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信号無視、逆走や歩道走行、ながらスマホ、2人乗りなどの自転車の交通違反に、来年4月1日から反則金が科されることは皆さんご存じだろう。「今後は自転車の交通違反も、自動車同様に厳しく取り締まられるようになる」というイメージだが、運転免許証があるわけでもない自転車の交通違反を、どのように取り締まるのだろうか?“自転車の青切符/反則金”はどのように運用されていくのか。前回に続き、全国の交通行政を統括する警察庁へ詳しく聞いていく。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ) 2026年4月1日から、自転車にも青切符制度が導入される 「日本人はルールを守る民族である」といわれている。 スマホを見ながら走り、信号が赤でも平気で突っ込んでいく。青信号側のクルマがクラクションを鳴らすと、不貞腐れて悪態をつく輩(中には女性も)までいる。自転車は“交通弱者”扱いされることを盾に、交通違反はやった者勝ち。運悪くお
JR東海は10月29日、建設中のリニア中央新幹線品川~名古屋間の総工事費が約11兆円に及ぶ見通しであると発表した。着工時の想定は約5.5兆円で、2021年に約7兆円へ増額するとしていたが、ついに当初見込みの倍まで膨れ上がることになった。リニア計画は本当に実現するのだろうか。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 資材価格の高騰などで 総工事費が大きく増加 2021年の増額は、「難工事への対応」「地震対策の充実」「発生土の活用先確保」の3点を挙げていたが、今回の増額分計3.9兆円のうち2.3兆円が物価、人件費の高騰によるものだ。2.3兆円の内訳は、鋼材やコンクリートなどの建設資材や各種設備を構成する銅やアルミなどの材料価格の上昇などによる1.3兆円に加え、今後の工事費上昇リスクに備えた1兆円となっている。 一般財団法人建設物価調査会の建設資材物価指数(東京)によれば、2015年を100とした物価
テレビ番組だけでなく、録画・配信・SNSのテレビコンテンツにも触れない若者が急増している。元NHKアナウンサーの今道琢也氏が、データと現場感覚の両面から「テレビ離れ」ではなく「テレビ無関心」という新たな現実を解説する。※本稿は、今道琢也『テレビが終わる日』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。 若者のテレビ離れが止まらない まさかの10代2割、20代3割 まず、図1-6の「全体」を見てください。 放送局のコンテンツ・サービスに何らかの形で接触している人は、92%を占めます。「いずれにも接触なし」は8%です。テレビ放送からテレビ局のSNS公式アカウントにいたるまで、非常に広い範囲を対象としていますし、1週間にたった1度の接触でもカウントされるのですから、これくらい高い数値が出るのは当然ともいえます。 年代別に見てみると、どうなるでしょうか。その下の「年代別」の数字を見てください。13~1
約2年ぶりに公の場に姿を見せた松本人志。地上波ではなく、有料配信チャンネル「DOWNTOWN+」を舞台に選んだ復帰劇は、かつての「謝罪会見→地上波復帰」という定型から大きく外れている。ネット時代のいま、芸能人が再び立ち上がるルートは変わりつつある。松本人志の選択は、その転換点を象徴している。(フリーライター 鎌田和歌) 松本人志が1年11カ月ぶりに復帰 登録者数の多さに勝利宣言 松本人志が有料配信チャンネル「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」で復帰した。週刊文春との裁判で活動休止を宣言してから、約1年11カ月ぶりにファンの前に姿を見せることとなった。 ネット上では賛否両論となり、有料配信の初日となった11月1日には、Xで関連ワードが複数トレンド入りするなど、注目度の高さを見せつけた。 登録者数は、受付開始から20日で50万人を突破したと報じられている。本人はコンテンツ内の生配信で「
寂しさを埋めようと人に混ざるほど、なぜか心が荒む――そんな経験はありませんか。雑なつながりに頼る前に、自分の内面をどう守るか。他人と適切な距離を保ち、どのような孤独なら健やかにすごせるのでしょうか。 IVEチャン・ウォニョン氏や俳優ハ・ソクジン氏の愛読書と話題となり、韓国で262刷、60万部を超え、「哲学ブーム」の火付け役となった書籍『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』をもとに解説します。 心が寒いと感じるとき、私たちは他人の温もりにすがりたくなる。 その渇きが強いほど、よく似た欠乏を抱えた人同士で集まり、その場限りの高揚を回し飲みしがちだ。 最初はにぎやかで楽しく見えても、やがて習慣が荒れ、暮らしが鈍っていく。 社交への強い欲は、しばしば「いま満たされていない」という裏返しにすぎない。 他人との付き合いで得られるものは、気分転換にはなるが、幸福の本質そのものではない。
近年、鉄道の写真撮影を趣味とする「撮り鉄」による迷惑行為が目立つようになっているという。鉄道トレンド総研に寄せられた撮り鉄とのトラブルを経験した人の体験を紹介する。(鉄道トレンド総研所長・鉄道コラムニスト 東 香名子) 「下がれよ、安月給」と駅員に暴言 勝手に人の家の木を切る撮り鉄まで ここ最近、ニュースで「撮り鉄」の迷惑行為が大きく取り上げられるようになりました。駅員や他の乗客とのトラブルとなったり、私有地に無断で入ったり、勝手に木を伐採してしまう人まで、報道される「撮り鉄トラブル」はさまざまです。そうしたニュースが増えるうち、いつしか世間の人から忌み嫌われるようになってしまいました。 撮り鉄を象徴する「罵声大会」という言葉をご存知でしょうか。良い撮影場所をめぐってファン同士が口論や怒鳴り合いになり、その様子が動画などで拡散されて名付けられた俗称です。 同じ撮り鉄やほかの利用客に対して「
コスト削減や人手不足の解消を目的に、モバイルオーダーの導入が進む飲食店が増えている。若い世代はデジタル注文を難なく使いこなす一方で、携帯の操作に慣れない高齢者の中には、戸惑いや抵抗を示す人も少なくない。中には、そうした不便さを理由に店へ苦情を申し入れるケースも見られる。「デジタル化」の波の中で、店はどのように対応すべきなのか――。※本稿は、日本能率協会コンサルティング編著『実践カスタマーハラスメント対応ケーススタディ』(経団連出版)の一部を抜粋・編集したものです。 モバイルオーダーに 抵抗を示した年配客 「ラ・トラットリア」の入り口ドアを開けると、カウンター付近に立っていた山田美香が笑顔で出迎えた。 「いらっしゃいませ」 「あら、美香さん。電話で予約はできないって言われたから直接来てみたの。3人で食事はできるかしら?」。白川恵子は友人2人を伴って店内に入った。 美香は常連客の白川だと気づい
「チームがうまくいかない」「仕事相手に信頼されたいのに、うまくいかない」――そんな悩みを抱えていませんか? 一方で、特別なスキルがなくても「なぜか一緒に働きたくなる人」がいるのも事実です。その人たちは、仕事相手との人間関係を良くし、チームで成果を出す“シンプルな習慣”を大事にしています。 本記事では、400以上のチームを支援してきた組織開発の専門家による書籍『チームプレーの天才』(沢渡あまね・下總良則著、ダイヤモンド社刊)から、「誰とでもうまく仕事を進められる人」が欠かさずやっていることを紹介します。信頼される人になりたい方、チームワークを高めたい方は必読です。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂) 「仕事仲間に好かれる人」が実践していること 「ここには敵がいない」環境、すなわち心理的安全性が高い状態のチームには、ほぼ例外なく根底に互いへのリスペクトがあります。 ここまでにお伝えしてきたことも
いつも心に余裕がある人の考え方・ベスト1とは何か。 次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 「自分に優しく、人に寛容」という態度 現代社会では、「自分に厳しく、人にも厳しく」というストイックさが評価されがちです。 しかし、それは長期的に見ると疲弊を招きやすい姿勢です。 持続可能に努力を続けるためには、「自分に優しく、人に寛容」であることが必要です。 本記事では、その意味と効
