買ったのは半月前で、読み始めたのは数日前からでした。 人生の教訓になるような本が読みたく、書店に足を運びました。 本の裏表紙には「自分の罪を思い出す」「欠点や美点がみえてくるようになる」と書いてあり、説教臭そうと(勝手に)思い、あまり本書について調べずに購入しました。 真の性格、思考が私自身と似てる部分が多く共感できました。 人が敵に見えたり、孤独に感じることで自分を追い詰めてしまう。 自分の世界を持っていて、そこに夢中になれる。 勝手に期待をして、勝手に失望をする。 そんなところが私とよく似て…
小野洋子の詩集 ジョン・レノンの妻、そして現代アーティストとして世界的に有名なオノヨーコさん。 ずっと前から一番有名な詩集『グレープフルーツジュース』を読もうと思っていて、2025年にようやく読めたので、軽く感想を書き残しておこうかなと。 (※この記事は積読チャンネル非公式 Advent Calendar 2025 20日目のブログ記事です) 先日は「読もうと思って読めてない積読」を紹介したけれど、今回は「読もうと思ってちゃんと読めた本」の話となります。 www.nejimakiblog.com…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。 今日は、安部公房の短編小説『絶対安全』について語らせてください。 この作品、短いながらも読後にじわりと残る不穏さと、現代社会への鋭い風刺が詰まった一編です。読んだ瞬間、私は「これは紹介せねば!」と使命感に駆られました。 🧠『絶対安全』の魅力『絶対安全』は、ある男が「絶対に安全な場所」を求めて彷徨う物語です。 舞台は明示されず、登場人物も最小限。けれどその分、読者の想像力を刺激し、まるで自分自身がその「安全」を探しているかのような錯覚に陥ります。 安部公…
発行元:えい出版 TAMIYAヴィンテージRCカーミュージアム2まとめ TAMIYAヴィンテージRCカーミュージアム2を読んだ理由 TAMIYAヴィンテージRCカーミュージアム2で仕事に活かせるポイント TAMIYAヴィンテージRCカーミュージアム2の感想 TAMIYAヴィンテージRCカーミュージアム2まとめ 90年代に発売されたタミヤのラジコンカーを紹介してくれる本。あの頃の思い出に浸れる本。 TAMIYAヴィンテージRCカーミュージアム2を読んだ理由 タイトルに惹かれて TAMIYAヴィンテ…
不安と希死念慮に苛まれて文章を書く。今日もいつも通り起きて机に向かい翻訳をした。午前に一つ納品をし、午後は新しいものに取り組み始めた。夕方には散歩をし、ご飯を済ませてコーヒー屋さんでウルフのエッセイ集と柚木麻子のBUTTERを読みすすめた。エッセイの一編「ベネット氏とブラウン夫人」で、キャラクターに現実味がない小説は良い小説ではないというベネットの言説を批判しており大変面白く読んだ。曰く、ベネット氏を代表とする1901-1910年の小説家は自分の目的のために登場人物を描写しているため、車両の隅に…
以前お仕事させていただきましたこちらの児童書 okinoren.hateblo.jp ここで紹介されているヘアアレンジやメイクを、小学生ファッション誌「ニコプチ」の公式サイトでモデルさんが実践しているそうです。 【ヘアアレンジ編】 www.nicopuchi.jp 【メイク編】 www.nicopuchi.jp ヘアアレンジ編では「リボンひめポニー」「くるりんぱみつあみツイン」を実践しています。 せっかくなので私が実際に描いたイラストと比べてみたいと思います。 リボンひめポニー イラスト モデル…
あらいくまたんです。 《^=・(⊥)・=^》 テーマそのものに商標権があることがわかり 協会に使用許諾をとろうとコンタクトをとったけど 許可されず暗礁に乗り上げた2作目のマンガですが 完全にあきらめたわけではないです。 そのテーマの名前を別の形に変えれば大丈夫なのか。 名前を変えてもそれを教えるシーンとか描写が そもそもダメなのか。 出版しない、ブログやNOTE、SNSでも使えないのか。 細かく確認を取っています。 先週はすぐに返信があったんですが 土日をはさみ 今日音沙汰なし。。。 このまま返…
★先日行われたジャンプフェスタにて、続々とアニメ化するジャンプ作品のPVが公開されましたが、そんなに期待してなかった「キルアオ」が個人的に面白そう。
