにどう権限委譲を進めてきたかをご紹介したいと思います。スタートアップのVPoEって何をやってるんだろう、という疑問にお答えできれば幸いです。 目次 目次 解きたい課題 何がブロッカーだったのか 課題を解く…

マネージャーは何が楽しくてやれる仕事なの?

これは「あらたま・いくおのAdvent Calendar 2025」5日目のエントリです。 昨日はyuya moriさんの『「マネジメントやるのもその育成も無理ゲー」を整理する』でした。 ぼくがこのアドベントカレンダーに登録しようと思ったのは、「あらたま・いくおのマネジメントRadio」がとても好きだからです。 ぼくは言語優位・視覚優位なタイプで、耳からの情報処理があまり得意ではなく、Audibleやポッドキャストを聴く習慣はほとんどありません。ですが、お二人のポッドキャストは、仕事柄共感するこ…

中途UI/UXデザイナーが入社3ヶ月で自走するまでのオンボーディング【ANDPAD DESIGNERS】

はじめに はじめまして! 2025年6月にUI/UXデザイナーとしてアンドパッドへ入社した、いしはらです。 ANDPAD Advent Calendar 2025 4日目の記事を担当します! 今年ももう12月を迎え、気がつくと入社から6ヶ月が経過していました。 たった6ヶ月、されど6ヶ月。 緊張しながら本社でエレベーターのボタンを押したあの日から、担当プロダクトにジョインするまでのオンボーディングを、リアルな体験記として皆さんにお届けしたいと思います! はじめに どうしてアンドパッドへ? 全社で…

俺が、俺こそが真の「要はバランスおじさん」だ!!!

「要はバランスおじさん」というのは、「要はバランス」と言うことで、決めるべきことを決めず、曖昧にする言葉を使うおじさんのことである。(と、いう定義が決まってるわけではないので、人によって使い方は違うかもしれない) バランスが大事、というのは正しいことを言っている。あらゆる物事はバランスが大事だからだ。「正しいこと」を言ってるから、まわりも「たしかにバランスですよねえ」と納得するしかなくなる。 しかし、「うまくバランスをとっていくしかない」と言った瞬間に具体的な配分・優先順位の議論が止まる。決める…

就職氷河期世代は、たぶん、世の中の都合で正規雇用と非正規雇用にわかれた、最初の世代だ。

事業部長代理として採用面接に同席した。面接の実務は担当スタッフがやってくれるので、僕は逃亡した事業部長の代わりに厳格な顔をして座っているだけである。最近、募集を出しても反応が薄い。そのなかで応じてくるのは就職氷河期世代か高齢者が多い。本音をいえば30代までの若い人間を採用して若返りをはかりたい。今回、面接にやってきたのは就職氷河期世代の男性。アラフィフ。経歴を見ると、なんとも言えない気持ちになった。募集要項にマネージャー経験や営業経験がある人優先的な記載があったはずだが、経歴書にはそれに該当する…

CTO だった会社の破産を申し立てて今年決着が着いた #2025AC2025

こんにちは、すえなみ(@a_suenami)です。 この記事は Best of 2025 アドベントカレンダー 3 日目の記事です。昨日は hysysk さんの「2025年のベスト数学」でした。 はじめに タイトルを見て驚いた方も多いと思いますが、虚偽でも誇張でもなく、文字通りのことがあったので、それにけじめをつける意味でブログを書いておこうと思い、そのための場としてこのアドベントカレンダーを使わせていただくことにしました。 ただ、安心していただきたいのは、これもタイトルにある通り、今年すべての…

長時間労働には中毒性がある

ハードワークと長時間労働は違う。ハードワークの結果、長時間労働してしまうこともあるだろう。ただ、長時間労働は非効率だし、常態化しているのであれば見直した方が良い。当人達が満足しており、成果が出ていれば何でも良いのは確かだ。ただ、長時間労働を盲信するのは、改善の精神やストイックさに欠ける。 あなたの苦労はあなたにだけ価値がある 人間には、獲得した何かが同じであっても、自分の苦労が大きいほど価値があると錯覚してしまう特性がある。例えば以下のような現象だ。 ポケットマネーでパッと買った物よりも、頑張っ…

Kyashに入社して8年くらい経ちました

この記事は Kyash Advent Calendar 2025 1日目の記事です。 2017年12月に Kyash に入社してから8年経ったので、ざっと振り返っておこうと思います。いわゆる在籍エントリというやつです。 過去の在籍エントリは 自分の在籍エントリまとめ - Konifar's ZATSU にまとめています。

