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読書・マンガ - はてなブログ

トピック一覧

読書・マンガ

思わぬところでダイエットを要求された「大人の食物アレルギー」

私、エビとカニのアレルギーなんです。 突然の謎カミングアウト。 小さい頃からアレルギーだったわけではないです。 大人になってからお寿司のエビを食べたら発疹が出るようになったので、 検査したら甲殻類アレルギーになってました。 かっぱえびせんとか、加熱したエビ・カニだと症状が出ないので、 「オマール海老のビスク」とかはたぶん大丈夫なんだろうなと思いますが 念のためエビ・カニが入っていると分かっているものは避けています。 甲殻類アレルギーだと年末年始のごちそうがいまいち楽しめないのですよ。 市販のおせ…

読書記録 直近2週間くらいの

こんばんは。 11月上旬~中旬の読書記録を書いていく。 世界でいちばん素敵な宇宙の教室 三才ブックス Amazon →このシリーズは、カラーの本だし文字が少なくて読みやすい。そして宇宙の話ってやはりロマンがあって好きだ。この広い広い宇宙の中では、私の悩みなんてちっぽけなもんだよなあと思う。それにしても海王星とか冥王星とか、行ってみたいなあ……… 世界一ゆかいな脳科学講義: 頭の中をぐるぐるめぐる11日間 作者:アンジェリク・ファン・オムベルゲン 河出書房新社 Amazon →これも文字が大きいし…

【感想】紅玉 いづき『サエズリ図書館のワルツさん1』(創元推理文庫)- 紙の本が希少となった世界で図書館を運営する女性と「紙の本」を通して人と人が繋がる物語

紅玉 いづき『サエズリ図書館のワルツさん1』(創元推理文庫)の感想になります。 ※ネタバレを含みます※ 紅玉 いづき『サエズリ図書館のワルツさん1』(創元推理文庫) 紙の本が貴重な文化財となった世界、図書館を訪れる人は何を思い、どう生きるのか あらすじ 紅玉 いづき『サエズリ図書館のワルツさん1』(創元推理文庫) サエズリ図書館のワルツさん1 (創元推理文庫) 作者:紅玉 いづき 東京創元社 Amazon 紙の本が貴重な文化財となった世界、図書館を訪れる人は何を思い、どう生きるのか あらすじ 世…

内向的な私が世界の見え方を変えた一冊:『プロカウンセラーの聞く技術』との出会い

変化を怖がる私にとって、旅や新しい挑戦よりも、本を読むことのほうがずっと身近で安心できる“冒険”でした。そんな読書の中で、たった数冊だけ――価値観そのものを揺さぶられるような本に出会うことがあります。私にとってその最初の衝撃こそが、20年以上前に読んだ『プロカウンセラーの聞く技術』でした。読み返すたびに、あの頃の私が気づけなかった視点がいまも更新され続けています。 ■ 本を読むと日常が変わる理由 私は昔から勉強や本を読むのが好きでした。変化を嫌い、知らない場所へ行くことにはあまり興味がなかった私…

『帰還兵はなぜ自殺するのか』デイヴィッド・フィンケル 著、古屋 美登里 訳、亜紀書房

【内容紹介(亜紀書房ウェブページより転載)】 ピュリツァー賞作家が「戦争の癒えない傷」の実態に迫る傑作ノンフィクション。内田樹氏推薦! 本書に主に登場するのは、5人の兵士とその家族。 そのうち一人はすでに戦死し、生き残った者たちは重い精神的ストレスを負っている。 妻たちは「戦争に行く前はいい人だったのに、帰還後は別人になっていた」と語り、苦悩する。 戦争で何があったのか、なにがそうさせたのか。 2013年、全米批評家協会賞最終候補に選ばれるなど、米国各紙で絶賛の衝撃作! ************…

2025年12月の予定

2025年12月の予定です。急に日程、時間等、変更する可能性があります。事前に当ブログでご確認ください。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃おやすみ 土、日、月、火曜日 ・静かな空間づくりにご協力ください。・喫茶の提供はございません。 読書空間 ひつじ日和

