米上院議員のエリザベス・ウォーレン氏(民主党)が、CNBCのニュース番組『スクワーク・オン・ザ・ストリート』に出演。

ウォーレン氏は次のように主張している。
「問題は市民への負担です。住宅、食料、子育てなどの費用を払えないために、ニューヨーク市を追い出される勤労者世帯がどれほどいるかご存知ですか?」
「マムダニ氏が強調するのは『人々がニューヨーク市に住む余裕を持てるようにしたい』ということです」
「それによって活気が満ち、人々が『住みたい』と思える街になるのです」

フェイバー氏は「誰もそのことに異論はありません」と返答。
「しかし、そのために課税を強化するのですか? なぜそれが答えだと?」と疑問を呈した。
これに対し、ウォーレン氏は皮肉を込めて反論。
「なんてこと! 億万長者たちのお腹が空くのを心配しているのですか?」

フェイバー氏は否定し、「私が懸念するのは彼らがニューヨーク市を離れ、別の街でお金を消費するということです」と返答した。

これに対しても、ウォーレン氏は「彼ら(富裕層)はこれまで何度もそうやって“おどし”をかけてきたんです」と反論。
「働きやすい、活気のある街をつくりたい? 通りに人が行き交い、一日中商売が行われる街にしたい?」
「であれば、1時間半もかけて通勤する人ではなく、この街に住み、働く市民が必要です」
課税強化により富裕層がニューヨーク市を離れる可能性は現実的でなく、街の発展には労働者の生活が守られることが重要との見方を明確にした。
Xでこの動画が拡散されると、ウォーレン氏の発言に関して様々な反響が見られた。
💬「ニューヨーク市は文化と金融の首都。金持ちはどこへも行かない」
💬「ニューヨーク市に住む金持ちは、『ニューヨーク市の金持ち』でいたいんだ。ダラスに引っ越すはずはない。現実を見て」
💬「実際に証券会社が荷物をまとめたら、ニューヨーク市はどうするのか気になる」
💬「お腹は空かなくても、億万長者は数十億ドルを持ってニューヨーク市を去るかもね」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:岡崎駿佑