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兵庫県の斎藤元彦知事が昨年11月の知事選で再選してから、17日で丸1年となる。斎藤知事は選挙で「三つの約束」の一つとして「文書問題の真相究明と改善策の徹底」を掲げた。だが今年3月、県の対応を「公益通報者保護法違反」と断じた第三者調査委員会の報告書への対応をほごにしたことで、説明責任を問う声が再燃。全国知事会で問題視された「2馬力」選挙の検証も手つかずで、県議会との緊張関係が続いている。 告発文書に記された内容の真偽と県の対応を調べた第三者委は、知事再選から4カ月後の今年3月19日に報告書を公表。記者会見した弁護士の一人は報告の重みをこう指摘した。「知事自身が設置を決めた。結果が不利なら聞かないということはあり得ないと思う」 報告書は、疑惑の当事者である斎藤知事や片山安孝元副知事らが、匿名文書の作成者を調査して元西播磨県民局長(故人)と特定し、聴取した対応が公益通報者保護法に違反すると結論づ
1月に亡くなった元兵庫県議の竹内英明氏に関する虚偽の情報を広げたとして、名誉毀損の疑いで逮捕された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)。交流サイト(SNS)のX(旧ツイッター)で、竹内氏に言及する投稿数の推移を調べると、急増のピークは竹内氏が亡くなるまでに6回あり、その多くに立花容疑者の発信が関係しているとみられることが分かった。 分析ツール「ソーシャルインサイト」で、「兵庫」「竹内」を含む投稿数の推移や拡散された投稿の内容を調べた。 竹内氏に関する投稿が最初に増えたのは県知事選告示後の昨年11月2日だ。 その前日の1日、知事選に立候補していた立花容疑者は岸口実県議らとホテルで面会。竹内氏ら3人の県議会調査特別委員会(百条委)委員の実名を挙げ「黒幕」と批判する文書を受け取ると、その日夕方、三宮での街頭演説で語り始めた。 「作り話が噂話になって、噂話を集めたら嘘話に
兵庫県知事選と告発文書問題に絡む事件7件について12日、神戸地検は一斉に斎藤元彦知事らを不起訴処分とした。一連の問題では、これまで静観を貫いてきた斎藤知事。この日も短いコメントを出したものの詳細な経緯は依然として不明なままで、説明責任を問う声も残る。知事選から1年たっても収束は見通せそうにない。
昨年11月の兵庫県知事選で、選挙運動の対価としてPR会社に金銭を支払ったとして公選法違反(買収)容疑で書類送検された斎藤元彦知事について、神戸地検が12日、嫌疑不十分で不起訴にしたと発表した。 PR会社は西宮市の「merchu(メルチュ)」。メルチュ社長が斎藤氏陣営の広報全般を担ったとする記事をインターネット上に公開していた。 斎藤氏側がメルチュ社長に71万5千円を支払ったことについて、地検は斎藤氏が選挙運動の対価として認定するには疑義があるとし、PR会社社長も報酬として受け取ったとは認められないとした。
政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が、元兵庫県議で1月に死去した竹内英明氏に対する名誉毀損容疑で9日に県警に逮捕されたことを受け、斎藤元彦知事は11日の定例会見で「コメントは差し控えたい」と繰り返した。 竹内氏は斎藤知事らへの告発文書問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員を務めた。 遺族や代理人弁護士によると、立花容疑者が、竹内氏について斎藤知事の失職を企てた「黒幕」と名指し、交流サイト(SNS)で竹内氏を非難する投稿が拡散。県議辞職後の昨年12月、立花容疑者が街頭演説で「(竹内氏が)警察の取り調べを受けている」と言及して中傷が激しくなり、竹内氏は今年1月に自死した。 定例会見で斎藤知事は「捜査が続いていることと、個別の事案なので私自身はコメントを差し控えるスタンス」などと言及を避けた。1時間強の会見中、捜査中を理由にコメントを控えた回数は10回を超え、立花容疑
