「自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと」 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと 作者:清田 隆之(桃山商事) 扶桑社 Amazon SNSで取材に協力してくれる一般人男性を募り、選ばれた10名から胸の内をあかす話を聞き、それらを淡々と書き起こした作品。筆者はカウンセラーのように話を聞くことに徹したと言っている。読者に共感や評価を求めない、変わった立ち位置の作品だと思う。
田中芳樹著。全10巻、一気読みしました。以前会社のイベントで行ったビブリオバトルで、後輩がおすすめの本ということで絶賛推薦していたので、記憶に残ってた本作品、やっと読んでみました。確かに少年には響くかもしれませんね、壮大なスペースオペラですもん。 帝国軍の若き皇帝ラインハルトや、同盟軍のちょっとだらしないけど用兵はぴか一で憎めないヤンなど、愛すべき登場人物が星羅棋布のごとく登場します。 あの愛すべき人物が早々と亡くなったり、憎むべきやつがしぶとく生き残ったり、中々なストーリー展開ではありますが、…
亡き人を想う * * * * * * * * * * * * * * * * * 学者で漫才師(米粒写経)のサンキュータツオによる、初めての随筆集。著者本人の人生をたどり、幼少時から今までの「別れ」をテーマに綴った傑作選。キュレーションを務める「渋谷らくご」でお世話になった喜多八、左談次の闘病と最期、小学生の頃に亡くなった父との思い出、そして京都アニメーションの事件で生きる気力を失ったサンキュータツオ自身の絶望と再生……。自分の心の奥に深く踏み込み、向き合い、そのときどう感じたのか、今何を思うの…
昔から、鳩は「平和の象徴」だった。 戦争が終わるたびに放たれ、 記念碑にはその姿が刻まれ、 子どもたちはその白い羽根を「希望」と呼んだ。 けれど、誰も知らない。 ――あの鳩たちが、どんな“仕事”をしていたのかを。 鳩の仕事 戦時中、鳩は「伝書鳩」として使われた。 敵陣の位置、捕虜の報告、暗号の伝達。 彼らの翼が、多くの命の行方を決めた。 やがて戦が終わり、人は鳩に“平和の象徴”という称号を与えた。 だが、鳩たちはその言葉の意味を知らなかった。 ただ、命令に従う生き物として、次の時代も人に飼われ続…
恍惚の人 有吉佐和子 新潮文庫昭和57年5月25日 発行平成15年2月25日 52刷 改版令和5年3月5日 72刷 林芙美子の『浮雲』同様、高峰秀子さんの『渡世日記』を読んで、高峰さんが出演していた映画の原作として、読んでみたくなった本。 megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.com 単行本として出たのは昭和47年らしい。『恍惚の人』が映画化されたのは、1973年。映画として私が見たはずはないけれど、その後もよく話題になっていたのは記憶にある。痴…
はじめに:経済学は難解で専門的? その誤解を解く あなたは経済学を「難解だ(abstruse)」、あるいは「直感に反している(counterintuitive)」と感じていませんか,? ノーベル経済学賞受賞者であるジャン・ティロール氏は、著書『良き社会のための経済学』の第1章で、経済学に対する市民の不信感や障壁を分析しています。 しかし、経済学は「高度な教育や高いIQ」がなくてもアクセス可能であり、全ての市民に関わる魅力的な学問であると強調されています。経済学が難しく感じられるのは、私たちが陥り…
角田光代さんの読書感想文をまとめた一冊、本って無限にあるなぁ・・・と思いました。 P14 私は「真実」を読む―佐野洋子『100万回生きた猫』 この絵本を読んだのは大人になってからだ。友人が誕生日プレゼントにくれたのである。 度肝を抜かれた。なんて絵本だろうと思った。なぜ泣いてるのかわからないまま、泣いた。そして思った。もし私が子どものころにこの絵本をもらっていたら、同じように泣いただろうか?というよりそもそも、理解できただろうか? 私が度肝を抜かれたのは、この絵本が絵本らしくないからだ。ねこも人…