早見和真著『ザ・ロイヤルファミリー』を読んだ感想とあらすじ

日曜劇場で放映されている『ロイヤルファミリー』の原作を読みました。ドラマ化される前から気になっていた小説です。 早見和真著『ザ・ロイヤルファミリー』 あらすじ 亡き父への想いを抱える主人公栗須栄治(くりす えいじ)は、ひょんなことからワンマン社長である山王耕造(さんのう こうぞう)の秘書になります。 栗須は山王を父と重ね、「決して裏切るな」という山王社長の言葉通り、忠実に支えます。山王は馬主として情熱を注ぐあまり、家族関係や会社の経営に問題を抱えています。物語は競走馬の血の継承と共に、山王社長と…

『天の花 なでしこ物語』伊吹有喜、読みました。

よかったです。 シリーズ3作目です。 時系列的には、こちらが「2番」となります。 「1番」から4年後の耀子中学2年生と さらに4年後を行ったり来たり描かれます。

ブログ開設 漫画描いたらここへ進捗載せていきたい

真っ白いページ出た! まだ何にもわかんないけど、ここへ載せていくぞ。 ひやかしでいいのでチラ見でいいのでどうかみてやってください。 気が付いたらこんな歳で作品数もさほどないけど、もうあとどんだけの方に 見てもらえるかわからない(Xとかも使いこなせない昭和民) とりあえず今投稿した分だけでも。えーとURL貼れるかしらん。 xfolio.jp うお!こんなことができるとは素敵。あらすじ↓ 20歳になった男女が中学の同窓会で再会。主人公は中学時代、雨が降る日に下駄箱に入っていた”雨より”としか書かれて…

アンシピット(ANciPiT)のケーキメニュー!【浦和】おすすめ・レビュー・クチコミ・評判ブログ

アンシピットの外観 アンシピットの営業日・定休日 アンシピットの店内 アンシピットのケーキメニュー アンシピットのケーキの感想 フロマージュネージュ ラスビス モンブラン カプティヴァン ピスターシュグリオット アールグレイタルトショコラ アンシピットの外観 アンシピットは浦和駅北口を出て、北に向かい、五差路を右に曲がったところに位置しています。浦和駅から向かうと、このように見えにくい建物に小さく「ANciPiT」と書かれているだけなので、少し見つけにくいかもしれません。 正面からみると、このよ…

『リハーサル』を読んでみて

【読書記録2冊目】リカシリーズ『リハーサル』を読んだ感想と次の一冊! 読書ブーム継続中です!2冊目として、あの有名な五十嵐貴久さんの『リハーサル』を手に取りました。想像を超えてくる恐怖体験でしたので、その感想と、次の一冊をご紹介します! ① 『リハーサル』— リカ誕生前夜の恐怖 【書籍名:リハーサル(五十嵐貴久)】 この作品は、「リカ」というキャラクターがどうやって生まれたのかを知ることができる、シリーズの原点ともいえる物語でした。 舞台となるのは、都内の個人病院。リカがまだ【病院の看護師】だっ…

讐雨: 刑事・鳴沢了 (堂場 瞬一)

このところ気分転換に読んでいるミステリー小説は、読破にチャレンジしている内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” と以前よく読んでいた大沢在昌さんの作品に偏っているので、ちょっと趣向を変えて、今まであまり読んだことのない作家の方々の作品にトライしてみようと思っています。 いつもの図書館でどの作家のどの作品にしようかと文庫本の棚を眺めていて目につきました。 堂場瞬一さんの作品を読むのは初めてだと思います。本書の主人公鳴沢了を描いた「刑事・鳴沢了」シリーズは堂場さんの代表作のようですね。 ミステリー小説…

「怪獣8号」を読んだ

怪獣8号 16 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:松本直也 集英社 Amazon 今週はバイトが2連休だったのでご褒美の漫画喫茶。 タイトルだけは聞いたことがあった「怪獣8号」が完結していたのでこちらも一気に読んでみた。 いや~・・ベタベタな少年漫画の展開だったけど泣いたわ~・・・最近ずっと殺伐とした漫画ばっかり読んでたから忘れてたけど、王道の少年漫画もタマには良いものですね。 構造としては(僕が知ってる限りでは)「MM9(山本弘の小説)+寄生獣+モンスターハンター+うしおととら+鋼の…