EM見習いだった過去の自分へ

この記事はenechain Advent Calendar 2025の1日目の記事です。 はじめに プロジェクト管理の型を使い分けよう 失敗談 学びと実践 分類軸: 期間 ~ 短期(数週間) vs 中長期(数ヶ月~半年) 分類軸: 依存関係 ~ 自チーム完結 vs 複数チーム依存 分類軸: 要件の確実性 ~ 未確定要素が少ない vs 未確定要素が多い 分類軸: 期限 ~ 期限無し vs 期限有り 徹底的に違和感を拾おう 失敗談 学びと実践 チームが直面している違和感を検知する仕組みを作る 違和感…

27卒以降のITエンジニア就職って大変そうだよね

皆さんどうも、しろねです。 最近、コミュニティのメンバーと話をするなかで、「27卒以降のITエンジニア就職って大変そうだよな」と感じることが増えたため、現時点での自分の意見をまとめておこうと思います。 はじめに 簡単に自己紹介とかコミュニティのレベル感について説明をしておきます。 私は、26卒のバックエンドエンジニアとして内定を承諾させていただいています。技術力で言えば、コミュニティの平均値と同じかそれよりすこし下ぐらいだと思います。 所属しているコミュニティについてですが20代前半の技術オタク…

生成AIを使って割り込み業務を現場で勝手に改善したらちやほやされた話

こんにちは。2019年と2024年に記事を書いていた山本です。ますます元気にモノタロウで働いております。 さて、毎日、散発的に、突然やってくる割り込み業務って、地味~に疲れますよね。そんな負担がかかっているチームメンバーたちを少しでも楽にするため、生成AIを活用して業務改善をし、我ながら見事な成果を上げたものの、全然スマートじゃない野暮な設計をしているのが恥ずかしくて、公表と展開はチーム内だけに留めていました。 当社の生成AI活用のレベルが高いのは、他のブログ記事をご覧になれば分かると思います。…

SmartHRに入社した理由と実際に働いてみて感じたこと —— ydahの場合

はじめまして、ydahです。読み方が分かりづらいIDですが、「わいだー」と読みます。私は2025年11月にSmartHRに入社しました。 今はプロダクトエンジニアとして、SmartHRの外部サービス連携基盤を開発しています。 私はRubyというプログラミング言語や、Ruby周辺で育まれているコミュニティが大好きです。生まれも育ちも大阪で、Kyobashi.rbという大阪の京橋を拠点にしたRubyコミュニティの主催もしています。 2024年からは大阪Ruby会議や関西Ruby会議のチーフオーガナイ…

メンバーから見えにくいマネージャーの業務

マネージャーの業務はメンバーからすべて見えるわけではありません。そのため「マネージャーって何してるの?」とか、場合によっては「暇そう」みたいに思われることもあるかもしれません。 そこで、一般的なマネージャーの業務について見える範囲と見えない範囲を整理してみます。

『やめることリスト』の驚くべき効果—— ToDoリストより効く、逆転のプランニング法

筆者が作成した「やめることリスト」※記事内の実践画像はすべて筆者が作成した ToDoリストを使って、効率よくタスクを管理するつもりが、やることは終わるどころかどんどん増えていく。 完了したタスクを消せば達成感を得られるはずなのに、一向に減らないリストを見てうんざり。 結局、生産性が高まった実感もなく、毎日残業している……。 このようなお悩みを抱える人に必要なのは、やることリストではなく「やめることリスト」です。 膨大なタスクのなかには、やらなくても問題ないものや人に任せられるものが紛れていること…

過労死する人の気持ちがちょっとわかる気がする

ちょうど一か月前に「早起きできるようになった。年を取った - シロクマの屑籠」と書いたけれども、11月に入ってからは過労死な気分だ。矛盾も甚だしいが、矛盾した状況を生きていることを書き残せば、生命力の不安定な脈動を思い出せる気がするので書いてみる。 今週はとても忙しくて、週のはじめからフルパワー稼働だった。最近は午後8時を回っても普通に全力で働けてしまうので困る。リンク先にあるとおり、あまり遅くまで働くと眠れなくなるので午後9時までには作業を停止したいのだが、昨日とおとといは午後10時まで働いて…

