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ブラックフライデー
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鎌倉市立中学校で生徒が授業で使うタブレット端末を使って別の生徒を隠し撮りし、神奈川県警が性的姿態撮影処罰法違反の疑いを視野に捜査していることが19日、分かった。盗撮した生徒は校内の友人らに転送した可能性もあり、市教育委員会の高橋洋平教育長は同日の市議会教育福祉常任委員会で「情報モラル教育でタブレットの適切な使用法を指導してきたが、このような事案が出てきたことは非常に残念」と謝罪した。 市教委と県警によると、11月に学校側が「生徒が盗撮した動画を転送している」という話を把握。生徒のタブレットに盗撮した動画が保存されている形跡があったことから12月に県警に相談した。 市教委が全校生徒のタブレットを回収したところ、他の生徒のタブレットからは転送されたとみられる動画はみつからなかった。インターネットへの動画の流出も確認できていないという。 高橋教育長は常任委で「大人であれば逮捕される事案で、他者の
年間2千万人以上の観光客が訪れる箱根町でガソリンスタンドが相次いで閉鎖し、「サービスステーション(SS)過疎地」(SSが3カ所以下)となったことが分かった。閉鎖は人手不足や利用減少などによるもので、来年3月にはさらに1カ所が閉鎖するため、残るSSは2カ所のみとなる。山岳地帯に位置する町では自動車が生活に不可欠で、消防活動やごみ収集などの行政サービスにも影響する可能性があり、町民からは交通インフラの先細りを不安視する声が上がっている。 町内では今年8、11月に小涌谷、元箱根のSSが営業を終了。来年3月には「箱根宮ノ下給油所」(宮ノ下)も閉鎖する。 同給油所を運営する「箱根プレザントサービス」によると、閉鎖理由は「人手不足」「利用減少」「設備更新の負担」の3点。フルサービスの同給油所は基本的に4人体制で運営してきたが、今年夏に社員1人が退職し、人手不足が顕在化した。数年前からアルバイトの応募も
横浜中華街の広東料理店「龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)」(横浜市中区)が今月末で閉店する。華僑2世の夫婦と娘による家族経営で、海鮮料理を中心に人気を集めてきたが、高齢などを理由に44年間の歴史に幕を下ろすことを決めた。店には、名残を惜しむ客らが連日、詰めかけている。 同店は中華街で生まれ育った華僑2世の梁瀬隆治さん(78)、芳霞(ほうか)さん(70)夫婦が1981年にオープン。15年前からは娘の郁瑛(いくえい)さん(40)が加わり、親子3人で切り盛りしている。 広東海鮮料理の伝統を守りつつ、手軽に味わってもらうための工夫を心がけてきた。代表例が「渡り蟹(ガニ)のあんかけ炒飯(チャーハン)」だ。元々、ワタリガニの炒め物を殻ごと提供していたが、殻をむくのが苦手な人も多いため、むいたカニを炒飯にかけたところ名物となった。 「お客さんのニーズに合わせて、メニューも変化させてきた」と郁瑛さん。同市中央
小田急電鉄は来春から、平日朝に新宿発、伊勢原行き特急ロマンスカーを初めて定期運行する。混雑する上り列車だけでなく、下り方面の着席需要にも応える。新宿─小田原間を59分で結ぶ最速の特急も2年ぶりに…
