つぼみの時はピンク色をしていたはずが……!?
アサガオの変化を小学校1年生のお子さんと調べた投稿が話題です。

7月21日、「ぼく」さん(@bokun_bokun)が、Xで「息子の自由研究に付き合っているんだけど」と書き出して投稿。
夜中から早朝にかけてアサガオが開花する際に色が変化する様子を収めた写真が、約13万件の「いいね」を集めました。
まず「2時にピンクだと思っていた朝顔が、4時には紫に変わっていて、すげーーーってなった」と、ぼくさんは2枚の写真を披露。同じアサガオのようですが、つぼみの段階ではピンク色をしていた花びらが、開きかけているときには紫に変色しています。
さらに調査を続けて、花が完全に開いた午前6時ごろには青、午前11時ごろに萎んで再び紫に戻った姿も公開。
色が変わり続けたアサガオの花は「みんな、最後の色も見たいだろう? ちゃんとピンクに戻ってたぜ……」と開花から半日ほどたった午後4時ごろには、つぼみの時と同じピンク色にもどっていたようです。
アントシアニンが花色に影響
日本植物学会によれば、アサガオの青い花色は「ヘブンリーブルー・アントシアニン」と呼ばれる色素で染まっているとのこと。
アントシアニンが「液胞」という細胞の中の袋に貯めこまれ、弱アルカリ性から酸性度(pH)が高くなっていくのにつれて花の色が変わっていくようです。
アサガオの変化に驚きの声!
つぼみからしおれるまでアサガオが変化していく様子を見て、投稿には
💬「しっかり観察されたんですね! 色が変わるのも不思議です!」
💬「ピンクからしぼむまでの過程も、すごくきれい…!」
💬「子供が居ると色んな学びがあって良いですよね」
💬「え! 種で色が決まってると思ってました!」
💬「ほえーー! 知らんかった!」
などの反響が寄せられました。
BuzzFeed編集部では、投稿した「ぼく」さんに詳しくお話を伺いました
――どういう経緯でアサガオを時間ごとに観察することとなったのでしょうか。
「今年、小学1年生になる息子がおりまして、初めての夏休みを迎えました」
「もともと学校で朝顔を種から育てていたのですが、夏休みの間はお家で水やりをしてくださいと持って帰ってきました」
「2人で朝と夕方に水をあげていたのですが、長男曰く『朝見た青い花(夕方にはしぼんでいるはず)がない!!!』とのこと…」
――お子さんの疑問には、どのように答えたのでしょうか。
「『青い花じゃなくて紫だったんじゃない?』とも言ったのですが、『青かったよ!』というので、自分がこっそりネットで調べてみたところ、どうやら朝顔は1日で色が変わるようで!」
――実際に確かめて花の色の変化が分かりましたが、お子さんの反応はどうだったんでしょうか。
「『ほらーーー! 青じゃん!!!!』と誇らしげ&喜んでいました」
「自分は、ちゃんと謝罪しました」
――今回調べて、初めてアサガオの変化を知ったということでしょうか。
「知りませんでした!」
「子供の頃に朝顔を育てたとこはあると思ったのですが、『色がちがう花があるな?』くらいで、その花自体の色が変わっていることも気づきませんでした」
―― 夜中から朝までの観察でしたが、ぼくさんもお子さんも睡眠不足にならなかったでしょうか?
「終わった翌日、めっちゃ2人で『だるーい!』って言ってました」
「でもやってる最中はすごく楽しみで、『どうなってるかな?』と言いながら外に出て写真撮影していました」
「真っ暗の中、家の外で物事をすること自体、長男にとっては初めてだったので楽しかったのではないでしょうか」
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今回の出来事は小学生のお子さんにも、ぼくさんにも貴重な経験となったようです。
素朴な疑問から知識が広がっていくのが、非常に面白いですね。