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【ズッキーニ】苦みが強いのは食べちゃダメ! 農水省が注意喚起する理由は?(回顧記事)
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【ズッキーニ】苦みが強いのは食べちゃダメ! 農水省が注意喚起する理由は?(回顧記事)

実が柔らかく、あっさりとした味が特徴のズッキーニですが、まれに苦みが強いものがあります。そんなときは絶対に食べないでください。もし食べると大変なことに……。(回顧記事)

ズッキーニのイメージ写真

サラダのほか、スープやカレー、パスタなど多くの料理に合う野菜がズッキーニです。キュウリと似てますが、実はカボチャの仲間です。

実が柔らかく、あっさりとした味が特徴ですが、まれに苦みが強いものがあります。そんなときは絶対に食べないでください。

もし、食べると大変なことになるかも……。農水省の注意喚起や、実際の被害事例を紹介します。

ズッキーニの苦み成分「ククルビタシン」に注意!

農水省によると、ズッキーニやユウガオなどのウリ科植物は広く食用として栽培されていますが、苦味成分である「ククルビタシン」が含まれるそうです。

同省は、ククルビタシンを多量に含むウリ科植物を食べることで腹痛、下痢、嘔吐などの症状を引き起こすケースがあるので「普段とは違った強い苦味を感じた場合は食べないことが大切」と警戒を促しました。

また、岡山県庁によると、きゅうり、かぼちゃ、ズッキーニ、メロンなどの食用ウリ科植物には、「ククルビタシン」は通常含まれていませんが、まれに観賞用と食用のものが交雑して「ククルビタシン」を含む場合があるので注意が必要だそうです。

東京都の足立区役所も「ひょうたん」のように見えるウリ科の植物の食中毒事例を写真で挙げた上でウリ科の植物を調理して食べる際「苦すぎるものは食べるのをやめましょう」と訴えています。

観賞用のウリ科植物には苦味成分のククルビタシン類が含まれており、多量に摂取すると、腹痛や下痢などの食中毒症状を起こします。
一方、食用のウリ科植物にはククルビタシン類はほとんど含まれていませんが、ごくまれに多く含むものがあります。苦味が強すぎるウリ科植物は食べるのをやめましょう。 pic.twitter.com/kvoXLmaaF4

— 足立区役所 (@adachi_city) August 17, 2023
twitter: @adachi_city

飲食店の会食で「苦いズッキーニ」を食べた14人が食中毒になった事例も

実際に苦いズッキーニを食べて食中毒が起きた事例があります。

山陽新聞の医療情報ガイド「MEDICA」によると、2014年7月にズッキーニを食べた岡山県内の20〜60代の男女14人が下痢や腹痛の食中毒症状を訴えたそうです。

14人はいずれも会社の同僚で、飲食店で「アワビとズッキーニのステーキ」を食べており、一口食べて強い苦みを感じていたことから、岡山県庁ではククルビタシンが原因と推定しました。

ゴーヤは問題ないの?

ウリ科の植物でいうと、ゴーヤ(にがうり)も苦味がありますが、こちらは問題ありません。

農水省によるとこれは「モモルデシン」という成分によるもので、食欲増進と血糖値を下げる働きがあるそうです。

同じウリ科の植物でも違いがあるんですね!

ゴーヤのイメージ写真

※BuzzFeed Japanで人気があった記事を再編集して掲載しました。

初出:2024年6月2日