騎士団長殺し / 村上春樹

全2巻、読了。 村上春樹ってなんか読んでると、自分は村上春樹読んでるんだぞって気になるけど、 実は面白いって思ったことがほとんどなく、この作品も案の定面白くなかった。 最後まで読み切れたので感想書くけど、毎回思うことは、 もう村上春樹はいいやってこと。 この作品もHな描写が適度にあって、適度に惹きつけられたけど、それが彼の手だ。 それほど必要ないんだ、その描写は。なしで勝負できないのかと思ってしまう。 そして騎士団長が出てきてから一気に興味が失せ、雨田具彦の病室からどっかの世界に入ってからは読む…

【オススメの仕事術】Googleとトヨタの比べる 仕事術

毎日まじめに働いているのに、タスクは減らない。 気づけばいつも時間に追われ、改善しようとしても続かない。 多くの人が抱えるこの“仕事の悩み”を解決するヒントは、 実は Google と トヨタ —— 世界のトップに立つ二つの企業にあります。 テック企業の象徴である Google と、改善文化で知られる トヨタ。 この二つは性質もアプローチもまったく異なるように見えますが、 仕事を前に進めるための“共通の原則”と、タイプの違う“成果の出し方”があります。 本記事では、この二社の仕事術を比較し、特に…

超訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 個々それぞれの「生存戦略」が とても高いレベルで求められる時代です。 その根底には 「考え方」や「生き方」があり、 それが「価値観」や「判断基準」につながり、 キャリアや人生を形成するのだと思います。 しかし、私たちが受けてきた教育は、 生存戦略も、考え方も、生き方も、 価値観や判断基準も、 すべて後回しにされてしまっており、 受験に必要な知識が優先されていますよね。 所詮、エリー…

『失われた時を求めて13「 見出された時 Ⅰ」』 by マルセル・プルースト

失われた時を求めて13「 見出された時 Ⅰ」マルセル・プルースト吉川一義 訳岩波文庫2018年12月14日 第1刷発行 底本:マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(1913-27) プレイヤッド版 『失われた時を求めて』 第12巻の続き。 megureca.hatenablog.com 表紙裏の袖には、” 幼年時代の秘密を明かすタンソンヴィル再訪。 数年後、 第1次対戦 最中のパリでも時代の変貌は容赦ない。 新興サロンの台頭、サン=ルーの出征、「破廉恥の殿堂」での一夜・・・。 過去と現在、…

11/14~11/20【読書日記】

こんにちは、めめです。 11/14 (金) 仕事終わりに渋谷へ。人が多い街はなるべく地下または建物同士を渡り歩くようにし、極力地上を歩かないことに徹している。けれど、今日はどうしても路面店に寄りたくて久しぶりに地上へ。人が多い・・・!!(当たり前)めちゃくちゃぶつかるし、一気に疲弊。ぶつかった人申し訳ない。何店舗かまわり、弟の誕生日にあげたいものを購入できた(前回購入した際にすぐ紛失し渡せなかった)。待ち合わせ場所もなんか人が多くてびくびくしていたけれど、椅子があればいくらでも本を読んで時間を潰…

老舗の流儀 虎屋とエルメス

ふと見かけて、どんな本かな?と読んでみました。興味深かったです。 P12 黒川 齋藤さんとのおつきあいは、一六年ほどになるでしょうか。・・・齋藤さんが、エルメスジャポン・・・の社長になられた頃のこと。ある雑誌のインタビュー記事を読んだのがきっかけでした。編集者が「エルメスのライバルはどこですか」と質問したのに対し、齋藤さんが「強いて挙げれば虎屋です」と答えられていたのです。「是非お会いしたい」と電話をし、銀座のお店に伺って。 齋藤 そうでした。その記事のことは、ぼくも覚えています。質問した編集者…

がん治療はメンタル・栄養・血行から

今回は、「「死の宣告」からの生還 実録・がんサバイバー」(2006年)と「絶望から抜け出す心理学 心をひらくマインドフルネスな生き方」(2022年)を読んで、あれ?同じこと言ってると気づいたので、まとめたいと思います。 「死の宣告」からの生還: 実録・がんサバイバー (講談社+α新書 297-1B) 作者:岡本 裕 講談社 Amazon 絶望から抜け出す心理学 心をひらくマインドフルネスな生き方 (PHP新書) 作者:加藤 諦三 PHP研究所 Amazon 「死の宣告」の著者さんはお医者さん、「…

