南オーストラリア州アデレードにあるキャンベルタウン公共図書館に、“思いがけない来館者”が現れ、その愛らしい姿が話題を集めています。
図書館に本を読みにきた動物は……
コアラさん!!!!! 🐨
キャンベルタウン市役所は、その様子を撮影した写真をFacebookに公開しました。
「地元の図書館で誰に会えるか、わかりませんよ! 思いがけない来館者が昨夜、キャンベルタウン公共図書館の小説コーナーを散歩していました」
コアラはその後、無事に本来の生息圏へと戻っていったとのことです。
投稿には「座って本を読めたかな?」「ユーカリの木の下で読むために本を借りたかったのかも」「小説が読みたかったんだね」「こんな光景が見られるのはオーストラリアだけ」といったコメントが寄せられました。

地元メディアによると、コアラが図書館を訪れたのは9月9日午後7時45分ごろ。閉館時間の15分前で、比較的人の多い時間帯だったため、多くの来館者がその姿を目撃できたといいます。
コアラは返却カウンターを抜け、小説の棚を通り、環境コーナーへと向かっていったそう。
キャンベルタウン市議会のミシェルさんは、当時の状況についてこう説明しています。
「来館者がコアラを見つけてスタッフに知らせてくれました。危険な状態ではなく、利用者に迷惑をかけることもありませんでした」
コアラは図書館をおよそ10分ほど探検したのち、自力で外の林に戻っていったとのこと。図書館はユーカリの木に囲まれており、コアラが安全に戻れる環境が整っています。
「注目されていることに気づいたようで、自ら外へ出ていったんです」
「スタッフは救助団体に通報しようとしましたが、その前にコアラがドアのほうへ歩き出しました。スタッフと来館者で外へ導くと、近くのユーカリの木に登っていきました」
「すべて丸く収まりました。とても落ち着いた状況でした」