「1人の日本の教授が教えてくれた。実は、最初の慰安所は上海にあると。私は全く知らなかった」 中国での日本軍「慰安婦」問題研究の第一人者で、上海師範大学教授の蘇智良さん(69)は、1990年代に研究を始めたきっかけを振り返った。 大学構内にある「中国『慰安婦』歴史博物館」を訪ねると、館長の蘇さんが、流ちょうな日本語で迎えてくれた。 蘇さんは91年から東京大学で研究員として過ごし、その際に上海の慰安所について知らされた。93年に上海に戻り、慰安所の調査を始めたという。 「それから32年たった。最初、上海の慰安所は4~6カ所ぐらいだろうと思っていたが、今までの私たちの調査では、上海だけで182カ所あったと分かっている」と、蘇さんは語った。 日韓の研究者らとも連絡をとり、中国各地を巡り、調べた。中国に置かれた慰安所は2100カ所に上り、生存していた中国の被害者358人を把握した。 「そのうち現在、
JR東日本は12日、横浜線のワンマン運転を来年3月14日に開始すると発表した。東神奈川─八王子間の全線に加え、京浜東北・根岸線の東神奈川─大船間に直通する列車も対象。労働力不足を見据えた施策で、今春の南武線に続き主要路線への拡大が進む。 全国JR7社のダイヤ改正に合わせた。ワンマン運転ではドア開閉や車内放送、ホーム監視など、最後部の車掌が担った業務を運転士や機器が代替する。11月22日には自動列車運転装置(ATO)を導入した。 ホームドアは大船─八王子間の全駅にある。桜木町駅の折り返しホーム(2、3番線)に限り未整備ながら「本年度内に設置する」(横浜支社)としている。 ダイヤ改正、「サンライズ瀬戸・出雲」は時刻を繰り上げへ
自民党と日本維新の会の連立合意である衆院定数削減を巡り、立憲民主党の後藤祐一氏(衆院神奈川16区)の追及がくさびとなり両党の温度差が露呈してきた。高市早苗首相は10日の衆院予算委員会で「臨時国会内に法案を提出し成立を目指す」との合意文書の内容に言及。自民と維新で法案を出した段階で約束は履行されている、との思いを示唆した。一方、成立にこだわる維新は10日の衆院予算委員会で自民へ覚悟を迫った。 後藤氏は9日の同委で審議中の政治資金規正法改正案よりも後発の定数削減法案を優先しようとする与党の動きを批判。首相に「審議順番に口出しはしませんね?」と迫った。この際、秘書官がメモを差し入れたところを見逃さず「何でそこでメモが入るんですか? どんなメモを政府側が作っているんですか?」と指さしで詰め寄った。 自民関係者によると、メモには「検討していない、考えていない」との趣旨の答弁案が記されていたという。「
横浜市が検討を進めている新たな大型図書館について、新横浜駅(同市港北区)北口の市有地に整備する方針であることが5日までに、関係者への取材で分かった。今後7~10年ほどかけて整備を進めるという。 関係者によると、…
江ノ島電鉄鎌倉高校前駅の踏切の風景をデザインしたバイク用のオリジナルナンバープレートについて、鎌倉市は来年1月30日から交付を停止する。交付時に市民の7割が選ぶ人気のデザインだが、同駅周辺は訪日客(インバウンド)の増加で近隣住民とのトラブルが深刻化しており、市は停止の理由を「住民が不快に感じる可能性があるため」と説明している。 プレートは湘南の海を背景に江ノ電のレトロな車体が踏切を走るデザイン。市民投票で選ばれ、2014年1月から交付が始まった。市民はバイクの登録時の無地のプレートとオリジナルプレートを選ぶことができ、22~24年度に交付されたナンバープレート約5800枚のうち、約4200枚がオリジナルプレートだった。 一方で鎌倉高校前駅の踏切は人気アニメの聖地と知られ、中国などからの観光客が急増。市は今年10月から踏切周辺に配置する警備員を増強した。ナンバープレートに対する近隣住民の苦情
イスラム教徒へのヘイトスピーチをアナウンスで流しながら、デマを満載したちらしを配る菊竹氏(右)=11月21日、小田急線湘南台駅前 [写真番号:1392107] この写真に関するお問い合わせ モスクの建設予定地に嫌がらせで投棄された「とんぷん」=11月24日、藤沢市宮原 [写真番号:1392108] この写真に関するお問い合わせ モスクの役割について話すアルマンスールさん=11月28日、藤沢市内 [写真番号:1392106] この写真に関するお問い合わせ
