
1992年公開の宮﨑駿監督のアニメ映画『紅の豚』。スタジオジブリの人気作品です。パッと見ただけではなかなか気づかない、『紅の豚』の意外なトリビアをご紹介します。
※この記事では作品のあらすじに関するネタバレが含まれます。
作中で描かれるジーナの「賭け」とは?
イタリアのアドリア海を舞台にした冒険活劇ですが、豚の姿をした賞金稼ぎ「ポルコ」と、ホテル・アドリアーノを経営するジーナの恋愛も描かれています。
作中では、ホテル・アドリアーノの裏庭でジーナが打ち明けるシーンがあります。ポルコが日中、ホテルの裏庭にジーナを訪ねてきたら、「今度こそ愛そう」という個人的な賭けをしているのだそうです。
🗣️「私、いま賭けをしてるから。私がこの庭にいる時、その人が訪ねてきたら、今度こそ愛そうって賭けしてるの。でもそのバカ、夜のお店にしか来ないわ。日差しの中へはちっとも出てこない」
果たして、ジーナは「賭け」に勝ったのか、負けたのか。作中では明確には描かれていません。
ただ、ジブリファンの間で語り継がれている通説があります。
ラストシーンで写るホテル・アドリアーノがある小島。ファンが注目する理由は?

ポルコに思いを寄せていた少女フィオの独白で始まるラストシーン。ここでは作中より未来の世界です。フィオらしき人物が個人用ジェット機に乗ってホテル・アドリアーノがある小島の上空を飛ぶシーンが一瞬、写ります。よく見ると、ホテルの裏庭にある桟橋に赤い飛行艇が停泊しているのです。
👉【画像を見る】ラストシーンで一瞬写る「赤い飛行艇」がこれだ!
それはポルコが操る飛行艇「サボイアS.21」と同じ赤い色。もし日中、裏庭にポルコが来たのであれば、ジーナの「賭け」は勝ち、二人はついに結ばれたのではないか。ジブリファンの間では、そんな風に噂されています。
金曜ロードショーの公式X(旧Twitter)は2018年11月2日の『紅の豚』の放送時に、このシーンを投稿。「今度こそジーナは“賭け”に勝つことができたのでしょうか!?なんかしみじみしますー」とコメントしていました。
このトリビアを知らなかった方は、是非ラストシーンに目を凝らしてみてはいかがでしょうか。
※BuzzFeed Japanで根強く人気がある記事を再編集して掲載しました。
初出:2025年5月9日