サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ブラックフライデー
shueisha.online
単なる失言ではない。国家運営がバグを起こしている証拠政治家、とりわけ一国のリーダーである総理大臣の言葉は、それ自体が外交であり、国益を左右する武器であり防具である。しかし、先日の衆議院予算委員会における高市早苗首相の発言は、武器どころか、日本の国益を傷つける「凶器」となってしまった。 高市首相は、台湾周辺で中国軍が海上封鎖を行った場合について、「戦艦を使って武力の行使を伴うものであれば、どう考えても『存立危機事態』になり得る」と断言した。さらに、「米軍が来援し、それを防ぐために武力行使が行われる」というシナリオまで具体的に語ってみせた。
〈赤坂ライブハウス×印襲撃〉「被害女性に9年間家庭があることを伏せていました」逮捕された“ゲス不倫・自衛官”は大家族…でも家では“ぼっち飯”「宿直と言って家を空けることも多かった」 東京・赤坂のライブハウスで16日、出演予定だった40代女性が左腹部などを刺された事件をめぐって、警視庁捜査1課は22日未明、現役の陸上自衛隊員・大津陽一郎容疑者(43)を殺人未遂の容疑で逮捕した。大津容疑者は被害女性と9年間交際していたが自身に家族がいたことを隠しており、男女関係のもつれの線で捜査が行われているという。
岡田氏は「政治家の一部に非常に不用意な発言が相次いでいる」と唐突に具体例を挙げずに指摘。そして、「例えば失礼ですが、高市総理は1年前の総裁選で、中国による台湾の海上封鎖が発生した場合を問われて、存立危機事態になるかもしれないと発言した。これはどういう場合にそうなると考えていたのか」と質問した。 一国の総理に対し、今年ではなく1年前の総裁選でのテレビ討論での議論について質問すること自体がやや不可解だ。 ただ、高市総理は淡々としていた。 「台湾を巡る問題というのは対話により平和的に解決することを期待するというのが従来からの一貫した立場だ。その上で、いかなる事態が存立危機事態に該当するかというのは発生した事態の個別具体的な状況に即してすべての情報を総合して判断をしなければならない」と答弁。従来の政府見解を踏襲した。 岡田氏はしつこくさらに問いを続ける
事件が起きた16日午前10時25分頃、「黒い帽子の男に女性が刺され、出血している」と119番通報があった。刺されたのは40代女性で、この日に開かれるイベントに出演予定だった。 社会部記者によると大津容疑者は事件当日、仕事が休みだったという。大津容疑者は午前6時半に駐屯地を出発し、自転車で約20キロ離れたライブハウスへ向かい、犯行に及んだとみられている。 犯行に及んだ時間はわずか30秒。大津容疑者と思われる“黒い帽子をかぶったマスク姿のオトコ”は少なくとも2時間半前から事件の現場となったライブ会場付近をうろついていた。 また、犯行に及んだ50分前に、現場のビルの外に貼り出されていた女性が出演する予定のライブの告知ポスターに、黒色のスプレーで×印を書いていたことが明らかになっている。 「大津容疑者はライブハウス前で女性を待ち構え刃物で襲撃、わずか30秒で現場から逃走した。足跡を残さないため、足
2020年代はどんな時代なのか。まず、世界秩序に凄まじい影響を与えたのは、「COVID‐19」(新型コロナウイルス)のパンデミックだった。米国のトランプ政権は、これを中国が研究所で人工的に作ったウイルスだとして中国の責任を追及しているが、科学界ではウイルスの発生起源はまだ不明で、むしろ自然発生説が優勢だ。 ただ、このコロナ禍については反ワクチン論をはじめ、さまざまな非科学的な陰謀論がネット上で蔓延した。一部の既存メディアすらそうした非科学的言説を拡散している。 そんなコロナ禍がひと段落つきつつある時に発生したのが、ロシアによるウクライナへの全面侵攻だった。これはシンプルに、プーチンがそう決断したから発生した戦いである。 プーチンはもともと2000年に権力を握った時から、愛国心を煽動してロシアの復権を強く掲げてきた。2014年に前述したようにクリミア半島を奪取したが、その後の東ウクライナでの
