独創的なダンスを披露したのはウィル・ティリー氏。同州クランフォードの町議会に無所属候補として立候補しています。
2日夜に行われた集会に出席したティリー氏は、演壇に近づくと町長や他の出席者の前で踊り始めました。
「ティリーさん、時間を開始しました」と発言を促されますが、ティリー氏は「ちょっと待って」と言わんばかりに人差し指を立て、踊り続けます。
シュールな状況に、クスクスと笑い出してしまう参加者も。

約1分30秒に及んだ“無言のダンス”の後、ようやく口を開いたティリー氏は「週末はいかがお過ごしでしたか?」と語りかけました。
「私は家族に会いにメキシコのモンテレイへ行きました」
「ビーチはないですが、歴史ある美しい街です」
「この中で飛行機に乗るのが怖い人は?」
集会の参加者から返答はありません。
「バックスピンができるんですけど、見てみたいですか?」
参加者から「イエス」という返事はなかったものの、ティリー氏はその場にかがみ込み、背中を地面につけて回転する「バックスピン」を繰り出しました。

起き上がり、壇上に戻ったティリー氏はようやく質問を始めました。
「どうして私たちの税金はこんなに上がったのですか?」
「住民投票の結果、平均的な世帯の税金が400ドルほど上がるとは聞いていましたが、うちは900ドルも上がったんです」
質問を終えたティリー氏はムーンウォークでその場を後にしました。
これに対し、町長のテレンス・カラン氏は「ティリーさん、ありがとう。その表現豊かなダンス、気に入ったよ」と答えました。
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一部始終は地元局にも取り上げられ、SNSで大きな反響を呼びました。
💬「今のところ、彼が私たちの唯一の希望だ」
💬「周りの人たちの無反応がたまらない」
💬「彼の望みならなんでも、私は彼に投票する」
💬「自分はまだ『自由意志』を存分に使っていないと思い知らされた」
💬「彼は注目の集め方を心得ている。今や多くの人がこの増税について知っている」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:岡崎駿佑