兵庫県の告発文書問題に絡み、1月に死去した竹内英明元県議=当時(50)=をデマで中傷したとして、兵庫県警捜査2課は9日、名誉毀損(きそん)の疑いで、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)=東京都港区=を逮捕した。同課は立花容疑者が「情報源」とした人物らの捜査を重ねた結果、情報そのものに真実と信じるだけの根拠がなかったと判断。関係者と口裏を合わせ、証拠隠滅を図る恐れがあるとみて逮捕に踏み切った。 同課は認否を明かしていないが、捜査関係者によると、逮捕後に「発言したことは間違いない」と供述しており、発言自体については争わない姿勢を示している。立花容疑者は10日午前、送検された。 立花容疑者の逮捕容疑は、竹内氏について昨年12月13~14日の街頭演説で「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと発言、今年1月19~20日には交流サイト(SNS)や応援演説で「明日
今年1月に死去した元兵庫県議の竹内英明氏が生前に警察の取り調べを受けていたとする情報について、兵庫県警は9日、改めて「事実無根」と否定した。 捜査幹部が同日、立花孝志容疑者を逮捕した名誉毀損(きそん)事件について報道陣に説明した際、明言。竹内氏について「被疑者以外の取り調べもなかった」とし、交流サイト(SNS)上に出回った内容について打ち消した。 捜査2課の幹部が「立花氏がSNS上などで発信した『県警が竹内県議を調べていた。逮捕予定だった』といった発言は事実無根である上、立花氏においてそれを真実と信じるに足りうる相当な理由もなかったと判断した」と説明。「被疑者以外の取り調べはあったと言えるのか」という報道陣の質問に「被疑者以外の取り調べもなかった」と断言した。 今回の逮捕容疑にもなった立花容疑者の発言や投稿は、竹内氏への誹謗(ひぼう)中傷とともにSNSで拡散。1月20日には、当時の県警本部
昨年11月に兵庫県議を辞職し、今年1月に死去した竹内英明氏に関する虚偽の情報を発信し、名誉を傷つけたとして、兵庫県警捜査2課は9日、名誉毀損(きそん)の疑いで、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者を逮捕した。被害者が死亡した後の名誉毀損での立件は異例とみられる。 竹内氏の妻が6月、同容疑で県警に告訴していた。 立花容疑者の逮捕容疑は、竹内氏の名誉を傷つけようとして2024年12月13~14日、自身が立候補していた大阪府泉大津市長選の街頭演説で、「何も言わずに去っていった竹内県議は、めっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと発言、25年1月19、20日には交流サイト(SNS)や他市の市議会補欠選挙の応援演説で「竹内県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていた」「竹内元県議は、どうも明日逮捕される予定だった」などと虚偽の
兵庫県加古川市加古川町友沢の国道250号で4日に発生した多重事故で、加古川署は5日、死亡した同市の無職の男性(78)の死因は急性心筋梗塞だったと明らかにした。同署は男性が乗用車を運転中、突然意識を失い、運転不能の状態に陥ったとみている。 同署によると、死亡した男性が運転する車は4日午後4時半ごろ、加古川に架かる播州大橋上で、前を走る車に衝突するなどした後、減速せずに走行。直後に止まっていた車列に突っ込み、計14台が絡む玉突き事故になったとみられる。 死亡した男性の車の助手席に乗っていた70代男性は「(事故の直前に)隣を見ると、男性が目をつむっていて、声をかけたが反応がなかった」などと話しているという。 事故では助手席の男性が胸の骨を折るなど、子どもを含む18人が負傷した。死亡した男性は、70代男性らと一緒に釣りに行った帰りだったという。