〈肝試しで空き家に侵入、壁壊したら1億円〉盗んだ金で「ゾンビたばこ購入した」「バイクや貴金属も…」20人以上の少年が関与した“沖縄1億円事件”と背後に見えた“ドラッグ禍” 廃墟に眠る1億円―。「沖縄の空き家に1億円」の見出しで伝えられたニュースは県内外で大きな波紋を呼んでいる。5月から6月にかけて沖縄県内の廃墟で1億円あまりの現金が見つかり、現金を持ち出した少年らに対して警察が住居侵入や窃盗容疑で捜査を進めていることを地元メディアが報じて判明したのだ。集英社オンラインは問題の空き家から現金を持ち出した少年グループのメンバーに接触した。「廃墟にあったカネでバイクを買ったりアクセサリーを買ったやつもいる」。現場で何が起きていたのか。
〈青森・クマがラーメン店襲撃〉「笑えないです」ボコボコにしてクマを返り討ち“レジェンド”と賞賛された男性はまぶたが腫れあがり骨折「補助金なし」で休業せざるえないオーナーの慟哭 子グマとの死闘を繰り広げた青森県三戸町内のラーメン店で働くAさん(50代・男性)は右目付近を10針も縫う大ケガをしたものの、子グマを見事に追い払うことに成功した。男性を襲った子グマはいま、警戒されている「はぐれ子グマ」の可能性があり、危険性が高いという。また、子グマ襲来によって、店も思わぬ“被害”を受けていた。
消費生活に関するさまざまな相談を受け付ける「国民生活センター」には、葬儀に絡む苦情や相談が相次いでいる。 同センターの資料には「見積もりも出さない葬儀社でほこりまみれの倉庫のような斎場をあてがわれ、“市民葬儀”といいながら100万円を請求された」とのボッタクリ事例も載っている。 同センターの葬儀分野担当者は「葬儀の準備はどうしても時間に追われてしまうところがあるので、一番大事なことはもしもの時に備え、葬儀の希望やイメージを考え、事前に業者について情報収集しておくことです」と準備の大切さを語る。 葬儀絡みで寄せられた相談は2024年度には978件と統計を取り始めてから最多件数を記録した。コロナ禍が始まった19年度は632件だったのが22年度には951件にまで増え、以降高止まりしている。同センター担当者も「コロナ禍を挟んで相談は増えました」と話す。 なぜトラブルは増えているのか。消費者はどう対
県外から「さっさと絶滅させろ」の電話殺到13日から緊急時に警察官がライフル銃でクマを駆除することが可能になった。全国でクマによる目撃情報や被害数が多い秋田県では、警察の特別部隊である「熊駆除対応プロジェクトチーム」も同日発足し、クマの駆除に取り掛かる。 人里でのクマによる被害が深刻化するなか、県庁や一部の役場では県外から“思わぬ苦情”の問い合わせがあるという。 「テレビなどマスコミの報道があるたびに、全国から1日10件ほど『クマを殺すな』とご意見をいただきます。我々も好き好んでクマを殺そうとしているわけではなくて、県民の生活を守るためにやむを得ず活動しているわけです。こうお伝えしても、何度も同じ話を繰り返される方も多いので、その場合は電話を切らせてもらっています。 また、『クマを殺すな』より数は少ないのですが、『クマを早く絶滅させろ』との問い合わせも一定数、いただいております」(秋田県庁・