東アジアの封建制 (1) 日本

戴季陶(市川宏訳)『日本論』社会思想社,1972 封建制(feudalism)とは地方領主が軍事権・司法権・立法権などを保持しながらも中央王権に従う緩い政治的連合体で、近代化直前まで西欧と日本で見られた。これに対し近代化直前の中国や朝鮮の政治体制は農業官僚制(agricultural bureaucracy)と呼ばれ、全国土は皇帝の所有となり、地方は中央から派遣された官僚が統治した。 封建制が近代化に寄与したとする代表的な論者は梅棹忠夫で、「文明の生態史観」で日欧が素早く近代化できたのは封建体制…

第412話 引っかかる・・・!

おはようございます!! Merikenkoです。 ☆☆【萬策大好き。ほんとだよ!】に、ご訪問頂きありがとうございます。☆☆ 今回は「引っかかる・・・! 」です。 たまに引っかかって取れない時がありますよね? それって。。。。www! 次回は 11月28日 金曜日 朝7時00分の更新予定です。 妻:バリ子35歳。夫:萬策45歳。が中心のフィクション4コマ漫画+αがスタートです。 主な登場人物 第412話 引っかかる・・・! おっ!? 今日の晩御飯は鶏の出汁を使った肉料理だな! 俺もご相伴にあずかろ…

夜の国境線

東日本では、太陽が昇らなくなって10年が経った。 空は厚い黒雲に覆われ、昼も夜も区別できない。 都市は人工光に頼り、生活は夜型へと完全に変わった。 だが、長引く暗闇は人々の心を蝕み、未来への希望も薄れていった。 そんな中、移住政策が発表された。 西日本は相対的に明るく、安全で暮らしやすい。 「東日本から西日本へ移住すれば、光と希望が戻る」と宣伝されると、 多くの人々が列をなし、家財道具をまとめ、未知の土地へと向かった。 最初のうちは順調だった。 西日本の都市は整備され、移住者たちは新しい生活に胸…

英国ブッカー賞二冠の筆者が描く、静謐さに満ちた短篇集 |『The Assassination of Margaret Thatcher』HILARY MANTEL

皆さん、こんにちは。 私、洋書は読むようにしていますが、どちらかというと金銭的理由であります。 日本で翻訳書を買うより、居所で原書を新古品店で買う方が安いと。 洋書を読むことで拙い英語力が向上すればという意図もありますが、原書の単語は難しすぎて日常使いにはなじめないものが多いですね。ということで、やはり洋書購読の主因はお金。 そんな状況ですから、日本に帰ってくると途端に洋書を手に取る機会(気力)が減ります。もう日本語の本の読みやすさに没入です。そして、日本の古本の安さよ。コンディションの良さよ。…

【湊かなえ さんが贈るミステリー小説の最新作】声優の 櫻井孝宏 さんと 早見沙織 さんが 湊かなえ さんの11月27日に書籍刊行の『暁星』を朗読、一足先にアマゾン の 聴く…

[本ページはプロモーションが含まれています] 広告・スポンサーリンク ブログの前のみなさ~ん!!! 今回もYANO-T's blogへお越し頂き、 ありがとうございます。 感謝感謝。 (引用:PRtimesサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000296.000036126.html) アマゾンの聴く読書、Audible をご存じでしたでしょうか? プロのナレーターが朗読した本をアプリで聞けるサービスです。 amazon audible cM 「A…

角野栄子の毎日いろいろ

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ (角川書店単行本) 作者:角野 栄子 KADOKAWA Amazon あまり深く考えず、いいことだけを考える。それは欠点でもあるんですけれど。 鎌倉のおうち。 上から下までの本棚が20個!うらやましい! 好きな色はいちご色。定番色を決めていると楽。梅子の好きな色は黒。最近気づいた。 娘さん、絵うますぎ! 8時、めだけねてる。2時、スヤスヤ。けっこう遅めなのねぇ。 人の本棚ってたのしいよね。作家さんならなおさら! おお、メニム一家。…

