ドナルド・トランプ米大統領は、7月25日からから4日間スコットランドを訪問していた。

滞在中、トランプ氏がしきりにあげる話題があった。

それは、風力発電の「風車」について。

スコットランド到着直後、まず口にしたのはこの言葉だった。
「風車をやめろ。自分の国を台無しにしている。本当にそう思ってる。悲しいよ」
「飛行機で上空から見ると、あちこちに風車が建っていて、美しい野原や渓谷が台無しだ」
「風車は鳥を殺している。海に設置された風車も、海を台無しにしている」
「ヨーロッパに言いたい。アメリカでは風車の建設を許さない」
「風車はわれわれの景観、美しい谷、美しい平原を台無しにしているんだ」
「アメリカの美しい平原を見渡すと、風車だらけ。まったくひどい話だよ」
「コストが高く、8年でさびつき、処分も大変だ」
(委員長は無言で困惑気味)「・・・」

「アバディーン(スコットランド北東部の都市)に行けば、人生で見たなかでいちばん醜い風車があるのがわかるよ。高さは50階建てのビルくらいある」
「風力発電は、あらゆるエネルギーのなかでもっともコストが高く効率が悪い」
「でも直径こんな穴(※手で小さな円を作る仕草)から1000倍のエネルギーが取れる。それが石油とガスだ」
「スコットランド北部の沿岸にも、それ(資源)があるだろ?」
(右に同じくイギリス首相も沈黙)「・・・」

「マサチューセッツ沿岸に設置された風車の影響で、18体のクジラが打ち上げられた。過去20年では1、2体だけだった」と主張しているが、科学的根拠は不明だ。
トランプ氏の異様なまでの風車への執着に、ネットでは以下のような声が寄せられている。
💬「この人、風車に何されたの?」
💬「アメリカにはすでに風車がたくさん建ってるよ」
💬「風と戦う男。勝てるといいけど」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