「落ち葉をどかしてみると腹がへこんでいた」10月30日午前6時半ごろ、秋田県大館市の北部にある民家で飼い犬がクマに襲われた。変わり果てた姿で見つかったのは、17歳でオスの柴犬・ダイくんだった。飼い主の60代男性Aさんは、「突然、日常がなくなりました。なぜうちの犬が……」と肩を落とす。 「敷地内にある農機具小屋の中に犬小屋を設置していて、ダイが夜は外でトイレするので開けたままにしていたんです。いつも朝5時半に30分くらい散歩へ連れて行んですけど、その日は私の仕事が休みだったもので午前6時半に散歩へ連れて行こうとしたんです。 小屋の前には小さな畑があって、ダイがそこに横たわっていた。いつも小屋の中にいるはずなのに、変だなと思った。お腹に落ち葉がかぶさっていて、落ち葉をどかしてみると腹がへこんでいた。内臓が全部食べられていたんです」 ダイくんの首輪につけられたリードはのび切っており、犬小屋の前に
「こんなレベルの低い質問が延々と行われているとは…」「奈良の鹿」が国会を揺るがしている。あるいは、週刊誌が報じた国家公安委員長が男性記者の容姿を「クマみたいだね」と評したというオフレコのやり取り。 2025年11月、日本の国権の最高機関である国会、その予算委員会という国民注視の舞台で、立憲民主党の議員たちが貴重な質疑時間を費やしたのは、驚くべきことに、そうした話題であった。 立憲民主党の西村智奈美議員は、高市早苗首相が自民党総裁選の演説で行った「奈良の鹿」に関する発言を捉え、約15分間にわたり執拗に撤回を求めた。 首相が地元で間近に見たという、鹿が蹴られるといった事案に対し、西村議員は「外国人だけの問題なのか」と問い、最終的に「撤回」を要求した。ネット上では「予算に何の関係があるんだよ」「今話す議題でしょうかね」という、至極当然な非難の声が溢れたという。 同党の池田真紀議員に至っては、国家
〈名古屋主婦殺人〉「ボトボト落ちた血痕が雨で流され逃走経路が分からなくなりました」“人違い殺人”も疑われ迷走した初動捜査…逮捕された夫の元同級生は「あなたにフラれたって大丈夫」 1999年に名古屋市西区のアパートで主婦、高羽奈美子さん(当時32)が殺害された事件は、愛知県警が奈美子さんの夫・悟さん(69)の高校時代の同級生で同市港区のアルバイト、安福久美子容疑者(69)を殺人容疑で逮捕したことで、26年ぶりに解決へ向け動き始めた。 事件現場には有力な手掛かりとなる犯人の大量の血液が残されていたのに捜査が難航したのはなぜなのか。
とはいえ、日本は債務残高がGDPの2倍を超えており、先進国の中でもトップクラスだ。将来の世代にツケを回さないためにも穴埋めは必要であり、インフレに苦しむ庶民に負担がかからない増税策が必要になる。 そうした中、財源確保の案の1つとして自民党が出したのが、「金融所得課税」の強化だ。 片山さつき財務大臣は10月24日の記者会見で、代替財源の1つとしての金融所得課税の強化の是非について問われ、「予断をもってお答えできる状況にはありません」と答えたものの、一般論として「税負担の公平性、それから貯蓄から投資への流れを引き続き推進し、かつ、一般の投資家が投資しやすい環境を損なわれないようにするということが重要」と発言した。 この発言の念頭には「1億円の壁」の是正があるとみられる。 「1億円の壁」は、所得が年間1億円を超えると実効税率が低下するという現象だ。所得税の最高税率は45%だが、株式や不動産の売却
兵庫県議だった竹内英明さんが昨年11月の出直し兵庫県知事選の中で猛烈な誹謗中傷を受けて県議を辞職し、その後自死した問題に絡み、兵庫県警は9日、竹内さんの虚偽情報を拡散し名誉を棄損した疑いで政治団体NHK党代表の立花孝志容疑者(58)を逮捕した。立花容疑者は執行猶予期間中の身で、今回の事件で有罪となれば実刑となる公算が高い。逮捕容疑に絡んで立花容疑者は現職の兵庫県議3人から提供された怪文書などをもとに竹内さんを中傷しており、攻撃した理由の解明が捜査の焦点になる。