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています 「時を戻すことができました。――○○のアリバイは、崩れました」「アリバイ崩し」を副業とする、美谷(みたに)時計店の店主・美谷時乃(みたにときの) 那野(なの)県警捜査一課の新米刑事である「僕」は、今日も彼女に難事件のアリバイ崩しを依頼する。 今回は、同じ時刻に離れた場所で起きた二つの事件の容疑者が同一人物という、「二律背反のアリバイ」で――。 ドラマ化・マンガ化された「アリバイ崩し承ります」シリーズの、第2作『時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し…
※一応ネタバレなしのつもりです。 あらすじ まっとうに働く人々がいる中で、当たり屋だの恐喝だのを生業とする岡田と溝口の2人組。 部下の方である岡田が突如、仕事を辞めたいと言い出すものの、溝口は無理難題を出して引き留めようとする。 「携帯電話をとりだして、適当な番号にメッセージを送りな。それで友達ができれば認めてやるよ。」 そう言われた岡田のメッセージを受け取ったのは、家族離散になる前日の父親で…。 ストーリーに対して いやー。めちゃ良かったです。 短編形式の全5章のストーリー構成になっています。…
図書館から借りている「1945年に生まれて 池澤夏樹 語る自伝」を手に しています。書いたものではなく、語りでありますので、読みやすくて右から左へ と抜けていきそうであります。 本日は「全部小説の話」という章を読んでおりましたが、小説は二十六作を 数えるとありました。聞き手の尾崎さんは、全小説を読み直して、試みとして池澤 小説作品の俯瞰図を作成して、それが一ページをしめています。 どういうわけか(この本にその理由に思える記述があるようです)、当方は池澤 さんの小説作品はまったく読むことが出来てお…
メンタル悪化で読める本がなかなか増えない中、読書をはじめて12冊目です。 しろくまにっき しろさめ(著) しろさめさんの「しろくまにっき」が、どうしても気になってしまいKindle Unlimitedでダウンロードして読みました。 感想 以前読んだ「やさしいしろくま」は、結構鬱々とした感じの内容だったりしたのですが、どうしても表紙を見ていたら「しろくまにっき」を読みたくなってしまいました。 「やさしいしろくま」とは違い「しろくまにっき」は、絵日記と間に漫画が少しあるんですが、前回読んだ「やさしい…
良いものを発見したと思い、読書ノート専用のスタンプを買ったのだというお話しを以前ブログでも記事にいたしました。 libra-flos.hatenablog.com <PR> いろもよう わらべ 【25×25mm】シヤチハタ / しゃちはた / Shachihata / シャチハタ / スタンプ台 / 萌黄色(もえぎいろ) 桧皮色(ひわだいろ) 鴇色(ときいろ) 藤色(ふじいろ) 桃色(ももいろ) 浅葱色(あさぎいろ) 水色(みずいろ) 年賀状 カード価格: 352 円楽天で詳細を見る オンライン…
全国通訳案内士一般常識試験の勉強にもなる永谷亜矢子『観光"未”立国~ニッポンの現状~』を紹介します。 1.きっかけ・情報源 今日の本:永谷亜矢子『観光"未”立国~ニッポンの現状~』(扶桑社新書) 2.学んだこと 本の概要紹介 ①全国通訳案内士試験に必須の用語・知識がたくさん ②QRコード ③体験 3.コメントと参考英語動画 4.全国通訳案内士試験問題 5.ブログ内リンク(トップページ含む) 1.きっかけ・情報源 今年は、手元にある写真や本からも日本を英語と一緒に学んでいきます。 今回の本は、永谷…
当たり前のことかもしれませんが、本によっていろいろと紙面上の都合があるのかもしれませんけど、私からすると、サンプルデータにあまりにも頼り過ぎてしまっているように感じてしまいました。 そのサンプルデータを指定された場所からダウンロードできなければ、実際に入力も出力結果も確認できない状態に陥ることになるのです。 もう少し本そのものにコードの記述をしておくべきなのではと思いますし、むしろ本全体で使用できるテンプレート的なものを、用意しておく必要性もあるのではと思います。 人・・・・ 続きはこちら