もみじ狩り5

100円ショップ

100円ショップでお線香を買っていたけど 「ふつう」に買ったら 値段も違うけど香りが全然違う。 特に火をつける前が。。 ちょっとした買い物だけど 次回からも「ふつう」に買いたい。 値段が違うので大事に使ってます。 (空気が乾燥しているので 火の取り扱いには気をつけます)

『くもをさがす』 西加奈子

カナダ滞在中に乳がんを宣告され、治療を終えるまでの約8ヶ月間を綴ったエッセイ。 コロナ禍という不安定な時期の中で、異国の医療制度の違い言葉の壁、そして孤独と向き合う日々が正直に描かれている。 日々を支えたのは、人とのつながりだった。家族、友人、医療スタッフ。その温かさが、彼女を包み、支え、そして前に進ませていく きっとそれは彼女の人徳であり、これまでの生き方の証。まさに人生の法則だな。 恐れや試練を排除するのではなく葛藤しながらも受け入れ、その中に“希望”を見出す。 日々の小さな瞬間の積み重ねが…

『嵐をこえて会いに行く』

『嵐をこえて会いに行く』彩瀬まる 新幹線、東北、コロナ禍、大切な人に逢いに行くこと… これらの共通点をもった短編集。 コロナ禍をこえ、会いたい人に新幹線で逢いに行く。 今になって思い返してみると、コロナ禍のあの数年間って何だったんだろうという気持ちになりました。 たしかにあの時期を過ごしたのだけど、過ぎ去ってみればなんだか現実感がないような。 コロナ禍に関してはサラリと触れられているだけですが、それでも人々にとってすごく大きな転換点として心に刻まれているんだなぁと感じるシーンがありました。 大切…

文学の思想的漂流:昭和文學史私観 #13(弾けるキャンディ)

1・18 「硝子戸の中(うち)」 夏目漱石 大正四年 エッセイ集である。夏目の思想、哲学や、生活、生い立ち、交友などが窺える。 僕が面白く読んだのは、猫のお話しである。二代目の猫は女中が布団を上げるときに踏み殺してしまったそうである。 一代目は有名な猫である。温厚で、ある時は厳しく批判する姿は大正時代の作家だと感じられる。数々の文章に夏目の深い人柄を知ることができる格好のテクストである。 1・21 「蓼食う虫」 谷崎潤一郎 小出樽重・画 新潮文庫 「私小説」か否か、ということだが、僕はそんなこと…

脳が決め、意識は眺める? 読書と思索の記録

退職後の生活スタイルとして「読書」「運動」「旅」を選び、モールを歩きながら本を開く時間を楽しんでいます。 最近はデイヴィッド・イーグルマン著『あなたの知らない脳』を読み進めながら、意識の役割について考えています。 本書が示す「意識は傍観者である」という挑発的な視点を、デカルトやカントの認識論と対比しながら整理しました。 科学と哲学の交差点に立ち、私たちの「知る」という営みの本質を問い直す試みです。 さて、本文に入ります。 脳梗塞の後遺症が残る身体になったこともあり、脳には興味あります。 最近、モ…

【わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 短編集 感想】れな子と仲間たちの裏側――友情と恋心がぎゅっと詰まった短編集

#龍聖の感想 『わたなれ』短編集読了#読了 先日テレビアニメの放送が終わり、劇場版の放送も決まってかなり好評だった「わたなれ」シリーズの短編集。 前回は、SS集と微妙に内容は書き下ろしか既存の再録か違っていたりするので購入予定のある方は要注意してから買うのをオススメします。 (※SS集にも一部書き下ろしの内容が含まれています) れな子の後輩概念、すごく共感することができ、わたなれシリーズとしてはレアな先輩キャラ"詠"ちゃん良かったですね。 また、真唯の付き人でもある花取さんなど普段そこまで本編で…

赤羽雄二『ゼロ秒思考』を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、思考力と行動力を劇的に高める一冊、赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』について語りたいと思います。読書好きの皆さんはもちろん、何かを変えたい、前に進みたいと願うすべての方に届けたい、そんな熱い気持ちでこの記事を書いています。 🧠『ゼロ秒思考』とは? この本は、マッキンゼー出身の著者・赤羽雄二さんが提唱する「頭の中を紙に書き出す」ことで、思考を高速化し、迷いや不安を減らすメソッドを紹介しています。タイトルの「ゼロ秒思考」とは、考える→書く→行動するまでの時…