プロダクトマネージャーは「この世界をどう変えたいか」さえあればいい

Tebiki で CTO をしています渋谷(@shibukk)です。 自分は現在プロダクトマネージャーも兼務しているのですが、これまでのプロダクトマネジメントを振り返ると、たいてい同じパターンにハマっていました。 まず四半期のはじめに、それっぽいロードマップを作るとします。ところが走り出してしばらくすると、想定とまったく違う状況や学びが次々に出てくる。軌道修正をしたほうがよいのに、「いったん約束したロードマップは守らないといけない」という考えに縛られる。その結果、「計画通りに進んだけれど、ユーザ…

リーダーが "弱みを見せる" とはどういうことか

最近「リーダーが意図的に "弱みを見せる" ことも必要」という記事を何度か読んだ。例) リーダーが弱点を見せるべき理由 自分はこれに対して少し懐疑的というか、本来の狙いと違った解釈になりやすい表現だなあと感じていて、雑に考えを吐き出しておきたい。 この話は、「リーダーが自ら完璧ではない姿を見せることで誠実さが伝わって信頼が増し、チームの発言のハードルも下がって協働が加速する」といった趣旨の内容だと理解している。 これ自体はそうかもなあと思うものの、「だからリーダーは弱みを見せるとよい」と言われる…

働かせホーダイのサンプル私

高市首相が就任早々に、労働時間規制緩和の検討を指示したという報道がしばらく前にあった。「ワークライフバランスを捨てて働く」という総裁選勝利直後の発言や、深夜3時の勉強会なども報道された。 枠を緩和すれば苦しいことになるのは容易に想像できる。それは私自身が中間管理職になって、労働時間の規制の枠外になってどうなったかを見つめると、やっぱり「枠」は厳しめ設定しないとダメなのだろうとつくづく思う。 規制緩和の素案や指示の内容を細かくは追えていないけれどサンプル数1の実感を残しておこうと思って。 会社で課…

イギリスから帰ってきていた

この記事を書いているのは2025年だが、2023年の3月末に帰国していた。早いもので帰国から2年以上経っているのだけど、久々にお会いした方などまだイギリスにいると思われていることもあり、区切りをつけたい気持ちも出てきたので4年以上ぶりの記事を。 移住生活の記憶 当初は1年程度で帰国する予定だったのだけど、 新型コロナや仕事上の変化もあり、何よりきちんと何かコトを成したかったこともあって、結果的に3年近くの滞在となった。帰国してからおよそ同じくらいの期間を日本で過ごしたわけだけど、今戻ることになっ…

ビジネスの耐えられない柔らかさ

AIのせいか年をとったせいか、おそらくその両方で、ビジネスのやり方が変わって、ふんわりした話にばかり関わっている。「生成AIを使って暗黙知化したプロセスを形式知化して、御社のサプライチェーンをオプティマイズして、セールスをグロースさせます」とか「エンジニア間のスキルギャップをスクラムによってファシリテリテーションして御社のデベロップメント課題をイシュー化します」とか、なんだかそういった感じの話に関わっているのだ。こういうふんわりした案件は、会議で何を発言しても面映ゆくなるというか、口に出せば出す…

MVPで進めるプロジェクトマネジメント—スコープの再定義と合意形成プロセス

こんにちは。モノタロウの大道です。 2019年に新卒入社し、現在入社7年目です。 普段はプロジェクトマネージャー(以下、PM)としてモノタロウサイトの開発に携わっています。 本記事では、私が担当した「加工品プロジェクト」の経験をもとに、Minimum Viable Product(以下、MVP)のプロジェクトを進める難しさに焦点を当てて、次の2点についてお話しします。 MVPプロジェクトにおいてミニマム(以下、M)を定義する難しさ MVPでプロジェクトを進めるうえで大切にしてほしいこと ※MVP…

どんな困難でも乗り越えられるチームに育てるには /「レジリエントマネジメント」を読んだ

成功するチームへと導くにはどうしたら良いのだろう!?チームメンバー(本書の表現だとチームメイト)である「人」にフォーカスしたコミュニケーションスタイルへの気付きが得られる一冊「レジリエントマネジメント 荒波に立ち向かい、困難を乗り越えるチームの育て方」を読んだ📕 レジリエントマネジメント 荒波に立ち向かい、困難を乗り越えるチームの育て方作者:Lara Hoganマイナビ出版Amazon 2025年10月27日に出版された新著で本書は翻訳を担当された @guyon さんに送っていただいた❗️出版お…