☯インフレで、必要な老後資金は2000万円から2億円に変更されました。#高市幕府 こんなSNSを見かけた。 日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を0.5%から0.75%へ引き上げた。長く続いた超低金利政策からの転換が、いよいよ本格化しつつある。 一方で、高市政権は大規模な「積極財政」を掲げ、巨額の対策を次々と打ち出している。しかし、国内の債券トレーダーからは「対策規模に『正気か』と思うほど財政への懸念が強まった」という声すら上がる。市場は、政治の“楽観”とは対照的に、冷静にリスクを織り込み…
">こんばんは水野五郎です。もう2025年が終わりますね。 ">なんか個人的にめちゃくちゃ濃い1年だったと感じたのは私だけですかね? 本日我が社の無能総務部から、辞職通知が届きました。 ムームーサーバー px.a8.net さて、みなさんの会社の総務はどんな感じですか?我が社は無能のたまり場ですね・・・ とてもじゃないけど、営業先やお客様の前に出せない人材が揃っているなと分かります。(まあ僕も優秀ではないので、あまり言えないですけど・・・) 僕は総務が優秀か無能かは、その組織の実力を測る一つのも…
ちょっと待って、三部作で完結!? 読み終わりました、『成瀬は都を駆け抜ける』。 これでシリーズ完結だそうですが、正直に言います。めっちゃ寂しい! だって、三部作で完結なんて知らなかったんだもん。勝手にシリーズはずっと続くと思い込んでいたし、成瀬が大学生になり、社会人になり、なんなら政治家デビューして国会で『200歳まで生きます』とか言い出すんじゃないかと、本気で期待していたくらいなんですから(笑)。 もう成瀬に会えない。 この喪失感、なんと表現したらいいのでしょう。優れた物語との別れは、いつもこ…
本日12月22日(月)、 本来ならば平日なので仕事ですが、 昨日12/21㈰に、三重県鈴鹿市まで日帰り旅行に行ったので、 ※別記事予定👆 今日12/22㈪は有給休暇を前もって申請してたんですわ。 なので有給休暇日でした(^_^;)💦 嫁とショッピングモールに出かけていて、 嫁が書店で自分の本を購入する際に、 嫁:「なんか一緒に買ってあげる。」 って言うんで! 遠慮なくw 本日12/22㈪、書店で購入して貰った漫画・コミック本を1冊 紹介します。(/・ω・)/📕 11巻です💦 👆現在15巻まで発売…
『乳と卵』 川上未映子 文藝春秋 乳と卵 作者:川上未映子 文藝春秋 Amazon 第138回芥川賞受賞作(2007年下期) きびしい。 非常にリアルな描写だけに、読んでいてひりひりする。 なんだか芥川賞ってこういう表現の者が純文学として評価されるんだなというのが分かった気がする。 言語でリアルを追求していった先にあるものって、見たくないものを見るということなのかもしれないなあと。 人間って、見たいものと見たくないもの、聞きたいものと聞きたくないものを判別して理解している気がする。見えることも聞…
発行元:日経BP 日経ビジネス 2025.12.22まとめ 日経ビジネス 2025.12.22を読んだ理由 日経ビジネス 2025.12.22で仕事に活かせるポイント 日経ビジネス 2025.12.22から学んだことと活かせること 日経ビジネス 2025.12.22の感想 日経ビジネス 2025.12.22まとめ もう、性善説で仕組みを作っちゃダメなんだよ。あと、熟練したプロが対応するという前提の業務フローもダメなんだよ。誰でも対応できるシンプルなタスクで、判断に迷うような選択肢は辞めて、出来心…
先日オーストラリアで、16歳未満のSNS利用を禁止する法律が世界で初めて施行されました。対象となったSNSは、X、Facebook、Instagram、YouTube、TikTok、Snapchat、Threads、Reddit、Kick、Twitchだそうです。私は最後のふたつを除くと、いずれもかつてアカウントを持っていたか、閲覧したことがあります。www.bbc.comただし私は現在、いろいろと思うところあってYouTube以外のすべてから「降り」てしまっているので、ある種の共感を持ってこの…
