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ブラックフライデー
zenn.dev/dmikurube
本記事は Embulk に関する以下のアナウンスの、非公式日本語版 + α です。 Embulk の「メンテナンス・モード」 去る 2025 年 10 月 15 日、その時点で GitHub の embulk organization に入っていた人に向けて、以下のようなメールを送りました。 Embulk に関係し、中でも Embulk の GitHub org にいる皆さま、 Embulk 関係の git log から確認できた公開メールアドレスや、個別に確認できたメールアドレス宛にお送りしています。 … (中略: 英語でのごあいさつなど) … ご無沙汰しております。みくるべです。 このところ、一部から RubyGems 周辺の話題が聞こえてきます。 https://rubycentral.org/news/rubygems-org-aws-root-access-event-septe
これを記事にしている 2025 年 5 月の二年ほど前 (2023-06-02) に、縁あって明治大学 情報科学科での特別講義 [1] を担当させてもらいました。 身内の評判は悪くなかったのでスライドは公開していたんですが、単に Google Slides を公開状態にしただけだったんですね。 [2] これではあとから参照・引用するのも難しく、ちょっともったいないかと思ったので、いまさらながら記事の形でまとめなおしておくことにしました。 一年も経てば情報が古くなってしまうコの業界です。賞味期限切れの話もあると思いますが、話のネタにでもしてもらえれば幸いです。 講義の対象と目的 この講義、目的は2つあって、まず「最新の情報科学トピックに触れる」こと。 それから、就職活動が始まる3年生がメインの対象者なので、 今後のキャリアプランとか人生指針に関するいろいろな視点を持ってもらうことです。 この
(この記事は www.embulk.org にある Looking for long-term maintainers around the Embulk eco-system の日本語訳と、同じ筆者によるもう少しぶっちゃけた追記です。) 古橋さん (@frsyuki) が最初に Embulk をリリースしてから、まもなく 10 年になります。もう Embulk はかなり成熟・安定して、いまも企業などで実際に使われています。近代化にも引き続き取り組んでいて、もうすぐ Embulk v1.0 を出せるだろうと考えています。 EEP-8: Milestones to Embulk v1.0, and versioning strategies to follow その傍らで、実は多くのものが置き去りになっています。たとえば https://github.com/embulk にあるほとんどの「
2023 年はビジネスとオープンソースの関係が難しくなった年であったように思います。 6 月には、フルタイムの Ruby コミッターとして研究開発を行っていたお二人がクックパッド社の人員削減の影響を受けたことに端を発して、オープンソースに深く関わってきた一部のソフトウェア・エンジニアを中心に、ビジネスとオープンソースの関係について議論がありました。 8 月には HashiCorp 社が自社のオープンソース製品群のライセンスを Business Source License 1.1 (BSL) に変更したことも話題になりました。 また 2023 年は、一年を通して大規模言語モデル (Large Language Models; LLM) が話題になった年でもあり、ビジネスにも大きな影響がありました。 大規模言語モデルとオープンソースの関係に焦点を絞っても、「非オープンソースのライセンスで公開
オープンソースのプラグイン型データ・ローダー Embulk のメンテナをここ何年かやっている @dmikurube です。 Embulk はオープンソースですが、本体 (core) のメンテナンスは Treasure Data でおこなっている、いわゆる「企業発オープンソース」でした。ライセンスは Apache-2.0 で、その意味でちゃんと「オープンソース」ですが、メンテナンス体制や意思決定は実質的に Treasure Data で握っていました。 [1] この Embulk のメンテナンス体制を、このたび、よりオープンにしていくことになりました。まだ準備を進めている段階ですが、本記事は、その概要のご紹介です。 オープンって、具体的には? 大きくは次の 2 点です。 特にプラグイン互換性に影響があるような大きな変更の意思決定プロセスを整備する Treasure Data の外からも Em
