『パン屋』全国各地で期間限定販売、クロワッサン500円「がっかり」

全国各地で期間限定販売をしている「100日だけのチョコクロワッサン」。ネット上でも秘密のベールに包まれた同店について、実際に商品を購入して実食してみたという。
2022年10月に北海道札幌市にオープンした“チョコが売っていないチョコ専門店”のTony Bake。その2カ月後の12月よりフランチャイズ化、現在は全国各地で「100日だけのチョコクロワッサン」が文字通り、100日間だけオープンしているとのこと。
公式サイトはなくSNSアカウントのみで情報発信をしているが、それもそのはずで、Tony Bakeを運営する株式会社RAYARKはインスタグラム運用代行サービスを行うSNSマーケティング会社だという。
100日という期間やベーカリーという業態、価格設定、ターゲットの設定もマーケティングによるものだそうで、SNSなどを使った地域密着プロモーションで行列を作れるのも強みの様子。
購入前に、Tony Bake公式インスタグラムアカウントをチェック。同店はチョコレートを販売しておらず、チョコクロワッサン専門店となっているといい、プロフィールにも「チョコ屋さんが本気でチョコクロワッサンを作りました」とあり、その「チョコ屋さん」について調べてみるものの、いくら掘ってもどこのチョコ屋なのか、その正体がネット上に見当たらないという。
また、平野紫耀の弟でアーティストの平野莉玖とコラボした「サイン入りTシャツ」が当たるキャンペーンをやっていることはわかったとのこと。
調べるほどに、“それっぽい”キャッチコピーと話題性だけでうまいことやってる店なのではとの疑念が強まってくるが…
購入には、インスタグラムのDMで予約が必要とのこと。
予約した当日に店舗へ行くと、在庫数限りは予約ナシで購入可能となっており、列に並んでいるのは、筆者を含めて中年から高齢者世代だったという。
クロワッサンの「スウィート」(500円)は、札幌にあるTony Bake本店価格より70円高くなっており、長さは16cm、高さは一番あるところで8cm。ファミリーマートの「焦がしバターのクロワッサン」のサイズとほとんど同じようだ。
断面を見ると、スカッとした大きめの空洞が。安くはない金額のクロワッサンなので、ちょっとがっかりだったというが、口にすると、サクッとしたクロワッサン生地の歯ざわりと、チョコの口溶けがおいしい!クロワッサンの中はしっとりした甘めの生地で、奥深い苦みのあるチョコレートとのバランスが◎とのこと。
値段はお高めながら、イベント気分で買うのはアリだなと感じたと「スーパーマーケットファン」が報じている。
編集者:いまトピ編集部