藤沢駅南北自由通路の拡幅と小田急江ノ島線藤沢駅の橋上化に向けた駅改良工事を巡り、市は27日、2026年1月末に橋上駅舎2階の新改札の利用を開始する方針を明らかにした。「湘南の玄関口」といわれる同駅の混雑解消や利便性の向上を図る。同日の市議会藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会で報告した。 現在、小田急の改札は駅南側に面する駅舎1階に設けられているが、通勤・通学時間帯には他線への乗り換え客と、駅舎2階を南北に横断する人々の動線が重なり、慢性的に混雑が発生していた。 改良工事は市と小田急電鉄、JR東日本の3者で進め、26年1月末に新改札をJRと同じ2階の南北自由通路西側に設置する。市の担当者は「交差する場所の混雑が解消し、2階部分にあるJRと江ノ島電鉄の路線にも乗り換えやすくなる」と期待を寄せる。 市と小田急は23年6月、南北自由通路の小田急側ゾーン(延長約41メートル)の横幅を現行の8メ
連立政権を組む自民党と日本維新の会は「スパイ防止法」の制定に向けて動き出し、今国会でも高市早苗首相が成立に意欲を示す。だが体制批判を封じるため、戦前・戦中に人々を監視し、言論や思想を弾圧する根拠となった治安維持法を彷彿(ほうふつ)させるとの指摘もある。識者は「一言で表現すれば、戦争に反対する人々を排除する法律だ」と危惧する。 スパイ防止法は2013年制定の特定秘密保護法、24年の重要経済安保情報保護活用法に連なり、さかのぼれば1925年の治安維持法との類似性が指摘される。 治安維持法は国体変革と私有財産の否認という思想信条を取り締まりの根拠としていた。「当初の対象は共産主義者に限定するという説明だったが、最終的には戦争に反対する全ての人が対象になっていった」。戦時法制に詳しい秘密保護法対策弁護団の共同代表を務める海渡雄一弁護士は治安維持法が拡大解釈を重ね、本来の取り締まり対象からはほど遠い
インターネットの投稿サイトに特定の人物を侮辱する内容の投稿をしたとして、神奈川県警が名誉毀損(きそん)の疑いで、投稿者の「暇空茜」と名乗る匿名アカウントの男性を追送検したことが21日、関係者への取材で…
横浜市は18日、神奈川区生活支援課の40代女性職員が生活保護費を算定する際に必要な書類を破棄するなど、生活保護を受給する2世帯に対して不適切な事務処理を行っていた、と発表した。女性職員は発覚を逃れるために受給者にうそを言うように依頼し、自らも虚偽の説明や書類を偽造していた。同日時点で計約54万円の生活保護費が過払いとなっていることが判明。過払い額を確定した上で、受給者に返還を求める方針。 生活保護の金額は一律ではなく、収入がある場合は金額が減るため、毎月金額が変動するケースがある。 市によると、過払い金が約34万円に上る世帯では、女性職員は2022年5月~今年5月分までの受給者の収入申告書と給与明細書を破棄し、生活保護費を算定していた。担当地区の交代に伴う引き継ぎを上司から求められると、虚偽の説明をし、これらの書類を偽造した。 また、事態の発覚を免れるため、受給者に対して「(受給者自身が)
高市早苗内閣が報道各社の世論調査で高支持率を記録する中で行われた16日の福島市長選で、自民党の地元支部が推す現職が大敗を喫した。前週9日の東京都葛飾区議選(定数40)でも同党が擁立した17人のうち7人が落選。自民関係者の間に「福島・葛飾ショック」として広がっている。国政の「高市人気」の追い風は地域に及ばず、党内で高まる衆院の早期解散論へ冷や水を浴びせられた格好だ。 かつて自民推薦現職が敗れた昨年5月の小田原市長選を「小田原ショック」と評した同党関係者は今回の福島などの結果を巡り「永田町の皮算用のように地方は動かない。小田原以降の1年ほどの間に衆参両院の選挙でも敗北した。短期間で簡単に事態が好転するはずがない」と指摘。早期解散論を「浮かれている場合ではない」と戒めた。 福島市長選は新人の立憲民主党元衆院議員が当選した。「自民の一部にも足並みの乱れはあった」(同党幹部)が立民は地元組織が現職を
