サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
MacBook Neo
qianchong.hatenablog.com
父親が急逝したので北九州市に一週間ほど帰省していました。昨年母親が亡くなり、ちょうど一年が経って今度は父親でしたが、いずれも長らく病を患っていたため覚悟はできていました。というわけで、葬儀は身内だけで淡々と進めました。 荼毘に付してからが今回の帰省の「本番」です。父親は、おそらくもう少しは命が続くと予想していたのでしょう、自分が死んだあとのことをほとんど何も託してくれていませんでした。それで実家のそれと思しき場所を探して、大量の書類の中から今回の死去に伴う諸々の手続きに必要なものを「発掘」しました。それらを延々と仕分けしたのち、とりあえず死去に伴う諸手続きと財産の相続手続きを始めました。 行政関係の手続き 北九州市には「おくやみコーナー」という、区役所で必要となる手続き一覧の作成や申請書の記入サポート、窓口の案内をしてくれる部署があります。相談時間をネットで予約して区役所へ。年金、保険、納
huyukiitoichi.hatenadiary.jp
なぜ男は救われないのか 作者:リチャード・V・リーヴス太田出版Amazonこの『なぜ男は救われないのか』は、ジェンダー平等を考えるにあたって、見過ごされがちな「男性が被っている不利益」に目を向けて、現代の男性がどのような苦境に陥っているのか。また、そうした苦境にどのような介入をすればよりジェンダー平等に近づくのか、といったことを調査していく、男性についての一冊である。 本書は、何も男性のみが女性と比べてジェンダー的な不利益を被っている、と主張しているわけではない。現代社会においては女性が不利益を被っている点もあるし(女性側だけ給与が安く設定されるなど)、男性側が恵まれていない場所・状況もある。真のジェンダー平等を実践するにあっては女性だけ、男性だけでなく、その双方の立場から意識を変えていく必要があるし、場合によっては介入も必要といえる。 本書の良いところは、印象論で「男性は不平等な状況に置
goldhead.hatenablog.com
入院した。 ストーマ閉鎖手術だ。 病院は前回入院した市大病院ではない。市大病院の先生方がこちらにも勤めている(こういうの医者の世界でなんというのかしらない)、そういう病院だ。手術、入院設備はあるが、市大病院より小さい。そして、古い。病院自体、全国規模でも起源は古いのだが、単純に建物が古い。市大病院が現代最先端かといえばぜんぜんそんなことなく、「デジタル化もされているけど、ちょっと古いな」という印象があるのに比べて、こちらは「支払いも現金のみだし、完全に古いな」という感じだ。ちなみに、市大病院では不払い対策としてクレジットカードの番号を書いたが、こちらでは入院日に現金十万円を保証金として差し出すシステム。 入院の説明を受けるときも、べつべつの看護師さんから「こんなんですから」と天井を指さして説明を受けた。こんなんですからWi-Fiないです。こんなんですから狭い六人部屋です、と。 とはいえ、こ
cocolog-nifty.hatenablog.com
平和教育 Any% TAS チャート解説 前提知識: TAS(Tool-Assisted Speedrun)とは、フレーム単位の操作やバグ技を駆使して、ゲームを最速でクリアする遊びである。このチャートでは「子どもが最良の平和教育を受けた状態にする」ゲームを最速クリアする手順を解説する。日本は教育に金をかけないので、低コストで実行できるというのも重視している。 「Any%(エニーパーセント)」は、スピードラン(RTA/TAS)におけるクリア条件のカテゴリ名称、ゲーム内の達成率(アイテム収集、全ボス撃破、クエスト消化など)を一切問わず、いかなる手段を用いてでも「最短時間でエンディングに到達すること(ゲームクリア)」のみを目的とする。今回は通常の平和教育で要求される「道徳的共感」「歴史的背景の網羅」「感情的な理解」等のサブイベントやアイテム回収をすべて無視・スキップし、「平和の合理性を論理的に理
delete-all.hatenablog.com