ある事件の真相を求めて、関係者にインタビューを重ねていくにつれ、その全容は信じがたいものであることがわかる。ハラハラするミステリーを読んだ。 ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫) 作者:佐藤青南 宝島社 Amazon (あらすじ) 交通事故がきっかけで当時小学四年生だった長峰亜紀ちゃんが虐待を受けている可能性が浮上した。小児科医と児童相談所の所長が連携し、慎重かつ確実に児童保護に乗り出すものの、保護者の抵抗や強硬手段へのためらいから事件化する。真相を追う自称記者は、関係者から亜紀ちゃんと…
評価5 再読。 7短編からなる2001年直木賞受賞作品。 ①ゲンコツ ②はずれくじ ③パンドラ ④セッちゃん ⑤なぎさホテルにて ⑥かさぶたまぶた ⑦母帰る 息子の成長、いじめにあう娘、娘の彼氏、離婚間近な夫婦、自己嫌悪に陥る娘など家庭内で起こる様々な問題に苦悩し戸惑う40歳前後の「中途半端な世代」の父親像を描き出した名作。何気ない日常の一コマを切り取った静かな口調に自分の辿って来た日々を思わず振り返ってしまう。 私の好みは、いじめにあった中学生の娘が自身が作り出したもう一人の自分に心の安寧を求…
【おいしさに関して、珠のような文章を書く人がいる。この本に書かれたごはんの景色は、一つずつことばが積み重ねられ作られた。そこに余計な飾りは必要なく、よいことばのみを並べることで、「おいしさ」が際立ってくる。】 牧野伊三夫さんの『かぼちゃを塩で茹でる』という本を、辻山良雄氏が『365日のほん』でこう紹介していました。ちょうど冬至にはかぼちゃ。さて、どんなお味でしょう? 今年の味見は無理でも、図書館でのぞいてみよう。 予備知識なしの『ことり』(小川洋子)は、この紹介文で読む気になりました。【両親が残…
「世界で最も高い塔」あるいは「多くの登山家が登頂を諦めるエベレスト」。文学史上、そのような畏怖と敬意を持って語られる作品があります。 ジェイムズ・ジョイス著『ユリシーズ』。 20世紀最高の小説という輝かしい称号を持ちながら、「難解すぎて読めない」「何が書いてあるのかさっぱり分からない」と恐れられ、本棚の飾りになってしまいがちなこの一冊。しかし、その断崖絶壁のような難解さの壁を一度乗り越えた先には、他のどの小説でも見たことのない「絶景」が広がっています。 そこにあるのは、人間の滑稽さ、哀しさ、汚濁…
今週は先週とは違って、スケジュールが詰まっている。眩暈の症状はおさまっている。血圧もいつもの値で落ち着いている。 予定が入っていないのは24日だけ。とはいえスケジュールが詰まっているといっても午後からの予定であったり、あるいは夜の忘年会だけという日もあり、現役時代の忙しさとはまるで違う。現役時代に比べたら忙しい部類に入らない。 一昨日・昨日と夜のウォーキングが雨のため出来なかった。入浴前のわずか3千歩余りだが、かなり早く足を動かすので、それなりの運動量である。体が、「動きたい」と文句をいっている…
まるで舞台劇のような・・・? * * * * * * * * * * * * * * * * * 雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたのは作兵衛の首級。その二年後。事件の目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。彼らは皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。 * * * * * * * * *…
様々な問題や希望や・・・あらゆることが含まれたお話でした。 P11 浦河で取材を始めた二〇二三年、私は札幌の劇場でインド映画『RRR』を観た(映画の製作は前年)。・・・見終わった後は痛快にして爽快―この映画の底知れぬエネルギーは、私が出会った「彼ら」に通じるものがあった。 ヒンディー・ホッカイドウ・ホースマン(HHH)。 ・・・ 彼らの物語は、限りなく、ホット(Hot 熱く)で、ホリー(Holy 神々しく)で、ヒューマン(Human 人間臭い)だ。ある意味ヒロイック(Heroic 英雄的)でもあ…
ガンを心配しているあなたへ 私もガンを心配して健康診断を受けたり、保険に入ったりしていたんです。けれど、とあるきっかけでガンという病気は存在しないことを知りました。 【出典】 ●なぜ神様は千年王国が来ることを自信をもって断言できるのか。または癌治療に関する最終結論。 rapt-neo.com rapt-plusalpha.com