横浜駅東口の商業施設「マルイシティ横浜」(横浜市西区)が、来年2月末で閉店する。若手ビジネスパーソン向けのアパレルを主力に29年前に開店。電子商取引(EC)の普及でモノからコト消費に軸足を移し、ホビー系に売り場展開を移行していたが、業績を改善できなかった。 マルイシティ横浜は、1996年9月に建て替えられた入居する高層ビル「スカイビル」の完成と同時に入居。地上2~8階と地下1~2階部分に構え、売り場面積は約1万6500平方メートルで約80のテナント店舗を展開。年間来場者は約900万人という。営業年数は29年で、横浜駅周辺の商業施設で中堅に当たる。 2024年度の売上高は約124億円。前年度から微増したが、最盛期の1998年度(約255億円)と比べて半減した。人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」の公式ショップ「ポケモンセンターヨコハマ」を2018年、横浜・みなとみらい21(MM21)
県内で15日、クマと思われる動物の目撃情報が相次いだ。厚木署によると、同日午後1時ごろ、厚木市飯山の県道で「体長30~40センチ位の子グマのようなものが道路を横切った」と車に乗っていた男性から110番通報があった。現場付近にはバス停や民家があるという。 また、津久井署によると、相模原市緑区の県道521号線で「午後5時40分ごろ、子グマらしきものが道路を横切った」などと届け出があった。 両署によると、いずれもけが人はおらず、その後の目撃情報もないという。県警は「クマを見かけた場合は不用意に近づかず、警察に通報してください」と注意を呼びかけている。
黒岩祐治知事は11日からベトナム訪問を控え、日本で制作された楽曲「J─POP」を同国で普及させようと、「Kurorin」名義で歌手デビューを果たした。歌手と俳優を兼ねたミュージックビデオに出演し、普段から勉強しているベトナム語でヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」を熱唱している。 「ベトナムでは(韓国の)K─POPばかり。J─POPが入ってないのが悔しい」と自らマイクを握った。県庁本庁舎の屋上や日本大通り、横浜・みなとみらい21(MM21)地区などミナト横浜の街並みをバックにロケを行った。 歌の指導をはじめ、ミュージックビデオの制作は全てベトナム人スタッフが担当し、公費は使われていないという。 知事は2015年から県とベトナムの交流イベント「ベトナムフェスタ」を開催するなど親交を深めている。ベトナム訪問は公務で17日まで。現地で映像を流すなどしてプロモーションを図るという。ミュージックビデ
全国でクマによる人身被害が相次ぐ中、山北町の猟師たちが「クマを里から山奥に帰す」取り組みを続けている。ブナやクルミ科の苗を山奥に植え、クマが人里に下りなくても餌を得られる環境を山中に取り戻す。発案者の杉本一さん(87)は「このままでは神奈川でも絶対に被害は避けられない。対策を急がなければ」と警鐘を鳴らす。 「山奥はスギとヒノキばかり。こんな森では野生動物が生きられない。猟師の俺から言わせるとクマが増えたのではなく、人間が餌場を奪った結果、里に下りてきている」。語気を強める杉本さんは近年は年3回ほどクマを見かけるという。町内を含む県内でも目撃情報は寄せられるが「よく遭遇する人はいちいち通報なんかしていないよ」と実情を明かす。 全国的に戦後の拡大造林によって各地で針葉樹のスギやヒノキが植えられたが、安価な輸入木材の流通拡大や需要の低下により伐採されず放置され、山には密集した人工林が広がる。この
