夏になると増える「虫」。うっかり触れてしまうと、“電気が走るような痛み”を引き起こす黄緑色の幼虫の目撃情報が、SNSで相次いでいます。
絶対に触らないで! 毒トゲがある黄緑色の虫とは?
「草を抜いていると、突然、腕に電気が走ったような痛みがあった」「肩に激痛が走った」などと被害が出ているのは、イラガ類の幼虫です。
新潟県糸魚川市や環境省によると、イラガ類の幼虫は体長15~25mm程度で、北海道から九州まで生息しているとのこと。黄緑色のものや、背面に大きな黒褐色の斑紋が特徴のものなどがおり、身体中に毒トゲを持ち、トゲに触れると電気が走ったような痛みが生じ皮膚がかぶれます。
イラガ類にはさまざまな種類があり、虫ケア用品などの衛生薬品を製造する大手メーカー・アース製薬の「イラガ類」ページによると、主な種類はイラガ、ヒロへリアオイラガ、アオイラガ、ナシイラガ、ヒメクロイラガ、ムラサキイラガで、7月から11月にかけて1~2回発生するそうです。雑食性の種類が多く、果樹や樹木に広く発生し、カキノキやサクラ、ウメ、リンゴ、カエデ類、ヤナギ類、クリ、ヤマボウシ、ケヤキなどで見られます。
大量発生の報告も……被害を防ぐには?
被害にあった後の対応も重要で、神奈川県衛生研究所によると、皮膚を刺された場合は、まず水で洗い流すと良いそうです。手で払うなどして取り除こうとすると、より皮膚に食い込ませることになるため、被害が大きくなってしまう場合も。症状は数日で落ち着く場合もありますが、痛みや腫れが強い場合などは医療機関を受診することが勧められています。
またSNS上でも、
「うちの家の庭に柿の木があって、イラガの幼虫が毎年大発生してる」
「イラガの幼虫は近くの街路樹でも毎年大量発生してましたね」
「ガーデニングの最大の恐怖とも言っていい、イラガの幼虫が大量発生。これに刺されると電気ショックを受けた感じの激痛に襲われる」
など、大量発生しているところを目撃したという声があがっています。
被害を防ぐためには早期駆除が効果的で、愛知県豊田市の公式サイトでは、イラガ類の幼虫が小さいうちに見つけて駆除することが推奨されています。幼虫の毒トゲが刺さらないよう、ビニール手袋や火箸などを使って水と洗剤を入れたバケツに沈めた後、土に埋める方法や、卵塊を見つけて潰すことも、被害の予防につながるそうです。
