電撃引退か「今季限りで」これまでか…

球史に残る名選手もこれまでか…。読売ジャイアンツ・坂本勇人に、今シーズン限りでの電撃引退が囁かれ始めた。
坂本は10代から巨人のショートストップとして君臨し、数々の打撃タイトルを獲得。プロ野球の歴史でもトップのショートといっていい名選手だ。
しかし、ここ数年は加齢やケガの影響もあり、成績が急降下。ショートの座は門脇誠に譲り、自身はサードにコンバート。昨シーズンは109試合の出場でホームラン7本、打率.238に終わっている。
今シーズンはさらに成績を落とし、1軍と2軍を行き来しながら、8月終了時点でわずか54試合の出場。ホームラン3本、打率は.201と1割台も視野に入ってきた。
一方、坂本がかつて守っていたショートのポジションは安泰だ。
現在、巨人の正遊撃手には2年目の泉口友汰が就いているが、8月終了時点の成績は打率.293、5本塁打、29打点と絶好調。8月の月間打率に至っては.327と大爆発だ。
打率は1位の広島・小園海斗にわずか3厘差の2位。出塁率も1位の阪神・大山悠輔と約2厘差で、首位打者・最高出塁率のタイトルも十分にありえる。
そして、この躍動を見た坂本が、引退へ傾き始めたというのだ。坂本に詳しい記者が語る。
「あと1~2年はできるかもしれませんが、坂本は元来男らしい性格で、ズルズルしがみつくよりスパッと終わるタイプ。自分がチームに貢献できない以上、今季限りでの引退を選ぶようです」(スポーツ紙セ・リーグ担当記者)
これには、坂本の性格に加え、坂本自身の歩みも関係しているという。
「坂本の台頭はプロ2年目の2008年、当時不動のショートだった二岡智宏のケガと不祥事に伴い、空いた枠を埋めるようにスタメンに定着。巨人としてはこの上なく綺麗な世代交代でした。
こうした経験もあり、坂本は有望な若手が現れた際、潔く後進を譲る意向をかねて周囲に漏らしていたといいます。首位打者もあり得る泉口の台頭は、いよいよ“その時”だと感じさせたのでしょう」(同)
自らの地位に恋々としがみつくことなく、かつては自身が行った“世代交代”を、受ける立場になったら潔く引退…。男気のある坂本らしい決断だ。
巨人軍は永久に不滅だが、選手はどんどん入れ替わっていくと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部