人生のうち最初の40年は本文であり、 次の30年は本文に対する注釈である。 ――『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』より 40代に入ると、幸福や苦痛の見え方が変わる。 若い頃に書き散らした「本文」を、読み返して注釈を付け直す時期になる。 何が自分の苦痛を増やしていたのかを振り返り、減らす知恵を覚える必要がある。 ショーペンハウアー自身、40代半ばを越えてようやく花ひらいた。 そこは危機であり、分岐点でもあったが、彼はそこで筆を折らなかった。 もし諦めていたら、名声も、静かな満足も得られなかっただろう。 この世界を理解するには、経験だけでなく、広い視野と多様な見方が要る。 目の前の出来事を判断し、栄養に変える成熟は、少なくとも40歳以降に本格化する。 青春には賢さは少ないが、向こう見ずな勇気がある。 40歳からは、快楽を増やすより、苦痛を減らすほうが賢い生き方になる。 期
ゴルフウェアブランド「パーリーゲイツ」などを展開するアパレル大手TSIホールディングス(HD)は、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の助言を基に大規模なリストラを進めてきた。ところが、リストラ案の法的リスクを指摘したTSIの法務課長が自らも退職勧奨の対象となり、「退職強要に当たる」としてTSIとBCGを東京地裁に提訴していたことがダイヤモンド編集部の取材で分かった。長期連載『コンサル大解剖』内の特集『BCG泥沼訴訟 丸投げリストラの全内幕』では複数回にわたり、TSIが経営の中枢に関わる人員削減をBCG頼みで進め、両社の歪んだ関係の下で実行された“丸投げリストラ”の深層に迫る。初回の本稿では、元法務課長が退職に至る詳細な経緯や裁判の焦点を明かす。(ダイヤモンド編集部 永吉泰貴) BCG案に異を唱えた元法務課長 部長は反対するも退職勧奨の対象に 「パーリーゲイツ」「ナノ・ユニバース
クマとの遭遇を避けるために、さまざまなアイテムや方法が巷で紹介されている。だが、その中には、かえって逆効果になってしまうものもあるという。群馬県奥利根を拠点に40年以上の猟師歴を持つベテランの高柳盛芳さんと、岩手県岩泉町で25年にわたり山菜採りを生業とし、自らクマに襲われた経験を持つ佐藤誠志さんに話を聞いた。(風来堂 稲葉美映子) 「もう鈴なんて全然効かねぇよ」 クマに出会わないための有効な方法は? クマに出会わないための対策として、一般的には「クマ避け鈴をつける」「ラジオをかける」「音を立てて歩く」などが推奨されている。一方で、「音を出すと逆にクマを呼び寄せてしまう」という意見もあり、何が正解なのか混乱している人も多いのではないだろうか。 そこで、群馬県奥利根で40年の猟歴をもつクマ撃ち猟師の高柳盛芳さん(通称モリさん)と、岩手県岩泉町で山菜採りを生業とする佐藤誠志さんに、現場で“本当に
トランプ関税に続いて「半導体ネクスペリア問題」が日本を直撃している。ホンダは米国とメキシコ、カナダで減産に追い込まれた。経営再建中の日産は、国内の追浜工場と九州工場で減産。26年3月期の売上高を下方修正した際、同問題の影響を織り込んだという。トヨタは決算会見で「リスクはある。代替品にどういうものが使えるのか、影響を注視している」とコメント。スズキは同問題を受けて通期の業績予想を据え置いた。ただし、悪影響は自動車業界にとどまらず私たちの生活にも直撃するリスクがある。(多摩大学特別招聘教授 真壁昭夫) 半導体ネクスペリア問題が 一般市民の「値上げ」にも通じるワケ 中国ウイングテック傘下のオランダ半導体企業、ネクスペリアのチップ供給停止が、世界の自動車業界を直撃している。欧州自動車工業会は、「ネクスペリアの半導体の出荷停止が続くと、数日以内に生産ラインが止まる恐れがある」と警告した。欧州だけにと
じわじわ心を蝕んでいく「感情労働」とは何か。 次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 「感情労働社会」を生き抜くヒント 現代社会では、あらゆる仕事や人間関係において「感情労働」が求められています。 笑顔を見せる、相手に安心感を与える、ネガティブな感情を抑える。 こうした働き方は避けられません。 しかし、感情労働に過度に飲み込まれると、心身をすり減らしてしまいます。 本記事で
AIが「使えるかどうか」は、人間側の「使い方」で決まります。 そう語るのは、グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなどを含む600社以上、のべ2万人以上に思考・発想の研修をしてきた石井力重氏だ。そのノウハウをAIで誰でも実践できる方法をまとめた書籍『AIを使って考えるための全技術』が発売。全680ページ、2700円のいわゆる“鈍器本”ながら、「AIと、こうやって対話すればいいのか!」「値段の100倍の価値はある!」との声もあり話題になっている。思考・発想のベストセラー『考具』著者の加藤昌治氏も全面監修として協力し、「これを使えば誰でも“考える”ことの天才になれる」と太鼓判を押した同書から、AIの便利な使い方を紹介しよう。 AIを使って“アイデア”を磨く「聞き方」 AIを仕事に活用できるシーンは多々ありますが、業務の効率化や自動化だけに使うのは少々もったいない。新しいアイデ