この秋に読んだ本としては先の「A I ネイティブマーケティング」と共にピカイチ! どうしてもメモしたくなった部分を以下。 ・アルゴリズムの基本を学ぶ → 学んだ! ・その基本はフローチャート ・AI 時代に入り、教師無し学習化、アウトプットはその時任せの気まぐれ化(汗) 1997 google誕生 検索の元になる ページランク が 主体化 検索エンジンとは = 「探す」技術、であると同時に「無視する」技術 2010 yahoo! JAPAN が検索をgoogle に委ねる アルゴリズムはプラット…
こんにちは、二児の父ぽよみです。 先日、家族で中之島にあるこども本の森 中之島に行ってきました。以前から気になっていた場所で、ようやく訪れることができました。 kodomohonnomori.osaka こども本の森は1時間半の交代制で、予約している人が優先ですが、空きがあれば予約なしでも入館できます。今回は予約をして入ることができました。 建物は3階建てで、館内は本に囲まれた空間です。小学二年生の息子と妻は、館内をあちこち回りながら本を選んで読んでいたようです。ただ、息子は1時間ほどで「もう出…
GROWTH 「脱」でも「親」でもない新成長論ダニエル・サスキンド上原裕美子 訳みすず書房2025年8月18日 第1刷発行 2025年11月13日 第2刷発行GROWTH A Reckoning (2024) 何かの記事で、ダロン・アセモグル(MIT教授、2024年ノーベル経済学賞受賞、『国家はなぜ衰退するのか』著者)や、オバマ元大統領が必読書といっていた本。 気になったので、図書館で借りて読んでみた。 私は、「脱成長」という言葉には懐疑派であり、反対派。ゆえに、「新成長論」というサブタイトルに…
その証券会社は、 なぜか水槽を持っていた。 本社ロビーの中央、 巨大な円形水槽。 中を泳ぐのは――鮫。 「イメージ戦略です」 広報はそう言った。 「市場は弱肉強食。 我々は、常に捕食者側にいる」 あまり評判はよくなかった。 だが業績は、異様によかった。 株価は鋭く上がり、 下がるときは一瞬。 まるで、 何かが匂いを嗅ぎつけているかのように。 新人の佐藤は気づいた。 トレーダーたちは、 決算発表の前になると、 水槽の前に集まる。 「来るぞ」 「嗅いだな」 鮫が、 一斉に泳ぎを止める。 次の瞬間、 …
このエントリーのタイトルは AI が提示してきたモノです。 11月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1168ナイス数:63ししりばの家 (角川ホラー文庫)の感想なかなか面白かったです。家(土地)とホラー小説は相性がいいですね。海外でもそうだから、人類の DNA レベルでなんかあるんでしょうか。 それはともかく、ストリートビューを眺めてるとボカされてる所がたまにありますね。変な想像してしまうじゃないですか。どうしてくれるざざざざああああw読了日:11月24日 著者:澤村伊智 『ババヤガ…
今回は、「ビジネスの限界はアートで超えろ!」(2018年)を読みました。 ビジネスの限界はアートで超えろ! 作者:増村岳史 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon アクセンチュアやgoogleなどアートを重視する企業が多いということで、アートとは何か、なぜビジネスに有用なのか、日本と海外のアート教育についてまとめたいと思います。 アートとデザインの違い ビジネスでアートと言うと、広告などのデザインのことを思い浮かべますが、本書では、アートとデザインの違いを以下のように述べています。 アー…
이영호 글, 성영식 그림『저학년 위인전 이순신』(주)예림당, 2006. 金誠一の誤報 党争の弊害は1592〜98年の文禄・慶長の役(壬辰倭乱)の際に顕著だった。まず1590年には僉知・黄允吉を正使、司成・金誠一を副使とする通信使が日本に派遣されたが、黄允吉は西人、金誠一は南人で仲が悪かった。秀吉は「征明遠征軍を送るから先導せよ」という国書を与えて帰した。通信使一行は翌年帰国し3月に宣祖に復命したが、黄允吉は「秀吉は眼光爛々として雷のような男で、必ず大軍で攻めてくるだろう」と報告した。これ…
