タレントのSHELLYさんが9月12日にYouTubeチャンネルを更新。脳科学者・中野信子さんとの対談を公開しました。

モラルハラスメントについて「受ける側が不快になったら“ハラスメント”っていう定義なので」と説明し、該当した場合は「我慢せずに、相談できる人がいれば相談を」と語りかける中野さん。一方で、当人の自覚が薄く、周囲の友人などが先に気付いてモラハラが発覚するケースもあるといいます。
「ちょっと立ち止まって考えてもらう必要があるんですけど……」
「愛されて、大事にされると落ち着かない人っていうのは、赤信号で」
モラハラされてしまう側が「ひどく扱われた方が自然だ」と感じてしまっていることもあるのだそう。驚いた様子で「なんでなんですかね?」と聞き返すSHELLYさんに、中野さんは子ども時代の成育歴が影響しているといいます。
「(例えば)お父さんがお母さんにそうしてた、とかね」
愕然とするSHELLYさんは、今回の動画について「(子どもを育てている)大人アヒルちゃんたちにめっちゃ聞かせたい」と険しい表情に。
中野さんは、モラハラを受けてしまいがちな人について説明した上で、パートナーの選び方についても言及しています。
「(選ぶなら)自分の感情の取り扱いが上手な人がいいね、本当はね」
「めっちゃわかる」と頷くSHELLYさんですが、一方で「精神的な攻撃を受けて育っている人は、それを愛情だと思ってしまう」例にも触れ、「どうしたらいいんだ!?」と中野さんにアドバイスを求めます。
「『こういう人を卒業できなかった』と思って、あんまりひどいことになる前に、別れてください。それは相手のためでもあって、相手に『自分を攻撃させない』という優しさなんだよ」
と、中野さんは思案している様子で語りました。
どんな人に気をつけたい? ひどいことを言われた場合の対処法は?
「モラハラの人も、モラハラ気質になっちゃう人も、自分に自信はないんですよ。だから、攻撃することで(相手がついてくるか)確かめるんだよね」
「(友達や家族など)他の人と絆が作られると、そっちに取られちゃうかもしれないから、(関係を)切りにかかってくるんです」
中野さんの言葉に、ハッとした様子のSHELLYさん。「関係性を切りにかかってきたら、この人はヤバイ、と思ったほうがいいですよね」と頷きます。つづけて中野さんは、そういった相手との関わり方について具体的にアドバイスしました。
「モラハラされる人っていうのは優しいんだよね。許してあげようとか思っちゃうんだけど『それ言われると私、ダメだから』って言った方がいい場合がある」
「『私はとても傷つくから、イジりであってもやめてもらえる?』とか『そんなこと言うなんてどうかしてる』って、普通に言っていいので」
「自分が『ツライです』ってことは言っていい。それは相手に対する攻撃ではないので」
中野さんは、そう言われてキレるような相手には「付き合う価値ないです!」とキッパリ。SHELLYさんも「なるほどね……」とため息をつくのでした。
「ドキッとしました」対談動画に反響集まる
この動画の視聴者からは
「すごくわかりやすい言葉で説明してくださってて、きっと色々な多くの人に届く言葉ばかりだと思いました」
「納得しすぎた。彼と結婚する前に『おや? きついかも…』と思ったのに、どうしようもできなかった。もっと早くに学べば良かった」
「『他の人と絆が作られるとそっちに取られちゃうかもしれないから切りにかかってくる』の部分、ドキッとしました」
「赤信号はまさに私、そこに気がつけた事ありがたいです」
などのコメントが寄せられています。