僕は食品会社の営業部長だ。3月である。年度末である。気分が沈む。というのもこの時期はノルマ未達見込みの部下が作り上げた出来の悪い言い訳を聞かされるという苦行が待っているからである。彼らは先行きの見えない社会を呪い、己の不運を嘆く。「仕事にやりがいがない」「モチベーションが上がらない」と真顔で言う。彼らは、失敗の理由がわかっていながら、言い訳をする。聞くだけ無駄だ。やりがいはない。でも仕事だから真顔で聞く。ひととおり話を聞き、アドバイスしたあとで「やりがいは仕事に必要かな?」と質問する。彼らから、やりがいは不可欠ではないけれどあった方がいい、という答えが返ってくる。そんな彼らに僕が出来ることは「仕事は生活のためにやるものだよ」と言うことくらいしかない。 仕事についての考え方は人それぞれである。だがそれでも僕は仕事は生活のためにやるものであり、それ以上でもそれ以下でもないと考えている。生活はや
natrom.hatenablog.com
キムチが「がん寄与度1位」の衝撃? ソウル大学の研究を基にした■「キムチがないとご飯が食べられないのに」……がん寄与度1位に「衝撃」=韓国 | wowKorea(ワウコリア)という記事が話題になりました。元の論文は、■Fraction of cancer incidence and mortality attributable to dietary factors in Korea from 2015 to 2030です。 タイトルは釣り気味ですが、記事の内容はおおむね論文に基づいています。記事によれば、韓国人の食習慣ががんの発生および死亡に寄与する割合を推定した結果、「2020年時点で韓国人全体のがん発生の6.08%、がん死亡の5.70%が、特定の食事要因に起因」していることがわかりました。そのうち、がん発生に最も大きな影響を与える単一要因は「塩蔵野菜の摂取」であり、全体のがん発生の2.
p-shirokuma.hatenadiary.com
SNSで一緒に遊んでいただいている領域で、「文筆業のプロや小説家になるにはどうすればいいのか」といった話が延々と続いていた。 この話題はSNS上で……というよりインターネット開闢から繰り返されてきたものだし、世の中には「小説家になるための本」や「文章術の指南書」もたくさん存在している。 今回、はじめに私の目に飛び込んできたのは、前島賢さんのメンションだった。 だから「小説家になるための体系化されたトレーニングは今の所確立されていない。なりたいという君に対しては、とにかく書けしか言えない。体系化された教育システムがないことに耐えられないなら諦めた方がいい」と言っています。— 前島賢 (@MAEZIMAS) 2026年2月22日 前島賢さんは、体系化されたトレーニングは今のところ確立されていないとおっしゃる。小説のことはあまりわからないが、「とにかく書くしかない」ってのはわかる気がする。なんに
masayukilab.hatenablog.jp
仕事の研修で予備校の方の話を聞いたのだけど、大学入試共通テストが難しくなった年は埼玉大学の競争率が上がるのだそう。 共通テスト(旧センター試験)で思ったような得点が取れなかった受験生が、どこからどこにランクダウン出願するかのデータ蓄積が予備校にあって、理系は東京大→東京科学大→千葉大……などと流れ流れた末に、埼玉大学に志願者が溜まるのだそう。そこからさらに茨城大や群馬大には流れ出ず、埼玉大学で留まる、と。 では文系は、というとやはり同じで、なぜか不思議と埼玉大学に溜まるらしい。会場の参加者がみんな声をあげて笑っていた。(そして実際、共通テストが難化した今年は、埼玉大学の競争率が上昇していると) 共通テストが難しくなればなるほど争いが激しくなる埼玉大学。 軽い元素も重い元素も数兆年後には、核融合崩壊の果てにすべて鉄Feになるように、いつかは全受験生が埼玉大学を受験する宇宙の終末になるかもしれ
blog.statsbeginner.net