2025年、住宅街や商業地でのクマの出没が相次いでいる。山のドングリなどのエサが不作となり、食料を求めて人里へ下りてくるケースが増加しているためだ。街中でクマと遭遇したら、どう身を守ればいいのか。群馬県奥利根を中心に猟師歴40年を超えるベテランの高柳盛芳さんと、岩手県岩泉町で山菜採りを生業とし、クマに襲われた経験を持つ佐藤誠志さんに聞いた。(風来堂 稲葉美映子) 犬の散歩中にクマに襲われた女性 ベテラン猟師が追い払った方法とは? 10月18日午後4時すぎ、群馬県みなかみ町高日向(たかひなた)で犬の散歩をしていた女性(76)がクマに襲われ、頭や肩、尻などに大けがを負った。 その現場近くにいたのが、群馬県奥利根を中心に活動するクマ撃ち歴40年を超えるベテラン猟師の高柳盛芳さん。通称モリさんだ。 「急にクマが飛び出してきて、まず犬がやられた。その後飼い主にも飛びかかったから、俺がすぐ飛んでいって
「チームをうまくまとめるリーダーと、空回りするリーダーには決定的な違いがあります」 メンバーが思い描いているイメージがバラバラで、会議などで意見がまとまらない――。そんなとき、優秀なリーダーは「無理にまとめよう」とはしません。では、チームビルディングがうまい人は、どのようにして合意形成しているのでしょうか? 400以上の組織やチームを見てきた組織開発の専門家が「誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること」をまとめた書籍『チームプレーの天才』(沢渡あまね・下總良則著、ダイヤモンド社刊)から、そのコツを紹介します。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂) メンバーが描く「イメージ」を一致させる方法 未来の絵姿だけを掲げていても、具体的にどんな行動をしたらいいのか、どんな成果やゴールを目指したらいいのか、メンバー(リーダーでさえも)はモヤモヤしがちです。 それでは、いつまでたっても景色が合いませ
JR東日本の2025年度中間決算は、営業収益こそ増収となったが、営業・経常利益は微減にとどまった。JR西・東海が大幅な増収増益を達成する中、物足りない結果となった事情とは。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 物足りない数字となった 2025年度の中間決算 JR東日本は10月30日、2025年度中間決算を発表した。営業収益は前年同期比4.9%増の1兆4630億円ながら、営業利益は同1.8%減の2315億円、経常利益は同2.7%減の1989億円。純利益こそ投資用有価証券の売却益で同5.3%増の1472億円だったが、全体としては増収減益の内容となった。 JR西日本の中間決算は営業収益が同7.4%増、営業利益が同17.3%増、JR東海は営業収益が同12.4%増、営業利益が24.3%増となる大幅な増収増益だったことをふまえると、物足りない数字と言わざるを得ない。 どこに差があったのか。JR東日本の営
管理職の仕事の9割は「感情労働」である。じゃあ、どうするべきか。 次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 「感情労働」から身を守る サービス業や組織で働く人々は、しばしば「感情労働」に直面します。 これは、自分の感情を抑え、組織や顧客に合わせた態度を演じることを求められる労働です。 感情労働は不可避な部分がありますが、過剰に抱え込むと心身に大きな負担をもたらします。 本記事