スズキ ジムニーノマドのすべて

発行元:三栄 スズキ ジムニーノマドのすべてまとめ スズキ ジムニーノマドのすべてを読んだ理由 スズキ ジムニーノマドのすべてで仕事に生かせるポイント スズキ ジムニーノマドのすべての感想 スズキ ジムニーノマドのすべてまとめ ジムニーノマド、ファミリーカーとしてはいいのだろうな。でも、道具としてはジムニーなんだろうな。ジムニーに何を求めるのか?で変わってくるんだな。どちらにしろ選択肢が増えるのはいいことだ。 スズキ ジムニーノマドのすべてを読んだ理由 ジムニーノマドが気になったので スズキ ジ…

ジャンプ+の読み切り「サニーサイド」は抉られるも埋めてくれる の巻

★ジャンプ+にて公開された読み切り「サニーサイド」は心が抉られるけど、その穴は埋まるから大丈夫だよ。

(≧ω≦) 猫娘の日常編 61 「童話 cクマ太郎(桃太郎) (*'ω'*)むかしむかし~♪」 

(≧ω≦) 猫娘の日常編 61 桃太郎の世界を救えばプラモの塗装の手伝いが~‥ ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載してます ★プラモデルもやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com ★他の日常編もやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com 童話:桃太郎の物語を子供たちに読んであげるメイドさん ※注意:登場キャラは全部フィクションです(´・ω・)茶番! むかしむかし あるところに 姉貴(お婆さん役)と姉貴…

『ロード・キル』ジャック・ケッチャム(扶桑社BOOKSミステリー)

夫による虐待に耐えかねて、不倫した男と夫を殺してしまった女。その現場を偶然見てしまった殺人願望が強い男が、二人を脅し、殺人旅行をするというお話です。ケッチャムらしいぶっ飛んだ設定ですね。望まずに殺人を犯してしまった人間と、人殺しをしたいと願っていた人間の対比が読みどころとなります。果たして、その差はあるのでしょうか。ケッチャムらしく、容赦ない描写は、気持ち悪いのを通り越して、ある種の爽快感を覚えるくらいでした。余談ですが、アメリカの銃社会は、どうにかならないものなのでしょうか。 ロード・キル (…

読書:陽明学 生き方の極意

「陽明学 生き方の極意(守屋 洋 (著))」 [amazonより]陽明学研究の第一人者で今なお多くのファンを持つ著者が、陽明学の古典『伝習録』のなかから、その核心をわかりやすく解説します。陽明学の成り立ちから王陽明の生涯、朱子学との違いなど、陽明学も予備知識も説明から説明してくれるので、初めて触れる人でも難しくありません。 王陽明は中国、明代の思想家、政治家。知行合一説、心即理説、至良知説を唱えた人。『伝習録』は王陽明と門弟たちとの門灯を記録したもの。 ●行うことは知ることの完成 知ることは行う…

本を整理しました

あまり読まなくなった本や興味が薄れたテーマの本などを、思い切って整理してみました。 この先も新しい本は増えていくと思うので、入れる場所を確保しておかなければならないのです。 売ることも考えてはいるのだけれど、一度手にしてしまうとそれなりに愛着がわいてしまうのです。 これ・・・・ 続きはこちら

荷造りは終わらないが本は読む

引越しを控えている。まあまあそこだ。荷造りが終わる気配はない。冷や汗が出る。本当に引越しできるんだろうか?という疑問はずっと私の頭の中に居座っている。どうして単身なのにこんなにものが多いのだろうか。ものが少ない夫婦ぐらいの量がある。いやそれ以上?引っ越すにあたってかなりの物を捨てた。多分ゴミ袋10袋は捨てている。なのに終わらない。 引越しの荷造りが終わりそうにもないのに、本を読もうとしている。急に閃いた。久しぶりに決めた冊数を読もう、と。 元々私は自分が読んだ本を記録することが苦手だ。ブワッと感…

そろそろブルーライトやめませんか?