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議でマレーシアを訪れた高市早苗首相が、日本人墓地と国家記念碑の訪問を報告した26日の交流サイト(SNS)の投稿に現地の批判が相次いでいる。投稿は第2次大戦中に…
いまでも心に苦痛が深く刻まれている。アーティストの田村なみちえさん(28)=茅ケ崎市=の尊厳は突如として公権力によってむしばまれたのだった。 ライブに向けたリハーサルが控えていた2021年5月16日。東京・渋谷の繁華街の一角にある駐車場に車を止めた午前10時半ごろ。視界には警察官2人の姿が見えた。車から降りようとドアを開けると、警察官から急に声をかけられた。 「目をそらされたから、聞きたいことがある」 いきなりのこと。心当たりは何もなかった─。 田村さんは茅ケ崎市で生まれ、ガーナ人の父と日本人の母を持ち、ミックスルーツであることを公にして活動している。20年3月には東京芸術大先端芸術表現科を首席で卒業した。4年時には東京芸大で優秀な成績を収めた学生に対して与えられる学内賞「平山郁夫賞」を受賞。在学中からラッパーや着ぐるみ作家、文筆家などマルチな才能を発揮している。 外国人に対する差別や偏見
演説をするために神奈川新聞社川崎支局前に現れ、記者の質問にデマを言いつくろおうとする宮部氏=23日、川崎市川崎区 部落差別を執拗(しつよう)に続けるレイシストで、川崎市長選(26日投開票)に立候補している宮部龍彦氏(46)がうそにうそを重ね、部落解放同盟川崎支部長は「えせ同和」だというヘイトデマをさらに拡散させている。差別の被害者をどこまでも攻撃する卑劣さは底なしだ。 神奈川新聞社は22日、宮部氏が選挙演説でヘイトスピーチをまき散らしていると批判する記事を掲載。支部長は「部落とは関係ない」という虚構を前提にして、川崎市が同支部や全日本同和会川崎支部に委託している人権・同和対策生活相談事業を「市ぐるみのえせ同和行為」とねじ曲げ、被差別部落出身者や当事者団体がいかがわしい存在であるかのようにおとしめていると報じた。 宮部氏は同日夜、ユーチューブの配信動画で「証拠がある」と言い張り、デマを重ねた
司法判決や行政勧告を無視して部落差別を続ける極めて悪質なレイシストで、川崎市長選(26日投開票)に立候補している宮部龍彦氏(46)が市内各地の街頭演説でデマを繰り返し、部落差別を拡大させている。市の同和対策事業を「えせ同和行為」などと攻撃しながら、被差別部落出身者や当事者団体をデマでゆがめ、社会からの排除を煽(あお)り立てている。 ◆おことわり 川崎市長選に立候補している宮部龍彦氏については、経歴や出馬に当たっての主張に著しい差別的言動があり、差別が拡散する恐れがあるため、異なる扱いとしております。 差別の被害者をうそでおとしめ、人間の尊厳を何重にも踏みにじるヘイトスピーチで、市長候補としてなおさら許されない。人目を引く上、一般的にまっとうな主張と受け取られる選挙演説をデマと差別扇動の舞台に悪用したもので、市民の平穏な暮らしと民主主義を根底から破壊する暴挙として厳しく批判されなければならな
川崎市長選に立候補しているレイシスト、宮部龍彦氏(46)のデマに基づく差別扇動に批判が高まっている。被差別部落出身者への差別を長年続ける偏執ぶりで知られるそのやり口は、差別されている側に問題があるかのようにねじ曲げた上で、特定の地名や団体を「叩(たた)いてもよい対象」としてインターネット上にさらすという悪辣(あくらつ)なもの。18日は在日コリアン集住地区の川崎区桜本で「皆様が期待する場所に行きます」と告知して街頭演説を行い、差別者たちの攻撃を狡猾(こうかつ)に煽(あお)る卑劣な手口が市民の抗議を浴びた。 ◆おことわり 川崎市長選に立候補している宮部龍彦氏については、経歴や出馬に当たっての主張に著しい差別的言動があり、差別が拡散する恐れがあるため、異なる扱いとしております。 宮部氏は部落差別は存在しないという虚偽を前提にして、差別を訴えることを「利権」とおとしめる被害者攻撃を20年ほど続ける