『最終退行』(池井戸潤,小学館,2015年3月27日)を読了した。2014年以来,2 度目の読了です。 組織の論理と個人の矛盾 終身雇用と人材の成長 立場が変われば主張も変わる 将来予測とリスクを負う覚悟 保身と出世では巨悪に立ち向かえない 不正を暴くことの意味 宝は手にした瞬間に輝きを失う ランキング参加中読書 組織の論理と個人の矛盾 組織の論理を振りかざす奴にかぎって,自らはそのルールを軽視して好き放題やっている。そして,その論理そのものが世の中の常識からかけ離れていることに気づかない。(p…
当初は中古でも高かったので 新鮮で清冽 推し活は期間限定の宗教? 学習障害も気になる おわりに 当初は中古でも高かったので こちらの作品、2021年の芥川賞受賞作ですね。筆者が若いということで話題になっていたと思いますが、ほとぼりが冷めたというか、落ち着いてきたところで手に取って読んだ次第です。 新鮮で清冽 まず感じたのは、若さ。バーガー屋さんじゃないけど、Freshness。 これは綿矢りさ氏のデビュー作『インストール』を読んだときにも感じましたが、少し自意識が強めな文章、とでも言いましょうか…
ベルサイユのばら(3) (フェアベルコミックス) 作者:池田理代子 フェアベル Amazon 王后陛下を愛してしまったとどうしていえる!? ほんとにベルサイユに来たロザリー。 「あ…あたしは貴族の娘です!!」 帰ってきたフェルゼン。 襲われたオスカル。 11歳なのにじじい公爵と結婚させられるシャルロット。 ローアン大司教をまるめこむジャンヌ。 愛を確かめ合ったふたり。 「だが、忘れるな。わたしは女だ。」現実。 夫以外の愛人をもつなんて上流階級では当たり前。ポリニャック夫人の主張。 50人に見られ…
相方セレクトで お花もクリスマス仕様に。 気分を楽しみつつ。 今年もたくさんの本を購入。 好きな本とか、 ずっと手元に置いておきたい本とか、 いろいろ手に取ったけど。 今年のこの五冊との邂逅は 人生や人格に影響を与えるくらい、 とてつもなく大きかった。 好きとか、読み込むとか、大切にしたいとか。 そんな感覚とはまた違う、 出会えたことで 心に大きく風が吹いたような。 そう思う五冊。 ジッドはまだ読了してないけれど、 あまりに感じる部分が多くて、 すでにここに入れてしまった。 ゆっくりと読み耽る。…
中公文庫 昭和五十年 ご存知の通り、吉田茂氏の長男で、エリート・コース まっしぐらを行った男である。何度も云うようにぼく は酒が吞めないので、あぁ、こういう随筆は書けっこ ないのだな、と鼻から吉田氏に白旗状態なのだ。おも しろいと思ったのは、おかずに美はない、と云う論だ。 つまり、どういうことかと云うと、うなぎのかば焼き にしても、たこ焼きにしても、がんもどきにしろ、 それをおいしいと知っているからこそ、うまそうだ、 と思うわけで、知らなかったら、それに美はない、と 云うのだ。まあ、茶色だし、美…
12月になったので毎年恒例の芥川賞・直木賞候補作が公開された。 第174回芥川龍之介賞および直木三十五賞の候補作だが、両賞あわせて10名の候補者のうち、実に8名が「初候補」である。日本文学界において確実な世代交代と、新たな才能の発掘が進んでいるということなのかな。 選考会は2026年1月14日に東京・築地の「新喜楽」で開催される。この記事では芥川賞・直木賞の候補作を紹介したい。 芥川賞とは? 第174回芥川龍之介賞候補作 久栖博季 「貝殻航路 」(文學界 12月号) 坂崎かおる 「へび」(文學界…
2025年に読んだ技術書まとめ Zennに投稿しました Zennに「2025年に読んだ技術書トップ10」を投稿しました。 zenn.dev 所感 技術書典の本、とりわけ企業有志の本はジャンルが雑多で検索性が悪いので個人用に目次の検索システム作りたいと思う時はあります。Notionに目次だけコピーすると良い? ランキング参加中プログラミング
※引用:「コロちゃお vol.1」より 「コロちゃお vol.1」のプチ感想・レビューです。 感想は読書メーターで書いた文章になります。 興味を持ってもらえると嬉しいです。 寿こと - 読書メーター (bookmeter.com) 感想 新作連載マンガの1話がたくさん載っていて、続きはweb(週刊コロコロコミック、ちゃおプラス)で、という感じの一冊。 どっちも普段から読んでいるのでそのまま2話以降も読みました。 幽拐少女という作品は、続きはQRコード読み込みとなっていて面白かったです。 黒と白の…