読書梟の本棚 ブルーライトの問題を「健康」や「睡眠」からだけ語ると、どうしても「目に悪いから少し減らそう」といった衛生的な話に落ち着いてしまいます。けれど実際には、この光はもっと静かに、しかし確実に、私たちの「読む」という営みそのものの形を変えつつあります。とくに、深い読書の時間を大切にしたい人間にとって、ブルーライトは単なる光ではなく、「読書の回路を書き換える環境」の一部として立ちあがってきます。 ブルーライトの強い画面を長時間見ているとき、私たちの脳はつねに「次の刺激」に備えています。タイム…

少しずつ順調になりつつあります

現在のところは生活リズムも順調な感じで、今までとは違ってきていると感じてはいるけれど油断は禁物です。 ちょっとしたことで突然リズムを崩すことだってあり得るのです。 そう思うと、順調なときほどある程度の緊張感を持って生活すべきなのだと思うのです。 度・・・・ 続きはこちら

フローリングに布団・下に敷くものは何がいい?!びしょびしょ、カビ対策

シンサレートは温かすぎて汗をかく ニトリの除湿シートで対策 引越しを前提にプラスチックすのこも購入 ベッドを買わないという選択 我が家の自作ベッド まとめ シンサレートは温かすぎて汗をかく setochiyo-style.com 昨年、「シンサレート」という元々ウィンターウェア用に開発された素材の布団を買いました。この「シンサレート」のフレコミは「羽毛布団より2倍温かい」というものでした。そのフレコミ通り、この掛布団をかけて寝ると、逆に熱がこもって暑いくらいの保温性でした。真冬なのに寝汗を書いて…

【1日目:-19.2kg】chatGPTにダイエット相談をしたら遠回りに…

体重推移 体脂肪率推移 朝ごはん 昼ごはん おやつ 夕ご飯 夜食 摂取カロリーと摂取タンパク質 今日の運動 体重推移 ピンクの日付は排便あり ★は生理日 ★開始時:99.3kg 日付 体重 前日比 合計 11/20 80.1kg ±0kg -19.2kg 11/21 11/22 11/23 11/24 11/25 11/26 ⇒詳しい体組成データはこちら 体脂肪率推移 ★開始時:44.6% 日付 体脂肪率 前日比 合計 11/20 39.1% ±0% -5.5% 11/21 11/22 11/2…

サボ力≪さぼりょく≫

あとでラクするためのとっておきの思考メソッド 今回紹介する本は著者:谷川輝【サボ力(さぼりょく)】です。 概要 サボると聞いて何を思い浮かびますか?この本では、一般的に使われている《めんどくさいからサボる》という意味でのサボるを紹介しているのではありません。皆さんの人生においての時間は有限。その決まっている時間で、どのように無駄を省き、つまり無駄なモノをサボって充実した日々を過ごすためには何をするのか?サボりの思考メソッドを考える。 私たちの行動には無駄がつきもの 私たちの生活では〈時間、モノ、…

逆ソクラテス — 伊坂幸太郎が子どもたちに託した「問い」と希望【読書感想文】

はじめに — 作品との出会い 作品概要と構成 感想 — 見えない暴力への眼差し 登場人物と視点の巧みさ 物語の構成と結末の妙 受賞に対する納得感 個人的に響いた一節と理由 本書が教えてくれること 結び — 読了後の余韻 はじめに — 作品との出会い 伊坂幸太郎さんの短編集『逆ソクラテス』を読了しました。本書は第33回 柴田錬三郎賞(2020年)受賞作という肩書きを持ち、世に問う力と温かさを同時に備えた傑作短編集です。今回は、本作の印象と自分なりの読みどころを整理して、はてなブログの読者に向けて感…

最近の蒐集品と作品のご紹介

はじめに ボルヘス『詩という仕事について』 Jhon coltrane Quartet/“Live” At The Village Vanguard・Jhon coltrane/My Favorite Things BOOK OFF BLAcK FRIDAY購入品の一部 はじめに カクヨムにエッセイを書こうとしていたのだが、時勢があまりにも深刻さを増しており、到底安心して自分自身の意見を述べられそうもないので、ひとまず買ったものの紹介などを書いていくことにしようと思い立って筆を起こすことにする。…