災害発生時には適切な避難行動を取ることが命を守ることにつながりますが、いざという時に逃げるべき場所がどこか知っていますか?
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)は全国の20~79歳の男女3000人を対象に防災に関する意識調査を行い、結果を公表しました。7月31日のプレスリリースをもとに紹介します。


違い「分からない」「説明できない」「同じと思う」が8割
避難所と避難場所の違いを知っているかどうかの調査では、「よくわからない」と答えた人が34%で最も多く、「意味が違うことは知っているが、説明はできない」という人も32%、「どちらも同じ意味の言葉だと思う」という人も14%いました。
「意味の違いを理解していて、どちらがどのような場所か説明できる」と答えた人は20%でした。

「防災」必要か「とてもそう思う」は21%
災害から命を守るには日頃の備えが欠かせませんが、防災に対する意識はどうでしょうか。
防災は必要だと思うかを尋ねる質問では「とてもそう思う」が21%、「ややそう思う」が58%、「あまりそう思わない」が17%、「全くそう思わない」が4%という結果になりました。年代が低いほど、「そう思わない」の割合が高い傾向があります。
避難所や緊急避難場所がどこにあるかの情報は国土交通省のサイトからダウンロードできるほか、各自治体のサイトなどで確認することができます。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~79歳の男女
調査期間:2025年7月16日~18日
有効回答数:本調査3000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります。