高橋和希さんの人気漫画『遊☆戯☆王』から生まれた『遊戯王OCGデュエルモンスターズ』は、今や世界的に大人気のトレーディングカードゲーム(TCG)となっています。
そのTCGで使うカードイラストを元にして、子どもが描いた絵をプレイマットにした投稿がXで話題です。

8月6日、ウシタケさん(@ushitake_tcg)が過去の投稿を引用するかたちで「プレマ届いた!」と投稿。
小学1年生になるウシタケさんの娘さんが描いた絵を使ったプレイマットに、5.9万件を超える“いいね”などの注目が集まりました。
プレイマットは、ウシタケさんが印刷会社に製作を依頼したものです。娘さんの絵をまとめてプレイマット用に作成した画像は、7月25日に投稿されています。
今回の投稿に添えられた写真には、娘さんによる手描きのモンスターが描かれた幅600mm×奥行350mmサイズのプレイマットが写っています。
プレイマットの上には「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」と「ブラック・マジシャン」の実物の遊戯王カードも添えられており、見比べてみるとプレイマットのほうは子どもらしいイラストながらも、特徴を良く捉えているのが分かります。
心の温まるプレイマットに絶賛の声
プレイマットの写真が添えられた投稿には、
💬「おぉ! すげぇ。これは一生の宝物ですね」
💬「盤外戦術としてプレイヤーに幸せな家庭ぢからでダイレクトアタックできるのはアドすぎる」
💬「何この夢が詰まったプレマ。センスが神や」
💬「めちゃくちゃ味があって良いですね。娘さんナイス」
💬「え、めっちゃいい。絵の子供っぽさがマジでいい」
など反響が寄せられました。
buzzfeed Japan編集部は、投稿したウシタケさんにお話を聞きました!
――プレイマットに描かれた娘さんの絵は、ウシタケさんが収集した『遊戯王OCGデュエルモンスターズ』のカードを見て描かれたのでしょうか?
「僕のデッキに入っているカードやコレクションのバインダーのカードを娘が模写したものです」
――娘さんが『遊戯王』の絵を描き始めたのは、過去に投稿された『ブルーアイズ・ホワイトドラゴン』が最初でしょうか?
「最初に描いたのは固定ポストのブルーアイズです」
――娘さんが『遊戯王』の絵を書き始めた時期やキッカケについて教えていただけますか。
「娘はお絵描きが好きなので僕が1人回し(編注:対戦相手なしでの仮想プレイ)したりコレクションの整理をしているとカードをおもむろに取り上げて隣で描いてくれることがあります」
「ブルーアイズを描いた時は僕が原石青眼(編注:遊戯王のデッキタイプの1種)の1人回しをしている時に描かれたものです」
――どうして、娘さんの描いた『遊戯王』の絵をプレイマットにしようと思い立ったのでしょうか。
「プレマ作る前からいろいろ描いてくれた遊戯王カードの絵をデスクマットに挟んでいたのですが、何枚も重ねると紙の厚みの違いで段差ができて机が使いにくかったのでいっそ一枚のマットにしようと思い立ちました」
――プレイマット用のイラストをデザインするのにあたって、工夫した点を教えてください。
「デザイン系のことには疎いのでかなり力技で作成しました。スキャナーとかもないのでプレマ化にあたってスマホで撮影したデータを使いましたが照明の影が落ちないように撮るのがまず大変でした」
「その後はパソコンに元から入ってる画像編集機能でコツコツ手作業で背景を透過して、画像サイズなどをいい具合に調整して編集しました。実用するつもりで作ってるのでカードを置いた時にイラストの顔ができるだけ隠れないように配置してあるのがこだわりポイントですね」
――娘さんは届いたプレイマットを見てどんな反応を示していましたか?
「すごいね、と言われたくらいであっさりしたものでした…。背景透過したりするのに結構手間がかかったのですが…」
――娘さんについて、好きなことなどを教えていただけますか。
「歌とピアノとお絵描き、あとはYouTubeが好きですね」
・・・・・
ウシタケさんによれば、最近はYouTubeのほうに夢中で一緒にアニメを見てくれなくなったものの、過去にはTVアニメ『遊☆戯☆王5D's』を一緒に見ていて良く覚えているのだとか。
自分でも忘れていたカードについて、主人公のカードだと覚えていて驚かされることもあったそうです。
特別アニメにハマっているというわけでもないようですが、家族での微笑ましいやり取りをする姿が浮かんでくるようですね。