
なんで中身が茶色くなるの?

茶色くなったところは食べられるの?

なすを買ったあと冷蔵庫で保管していて、料理に使おうと切ったら断面が茶色い……! 食べても大丈夫なのかと戸惑った経験はありませんか? そもそも、なぜ断面が茶色くなってしまうのか、変色した部分は食べられるのか、農林水産省が掲載している情報をもとにご紹介します。
夏から秋にかけて美味しい“なす”。旬の季節には家計にも優しい価格で、ありがたい存在ですよね。
でも、買ったあと冷蔵庫で保管していて、いざ切ってみると断面が茶色くなっていた……という経験はありませんか? 野菜や果物の色が変わっていると、食べても大丈夫なのかと心配になる方も少なくないはず。
そもそも、なぜ断面が茶色くなってしまうのか、変色した部分は食べられるのか、農林水産省が掲載している情報に基づいて、ご紹介します。
農水省の公式サイト「消費者相談」ページには、「茄子(なす)を冷蔵庫に入れておいたら、切ったときに中が茶色くなっていた」という事例が紹介されています。これについて同省は、冷蔵保存によって種が変色する場合があると説明。基本的に、なすは暑さに強く寒さに弱いため、常温保存が適しているそうです。
「茄子(なす)は高温と多湿を好み、低温と乾燥を嫌うため、冷蔵庫保管すると低温障害を起こして種が黒くなり、傷みやすくなります」
「そのため、空気に触れないよう新聞紙に包み、暑い時期以外は常温で保存しましょう」
ですが、同省が発行している「消費者の部屋通信」令和2年10月号によると、暑すぎる環境で保存するのも良くないんだとか。野菜室に入れる際に一手間加えることを推奨しています。
「暑すぎる状態での保存もよくありません。2本から3本ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れると、1週間程度保存できます」
また保管方法により変色になるケースだけではなく、断面が空気に触れて変色してしまう場合もあるため「調理する直前に切るか、切った後に水にさらすように」すると良いそうです。
低温障害を起こすと変色し、傷みやすくなるということは、茶色くなっている部分は食べない方がいいのでしょうか?
同省は「なすを切ったときに種子部分が黒変していても食べられますか?」という消費者の質問に対し、以下のように回答しています。
「種子部分の変色は鮮度が落ち始めているサインですが、種が茶色、黒色に変色していても、食べることはできます」
少し種のあたりが変色していても、意外なことに食べられるとは驚きですね!
実際に筆者が種まわりが少し茶色いなすを使って料理した際には、やや固さがあり味も少し落ちている印象でしたが、食べることそのものに支障はありませんでした。
しかし味と食感が気になるようであれば、変色している部分を取り除いて調理をするのもよさそうです。なすを正しく保管して、美味しくいただきたいですね。