ウェブ進化論――本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) 作者:梅田望夫 筑摩書房 Amazon 「ウェブ進化論」を読みました。 著者の梅田望夫さんは2005年から(株)はてなの取締役を務めていた時期もありました。 シリコンバレー在住でIT分野の知的リーダー。 本の出版は2006年。 これからの世の中をネットが変える希望が溢れていた時代。 本、新聞、テレビ、ラジオといった限られた者しか発信が許されなかった時代から、誰もが個人で発信できる時代へ。 2006年だとiMacは持ってました。 当時は…
注目マンガ 11月18日、販売 注目マンガ MAO(26) (少年サンデーコミックス) [ 高橋 留美子 ] 身も心も化け物となった少年に、 菜花は一人、立ち向かうーー!! 著者/編集 : 高橋 留美子(著) MAO(26) (少年サンデーコミックス) [ 高橋 留美子 ] 楽天で購入 11月18日、販売 劇場版アニメコミック名探偵コナン 隻眼の残像(上) (少年サンデーコミックス) [ 青山 剛昌 ] 楽天で購入 彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります!(7) (百合姫コミックス) [ 伊月 ク…
はじめに:なぜ今、私たちは「読むべき本」を探してしまうのか? 1. 人間は「体験」と「学習」が積み重ねられた存在である 2. 現代を覆う「想定外の危機」と変化した読書意識 3. 不安な時代に「内なる声」に耳を澄ます読書 4. 基礎体力を鍛える読書とビジネスにおける「人」 参考文献 はじめに:なぜ今、私たちは「読むべき本」を探してしまうのか? 現代社会では、「どんな本を読めばよいですか?」という質問が、ビジネスパーソンや学生など、さまざまな方から聞かれます。 しかし、この問いの背景には、現代資本主…
今回は、「今日は人生最悪で最高の日 1秒で世界を変えるたったひとつの方法」(2024年)を読みました。 今日は人生最悪で最高の日 1秒で世界を変えるたったひとつの方法 作者:ひすいこたろう SBクリエイティブ Amazon この著者さんの本は、いつも心に響きます。今回は、様々な偉人を取り上げ、それぞれ、もう立ち上がれないというどん底を乗り越えてきているという話をまとめた本です。特に、この人の伝記を読みたいと思った人物をまとめたいと思います。 安藤百福 安藤百福は、チキンラーメンの生みの親です。私…
台北 親日的な台湾では日本製品ボイコット運動など起きそうになく、ChatGPTに聞いても「ない」と言ってきた。ここでは福島第1原発の汚染処理水問題をめぐる台湾の反応についてまとめた。 台湾は東日本大震災直後から福島、群馬、栃木、茨城、千葉の5県産の食品の輸入を禁じて来たが、2015年5月からは規制を強化して都道府県ごとの産地証明に加え、乳幼児用食品などでは放射性検査証明の添付を義務付けた(産経新聞2015年4月14日付)。台湾はもともと食品の安全基準に厳しい方で、よく日本産農産物が残留農薬検査で…
おはようございます! ゆきちゃんママです😊 今日は、前回に続き中学生から読んでほしいおすすめの本 その2をご紹介します! 私は子どものころ、絵本を読んでもらうのが大好きでした。8歳下の妹がいたこともあり、中学生のころの妹は、今のチーズくんやたろ子・じろ子くらいの年齢。 そのため、両親は毎晩妹に絵本を読み聞かせてくれていて、私も中学生になってからも一緒に絵本を聴いていたんです(笑) そんなふうに絵本は大好きだったのですが、「自分から本を読む」習慣はあまりありませんでした。 これは両親のせいではなく…
体重推移 体脂肪率推移 朝ごはん 昼ごはん おやつ 夕ご飯 夜食 摂取カロリーと摂取タンパク質 今日できたこと 今日の一言 体重推移 ピンクの日付は排便あり 赤字は前日より数値が増えた ★は生理日 ★開始時:99.3kg 日付 体重 前日比 合計 11/17 80.0kg ±0kg -19.3kg 11/18 11/19 11/20 11/21 11/22 11/23 ⇒詳しい体組成データはこちら 体脂肪率推移 ★開始時:44.6% 日付 体脂肪率 前日比 合計 11/17 37.9% ±0% …
皆さん、こんにちは。 どこの中二病かというくらい、未だに人生の行方について悩む、恥ずかしい50代です。 答えは自分のみが導き出せると頭では理解していますが、世間的な成功・名声・お金といった他人尺度の成功も捨てきれずにいる現在(いやもう、ほとんど駄目だけど)。 生きていく上で、とりわけお金は必要なわけですが、それでもなお、お金で買えない満たされた気持ちがどこにあるのか、どうやって満たすかみたいなことをつらつらと考えます。 コンサル的な本じゃない、他人の生きざま、生きぶり?とでもいったものが知りたい…