信号無視は6000円、2人乗りは3000円、逆走や歩道走行6000円、ながらスマホ1万2000円……来年4月1日から、自転車の交通違反に反則金が科される※。身近な乗り物「自転車」のルールが大きく変わることになるが、現状の交通状況を鑑みると「本当にそんなことが可能なのか?」と疑問に、あるいは困惑している人も多いのではないだろうか。何がどう変わるのか?何のための改正なのか?全国の交通行政を統括する、警察庁交通局交通企画課への取材を敢行した。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ) ※反則金の金額については、現在最終調整中とのこと 2026年4月から、自転車の違反も反則金が取られることに 来年4月から、道路交通法が改正されて、自転車にも青切符制度が導入される。「これからチャリの取り締まりが少し厳しくなるらしい」程度に思っている方は要注意だ。ながらスマホ、傘差し、逆走、一時停止無視、信号無視、
知られざるマンション管理・売買の情報を、管理のプロや売買の玄人からなる業界のインサイダー集団が、独自の情報と視点から忖度(そんたく)なしに論じる新連載『マンション羅針盤 管理&売買』。第2回はマンション管理会社勤務経験が長く、管理業界の裏表に精通したマンション管理士の中村優介氏が、すでに全国で広がっている管理会社大撤退時代について解き明かす。あなたのマンションは大丈夫?(フルニール代表・マンション管理士 中村優介) 「管理会社が管理組合を選ぶ時代」を マンション管理組合はどう生き抜くか 2018年夏頃から顕著になった、管理業界大手の住友不動産建物サービス(略称「建サ」)が、不採算・過剰要求といった問題を抱える管理組合に対して解約を申し入れ波紋を広げた、通称「建サショック」。 「リプレイス」といえば一般的に、管理組合側から管理会社に対して行うものとされています。管理会社側から管理組合を「切る
数々の企業を再建してきたデヴィッド・ノヴァクは、世界の成功者100人から仕事も人生もうまくいくための知見を集め、『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、特に「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局) 「自分はわかっている」という思い込み 仕事にも慣れ、経験も積み、後輩から相談されるようになった。 ――それは誇らしいことだけれど、危険な瞬間でもあります。 気づかないうちに「もうこの仕事はわかっている」と思い込む。 人の話を聞きながら、内心では「その話、前にも聞いた」と処理している。 そんな態度が、いつのまにか“成長のブレーキ”になっているのです。
今年も暑かった夏がようやく終わり、秋らしい気候になってきた。「○○の秋」という枕詞はいくつもあるが、やはりここは定番の「読書の秋」を意識したい。暑くもなく、寒くもなく、思索するにはちょうどいいこの季節にオススメの3冊をご紹介しよう。 筆者はビジネスパーソンの必読書を厳選し、その要点をダイジェストにまとめて配信するサービス「SERENDIP」のチーフ・エディターを務めている。今回はSERENDIPで好評の書籍から、3冊を厳選した。(情報工場「SERENDIP」チーフ・エディター 吉川清史) 広大な宇宙の謎の一つ 「宇宙線」のすごさに迫る 「秋の夜長」とは、夏と比べて実際に日照時間が短くなったこと以外に、寝苦しいほどの暑さから解放され、夜が過ごしやすくなったことも指す言葉だ。空気が澄み、「中秋の名月」と謳われるように、月や星がきれいに眺められる季節でもある。 夜空を見上げながら、広大な宇宙の謎
「音楽の授業はつまらない...」そう感じたことはないだろうか。人気アイドルグループFRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」「NEW KAWAII」などで知られる作詞作曲家のヤマモトショウでさえ「音楽の授業が苦手だった」と語っている。合唱に偏った授業の限界、音楽教育の残念な現状を手がかりに、子どもたちが音楽の授業を楽しめない理由を探る。※本稿は、ヤマモトショウ『歌う言葉 考える音――世界で一番かわいい哲学的音楽論』(祥伝社)の一部を抜粋・編集したものです。 ヒット曲作曲家の筆者でも 譜面を読むのは辿々しい あなたは楽譜を読むことができますか? 私についていえば、作曲を仕事にしているのであれば、楽譜が読めるなんてことは当然だろうと思うかもしれません。 しかし作曲家だ、と名乗らなければ「楽譜が読める」というだけで、割と「すごい」となったりするのではないでしょうか。 じつは私は、