駅の男性トイレに侵入したとして、兵庫県警西宮署は29日、建造物侵入の疑いで伊丹市の介護士の男(57)を逮捕した。 逮捕容疑は今年9月1日午後4時半ごろ、西宮市の阪急電鉄西宮北口駅構内の男性トイレに正当な理由なく侵入した疑い。男は容疑を認めているという。 署によると、男はトイレに入り、小便器で用を足していた男性の尿を手ですくって飲んだという。男性が通報し、防犯カメラの映像などから男を割り出したという。
兵庫県は23日、物価高対策のプレミアム付きデジタル商品券「はばタンPay+(ペイプラス)」の購入申し込みの受け付けで、申請者の個人情報が漏えいしたと発表した。この日が受け付けの初日だったが、わずか1時間半で停止した。再開時期は未定という。 県地域経済課によると、インターネットの申請サイト上に別の申請者の氏名や住所、生年月日、電話番号、マイナンバーカードなどの画像が表示されたとの問い合わせが5件あり、23日午前10時半に受け付けを停止した。 午前9時の受け付け開始後、申請は3866件あり、個人情報が漏えいした5件は操作の手順などに共通点があった。同じ操作をした申請は計20件あったという。早期の復旧を目指し、11月17日の締め切りは変更しないとしている。 同商品券は1口5千円で6250円分(プレミアム率25%)を、1世帯4口まで購入できる。今回は第4弾の追加販売として、子育て世帯約23万世帯分
兵庫県は23日、広報広聴課のX(旧ツイッター)公式アカウントが何者かに不正にアクセスされた可能性があるとして、刑事告発を視野に県警に相談していると明らかにした。 同アカウントが特定の個人アカウントを一時的にフォローしていたとX上で話題になり、経緯を調べる中で判明したという。県議会総務常任委員会で委員の質問に県幹部が答えた。 広報広聴課によると、「兵庫県広報」のアカウントで、原則県の事業か関係機関のアカウントのみをフォローしている。だが、9月28日に「特定の個人をフォローし、拡散されると深夜にフォローを解除した」とXなどで広まった。担当職員は29日、一連の操作を否定。経緯を調べる中で、同日未明の記録として、不明なIPアドレスからのログインと操作履歴が見つかったという。 フォローされた個人アカウントは、今年の終戦の日に斎藤元彦知事が甲子園球場で黙とうする写真を加工して投稿したとして注目されてい
20日午前7時50分ごろ、兵庫県姫路市北条宮の町の2階建て不動産会社事務所と南隣の木造2階建て民家から出火、2棟をほぼ全焼した。けが人などはなかった。 同市消防局や姫路署によると、民家の住人で同社を経営する男性(62)は「事務所1階のオーブントースターで、カレーせんべいを乾かしていたら火がついた」と話しているという。 現場はJR姫路駅から南東約1キロの住宅と事務所などの混在地。
17日に亡くなった元首相の村山富市さんは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で、政府トップとして未曽有の災害対応を指揮した。批判を受けた初動の遅れは国の危機管理体制が見直されるきっかけになり、後年は災害の教訓を日本全体で引き継ぐ必要性を訴えていた。 阪神・淡路の発生は首相就任の約7カ月後。自衛隊の派遣や被害状況の把握などを巡り、批判を浴びた。村山さんは2014年、震災20年を前にした本紙インタビューで「初動が遅れた。どれほど責められても弁明の余地はない」と振り返った。
人口減少が進む神戸市にとって、市内38・1キロを走る市営地下鉄の運営は将来にわたる大きな課題だ。市営化から5年が経過した北神線(谷上-新神戸)は乗客の増加という成果が見えつつある一方、海岸線(三宮・花時計前-新長田)は開業以来の赤字が続く。逆風の中でいかに地下鉄の利便性を維持し、地域活性化にも生かすのか。26日投開票の市長選は、その方策も問われている。(井沢泰斗) ■北神線は優等生 「結婚して住む場所を選ぶときに、運賃の値下げは大きかった。三宮まで往復千円を超えていたら迷ったと思う」。市営地下鉄北神線の谷上駅(神戸市北区谷上東町)から、徒歩5分の距離に住む会社員福本亮介さん(38)は、市営化の「恩恵」をこう表現した。 かつて初乗り運賃が「日本一高い」とも言われ、利用が伸び悩んでいた北神急行電鉄。2020年、市は親会社だった阪急電鉄から資産を198億円で譲り受け、市営地下鉄の北神線として運行