運命の裏木戸 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー 早川書房 Amazon いいこと?わたしはいつだって希望にあふれているのよ。 新しい家に引っ越してきたトミーとタペンス。 「過去は過去。今は今。」リックみたいなタペンス。 本が好きな夫婦。いいね。 映画を観るのが好きじゃないタペンス。原作どおりじゃないから。 月桂樹荘。 「メアリ・ジョーダンの死は自然死ではない。」本の中の謎のメッセージ。 やや肥満気味のマンチェスター・テリア、ハンニバル(笑)。 タペンスはプラスチック…
『「何もない部屋」で暮らしたい』 ミニマルライフ研究会 私が定期的に読むようにしている、ミニマリストに関する本たち。 なるべくシンプルに暮らすことを目指して日々不要なモノを手放そうと意識していますが、子育てに追われる毎日の中でだんだん家の中のモノが増えて、どうしても部屋が雑然としてきてしまいます。 そんな中で、時々ミニマリストさんたちの本を読むと気持ちが刺激され、「モノを見直そう」「整理しよう」という気持ちにさせられます。 今回読んだのは、シンプルな部屋に暮らす人々の部屋や考え方をまとめた本。 …
今回はポンコツ魔王の田舎暮らしを書きたいと思います ポンコツ魔王の田舎暮らし 1巻 (バンチコミックス) 作者:渡邉ポポ 新潮社 Amazon こちらは連載中の漫画です kindleUnlimitedで現在3巻まで読むことができ、セールもやってます いつもは完結済みで、kindleUnlimitedで読める漫画を紹介してましたが、この漫画が好きで、読んでるのでどっかで紹介出来たらいいなとか思ってましたのでこの機会がいいかなと思いまして あらすじは魔界の生活に疲れた魔王が田舎に逃げて、田舎暮らしを…
題名 鵼の碑著者 京極夏彦期間 2025年9月30日(火)→2025年10月29日(水)満足 ★★★★★ 読書歴30余年、1043冊目の読破である。9月に、司馬遼太郎の「義経」上下巻、約1000頁を1ヶ月弱で読破して、ちょっと自信が付いた。その異常なほどの分厚さから敬遠していた、京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」10作目、「鵼の碑」を読むのだ。2023年に17年ぶりの新作として発売されてから、読みたくて読みたくて仕方なかったんだけど、中々、決心が付かなかった。俺は、鈍足読書家なので…。 発売から2年…
※引用:「ジャイアントお嬢様」11巻より 「ジャイアントお嬢様」11巻のプチ感想・レビューです。 感想は読書メーターで書いた文章になります。 興味を持ってもらえると嬉しいです。 寿こと - 読書メーター (bookmeter.com) 感想 色々な組み合わせの話がたくさんな巻ですが、でかい組+ミドリ、ちいさい組+ミドリって感じで良いポジションにいるなミドリ。 まわりよりも常識がある方なので、いるとありがたい存在なのかな笑。 なんだかしれっととんでもない発明が出てきましたが、それよりもその後の壁尻…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、世界的ベストセラー作家ダン・ブラウンによる『ロスト・シンボル』について語りたいと思います。あの『ダ・ヴィンチ・コード』の続編として登場した本作は、知的興奮とスリルが交錯する、まさに“読書の冒険”です。 🗝️ ロスト・シンボルの魅力 『ロスト・シンボル』の舞台は、アメリカの首都ワシントンD.C.。歴史と権力が交錯するこの都市で、象徴学者ロバート・ラングドンが再び謎に挑みます。今回の鍵となるのは、フリーメイソンの秘儀と古代の知識。ブラウンらしい緻密な…
発行元:マガジンハウス BRUTUS No.1032まとめ BRUTUS No.1032を読んだ理由 BRUTUS No.1032で仕事に生かせるポイント BRUTUS No.1032の感想 BRUTUS No.1032まとめ 住宅や部屋を特集した号。かっこいいんだよなぁ。すんでいる人のライフスタイルが伝わってくる。まぁ、我が家も、負けていないけどねw BRUTUS No.1032を読んだ理由 特集に惹かれて BRUTUS No.1032で仕事に生かせるポイント 特になし BRUTUS No.1…