日本で公職選挙が近づいてくると、「202X 年にもなって投票所に行く必要があるなんて」とか「オンライン投票もいまだにできないなんて」みたいな声をよく聞きます。 [1] 法にも技術にも詳しくない一般の人がそう思うのは自然なことでしょう。オンライン投票ができれば、少なくとも若年層の投票率にはいい影響があるかもしれません。しかし「現代的で民主的な選挙」の要件をしっかり満たしてオンライン投票を実現するのは、実は技術的にも容易ではありません。 「現代的で民主的な選挙」の要件とは、どういうものでしょうか。現在の技術でオンライン投票を実施すると、その要件はどのように毀損するのでしょうか。私たちはその要件を、本当に理解しているでしょうか。 本記事は、「現代的で民主的な選挙」の要件を振り返り、そこから導かれる「オンライン投票のなにが『難しい』のか」をできるだけ明確にする試みです。そして、議論をその先へ進める
「タイムゾーン呪いの書」は、もともと 2018年に Qiita に投稿した記事でしたが、大幅な改訂を 2021年におこない、同時にこちらの Zenn に引っ越してきました。この改訂で記事全体が長大になったので、「知識編」・「実装編」・「Java 編」と記事を分けることにしました。 この「Java 編」は、「知識編」と「実装編」に続く最終章です。本記事全体を通して、「知識編」「実装編」を読んでいることを前提にしているので、ご注意ください。 はじめに 「知識編」と「実装編」では、言語やソフトウェア特有の話にはあまり踏み込まずに、時刻とタイムゾーンについてなるべく一般論を書いてきました。そんな中でも Java の JSR 310: Date and Time API は何度も参照しています。 JSR 310 は時刻やタイムゾーンという概念をけっこう上手に一般化していて、一般論の検討にもいいモデル
「タイムゾーン呪いの書」は、もともと 2018年に Qiita に投稿した記事でしたが、大幅な改訂を 2021年におこない、同時にこちらの Zenn に引っ越してきました。この改訂で記事全体が長大になったので、「知識編」・「実装編」・「Java 編」と記事を分けることにしました。 この「実装編」は、導入にあたる「知識編」の続きとなる第二部です。おもに Software Design 誌の 2018年 12月号に寄稿した内容をベースにしていますが、修正した内容もかなりあります。本記事全体を通して「知識編」を読んでいることを前提にしているので、ご注意ください。旧 Qiita 版にあった Java 特有の内容は、第三部にあたる「Java 編」にあります。 はじめに 先の「知識編」では、この時刻とタイムゾーンという厄介な概念について一般的な知識を紹介してきました。さて、ではこの知識を具体的に実装に
「タイムゾーン呪いの書」は、もともと 2018年に Qiita に投稿した記事でしたが、大幅な改訂を 2021年におこない、同時にこちらの Zenn に引っ越すことにしました。 この改訂では Software Design 誌の 2018年 12月号に特集の一章として寄稿した内容も取り込みつつ、夏時間をめぐって各地で起きつつある変化について 2021年 6月現在の状況なども追加しました。そんな追記もしていたら記事全体が長大になってしまったため、この「知識編」と、「実装編」・「Java 編」に記事を分けました。「知識編」は、導入にあたる第一部です。 Qiita のほうは、引っ越した旨とこの引っ越し先へのリンクだけ追記して、しばらくそのまま残すつもりです。 はじめに タイムゾーンという概念のことは、ほとんどの人が聞いたことがあると思います。ソフトウェア・エンジニアでも多くの方が、時刻やタイムゾ
プラグイン型バルク・データ・ローダーの Embulk をメンテナンスしている @dmikurube です。 前に Embulk v0.10 に関するアナウンス (英語版) を出してからおよそ一年が経ち、ついに v0.11 のリリースが視界に入ってきました。 その Embulk v0.11 と、それに続く v1.0 は、今までの安定版の v0.9 とは大きく変わります。本記事では、その v0.11 での変更について、ユーザー向けの概要をまとめました。 (ユーザーではなくプラグイン開発者向けのまとめはこちら) (Embulk 公式サイトにある英語版 の翻訳ですが、同一人物が書いているので、おそらく同じ内容になっていると思います。もし違いがありましたら、英語版の方を一次情報として解釈しつつ、ぜひ筆者までご連絡ください) Embulk System Properties とディレクトリ Embul
プラグイン型バルク・データ・ローダーの Embulk をメンテナンスしている @dmikurube です。 今後の Embulk のロードマップについて、一年ほど前に、記事を (英語ですが) 出したり、ミートアップで話したりしていました。その内容は、開発版 (非安定版) として Embulk v0.10 でしばらく大改造を行い、そこから次期安定版の v0.11 を経て v1.0 を出しますよ、というものでした。 Embulk v0.10 series, which is a milestone to v1.0 More detailed plan of Embulk v0.10, v0.11, and v1 -- Meetup! Java plugins to catch up with Embulk v0.10 from v0.9 それから一年経ち、その v0.11.0 のリリースがいよ
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