神戸市は、神戸新交通ポートライナー三宮駅(神戸市中央区)に2029年度、西改札を新設する方針を決めた。JR三ノ宮駅の新駅ビルに接続し、私鉄や地下鉄への乗り換え時間を短縮する狙い。29年度に予定する新駅ビルの開業と同時に運用を始める。 市によると、西改札はホーム階(3階)の西端に設け、西側で建設中のJR新駅ビルの4階につなぐ。コンコース階(2階)にある現在の改札と比べ、阪急、阪神(西改札)、地下鉄海岸線の各駅に乗り換える移動距離が約60メートル短くなり、所要時間を約1分短縮できるという。 神戸新聞NEXT 駅西側エリアへの移動も便利になり、街への回遊性が高まる。市は1日当たり平均約8千人が短縮のメリットを受けられると想定する。駅構内の混雑の緩和にもつながるとみる。 ポートライナー三宮駅では、朝のラッシュ時間帯などの混雑が激しく、市は解消のためホームを東側へ25メートル拡張し、エスカレーターを
宝塚歌劇団は24日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で上演中の宙組公演のショーで使用している軍歌「海ゆかば」の歌唱を同日から取りやめることを公式ホームページで発表した。11月からの東京公演では楽曲自体を差し替える。公演を見たファンらから、第2次世界大戦の象徴ともいえる軍歌の使用を疑問視する声が相次いでいた。 太平洋戦争中に多用された官製軍歌で「第2の国歌」ともいわれた。戦意高揚を目的に大本営発表のラジオ放送などに用いられ、戦死した兵士への鎮魂歌という側面もあった。 ショー「BAYSIDE STAR(ベイサイド・スター)」の終盤、黒えんび服姿のトップスター桜木みなとさんが曲の冒頭部分「海行かば/水漬く屍/山行かば/草むす屍」を独唱する。万葉集にある大伴家持の長歌の一節で、天皇への忠誠を誓う内容を含む。 上演初日以降、「鎮魂の思いがあってもこの曲を選ぶ意図が分からない」「誰も使用を止める人はいなかっ
ホテルのカウンターでカッターナイフを出したとして、兵庫県警飾磨署は20日、銃刀法違反容疑で、住所不詳、職業不詳の中国籍の男(68)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後1時半ごろ、姫路市内のビジネスホテルのフロントで、正当な理由なくカッターナイフ1本を所持していた疑い。調べに対し、男は「持っていたことは間違いないが、旅行中の生活のために所持していた」と話しているという。 同署によると、男は前日まで同市内の系列ホテルに宿泊。客室内でカセットこんろを使うなど不適切な使用が見られたため、ホテル側は今後、利用させない方針を決めていたという。20日午後に男が予約していた今回のホテルに現れた際、スタッフが宿泊を断ると、男はスマートフォンの翻訳アプリでナイフを持っている旨を表示。続いてカウンターにカッターナイフを置いたため、スタッフが110番した。
兵庫県の告発文書問題に対する対応などを巡り、斎藤元彦知事に辞職を求める「ひょうごデモ行進」が18日、神戸市中央区の県庁周辺であった。交流サイト(SNS)の呼びかけを通じて集まった約500人(主催者発表)がプラカードを持って歩いた。 有志の市民が主催し、三宮・東遊園地周辺や姫路市に続いて3回目。18日は神戸市中央区の公園をスタートし、県庁の外周を約2時間にわたり行進した。 参加者は街頭で、斎藤知事を告発した元西播磨県民局長(故人)に対する不当な懲戒処分の撤回を求めたり、県議会に2度目の知事への不信任決議案を出すよう訴えたりした。