今年、大学院入試の取りまとめ役をやっていたのですが、私が所属してる専攻は教員が100人ぐらいいるんですけど、毎年1名のメイン担当がほぼすべての情報を把握し、ほぼすべての書類を作成するので、けっこう大変でした。夏の院試は170人ぐらい、冬の院試は30人ぐらいが受験していて、一斉に行われる筆記試験はともかく、1人1人違う時間、違う部屋で行う面接試験のスケジュール管理などは非常に神経をつかう仕事で、面接官をやる先生もすべて変わるので、誰に何を依頼するか間違えそうでハラハラします。大学院入試というのは案外複雑な制度で、受験資格や試験のカテゴリが何種類もあるので、「この人にはこの書類でよかったっけ?」というのがよく分からなくなりがちです。 で、受験生ごとの個別資料にせよ全員に関わる共通資料にせよ、「去年までの書類をベースに、日付や名前や番号だけを書き換える」という作業がとても多く、こういうものは自動
keizai-dousureba.hatenablog.jp
貧乏人から税を取り立てるのは禁忌である。生活権を侵害し、経済行動に歪みを生じさせるからだ。所得税が所得控除を設けて一定以下の所得には税を課さないようにしているのは、それを体現している。そして、この禁忌を犯しているのが、消費税と社会保険料であり、これを是正する手段が給付つき税額控除になる。高市政権の国民会議において、給付でも税でもないのに、保険料の軽減が正解になるのは、そのためである。 禁忌の痛みは、インフレ時に強くなるので、国民が食料品消費減税や手取り増に惹かれるのは当然である。問題は、政治や行政が本質を見抜けず、周辺をさまよっていることだ。岸田政権が給付つき税額控除に似た定額減税をしたのに、あっさり止めたり、問題の少ない所得税の控除引き上げに熱中したり、消費減税の競争に走ったりである。今度こそ、理解の難しさを乗り越えて、格差是正という「本丸」を衝かなければ、救われない。 ……… 給付つき
sparkgene.hatenablog.com
9年ほど乗ってきた2013年型のBMW 116iを今年の1月に1年点検で出したら、 リヤブレーキパッドがそろそろ摩耗の警告が出る&ローターが摩耗限度が近い フロントのパッドも来年の車検では交換対象&ローターも摩耗限度が近い バッテリーが5年ほど経ってることもあり電圧低下してるからそろそろ交換 と見積もりが送られてきて、50万かかるとか。。 170万で買った車に9年経って更に50万かけるのはなんだか気が進まず、次の車検までに買い替えを決意。 以前より仕事の関係で自動車メーカーと会話する機会が多いこともあり、SDV(Software Defined Vehicle)というものに興味を持っていた。そして、テスラはその先駆者として知られている。 50万の見積もりに悶々としていたタイミングで、テスラに乗っている会社の人とお昼をご飯を食べながら話を聞いてたら、一気に気になってしまった。そして、その週末
www.estie.jp
こんにちは。estieでデータクオリティーマネージャーをしているkageyuです。estieは不動産データをたくさん扱っており、その場所は住所を使って表すことが多いです。 不動産には「不動産登記番号」や最近国土交通省が整備しつつある「不動産ID」などが存在しますが、大抵の場合は住所と建物名を使って建物が指定されています。そのため、複数の不動産データを統合するとき、主に住所と建物名を使って突合します。 データクオリティーマネージャーとしては、突合処理で 住所が正しく正規化できているか? 正規化の前後で情報が欠落していないか? その住所は実在するのか? などを確認しており、データを見ていると違和感があるのに正しい住所をよく見かけます。私はそんなとき「この地方にはこんな住所もあったなあ」と思うので、今回は都道府県別に特殊な住居表示を解説します。 特殊じゃない住所について 一般的には住所は「○○県
saebou.hatenablog.com
『スペルマゲドン 精なる大冒険』を試写で見た。ノルウェーのアニメ映画である。 www.youtube.com イェンスはかねてから恋していたリサとサマーキャンプで初めてセックスをする。一方、イェンスの体の中ではシメンとカミラをはじめとする精子たちが射精の瞬間を待ちわびていた。ところが企業家精子が作り出した秘密兵器精子が強引に他の精子の邪魔をし… 最初から最後までとんでもない下ネタばかりで、しかもリサがちゃんと避妊をしているのに悪役の秘密兵器精子が暴れ回るせいで結局リサが妊娠してしまい、これは「ダメ、絶対!」みたいに若者にセックスしないように言うしょうもないオチの映画なのか…と思いきや、さすが北欧の映画だけあって最後は全然違う方向になる。産婦人科で女性医師がふたりに経口中絶薬ののみ方を教えながら、命を作るのは素晴らしいが若者にはちゃんとした家族計画が必要だ…みたいな極めてまっとうな性教育ソン