2025/11/07(金) 10時頃起床。 昨晩はむしょうにBL漫画が読みたくなり探索に出かけていたためなかなか入眠準備ができず、結果睡眠不足。めげずに外に出る。 図書館でしばし過ごす。マキァヴェッリの公共性についての論文を読む。 本日のポケモンZA 2025/11/08(土) 9時半起床。 昨日の晩も入眠準備がうまくいかず大睡眠不足。しかも家を出るギリギリの起床だったためとにかく体調が良くない。 賃労働、忙しかったおかげで体調にフォーカスを当てすぎることなく1日を過ごせたのが良かった。 202…
1万人の失敗談からわかった人生の法則 40代を後悔しない50のリスト 作者:大塚 寿 ダイヤモンド社 Amazon 「なぜ、30代の延長だと失敗するのか?」 「定年退職をした人の後悔は、40代に集中している」 41歳の自分にとっては、とても刺さる言葉でした。 40代は仕事で役職や責任がアップ。 中間管理職は上下の世代・左右の多職種に挟まれる。 上だけ見ていれば良かった若手時代とは、仕事内容や視点が大きく変わってくる。 加えて年代的に、親の介護・子どもの進路など、未経験の選択や判断を迫られます。 …
神林長平さん初読み。星雲賞を何回も受賞している日本の代表的なSF作家の作品ということで、期待して読み始めたが・・・。最後の方は少し面白かった。でも、全体としては微妙だった。というのが正直な感想である。最初に読むべき作品ではなかったかもなー。 ※決定的なネタバレはしませんが、内容には触れるので未読の方はご注意ください。 月でアンドロイドの製造・販売を行う大企業LAP社に、地球から来たノンフィクション作家、リビー・ホワイトは抗議のために乗り込んだ。LAPが製造したパパ・ママ・アンドロイドに養育される…
スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007 桜庭一樹選 (講談社文庫) 著者 : 日本推理作家協会 講談社 発売日 : 2012-10-16 ブクログでレビューを見る» アンソロジー作品で桜庭一樹選の『スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007』を読みました。本シリーズの作品は、10年前に読んだ宮部みゆき選の『スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎002』以来ですね。-----story-------------読書家で知られる桜庭一樹氏が悩みに悩んで厳選した、七つのベスト・ミステリー。小説をより…
日曜夜にこんばんは 本好きVtuber(近日デビュー予定)本多よむがお勧め本を紹介する『本多よむの異界図書館』のお時間です 霜月も半ば過ぎ、すっかり日が暮れるのが早くなりました 寒さに合わせての冬支度も大切ですが、そろそろ年末のことが気になる頃でしょうか 年末と言えば大掃除、本棚に入りきらない本をどうしようかと悩む方もいらっしゃるかもしれません 本が傷まないように、湿気と埃だけなんとかし(たことにし)ているお仲間も、きっといると思います 自分だけの図書館を持てたら、さぞかし楽しいと夢想しませんか…
物事がなかなか上手くいかない一番の原因は、時間の管理です。 それが分かっているだけに、余計にイライラしてしまいます。 いろいろと考えてはいるけれど、「これだ!」というものにまだ出会えていません。 どう・・・・ 続きはこちら
公式サイト https://www.shinchosha.co.jp/book/102883/ さて、今日も長男夫婦が、 孫を連れて遊びに来てくれたので、 みんなで近くの公園で、 ピクニックのマネごとをしました。 ですので、ランチネタもなく、 昨日のブログも書けていません。 てな訳で人気のない読書ネタです。 木挽町のあだ討ち (新潮文庫 な 107-3)作者:永井 紗耶子新潮社Amazon 雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、…
ある本に「スペシャリストになるには、同じジャンルの本を60冊読む」と書いてありました。 そこまで読み込むことができなければスペシャリストにもなれないし、自分が好きなものでもないということなのです。 好きなことを極めることが、起業では必須の条件的なことでもあるのです。 自分・・・・ 続きはこちら
