保護する前は緊張していたのか険しい表情だった猫ちゃんが、3週間たつと……。
別猫のように印象が違う猫ちゃんの表情が、Xに投稿されて話題です。

熊本県にて仕出し弁当専門店と、熊本屋台村にある店舗の運営をしている「なごみ庵」(熊本県熊本市)のXアカウント(@shidashi9)が、保護している猫ちゃんの写真を8月14日に投稿。
「ネコチャンと出会って3週間が経ちました」とコメントが添えられた写真に、3.7万件を超える件数の“いいね”など反響が集まりました。
写真は、保護する前と保護されてから3週間経ったあとの猫ちゃんを比較したもの。なごみ庵さんが投稿に添えたコメントによると「捕獲しようとすると『シャー!』って言って威嚇してたネコチャンのBeforeAfter」とのことです。
「3週間前」と示された左側の写真では、険しい表情を見せている猫ちゃん。一方で「今朝」と示された右側の写真では、穏やかな表情で香箱座りをしている猫ちゃんが確認できます。とてもリラックスした表情になっていて、心を許しているように見えますね。
表情の変化にSNSも驚き
猫ちゃんの表情の変化が分かる投稿に、
💬「生まれた時からここで暮らしてるみたいな顔してる」
💬「すっかり家猫の顔になっちゃって」
💬「3週間でこんなにも顔が変わるんですね! 愛がいっぱいだ」
💬「これは別猫だー! かわいいすぎるよ」
💬「なごみ庵さんのところがよほど居心地いいんですね」
など反響の声が寄せられました。
BuzzFeed Japan編集部は、猫ちゃんについて「なごみ庵」代表の光田さんにお話を聞きました!
――7月24日の投稿から数日かけて保護時の様子を投稿されていますが、猫ちゃんを発見された経緯と保護することになった流れを簡単に教えてください。
「前日の7月23日の定休日にたまたま用があり店に立ち寄った所、保護したプレハブ冷凍庫の上に猫がいるのを見かけましたが、さほど気にしていませんでした。その後24日に再度発見した時に元気が無さそうに見え、もしかしたら降りれないのかもと思い下ろしてあげようと思いました」
「ただ、猫にはこれまでも全く興味がなかったので、当初は保護しようという目的ではなく、お店の衛生上良くないとの思いでした。救助後、私の予定では猫はそのまま走ってどこかへ行くもんだと思っていたのですが、私の側から離れようとしなかったので一旦保護し、動物愛護センターに連絡しました」
――猫ちゃんを迎え入れてから、生活にどのような変化がありましたか?
「ネコチャンを受け入れてから1番心配したのは小学生の息子との関係でした。元々家族で唯一猫好きな息子でしたが、最初はネコチャンの距離の近さや甘噛みに怖がってしまい、柵を設置したりしましたがうまくいきませんでした」
「今では徐々に慣れてくれて2人で留守番も出来るようになりました。ネコチャンについては毎日がどうしていいか分からない事だらけで、日々課題を突きつけられている試練を感じてます」
――ちなみに、保護したネコチャンはどんな性格なのでしょうか? 保護してから現在までにわかった範囲で構いませんので教えてください。
「ネコチャンはとても甘えん坊で、高い所から降りれなかったのに高い所に登りがちです」
・・・・・
まだまだ、猫ちゃんとの付き合い方に試行錯誤する毎日を送っているという光田さん。
保護する前は険しい表情だったのが、すっかり幸せそうなネコチャンの姿を見ていると、とても懐いていることがわかりますね。