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ブラックフライデー
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一般社団法人日本考古学協会は、考古学の発展と社会に対する責務を遂行することを目的として1948年に創設された、日本における考古学界を代表する学会として活動してきました。 この間、過去に行われたアイヌ遺骨とそれに伴う副葬品の収集や保管のあり方などの問題が認識されるようになり、日本考古学協会もこの問題に取り組んできました。日本政府が主導するアイヌ遺骨の問題への対応が始まる中で、2015年には「これからのアイヌ人骨・副葬品に係る調査研究の在り方に関するラウンドテーブル」が、北海道アイヌ協会・日本人類学会・日本考古学協会の3学協会の委員によって組織され、過去の研究の問題点と今後の研究のあり方などが検討されてきました。その検討結果は、「これからのアイヌ人骨・副葬品に係る調査研究の在り方に関するラウンドテーブル報告書」(2017年4月7日)としてまとめられています。その後、ラウンドテーブルには、日本文
日本人類学会・日本考古学協会・日本文化人類学会は、近年問題視されているアイヌヘイトの言説に関して、以下の共同会長声明を発出しました。本声明の執筆にあたっては、佐藤桃子先生(理化学研究所)より貴重なご助言をいただきました。(2025.12.15) The presidents of the Anthropological Society of Nippon, the Japanese Archaeological Association, and the Japanese Society of Cultural Anthropology have issued the following joint statement regarding the recent increase in hate speech against the Ainu people. Dr. Momoko Sato (
2000年11月5日、毎日新聞が藤村新一による旧石器捏造を大々的に報道し、事件はテレビ・新聞各社が伝え、考古学関係者のみならず、全国に衝撃をあたえることになった。こうした中、2001年1月18日、大分県聖嶽洞窟遺跡の旧石器捏造疑惑が、週刊誌『週刊文春』(文藝春秋社)(以下『文春』)によって報道された。 問題の聖嶽洞窟遺跡は、1961年9月に当時別府大学の賀川光夫教授によって予備調査が行われ、翌1962年に日本考古学協会洞穴遺跡調査特別委員会によって正式調査されたものであった。しかし、報道記事は賀川光夫別府大学名誉教授が捏造に関与した疑いがあると受け取られる内容であった。2001年2月、賀川光夫名誉教授は疑惑に対して学術的に対応するため、九州を代表する考古学研究者17名に出土石器などの検証作業を依頼し、その結果を2001年3月6日、別府大学の会見で公表した。この会見後の3月8日、3回目の『文
シンポジウム~高輪築堤を考える~ 東京都港区高輪の再開発に伴う発掘調査で見つかった築堤跡は、明治5年、新橋・横浜間に建設された日本最初の鉄道の一部で、海上に敷設された線路として世界でも稀な遺跡です。今この遺跡が消滅の危機に直面しています。 日本考古学協会は高輪築堤をこの上なく重要な遺跡ととらえ、関係学会とともに国・自治体・事業者に対し保存と活用を強く要望してまいりましたが、これまでの開発区域ではほんの一部が現地保存されたのみでほとんどが調査後消失してしまいました。このたびイコモス(国際記念物遺跡会議)からもヘリテージアラート(危機遺産警告)が提出され、世界的にその価値が注目されています。 今回、近代日本の発展を担った高輪築堤について、その重要性を広くアピールするとともに、再開発予定地内で今後も確認されるであろう高輪築堤跡および鉄道遺跡の保存と活用を市民と一緒に考えるため、シンポジウムを開催
HOME > 聖嶽洞穴遺跡問題 聖嶽洞穴遺跡問題について 【2004年12月1日発行 会報No.153,p.8掲載】 日本考古学協会に設置されていた聖嶽洞穴遺跡問題連絡小委員会は、2003年10月25日の『聖嶽洞窟遺跡検証報告』の刊行をもって、実質的な活動を終えた。 しかし聖嶽洞窟遺跡問題が解決したわけではない。その最たるものが、捏造疑惑のなかで、抗議の自殺をされた賀川光夫氏の名誉回復に関する裁判であった。裁判は検証報告書刊行後の、謝罪広告の掲載と慰謝料920万円を命じた福岡高等裁判所判決(2004年2月23日)、これを不服とした文藝春秋社の上告を棄却した最高裁判所判決(2004年7月15日)によって、異例の早さで確定した。文藝春秋社も、慰謝料の支払いと謝罪広告の掲載を済ませており、一応の決着がついている。この裁判および結果は国内のみならず、「SCIENCE」(VOL305)に掲載され、世
協会所蔵図書受贈者の公募について 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 さて、本協会では下記の要領で、別紙の募集規定に基づき、協会所蔵図書について、受贈者の公募を行いますのでお知らせいたします。 記
HOME > 図書問題 > 2014年10月31日 日本考古学協会寄贈図書の受入再開について 協会図書に係る検討小委員会報告<会報No.183掲載-2014.12.1> 2014年8月21日 2014年度第2回 協会図書に係る検討小委員会議事禄 2014年7月19日 2014年度第1回 協会図書に係る検討小委員会議事禄 協会図書に係る検討小委員会報告<会報No.182掲載-2014.8.1> 2014年1月理事会 議案第173号 協会所蔵図書の寄贈先について 2013年6月1日 第2回 協会図書に係る検討小委員会抄録 2013年4月13日 第1回 協会図書に係る検討小委員会抄録 2013年3月31日 協会図書に係る特別委員会の答申 2013年3月2日 第12回 協会図書に係る特別委員会議事録 2013年5月25日 協会所蔵図書受贈者の公募について 一般社団法人日本考古学協会所蔵図書寄贈先
周知のように去る2010年10月16日、日本考古学協会(以下、協会)の兵庫大会が明石市で開催され、協会の理事会が長い期間かけて準備、提案した、日本考古学協会の所蔵図書を、英国セインズベリー日本藝術文化研究所に一括寄贈する案が否決された。私自身、個人的に協会の国際化や蔵書問題に深い関わり合いを持ってきた。そこでこれまでセインズベリーへの寄贈を推進してきた立場から、今回の問題について、反対派への反論も含めて発言しておきたい。 私が最初に協会の国際化にかかわったのは、すでに20年前に遡る。1991年2月に恩師の一人、米国のピーター・ブリードさんから協会の会員になりたいと相談されたことが発端だ。その際、協会の入会資格が「日本人及び日本在住の外国人とする」という規約が存在し、たとえ日本考古学が専門であっても、海外在住の外国人には会員資格がないことを知り愕然とした。そこで私は協会に対して外国人研究者に
セインズベリー日本藝術研究所の訪問について(報告) 臨時総会の結果を受けて、セインズベリー日本藝術研究所と交わした当協会図書寄贈に関する覚書が無効になったため、菊池会長とともに同研究所を訪問し、陳謝して今後の対応について協議してまいりました。11月15日(月)から11月19日(金)の日程で渡英し、関係各位の寛大なる歓迎を受けて善後策の話し合いも滞りなく進み、20日(土)の夕刻帰国しましたので協議内容について報告いたします。 覚書の取り消しについては、臨時総会でセインズベリー日本藝術研究所への図書寄贈が否決された2010年10月16日付けで覚書を破棄する手続きをとることで合意した。手続きは協会事務局と平野司書が窓口となって進める。 既にセインズベリー日本藝術研究所が支払った諸費用の返金について、先方は受け取りを固辞していたが、今後のセインズベリー日本藝術研究所における日本考古学研究、および日
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