すっかり息子には我が家が別宅になっていますʅ(◞‿◟)ʃ そのうち出て行くんだとはわかってましたが、こんなに早く家を半分出ていくとは思っていなかったです…半分っていうか、今、週1日くらいしか家居ない…。 ものすごく寂しいです😞 まあ、そういうもんですよね。 漫画の話はけっこう前の話で、実はもう彼女とは二回、顔を合わせています。最初は玄関先で挨拶だけだったのですが、先週末、彼女からお誘いがあって職場の頂き物チケットで演奏会に行ったりしていたのです。 顔を合わせるとね〜。感じは良い子なので、文句言い…
にほんブログ村 この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中読書 ランキング参加中ライトノベル ようこそ、シュガーのファンタイムへ。 角川スニーカー文庫から発売されているライトノベル 著者:レオナールD さん イラスト:りいちゅ さん モブ司祭だけど、この世界が乙女ゲームだと気づいたのでヒロインを育成します を読みました。 モブ司祭だけど、この世界が乙女ゲームだと気づいたのでヒロインを育成します (角川スニーカー文庫) 作者:レオナールD KADOKAWA Amazon 第9回…
読書ブーム到来!湊かなえ『告白』の衝撃! 最近、私の中で静かな「読書ブーム」が来ています。そして今回、ついに社会現象にもなった湊かなえさんの傑作『告白』を読み終えました。その感想と、次に読むべき本をご紹介します! ① 『告白』を読み終えての感想 【書籍名:告白(湊かなえ)】 「告白」というタイトルからは想像することができないほど重く、そして深淵なテーマを持った作品だと感じました。ページをめくる手が止まらず、一気に読み終えてしまいました。 特筆すべきは、章ごとに語り手が変わり、一つの事件に対する多…
副業したいけど何から始めたらいいかわからない、みたいな時ってあるよね。 僕も正直、副業とか言われても「何ができるんだ自分」ってなってた時期があって。 スキルもないし、資格もないし、かといって何か勉強するにしても時間もお金もかかるし。 で、結局「今じゃないな」って先延ばしにする、みたいなループに入ってた。 副業って結局何すればいいんだよ問題 よく「副業おすすめ10選」みたいな記事あります。 せどりとか、動画編集とか、プログラミングとか。 でもさ、どれも「ある程度勉強してから」「スキル身につけてから…
「知足」という言葉をご存知でしょうか。今の私にとっては、指針となるような重要ワードで、老子の言葉だそうです。 ≪「足るを知る者は富む」から≫みずからの分をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。分相応のところで満足すること (コトバンクより引用) kotobank.jp 私はこの言葉を禅の本で知り、それ以降もミニマリスト関係の書籍や数多くの場で観てきました。今でこそ随分と緩くなりましたが、もともとミニマリストを目指していた私にとっては、現状に満足する というごくごく当たり前の言葉が目から鱗だっ…
異世界マンチキン ーHP1のままで最強最速ダンジョン攻略ー(13) (シリウスKC) 作者:志瑞 祐,青桐 良 講談社 Amazon 防衛戦が一息ついたと思ったら、このタイミングでブラックドラゴンが襲ってくるとか容赦なしか…!以前遭遇した時は手も足も出なかった相手、おまけに今回はユキトさえ引き渡せばウィンターヘイブンには手を出さないなんて憎たらしい交渉まで用いる。既に疲弊しきったウィンターヘイブン側やユキトにとってこれ以上無い程に厄介な相手それだけにサイードを中心として皆が一致団結してブラックド…
遺伝子の構造、二重らせんを解明したのがジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックです。この二人は実験の手を動かすよりは頭の中で思考実験をする方でした。それでもなぜ解明できたのか。ロザリンド・フランクリンという女性が撮影した写真を見たから、と言われています。 そしてジェームズ・ワトソンの著書「二重らせん」にはあまりにも悪いイメージでしか登場しません。 いったいどんな人だったのか。コツコツと寡黙に手を動かし続ける職人のような人物像が浮かび上がります。 ユダヤ系であることと女性であることが不利な時代で…