おやじ、何人殺しとんねん……。こんな、とんでもない経験しとったのか。苦労してたんやなぁ、と。もう、ショックでした。 揚子江で船から下りた瞬間に銃撃され、さっきまで隣で話していた戦友が鉄かぶとを撃ち抜かれて流れていったそうです。民家に押し入り、水がめに隠れていた中国人を引きずり出した。上官に「桑原やれ」と命じられたが弾が出ない。ほっとしていたら、「弾が出ないなら銃剣で刺せ」と。その時の手の感触が、書いてありました。 強烈だったのは、中国軍のトーチカ(コンクリート製防御用陣地)を攻撃した時の体験談でした。山の上にあるトーチカに向けて攻め上っていくのですが、上からはバンバン撃たれる。弾も水も補給がないまま攻撃を続け、味方もほとんど死んでしまった。ようやく相手の陣地に飛び込んだら、中国兵が8人か10人か、死んでいたそうです。足を鉄の鎖につながれて逃げられない状態で。 その光景を見た父は「愕然とした
DVに怯えながら育った少年は、父の死後に母の遺品から一冊の本を見つけた。そこには「陣中日記」と記され、戦場での凄惨な体験が綴られていた。「おやじはなぜ、あんなに乱暴になったのか」。少年時代、「最低の父」と憎んでいた桑原征平さんは、戦争で変わってしまった“父の心”に初めて触れる。戦後を生きた日本兵と家族の沈黙を描く実話。※本稿は、大久保真紀・後藤遼太『ルポ 戦争トラウマ 日本兵たちの心の傷にいま向き合う』(朝日新書)の一部を抜粋・編集したものです。 父の「女」が家に来ると 母と2人で寒空の下へ あれは忘れもせん。小学5年生の時でした。 正月と盆しか休みがない働き者の母に、父が「何が何でも今日は早めに帰ってこい」と言いました。夕方急いで帰ってきた母がご飯を作ると、父の「女」がやって来ました。2人が食事するのを、母と私は横で見ていました。酒を飲んだ父は「おい、布団敷け」と命令します。母が6畳間に
11月8日は日本歯科医師会が定めた“いい歯の日”。口の中の健康が全身の健康寿命につながるのだが、残念なことに日本では正しいケアが行き渡っていないという。1年前、『歯を磨いてもむし歯は防げない』という衝撃的な書を出版した歯科医の前田一義氏に、歯を守るために本当に大切なことを聞いた。(ジャーナリスト 笹井恵里子) 毎日一生懸命磨いていたのに 知覚過敏、虫歯、歯周病に… 歯をしっかり磨きなさい――子どものころから言われ続けて、毎日一生懸命磨いている人は少なくないだろう。実は私もそうだった。しかも私の場合、仕事で歯科医に取材する機会が多い。大半の歯科医が「最低でも10分間は磨いてほしい」と話すため、朝と夜、それぞれ10分間ずつ磨いていた。 だが昨年、磨いているときに歯に痛みが走るようになってしまい、歯医者に駆け込んだ。 すると痛い部分はおそらく知覚過敏を起こしていて、さらに奥歯に虫歯があり、また軽
私たちの医療費に直結する薬の値段は、どのように決められているのか?薬価基準制度による毎年の薬価改定は、医薬分業を促進し、薬価差益を縮小させる一方で、ジェネリック医薬品の普及という新たな課題も生んでいる。医療費抑制と新薬開発促進、そして安全な薬の安定供給をバランス良く実現するため、薬価制度の今後のあり方を考える。※本稿は、林 行成『知っておきたい医療リテラシー 日本の医療の効率と公平を問う』(日本評論社)の一部を抜粋・編集したものです。 薬が患者に届くまでの流通は 製薬会社→医薬品卸→医療機関 薬のいちばんだいじな制度である薬価基準制度とは、保険での薬の値段である薬価を決める制度です。薬価は、まず新薬に対して価格が設定され、その後基本的には毎年見直されます。この薬価の見直しのことを、薬価改定と呼びます。ここでは、薬価改定ルールについてのみ、取り上げたいと思います。 まずその前に、薬が患者に届
「図書館の貸し出し記録」や「読書の記録」と聞いて、どのようなものが思い浮かぶだろうか。子どもの頃、紙のリストに手書きで本のタイトルを書き込んでいたという思い出を持つ人も多いかもしれない。近年、公共図書館を中心に導入が進み、SNSなどでも話題となっている読書記録のサービスがある。(清談社 沖美魅) 約15年前に山口県で 初めて導入された「読書通帳」 2025年7月、「読書通帳」(編集部注:「読書通帳」は、内田洋行の登録商標)という図書館サービスについてのSNS投稿が話題となった。その内容は「久しぶりに図書館に行ったら本の通帳ができてたから作ってみた!たくさん本読みたくなるね」というもの。コメント欄には、「私も持ってる」「預金通帳の写真かと思ってびっくりした」「面白い!自分も欲しくなる」など、多くの意見が寄せられていた。 「読書通帳」とは、その名の通り図書館で借りた書籍名などを銀行の通帳のよう
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