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Fess で作る <strong>elasticsearch</strong> ベースの検索サーバー 〜 FSS 編

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Fess で作る elasticsearch ベースの検索サーバー 〜 FSS 編

はじめに

構築したFessサーバを利用して、Webサイトに検索サービスを組み込む方法を紹介します。 Fess Site Search(FSS) が提供するタグとJavaScriptファイルを利用することで、既存のwebサイトに検索ボックスや検索結果を表示することができます。

対象読者

  • 既存のwebサイトに検索機能を加えたい方

  • Google Site Search や Googleカスタム検索などから移行したい方。

Fess Site Search(FSS)とは

FSSは検索サーバFessを既存のWebサイトに導入する機能です。CodeLibsプロジェクトで FSS サイト で提供しています。Google Site Search(GSS)などのサイト内検索と同様、検索サービスを利用したいページ上でjavascriptタグを埋め込むだけで利用することができるので、GSSからの移行も簡単に行うことができます。

FSS JS とは

FSS JSはFessの検索結果を表示するJavaScriptファイルです。このJavaScriptファイルをWebサイトに配置することで検索結果を表示できるようになります。 FSS JSは、「https://fss-generator.codelibs.org/」のFSS JS Generatorで生成して入手することができます。 FSS JSはFess 11.3以上のバージョンに対応していますので、Fess構築時はFess11.3以上のバージョンをインストールして下さい。Fess の構築方法については導入編を参照してください。

FSS JS Generatorでは検索フォームの配色や文字のフォントを指定できます。 「Generate」ボタンを押下することで、指定された設定のJavaScriptファイルを生成できます。

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プレビュー表示で問題がなければ、「Download JS」ボタンを押下してJavaScriptファイルをダウンロードしてください。

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サイトへの導入

今回は静的なHTMLで作られた「www.n2sm.net」にサイト内検索を導入する例を考えます。

検索結果はそのサイト内のsearch.htmlに表示するようにして、Fessサーバは「nss833024.n2search.net」に別途構築します。

ダウンロードしたFSS JSのJavaScriptファイルは/js/fess-ss.min.jsとしてサイト上に配置します。

上記の情報をまとめると以下のようになります。

対象名 URL
検索対象サイト https://www.n2sm.net/
検索結果ページ https://www.n2sm.net/search.html
FSS JS https://www.n2sm.net/js/fess-ss.min.js
Fessサーバ https://nss833024.n2search.net/

javascriptタグの埋め込みはsearch.html内の検索結果を表示したい箇所に以下のタグを配置します。

search.htmlにアクセスすると検索フォームが表示されます。

検索語を入力すると次のように検索結果を表示できます。

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他のページに検索フォームを配置して検索結果を表示するためには、以下のような検索フォームを各ページに配置して、「https://www.n2sm.net/search.html?q=検索語」へ遷移するように設定してください。

まとめ

JavaScript のタグを配置するだけで、 Fess の検索結果をサイトに埋め込む方法を紹介しました。 FSS によって、 GSS からの移行も既存の JavaScript のタグを置き換えるだけで実現できます。 FSS JS には他の表示方法や検索ログを Google Analytics と連携する方法などもあります。 その他の設定方法については、 FSSの[マニュアル] を参照してください。

参考資料