今そこにある文字情報がなによりも最優先であり、ご褒美なのだから、どうせ後で処理するアプリの通知音なんか気にならない。なんならこの読書時間を汚した悪しき存在としてアプリごとアンインストールしてやってもいい。スマホの中は電話とKindleアプリだけにしてやる。作家が書く手を止めないように、我々読者も読む手を止めない。こちらは土日全部捧げるくらいの覚悟がある。壮絶たる決死の覚悟を前にしてスマホは灰となりにけり。
光と私語 (いぬのせなか座叢書, 3) 作者:吉田恭大 いぬのせなか座 Amazon 基本的に、文学と呼ばれるものの最大の魅力は自由である。 私がそう感じるのは、文学が閉じた行為だからだろう。聞きかじった話だが、かつて文学は声に出して読み上げるものだったという。それは本というものが貴重であったから、多くの人に伝える必要があったという意味かもしれないし、或いは音読することによって、読書という行為に身体性をもたらしたかったからかもしれない(論語の素読のように)。実態は分からないが、きっとどちらの意味…
どうも、悪役にされた令嬢ですけれど 1(アリアンローズコミックス) 作者:台,佐槻奏多 フロンティアワークス Amazon 身に覚えのない罪を着せられ婚約破棄された令嬢のお話。 主人公は結婚願望もなく、貴族としてどうなのと言われている畑いじりが趣味なので、できれば独身貫いて、畑をいじってたい感じ。でも、それを父親が許さず…という流れ。 父親が騙されて借金を作らされて、そのカタに主人公はちょっと偏った性癖のある父親以上の年齢のおじさんと結婚させられそうになるけど、ずっと主人公に想いを寄せていた男性…
テレビプロデューサーとして数々のヒットを生み続ける佐久間宣行さん。その裏側には「努力よりも、成果につながる最適解を探す」という、良い意味で“ずるい”仕事術がありました。 読んでみて感じたのは、「ずるい」は“手を抜く”ではなく、“上手に手を掛ける場所を選ぶ”ということ。ムダを見抜き、本質に集中し、人との距離をうまく取り、自分の機嫌を整える。その姿勢が、クリエイティブにも人間関係にも効いてくるという示唆に富んだ一冊でした。 ここでは特に印象に残ったポイントを3つにまとめます。 1 努力よりも「勝てる…
チャールズ・T・マンガーの金言講演の内容をまとめた本。 要約が難しい。良書。2回読んだ。家系は素敵だが、努力も苦労もしたことがわかる。 不幸に負けずに生きた人。かっこいいと思う。繰り返し述べられていることは、 一つの分野だけを勉強してもダメ。 いろいろな分野の重要な発見や考え方を理解して、生活や仕事に活かす。カナヅチしかもっていない人には、全ての問題が釘に見える。 チェックリストを作って使うことで過ちを減らす。ロラパルーザ効果。 複数の心理的要因が重なって、大きな効果を生むこと。そんなところかな…
評価5 再読。 東北の田舎町に引っ越して来た高橋家の人々(晃一、史子、智也、梓美、澄代、クッキーの一家5人+犬一匹)。ついに史子も座敷わらしを目撃して一大騒動を巻き起こすのだが、お隣の菊地家の97歳にもなるお婆さんから座敷わらしの悲しい由来を聞いてから家族の座敷わらしに対する視線が優しい眼差しに変わって行くのだった。これと同時に智也にはサッカー仲間が出来て、前の学校でいじめにあっていた梓美には友だちが出来、ボケ気味だった澄代も元の快活さを取り戻して行く。 そんな高橋家だったが、突然父・晃一に東京…
おかしいな。 なんか明らかに去年よりもの増えてるんだが。 特に本やマンガが部屋のあちこちに散らばっていて、未読や読んだけどいつも手に取りたいところに置いておきたい本が山のようになっている。 ミニマリストの思考からするとそこで「よし、本を断捨離しよう」となるのだろうが、私はあろうことかブックタワーなるものの存在を知って速攻ぽちったよね。 しかも4段じゃなくまよわず6段式のやつね。 早速組み立てて本を適当にぶち込んでみる。 うんうん、なんか散らばってた本たちが一か所に集まってくれていい感じ! 横置き…
理想を貫いたエジソンのライバルとしての生き様 19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した天才発明家ニコラ・テスラ。その名前は現代でもイーロン・マスクがCEOを務めることでも知られている電気自動車メーカー「テスラ」の社名として残り、世界中で伝説的に語られている。その功績は交流電流の普及を推し進めた人物であり、トーマス・エジソンとの「電流戦争」で歴史に名を刻んだ。本作は、その栄光と孤独を独特の映像表現で描いた伝記ドラマ【永久保存版】。 目次 【映画 テスラ エジソンが恐れた天才】作品概要 【映画 テス…