神戸新聞NEXT 兵庫県立高校の環境を充実させる投資とし、斎藤元彦知事は7月、交流サイト(SNS)で就任前の2020年度と就任後の23年度の「1校あたりの(投資の)決算額」について、47都道府県中「46位」から「33位」に上がったと投稿した。若者支援は斎藤知事が注力する公約の一つだが、この「46→33位」を検証すると、兵庫の特殊な事情が見えてくる。(ファクト検証取材班) 【詳報】県立高への投資「20年度46位→23年度33位」斎藤知事の投稿 20年度は大事業完了後 県立学校の環境充実について県は23年度当初予算案で「6年間(23~28年度)で300億円の教育投資」を打ちだした。23年6月、斎藤知事は県立高校1校あたりの決算額が就任前の20年度に「46位」だったと公表。24年秋の知事選でも46位に触れて「就任前は全然子どもたちに予算がいってなかった」としていた。 7月13日にSNSに投稿され
阪神電気鉄道は、阪神なんば線を中心に運用する急行用車両1000系で、従来使っているオレンジ色の塗装を赤色に改めた1編成の運行を始めた。2027年春に導入する急行用車両3000系を先取りし、6両13編成と2両9編成の計96両を順次塗り替える。 1000系は車体の正面や側面の乗降用扉に黄色に近いオレンジ色を使ってきたが、新たに「リ・バーミリオン」と名付けた赤色に変更。銀色だった乗務員室の側面も赤くして、8月29日から武庫川線を除く路線で運行している。 1000系は07年に投入された。新塗装について、交流サイト(SNS)では「かっこいい」「(相互直通運転する)近鉄にも合う」など、好意的な反応が見られた。(大島光貴)
自宅にポスティングをしていた女性に立腹し、わいせつな行為をしてけがをさせたとして、兵庫県警灘署は1日、不同意わいせつ致傷と監禁の疑いで、神戸市灘区に住む無職の男(66)を逮捕した。署の調べに「左胸を両手で触ったことに間違いない」などと話しているという。 逮捕容疑は8月29日午後3時ごろ、灘区内の自宅で、50代の女性を脅して監禁し、わいせつな行為をして膝などに軽傷を負わせた疑い。 署によると、自宅のポストにチラシを入れていた女性に男が腹を立て、呼び入れたという。署の調べに、男は「(女性から)『どうしたら許してもらえるか』と聞かれたので『服を全部脱げ』と言った」などと説明。玄関ドアを施錠したとする監禁容疑については「自宅の鍵を閉めたかどうかは覚えていない」と話しているという。
兵庫県は27日、元西播磨県民局長=故人=の私的情報を漏えいしたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けた前総務部長、井ノ本知明氏(58)=総務部付=について、県競馬組合副管理者とする人事を発表した。9月1日付。
神戸市中央区で女性が刺殺された事件に関与した疑いで逮捕された谷本将志容疑者が勤める東京都内の運送会社の男性社長(55)が取材に応じ、「勤務態度は真面目で明るく、同僚やお客さまとの関係も良好だったので、逮捕されたことが信じられない」と話した。 谷本容疑者は2023年5月にこの運送会社に入社。社員寮に住み込み、酒の運搬業務などに当たっていた。 社長によると、これまで無遅刻無欠勤で、事故や違反をしたこともないという。「リーダー的な存在だった」とし、半年前にトラックの運行管理者になるよう打診。しかし、同容疑者に「関西の建築会社から戻ってこいと言われている」と断られたという。 同容疑者は今月17~21日は夏季休暇で、22日から出勤予定だったが、22日は無断欠勤。社長や他の社員が電話やLINE(ライン)などで連絡をとったが応答はなかったという。 社長は「谷本容疑者を信じたいが、本当に殺人をしたのなら許
