ドジャース、吉井理人監督を招聘へ

ドジャースが千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督(60)を「投手コーディネーター」で招聘する方針を固めたという。
吉井監督は日本ハム時代に“二刀流”大谷翔平(31)、ロッテで佐々木朗希(23)、侍ジャパンで山本由伸(27)を育てた凄腕であり、コーチ陣にも日本人が加わる異例の布陣に――。
9シーズンで地区優勝8回、ワールドチャンピオン2回のデーブ・ロバーツ監督(53)は、今季が契約最終年だったが、開幕前に’29年まで契約を延長。新たな年俸はMLB監督史上最高の4年総額48億円だというが、その際こだわったのが、今オフの吉井氏の「投手コーディネーター」での招聘だったとのこと。
母親が日本人であるロバーツ監督によると「(吉井監督は)MLB経験も豊富でドジャースのシステムも理解している。直近の課題は160キロ台後半を投げる希少な投手、佐々木朗希の育成だ。2人の再タッグはチームの強化につながる」というのがその理由のようだ。
あまり知られていないが、吉井氏はロッテの投手コーディネーターだった’22年3月、ドジャースのスプリング・キャンプに「短期コーチ」として参加しているといい、
「ロバーツ監督との関係は、その際に構築された。その後“吉井ファミリー”の大谷、山本、佐々木が次々とドジャースに加わり、今度は大ボスの吉井氏が…。当初からの既定路線、そう勘繰られてもおかしくはない」(駐米のMLB特派員)
という。
吉井氏は、ロッテの監督になっても佐々木だけは自ら指導し、一貫して心身の成長を最優先させているようで、「過保護では?」と批判されるほど登板間隔を開けて育成。入団3年目(’22年)に1試合19奪三振のプロ野球タイ、また完全試合(史上16人目)を達成させた。
また、ロッテ在籍は5シーズンで29勝15敗ながら、大谷と並ぶ日本人投手最速の165キロをマークしているという。
一方で、今季のロッテはパ・リーグ最下位が決定的で、吉井監督は責任を取って辞意を固めているという。
ドジャースの「拡大路線」は止まらないと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部