イタリア・ベネチアで8月27日から9月6日まで、第82回ベネチア国際映画祭が開催されました。

8月29日には俳優のジュリア・ロバーツが登場し、新作映画『アフター・ザ・ハント』のプロモーションを行いました。
ジュリアは、デニムジーンズに黄色のストライプシャツ、ネイビーのブレザーという装いでフォトコールに現れました。

それから3日後、『The Testament of Ann Lee(原題)』のプロモーションで同じくベネチアを訪れた俳優のアマンダ・サイフリッド。
まさかの衣装に注目が集まりました。
その写真がこちら......👇
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アマンダの衣装がジュリアと完全に一致!

デニムジーンズにストライプシャツ、ブレザーと、ジュリアとまったく同じアイテムを着用するアマンダ。袖をまくり上げるスタイルまで同じです。

有名人の衣装がかぶるのは、ハリウッド業界では“悪夢”とされ、ファッション誌で「どちらがより着こなしているか」という特集が組まれることも......。
今回のふたりの衣装については、スタイリストまで同一人物であることが明らかになり、ネット上では混乱を招きました。
Xでは「どうしてこんなことになったの?」「このミスで誰か絶対にクビになるね」などのコメントが見られました。
実は、この「衣装かぶり」には意外な裏話がありました。
ジュリアやアマンダをはじめ、ケイト・ブランシェットなど数多くの大物セレブのスタイリングを手がけるエリザベス・スチュワートが、自身のインスタグラムにジュリアの写真を投稿しました。
するとこの投稿に、アマンダが「Please let me wear the same outfit(=同じ服を着させてください)」とコメントを残したのです。

米誌ザ・ハリウッド・リポーターによると、アマンダがジュリア本人に直接交渉。スタイルを気に入ったことを伝え、自身のフォトコールで衣装を借りられないか尋ねたところ、ジュリアは快諾したといいます。
その後スタイリストのエリザベスがインスタグラムを更新。ジュリアに向け「あなたの寛大さとサステナビリティに感謝。分かち合いは思いやり」と感謝を述べました。
この投稿に、ジュリア本人も反応を見せました。

ユーザーからは、称賛のコメントが数多く寄せられました。
💬「サステナブルでシック」
💬「このトレンドが広まるといいな」
💬「私にもこの衣装を着させてください!」
💬「幸せな気持ちになった。ふたりともすごく綺麗」
💬「貸し借りの素晴らしいお手本ですね。こういうのが見たかった」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:岡崎駿佑