se278019.hatenablog.com
75才男性、年金は夫婦で月6万円、いわゆる低年金、おまけ に借家住まいで家賃は月6.5万円、当然働かないと生活でき ない、68才から警備員として働いてる、日給9千円で月額約 18万円の収入、夫婦二人とはいえ決して贅沢などできない生 活である(老後レス社会からの事例) 現在75才以上の高齢者が受給してる年金は100万円未満が 多いのが現実、現役時代サラリーマンであれば厚生年金に加入 してるので比較的受給額が多い、しかし自営業者の場合、国民 年金のみのケースが多いので、どうしても低年金になりがちで ある。 「働く場所があるというのは高齢者にとって救いです、80才 まで働けると思うと安心感があるんです」この男性の言葉であ る、70才以上の就労の受け皿となっている警備業は貴重であ る、ただ80才まで働くのにあと5年、持病を抱えてるので不 安はある、それでも世の中の役に立ってるという気持ちがこの 男
yuzutas0.hatenablog.com
移動時間でササッと自力で書いたもので、この記事自体はあまり構造化されていないが、ご容赦いただきたい。 サマリー 第1部:分けることは、分かること そんなことは言っていない 「小さな違い」に無頓着な人たち 構造を読み解き、そして書き出す 支離滅裂に思える顧客や上司の発言 AIに仕事をさせるために必要な力 会社で求められる人材 会社を作る側に回っても同じ 第2部:生きろ 全てがトレーニングの機会になる 死に物狂いで生きるのは、権利じゃなくて、義務だ 「小さな不運」→メカニズム メカニズム→人生 行動→「小さな不運」 第3部:家庭学習 社会に頼るな、家庭で学べ 細かく分解する習慣 むしろ親のタイムアタック 数えてから比べる 別の言い方で繰り返す 第4部:読み取れることを書き出そう デッサンと同じだよ編 理科のレポートと同じだよ編 社会人も同じだよ編 己の限界を超えろ編 厳しい指導を受けられない時
inujin.hatenablog.com
ブログを書いていたよかったな、と思うのは、「自分の人生」という題材が手に入り続けることである。 だいたい、人生において、何か文章を書きたいと思うときというのは、どちらかというとイヤなことや自分だけでは抱えきれないようなモヤモヤを感じたときである。 その時は、その抱えきれないものをなんとか言葉にしていくことで、とにかく吐き出して、ちょっと冷静になれたり、あるいは余計にモヤモヤしたり、とにかくあまり後先を考えてはいない。 だけど、あとから読み返してみると、ああ、あの頃は本当にしんどかったよなあとか、よくこの状況から抜け出すことができたよなあとか、しみじみとした気持ちになるものである。 ところで振り返ってみると、これまでのぼくのモヤモヤのピークは30代の真ん中あたりだったと思う。 当時は、仕事と子育ての両立や、業界がおかれている環境の激変、その中でのアイデンティティの再喪失など、色々なことが重な
nowokay.hatenablog.com
Qwen3-Coder-Nextが出ていますね。 Qwen3-Coder-Next: Pushing Small Hybrid Models on Agentic Coding Qwen3-Next 80B-A3Bをベースにしたコーディングモデルです。80Bで、Activeパラメータは3Bということで、かなり軽快に動きます。 しかし、元になるQwen3-Nextでは一発のコードはかけるものの やりとりすると弱く、あまりコードは書かせれないなと思っていたので、同じアーキテクチャならちょっと不安が。Qwen3-Nextは線形アテンションを取り入れてるけど、コーディングには向かないんじゃなかろうか、と思っていたので。 そして、その不安は現実に、ということをまとめます。失敗の質が悪い。アーキテクチャについては最後にまとめてます。 確かに、Qwen3-Nextに比べるとかなりコードが書けるようになっ
yamdas.hatenablog.com
