米シカゴ近郊の踏切で、停止中の列車の下をくぐる女性の危険な行為を、防犯カメラがとらえた。

通勤者とみられる女性が、画面右下から突然姿を現した。スーツケースのようなものを引き、危険をかえりみず、荷物ごと列車の下をくぐる様子が記録されている。
地元ニュースABC7シカゴによると、映像は9月8日午前8時すぎに、シカゴ近郊ヒンズデール中心部のガーフィールド踏切で撮影されたものだという。
この行為による事故やけが人は報告されておらず、女性の身元は明らかになっていない。
ヒンズデール警察のトム・リリー副署長は、「この人物は列車に遅れそうになり、反対側へ行こうとして車両の下を通ったのだろう」とNBCシカゴの取材に答えている。
さらに、「列車に乗れないときは、次の便を待つべきだ。車両の下をくぐれば重大なけがや命の危険を伴う」と付け加えた。
同署は映像を公開するとともに、安全に踏切を渡る注意点として、以下のように呼びかけている。
「必ず標識のある踏切を利用し、指定された場所で渡ること」
「踏切の標識、点滅灯、遮断機は、命を守るために設置されている。標識や信号を必ず守ること」
「踏切を渡る前に左右をよく見て耳を澄まし、列車が来ていないことを必ず確認すること」
さらに、「列車に乗り遅れそうだからといって、命を危険にさらしてまで電車に乗る価値はない」と強調した。
ABC7シカゴによると、地元警察は市民に対し「線路を違法に横断した者は、裁判所への出廷が義務付けられ、最低250ドル(約3万7000円)の罰金が科される」と注意を促す。
SNSでは、さまざまなコメントが集まっている。
💬「ほんとに危険すぎる。命を落とすよ」
💬「初めてではないような身のこなし……」
💬「この女性が二度とこんなことしませんように」
💬「遅れるくらい、大したことじゃない」