「クマに襲われたら頭蓋骨は粉々、顔も半分なくなる」“お前のところにクマ送る”発言の佐竹前秋田県知事独白40分「擁護派からの電話なんて切って当たり前」「知事時代、2300頭は駆除した」 全国でクマ被害が相次いでいる。クマによる死者数は13人を記録し(2025年11月7日時点)、これまでの過去最多年の2倍を記録した。事態を受け、各自治体はクマ駆除に乗り出しているが、「クマを殺すな」などとクマ擁護派から役場に苦情電話が入り、業務に支障をきたすこともしばしばあるという。そのなかでも、クマが頻繁に出没する秋田県では、佐竹敬久前秋田県知事が長年クマ問題に対して、積極的な発信を行ってきた。佐竹前知事に話を聞いた。
学園祭シーズンが本番を迎えた11月初旬、Xに投稿されたある写真が話題を呼んだ。東京都新宿区にあるJR高田馬場駅前ロータリーに積み上がったゴミの山――11月1日と2日に行なわれた早稲田大学の学園祭「早稲田祭」の打ち上げで集まった若者たちが去ったあとの、変わり果てたロータリーの姿だった。投稿主である早稲田大学公認サークル「ロータリーの会」の担当者に話を聞いた。
「シャンパンの瓶で頭を殴られたり、蹴られたりしていた」社会部記者によると、鈴木容疑者と田野容疑者の2人は去年10月から今年の7月にかけて、20代の女性従業員に「お前の接客態度が悪いから稼げないんだ」「金遣いが荒いから管理してやる」などと言い、頭を殴るなどの暴行を加えて脅迫し、ガールズバーでの労働を強制した疑いがもたれている。被害に遭った20代女性は、抗拒不能な状態に陥っていたという。 事件の舞台となったガールズバー「イーウェーブモーニング」はJR池袋駅西口から徒歩5分先にある雑居ビルの7階にある。午前5時から午後8時まで営業する「朝の部」の店舗で、「夜の部」の別店舗から間借り営業していたという。 被害者女性が池袋のガールズバーで働き始めたのは、去年9月のことだった。 「被害者の子は店内にある1畳ほどしかないバックヤードに寝泊まりさせられており、GPs装置で位置情報を監視されていた」(社会部
炎上した「賢い患者」論 11月1 日に公開された朝日新聞の記事『「空気」のようになった高額療養費制度 治療や薬…患者にできること』が大炎上している。猛批判を浴びているのは、「医療はどこへ」という連続企画の最新記事で、内容は、自身ががんサバイバーでもある〈認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML〉理事長の山口育子氏に取材したものだ。 COMLとは、同組織ウェブサイトの記述によると「患者と医療者の協働の実現と、より良いコミュニケーションの構築」を目標として「電話相談を日常の活動の柱に、医療現場により良いコミュニケーションを築く活動」を行う団体だ。 タイトルからも想像できるとおり、この記事で山口氏は、高額療養費の近年の利用者は大きな医療費を使っていると意識せず、まるで空気のように制度を利用している、と警鐘を鳴らす。 また、患者が意識を変えて、同じ薬の処方なら3回まで使用できる「リフィル処
「ライフルを使ってクマを駆除するのか?」自衛隊出動で“クマ擁護派”が役所に勘違いクレーム、「殺すな」と「お前らが駆除をしっかりしないから…」の板挟みにも苦悩 連日「クマ被害」のニュースが報じられるなか、環境省によると、今年度のクマ被害による死者数は全国で13人(11月5日時点)となり、統計を取り始めた2006年度以降で過去最悪の数字を記録している。 事態の深刻さを受け、防衛省は秋田県に陸上自衛隊を派遣し、5日午後から活動を始めたが、秋田県では“クマ擁護派”による苦情の電話があり、業務にも支障をきたしているという。
発足直後から米国のトランプ大統領との首脳会談に臨み、各社の世論調査の支持率も70~80%台となる好調な滑り出しとなった高市政権。そうしたなか、新たに連立政権のパートナーとなった日本維新の会・藤田文武共同代表が、主に公金が原資となる2000万円を自身の秘書が代表を務める会社に支出していたことが発覚。 藤田氏は4日に会見を開き、適法との認識を示したが、「身を切る改革」を掲げながら、自身の身内が「おいしい」思いをしていたことが明らかになった形だ。自維政権の始動直後に発覚した、維新共同代表の重大疑惑。維新の今後の戦略や政権の行方にも影響を与えそうだ。
〈東京都が無痛分娩に10万円助成〉「下半身の感覚が徐々になくなっていく感じが…」ゆってぃ妻・石川あんなが語る「無痛分娩」のリアルと欧米から「クレイジー」と言われる業界の現状 東京都は今年10月より出産時の「無痛分娩」の費用として最大10万円の助成を始めた。これは2024年の都知事選で小池百合子知事が主要公約のひとつとして打ち出していたもので、一見すると「さっそく決まった」と喜ばしいものの、大きな課題と懸念があることがわかった。 無痛分娩での出産を経験した芸人ゆってぃの妻、石川あんなさんの経験談と共にその問題点について考える。
ダウンタウンプラスってどんな内容?—いよいよ『DOWN TOWN+(ダウンタウンプラス)』がはじまりますね。 友保 芸人の間ではぼちぼち聞きますね。全然知らんですね。どんなもんなんやろ。 小林 俺ら世代の人呼ばれてないよな、多分。 友保 いや(収録に)行ってるみたいよ。 小林 聞いてないな。 —お二人的には『ダウンタウンプラス』で何が見たいですか? 友保 なんか『ごっつええ感じ』とか見れるって言いますよね。『VIsUALBUM』(松本人志の映像作品集)とか。松ちゃん系のはいろいろ見れるみたいな。 —過去作品のライブラリーですかね。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』のオープニングトークも見れると。でも注目はやはり新しいコンテンツでしょうか。 友保 なんかやってるらしいですね。わしらは何にもお声はかからんけど。 —お二人は常々「お笑いには絶対おカネを落とさない」と言ってますが、やはり気に
これまで一度も家賃を滞納したことはなく、過去2回の更新では家賃は据え置きだったが、今年の対応はこれまでとは違うもので、「嫌なら出ていってくださいという雰囲気だった」と振り返る。交渉の末、2万円の引き上げで妥結したが、いまだに釈然としていないという。 Aさんのような例は枚挙にいとまがない。不動産ポータルサイトLIFULL HOME'sを運営するLIFULLによると、9月の東京23区のファミリー向け物件の平均掲載賃料は23万9278円と、1年前の水準から13%上昇。額にして約2万8000円の上昇となる。シングル向けも15%増の11万8778円と、同様の傾向だ。 不動産投資家「10〜20%の値上げを提案している」いくらマンションの価格が高騰しているとはいえ、同じ家に住んでいて築年数が古くなっているのに家賃だけ上昇するのは納得がいかないという感覚を持つ人は多いだろう。 しかし、不動産の価格を決める
国民に対する姿勢の「だらしなさ」こそが、彼らを敗北へと導いた高市内閣が異例の高支持率にわいている。勝者の高らかな凱歌の陰で、敗北の苦汁をなめる者たちがいる。その筆頭が、総理の座にしがみつきながら、自民党員から見放された石破茂前首相である。 そして、石破政権で中枢を担っていた側近、平将明氏と木原誠二氏。この三人の政治家の凋落は、単なる権力闘争の帰結ではない。それは、彼らが掲げた政策の底の浅さ、国民を欺く姿勢、そして政治家としての本質の欠如が招いた、必然の結末であった。 かつて石破内閣が発足した際、閣僚写真で見せたズボンのだぶつきを、世間は「だらし内閣」と揶揄した。しかし、問題の本質は服装のだらしなさにあるのではない。思想の、政策の、そして国民に対する姿勢の「だらしなさ」こそが、彼らを敗北へと導いたのである。 本稿では、石破氏、平氏、木原氏の三名に焦点を当て、その失敗の本質を冷徹に解剖していく
