新井貴浩監督に、赤信号

セ・リーグ5位と低迷する広島東洋カープの新井貴浩監督に、チームカラー同様の“赤信号”が灯っているという。
カープは7月1日時点で首位阪神に4ゲーム差の2位だったが、現在は5位と低迷。阪神とのゲーム差は、7月終了時点で15.5まで広がっている。
この大きな要因が、カープの7月成績だ。なんと4勝17敗3分、脅威の勝率1割台で、上位に差をつけられるどころか、背後から最下位ヤクルトが迫っている状態だ。
ヤクルトはシーズン序盤から絶不調で、7月開始時点で、5位の中日とすら9.5ゲーム差のダントツの最下位だった。
ところが、7月終盤でまさかの8連勝を決め、5位に転落したカープとのゲーム差は4.5。最下位交代も射程圏内だ。
「ヤクルトはチーム防御率がリーグダントツ最下位ですが、先日、アメリカマイナーリーグから帰国した青柳晃洋を獲得した。
青柳は阪神時代に2年連続最多勝に輝いた元エースですから、手薄な投手陣を補う補強になります。主砲の村上宗隆も復帰しましたし、今後、勢いはさらに増すでしょう」(スポーツ紙記者)
対するカープに明るい材料はなく、もはやこのまま最下位転落は既定路線に見える。
そうなると首が寒くなるのが新井監督だ。 新井監督の就任は2023年。更新の可否を毎年決める単年契約だが、球団側が長期政権を見据えていることも併せて発表されている。
しかし、このままではこの手形も危うい。
「初年度こそ2位だったものの、昨季は4位、今年は現時点で5位と年々順位を落としている。
いくら長期政権を見据えているとはいえ、最下位になればプランも白紙になるでしょう。シーズン序盤は好調だった分、より進退問題に発展しやすい」(球界関係者)
仮に球団が来季リベンジのチャンスを与えても、本人が辞退する可能性も考えられるという。
「新井監督は昨年も、8月終了時点で首位だったのが一転、9月に5勝20敗と大失速して巨人にリーグ優勝を明け渡しています。
CS進出すら逃しているので、今年最下位に沈むようなことがあれば、正義感の強い性格から『責任を取らないわけにはいかない』と申し出るでしょうね」(同)
今季のマツダスタジアムは空席が目立ち、7月28日時点の観客動員は1試合平均2万8058人と、昨季から1000人以上も落ち込んでいる。
成績・動員の面から、監督交代のテコ入れは必要かもしれないと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部