www.openculture.com 1950年代に米海軍兵器開発研究所に入って地球の測位研究を行い、GPS(全地球測位システム)の誕生に大きな貢献をした数学者グラディス・メイ・ウェストが95歳で亡くなった。 Open Culture の記事によると、彼女はバージニア州の田舎で生まれ、タバコ農場で働きながら育ち、そこから逃れるために高校の卒業生代表となってバージニア州立大学への奨学金を獲得し、数学で修士号を取得した。そして、しばらく教師を務めた後、バージニア州ダルグレンの海軍基地に職を求めた。 彼女は爆撃表の精度を電卓で検証することでまず頭角を現し、その後、コンピュータープログラミングチームに昇進した。彼女の仕事が現在の GPS の礎を築いたわけだが、彼女はダルグレン海軍基地で働いていた4人の黒人数学者の一人であった。 と聞くと、誰もが映画『Hidden Figures』(邦題『ドリーム
www.nejimakiblog.com
ニュースサイトの読者の声 最近、海外のこんな記事を読んだ。 「ニュースサイトやネットメディアでは読者のコメント投稿が大事になってきている」 という話。 ・Why newsrooms are taking comments seriously again newpublic.substack.com 「ロンドン・タイムズ紙のコラムから学ぶ3つの教訓」ということで、長めのエッセイが書かれている。 下記、ざっくりした要点を。 ・2010年代は、購読者のコメントがニュースの事実を歪める、ということで大手メディアがコメント機能を縮小する傾向にあった ・10年経って、状況は変化してきている ・読者層への訴求はもちろんのこと、広告収入/購読料収入の面でも価値があるらしい。 ・ワシントンポストの刷新事例。 www.washingtonpost.com ・実名投稿にしても、それほどコメント健全化の効果はない
僕は団塊ジュニアで就職氷河期世代の一人だ。大学新卒時の就職率は確か6割ちょっとで、底ではなかったとはいえ厳しく、僕のような平凡な法学部生は、夢や希望を目指すよりまず、就職することが現実的な目標だった。企業には門前払いされまくった。だから、当時まともに相手にしてくれなかった某社が先日、新卒を確保するために初任給を大幅にあげて人事担当が「学生たちに気持ちよく働いてもらいたい」と言っているのをみて、「入社3日で退職者続出しろー!」と呪詛を唱えずにはいられなかった。 昨年の選挙の際、一瞬、氷河期世代救済が話題(争点)になりかけた。「選挙のネタにするなよ」と思ったが、一転して今回の衆議院選挙では話題になっていない。それはそれでどうなのか。各政党のサイトに氷河期世代救済策的なものが掲載されているものの、柱ではない。ネタにならなくなったのだろう。氷河期世代支援策は、それが十分なものかはさておき、すでにい
www.megamouth.info
帰りの電車でドア横に立つ。幹線道路のヘッドライトが地平まで繋がっている。車は帰っていく。僕はただ見ている。 いつのまにか本が読めなくなっていた。 読めないのに本屋には行く。意味がわからないと思うけど、僕にもわからない。たぶん習慣だ。かつて本屋は安全地帯だった。安全地帯というのは、そこにいるだけで目的があるように見える場所のことだ。棚の前に立って深刻な顔をしていれば、「あの人は何か考えている」みたいな体裁が整う。実際は何も考えていない。文字が入ってこないから。 本屋に入ると、まず棚を見る。色とりどりの背表紙が無数に並んでいる。圧倒される。というより落胆が大きい。判決が速い。 「これは僕とは関係がない」 「これも関係がない」 読む前に諦めが来る。手に取る前に、もう終わっている。ページをめくる前に、「これも僕とは関係がない本だろう」と先回りして片づけてしまう。それが癖になっていた。 それでもどこ
次のページ
はてなブログ(世の中)の人気エントリー
新型コロナウイルスの新着エントリー
働き方の新着エントリー
生き方の新着エントリー
地域の新着エントリー
医療・ヘルスの新着エントリー
教育の新着エントリー
はてな匿名ダイアリーの新着エントリー
はてなブログ(世の中)の人気エントリーをもっと読む
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『はてなブログ(世の中)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く