「緑の洞門」とも呼ばれ、JR横須賀線北鎌倉駅(鎌倉市山ノ内)脇の尾根を素掘りした「北鎌倉隧道(ずいどう)」。2015年に安全上の理由で閉鎖され、10年が経過しているが再開通のめどは立っていない。市は当初、開削工事によるトンネル撤去の方針だったが、市民の反対運動で一転、トンネル保存にかじを切った。しかし、この方針転換が今度は近隣住民の反発を招き、その後は開削工事を求める地権者との交渉も長く膠着(こうちゃく)している。早期開通を求める住民の声は強いが、板挟み状態の市は結論を出せていない。 「この10年、行政は何も動いてこなかった。地域の安全を守る責任が自分たちにはある」 トンネルが掘られた尾根の一部を所有し、円覚寺(同市山ノ内)の塔頭(たっちゅう)として知られる「雲頂庵」の前住職・殿谷一成さんは訴える。市がトンネルを小型車まで通行可能とする計画案を検討しているのに対し、雲頂庵は「救急車や消防車
兵庫県から駆け付けた市民は「やってはいけないことを大っぴらにやり、社会の規範を壊してきた。『タブーを破る』と、さもいいことをしているかのように称して差別のハードルを下げてきた」と憤る。 宮部氏は2016年、全国の被差別部落の地名をさらす書籍の販売を企て、インターネット上で掲載してみせた。24年の最高裁で違法と認定されたが、自身のサイトでは変わらず写真や動画でさらし続ける。賠償命令に応じず、800万円弱を強制執行で差し押さえられた。 裁判所の仮処分決定や行政による勧告にも従わない。人倫にもとる無法ぶりはとどまるところを知らず、原告として裁判を闘った都内の女性も「はらわたが煮えくりかえるとはこのこと。よくも人前に出られたものだ」と語気を強める。
任期満了に伴う川崎市長選が12日、告示される。これまでに立候補を表明したのは、4期目を目指す現職福田紀彦(53)、政治団体役員の野末明美(60)=共産推薦、元川崎市議の山田瑛理(42)、会社員の國谷涼太(25)、清掃員の関口実(67)、プログラマーの宮部龍彦(46)の6氏。福田氏の3期12年の市政運営への評価が争点になりそうだ。投開票日は26日。 ◆おことわり 川崎市長選に立候補を予定している宮部龍彦氏については、経歴や出馬に当たっての主張に著しい差別的言動があり、差別が拡散する恐れがあるため、異なる扱いとしております。 福田氏は、差別のない人権尊重のまちづくり条例制定、地域新電力会社設立などの実績を重ね、市政継続を訴える。新たな公約には高度なデジタルスキルを身に付ける「卓越スクール(高専)」設立を盛り込んだ。 野末氏は、等々力緑地再編整備事業の中止など、安全な暮らしづくりや「市街地の乱開
鎌倉・江の島エリアの渋滞解消のため、観光客に指定の駐車場に車を止めてもらい、江ノ島電鉄の1日乗り放題券で観光してもらうサービス「パーク&レールライド」が30日、鎌倉・藤沢市内の2カ所エリアで終了・休止した。鎌倉市が導入し20年以上、ピーク時は年間2万台弱の渋滞解消の効果を上げてきたが、コロナ禍以降はインバウンド(訪日観光客)の急増で江ノ電の混雑が慢性化し、継続困難に追い込まれた。
JR東日本グループの車両メーカー総合車両製作所(J─TREC、横浜市金沢区)は、保存のため復元工事を進めていた東京急行電鉄(現・東急)の5000系電車を、報道各社に公開した。「青ガエル」の愛称で親しまれた外観が輝きを取り戻した。 公開されたのは、総合車両製作所の前身、東急グループの東急車両製造が1956年に製造したデハ5015号。東横線や長野県の長野電鉄で97年まで活躍し、同県内の愛好家が保存していた。
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