CTOがEngineering Managerに期待する7つのこと

こんにちは、カケハシのCTOのゆのん(id:yunon_phys)です。カケハシではEngineering Manager(EM)に期待することを、特にリーダーシップとチームマネジメントの側面にフォーカスして言語化し、行動や言動に対して組織全体として一貫性のあるようにしています。本記事では、その期待することを社外公開用にリライトしたものです。 組織によって文化や価値観は異なりますが、EMに求められる役割について一つの視点として参考にしていただければ幸いです。 1. 正しい方法で短期的な事業成果を…

データ整備の「曖昧さ」に立ち向かう、ドメインエキスパートと協業するための実践的Tips

データ基盤チームの橋口です。この記事はデータ基盤チーム & Unit9(エビデンス創出プロダクトチーム)ブログリレー2日目の記事です。 昨日は坂元さんの『冴えたClaude Codeの育て方(50本のSQLをdbt化した話)』でした。 私の所属するチームでは、社内のデータ活用サポート(データマート作成、分析支援など)を重要な業務の1つとしており、関連部門と一緒にプロジェクトを進める機会も多くあります。 関連部門とプロジェクトを進めていく中で、私は技術的な課題と同じくらい、ステークホルダーといかに…

LINEヤフーに入社しました

11月1日付で、LINEヤフー株式会社に入社しました。 仕事の内容は詳しく話せないのですが、ざっくり言うとデータとAIプラットフォームをいい感じにしていく仕事です。 前職は10月末退職だったので名目上は無職の期間がなかったということになります。今回は無職の期間を作るか少し迷ったのですが、手続きが面倒なのと有休期間が長かったこと、さらに、早く転職活動をしないと面白そうなポジションがなくなってしまいそうだったことからすぐに働くことにしました。 以上です。少しお待たせしてしまった上に短文で申し訳ありま…

反イスラム感情惹起に生成AI動画が使用されることが増えてきた

https://archive.md/cpALC 電車内でイスラム教徒が礼拝をしているという動画がやや拡散していた。勿論、動画の端々を見ると違和感がいくつもある生成AIで、存在しない現実を映し出した動画となる。なのでコミュニティノートがついたりしていたのだが、それを察知してか投稿者の「司令官@Oputimasu1224」はこの投稿を現在削除している。ただ例えば有名どころだと「めいろま 谷本真由美@May_Roma」が生成AIだと気づかずに釣られていた。 https://archive.md/a4…

持ち家有り、金融資産2億円以上でFIREをしない理由

持ち家有り、金融資産2億円以上の一見すると経済的に余裕がある私が、FIRE(経済的自立と早期リタイア)をせずに、仕事を続けている理由は大きくは2つあります。1つ目は子どもの学費分を考えるとまだ心もとないこと、2つ目はFIRE後の準備が済んでいないからです。 結論は以上で、ここからもう少し詳細を書いていきます。お好きな人だけどうぞ。 資産を築くのはFIREのため? 投資をする背景としてFIREをすることがゴールとされることがしばしば語られますが、資産があるからといって仕事を辞めるかどうかは人それぞ…

ちょっとした称賛や感謝を伝えやすくする仕組み

過度な馴れ合いになるのはよくないが、ほんのちょっとしたことでも褒め合い称え合っていくチームというのは非常に居心地がいい。 一方で、こうしたちょっとした "褒め" を伝えるのは意外と難しい。なんとなく伝えるタイミングがなかったり気恥ずかしかったりする。 これはいわゆる "組織文化" の話かもしれない。文化というのは、個々人の行動によって形成されていく。一定規模以上の組織において何かしらの行動を促すには、仕組みがあったほうがいい。 自分の経験から、ちょっとした称賛や感謝を伝えやすくする仕組みを雑に書…

エンジニアリングリーダー - 技術組織を育てるリーダーシップとセルフマネジメント

エンジニアリングリーダー ―技術組織を育てるリーダーシップとセルフマネジメント作者:Cate Huston,岩瀬 義昌(翻訳),岩瀬 迪子(翻訳)オーム社Amazon 「今の仕事への期待値は下げ、キャリアにはもっと期待しよう」という言葉から始まる本だった。以下、刺さりポイントメモ。 成長とは、コンフォートゾーンから抜け出すこと その方法の一つがストレッチアサインメント いいストレッチアサインメントの条件 実際の成長の機会になること 評価されること 成功できる環境が整っていること 転職すべき時を示…