維新共同代表に浮上した「政治とカネ」の問題「赤旗日曜版」の報道によれば、藤田氏側は2017年6月から2024年11月にかけて、〈ビラ印刷費〉などの名目で、自身の公設第一秘書が代表を務める会社に約2100万円を支払っていたという。 さらに、その会社から公設秘書に、年間720万円の報酬が支払われていた。同紙は、藤田氏による「公設秘書への税金還流」の疑いを指摘している。 これに対して、藤田氏は10月30日のXで、〈悪意のある税金環流のような恣意的な記事です〉と反論。その上で、〈すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行なっているもの〉と主張した。 ただ、藤田氏は反論とあわせて、X上で、取材を担当した「赤旗」の記者の名刺も公開。記者を“攻撃”するような、あまりに感情的な振る舞いに、「いまや与党なのだから、メディア対応に品格が求められるはず。やられたらやりかえすという“維新ノリ”
投稿主はよほど怒り心頭なのだろう、他の投稿は一切ない、今月作られた匿名アカウントだが、車掌は発車直前にカメラに向かって確かに中指を立てている。投稿主は車掌のアップ写真も掲載。 投稿は30日20時までに150万回以上再生され(現在は投稿を削除)拡散。投稿主のコメント欄には〈あり得ない〉〈中指たてるのはアウト〉〈鉄オタとおもってバカにしてるな〉といったコメント、さらには〈晒す前に会社に言ったら?〉といった冷静なコメントも寄せられていた。 いったい何があったのか? 現場となった駅は浜松市中央区にある「さぎの宮駅」。駅周辺の住民が通勤・通学に使う一般的な無人駅だが、実はネットの都市伝説「きさらぎ駅」の舞台だと考察されている駅でもある。新浜松駅から電車に乗った女性が見知らぬ「きさらぎ駅」に到着し、そこで次々と奇妙な体験をするという都市伝説だ。 「『きさらぎ駅』は2004年に行方不明になった女性が、匿
当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表示する目的で Cookie を使用する場合があります。 詳しくはこちら
複数の人身被害が発生している鹿角市の担当者は次のように話す。 「今年の状況から言うと、クマが市街地の周りの里山を突破して、日常的に市街地の中に侵入し、目撃されるという状態が続いています。その結果、市街地では人身事故も多発しています。『市街地の住家にクマが立てこもる』という事態が日常的に発生している状況です。 クマの出没があれば、住民の方の安全を最優先にして捕獲などの対応を行ないますが、同じ市街地や集落の中で、同時に何件も目撃や立てこもりが発生している状態であり、とても対応しきれない、住民を守りきれないと、日に日に危機感を覚えながら対応しています」 担当者はこのように話した上で、「件数が多く、人手が足りない」とため息をつく。
過疎地域は悲惨か?都市部の住民は「過疎地域には何もない」と言う。ところが、過疎地域の住民は何もないのが当たり前で育っている。何もないのが当たり前なので、それが普通だ。 都市部の住民から「あれがないです」と言われても、「それがどうした」となる。そのようなモノは最初からないし、これからもなくてよい。放っておいてくれと。 むしろ「いろいろなモノがあるのは面倒だ」と言う。「公園が欲しい」と言う住民もいる。公園の活用方法を尋ねると「たぶん誰かが使うと思う」とあいまいな返答になる。過疎地域には使われずに放置されている公園が多い。 森林に囲まれた過疎地域でどうして公園がつくられるのか不思議だった。その理由が、充分な豊かさの中で暮らしているからだとわかったのは、田舎の研究を本格的に始めてからだ。 都市部の住民はその現実を受け止めるのが難しい。学術論文や政策論文の多くが、過疎地域は「悲惨で困っている」「都市
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く