神戸市中央区の三宮センター街にあり、建設から約半世紀がたち老朽化したセンタープラザ、センタープラザ西館、さんプラザの3棟のビルについて、建て替えを前提に検討が進められていることが分かった。7月、区分所有者らで再開発協議会の設立を目指す準備会が発足した。JR三ノ宮駅周辺では都心の再整備が進んでおり、三つのビルの建て替えが実現すれば新たな注目施設となる。(斉藤正志) センタープラザ(地上19階、地下2階)は1975年、センタープラザ西館(地上8階、地下2階)は78年、さんプラザ(地上6階、地下2階)は70年に建設された区分所有ビル。さんプラザは10階建てだったが、95年の阪神・淡路大震災で損壊した7~10階が撤去された。 3棟には飲食・物販店舗や事業所などが入り、敷地面積は計約1万5850平方メートルに及ぶ。いずれも市の外郭団体「神戸サンセンタープラザ」が管理者として管理業務などを担っている。
昨年11月に兵庫県議を辞職し、今年1月に死去した竹内英明氏に関する虚偽の情報を発信し名誉を傷つけたとして、竹内氏の妻が名誉毀損容疑で、政治団体「NHK党」代表の立花孝志氏を県警に刑事告訴したことが8日、分かった。妻が会見で明らかにし、「立花氏の発言は事実ではない。夫の尊厳を守りたい」と述べた。告訴は受理された。 妻や代理人弁護士によると、県の告発文書問題を巡り、竹内氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員として問題を追及。交流サイト(SNS)で「斎藤元彦知事失職の黒幕」などとする投稿が拡散され、攻撃の矛先になった。 告訴状によると、立花氏は昨年12月、街頭演説で「(竹内氏が)警察の取り調べを受けている」などと言及したとしている。SNS上などで中傷が集中し、竹内氏は「うつ状態」と診断され、今年1月に自死した。 竹内氏の死後も、立花氏は「明日逮捕される予定だった」などと発言。当時の県警本部
六甲山の山頂付近と玄関口の市街地を結ぶ「六甲ケーブル」で6日、気温上昇の影響でレールが曲がり、運転を見合わせた。6日午後5時時点で再開の見通しは立っていない。 運行する神戸六甲鉄道(神戸市灘区)によると、レールの曲がりが確認されたのは1カ所で、日当たりの良い場所という。六甲山上駅の標高は737メートルと高所にあり、普段は市街地ほど気温は上がらないが、標高244メートルの六甲ケーブル下駅では6日正午に33度を観測していた。 担当者は「レールが曲がるのは、この20~30年間で初めて」と説明。復旧作業を進めているという。
校地が隣接する賢明女子学院中学・高校(兵庫県姫路市本町)と淳心学院中学・高校(同)を隔てているブロック塀の一部が、撤去された。およそ半世紀にわたって女子校と男子校を分断していた「壁の崩壊」。両校の生徒は「こんな日がくるとは」と感慨深げだった。(後藤亮平) ■「体育祭を合同で開きたい」 賢明女子学院は1951年に、淳心学院は54年に設立された。両校間は当初、並木で仕切られていたが、約50年前にブロック塀が設置されたという。 塀は両校のグラウンドを仕切る形で立っており、高さ約1・8メートル、長さ約100メートル。上部は金網フェンスになっている。今回撤去されたのは塀の真ん中部分の約4メートル。今後はスライド式のドアが設置される予定で、共同文化行事などでの開放を予定している。 カトリック教育を基盤とする両校はこれまでも、文化祭の相互出演や合同弁論大会などを実施してきた。今年4月には「教育事業連携協
1日午前11時10分ごろ、兵庫県加西市と同県小野市を結ぶ北条鉄道の粟生-網引駅間で、レールにゆがみが見つかり、同鉄道は全線で一時運転を見合わせた。同鉄道によると、暑さの影響でレールが膨張し、ゆがみが出た可能性があるという。 同鉄道によると、粟生駅発の車両に乗っていた運転士が、小野市内の該当箇所を通過する際に激しい揺れを感じ、無線で報告。当時車両には乗客約10人がいたが、けが人はなかった。 同鉄道は北条町-粟生駅間で代行バスを運行し、同日午後5時25分に運転を再開。上下線14本を運休した。同市消防本部によると、同市内の同日午前11時時点の気温は33・4度だった。
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