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【避難所と避難場所の違い】知っている人はわずか<strong>2</strong>割! 災害時に向かうべき場所を解説
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【避難所と避難場所の違い】知っている人はわずか2割! 災害時に向かうべき場所を解説

「避難所」と「避難場所」は何が違う? クロス・マーケティングの調査で認知度が明らかに。

災害発生時には適切な避難行動を取ることが命を守ることにつながりますが、いざという時に逃げるべき場所がどこか知っていますか?
 
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)は全国の20~79歳の男女3000人を対象に防災に関する意識調査を行い、結果を公表しました。7月31日のプレスリリースをもとに紹介します。

クロス・マーケティングのプレスリリースより

緊急時は避難所ではなく「避難場所」へ

避難所と避難場所の違いは「利用するタイミング」です。内閣府国土地理院のサイトの情報をもとに解説します。
 
避難所は学校や公民館、体育館など「被災者が一定期間生活するための施設」です。津波や洪水など、災害が発生しているその瞬間に身を守れる場所ではありません。
 
一方、避難場所は「緊急避難場所」ともいい、「災害の危険から命を守るために緊急的に避難する場所」です。洪水や地震、津波など、災害の種類ごとに定められていて、丈夫な建物や高台が該当します。
 
国土地理院は「災害発生時には、指定避難所ではなく、指定緊急避難場所へ避難してください」と呼び掛けています。

防災計画を立てるイメージ画像(Tukinoto / Getty Images/iStockphoto)

違い「分からない」「説明できない」「同じと思う」が8割

避難所と避難場所の違いを知っているかどうかの調査では、「よくわからない」と答えた人が34%で最も多く、「意味が違うことは知っているが、説明はできない」という人も32%、「どちらも同じ意味の言葉だと思う」という人も14%いました。
 
「意味の違いを理解していて、どちらがどのような場所か説明できる」と答えた人は20%でした。

クロス・マーケティングのプレスリリースより

「防災」必要か「とてもそう思う」は21%

災害から命を守るには日頃の備えが欠かせませんが、防災に対する意識はどうでしょうか。
 
防災は必要だと思うかを尋ねる質問では「とてもそう思う」が21%、「ややそう思う」が58%、「あまりそう思わない」が17%、「全くそう思わない」が4%という結果になりました。年代が低いほど、「そう思わない」の割合が高い傾向があります。
 
避難所や緊急避難場所がどこにあるかの情報は国土交通省のサイトからダウンロードできるほか、各自治体のサイトなどで確認することができます。

クロス・マーケティングのプレスリリースより

【調査概要】

調査手法:インターネットリサーチ
 
調査地域:全国47都道府県
 
調査対象:20~79歳の男女
 
調査期間:2025年7月16日~18日
 
有効回答数:本調査3000サンプル
 
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります。