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ブラックフライデー
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近年、企業がランサムウェア攻撃を受け、サプライチェーンや物流が麻痺するなどの大きな被害がニュースになる中、サイバーセキュリティの脅威は2026年に向けてさらに新たな段階に入ると予想されている。個人向けセキュリティサービスを提供するNordVPNは、AIの悪用や量子コンピュータ技術の進展を背景とした、2026年に予想される主要なサイバーセキュリティリスクを発表している。 1. インターネット・モノカルチャーのリスク多くの企業や個人が、AWSやMicrosoft 365といった特定の大手企業のサービスに集中して利用している状態を「インターネット・モノカルチャー」と呼ぶ。これは利便性が高い一方で、1つのサービスに障害が発生すると、数百万人のユーザーが一斉に影響を受け、インターネット全体の回復力が低下する重大なリスクをはらんでいる。この単一化は、犯罪者にとって攻撃の収益性を大幅に向上させる要因とも
ここ数週間、スマートフォン利用者に向けて、各国のサイバー当局から数多くの警告が出されている。メッセージのやり取りには暗号化されたメッセージアプリだけを使うこと。SMSによるセキュリティコードはもう使わないこと。商用の個人向けVPNサービス(一般消費者向けの市販VPNサービス。運営者の信頼性やセキュリティに問題があるものも多く、後述の「信頼できるVPN」とは区別される)は避けること。そして、できるだけ早くスマートフォンをアップデートすること――ちょうど今週はそれがとりわけ重要になっている。しかし、今度はそれだけでは済まない。“使用していないとき”には「Wi‑Fi機能を完全に無効化する」よう求められているのだ。 上記の助言の大半は、米国のサイバー防衛機関であるCISAから出されたものだが、最新のもの、特にWi‑Fiについては英国の機関と連携して発表されたフランスの同等機関CERT‑FRによるも
AIが翻訳し、リアルタイムで通訳する時代に、それでも英語を学ぶ意味はあるのか。 世界110カ国で教育・語学事業を展開する国際教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファーストが発表した最新の英語能力調査は、テクノロジーの発達とは裏腹に、日本人の英語力が依然として低迷している実態を浮き彫りにした。 96位から抜け出せない日本今回発表された「EF英語能力指数2025年版」で、日本は世界96位と前年と変わらず停滞。スコアは446点で、アジア平均の477点、世界平均の488点をいずれも下回った。マレーシア(24位/581点)やフィリピン(28位/569点)といった英語教育先進国との差は依然として大きい。
南大西洋上空に存在する地球の磁場が弱い領域「南大西洋異常帯(SAA)」が2014年以降、欧州大陸の約半分に相当する面積だけ拡大していることが、磁場の測定データ11年分に基づく研究で明らかになった。 地球磁場(地磁気)の強度にばらつきがあることは、19世紀に実施された最初の地磁気調査で判明していた。地磁気が弱い領域の1つは、南米大陸の南東に位置し、大西洋まで広がっている。 SAAは現在、宇宙空間の安全性にとって特に関心の高い領域となっている。この上空を通過する人工衛星が、より強い放射線にさらされるからだ。これにより、誤作動や重要な機器類の損傷、通信途絶などが発生する可能性がある。 欧州宇宙機関(ESA)の地球観測計画FutureEOの下で開発された地球観測衛星の1つであるSWARM(スウォーム)は、同型の衛星3基で構成され、2013年11月より地球磁場の変化の精密な測定を行っている。
米国人の半数以上が、今年のクリスマスに贈り物を購入するのが昨年より困難になったと訴えている。一方、ドナルド・トランプ米大統領は、有権者は生活に苦労していないと主張し続けている。 米AP通信と米シカゴ大学NORC公共問題研究センターが実施した世論調査によると、回答者のほぼ半数(48%)が「今年は例年より非必需品の買い物を控えている」と回答。物価が上昇する中、貯蓄を切り崩す割合(回答者の39%)や特売品を探す割合(同50%)が増加している。 回答者の48%は、節約の一環として大きな買い物を先延ばしにしているとし、2021年に同じ質問をした際の31%から増加した。回答者の圧倒的多数は、食品(87%が「高くなった」と回答)、電気代(同69%)、クリスマスの贈り物(同63%)など、特に支出額の大きい品目の価格上昇を実感していると報告した。 年収5万ドル(約780万円)未満の低所得層と年収5万~10万
ロシア軍の無人機によって破壊されたウクライナ東部ハルキウの建物で救助活動に当たる消防隊員。2025年11月12日撮影(Kharkiv Regional Military Administration / Handout/Anadolu via Getty Images) ウクライナ侵攻では、携帯電話網が戦場となっている。ロシアでは夜間にモバイルインターネットサービスが停止されることに、住民が不満を訴え始めている。ロシアとウクライナはともに、携帯電話サービスを制限するか、敵軍に遠距離から精密な無人機(ドローン)攻撃を容易に指示するための手段を与えるかというジレンマを抱えている。他の国々もいずれ同じ問題に直面するかもしれない。 携帯電話を搭載した無人機双方は、敵国の携帯電話網を利用して無人機の通信を行っている。技術自体は極めて単純だ。必要なのは、有効なSIMカードの入ったスマートフォンと、中国
Androidの世界の中核には大きなねじれがある。これは、世界で最も普及しているオペレーティングシステム(OS)の長期的な将来にとって最大のリスクであり、しかもそのねじれは今後さらに悪化しようとしている。 サムスンは最も人気のあるAndroid端末メーカーであり、販売されるAndroidスマートフォンの3台に1台はGalaxyだ。その次にXiaomi、Vivo、Oppoが続く。Pixelは販売ランキングの上位にはまったく姿を見せず、多くの市場でシェアは1桁台前半にとどまっている。 それでも、最優先されるのはPixelだ。Androidの新バージョンはまずPixelに提供される。新しいセキュリティ機能、プライバシー機能、AI機能も、まずPixel向けに提供される。毎月のセキュリティアップデートやゼロデイ脆弱性への緊急パッチでさえ、最初に配信されるのはPixelだ。あらゆるものがPixelから
アップルは次のiphone向けアップデートをまもなくリリースしようとしている。ベータテスター向けにはすでに2本目となるリリース候補版(iOS 26.2 RC 2)が提供されたばかりであり、一般公開版も数日以内、あるいは数時間以内に配信される見込みだ。しかし、ここ数日のうちにアップルが行ったもう1つの大きなiphone関連の動きも、同じくらい重要だ。 アップルとグーグルは先ごろ、世界中のユーザーに「サイバー脅威の通知」を送信したところだ。これは、傭兵型の商用スパイウェアが、iOSとAndroidの双方に存在する新たな脆弱性を突き、高度な手口で特定の個人を狙っていることを受けて発せられたものだ。 アップルは、脅威の通知と金銭目当てのスパイウェアへの対策について、次のように説明している。「こうした攻撃は通常のサイバー犯罪活動や一般に出回っているマルウェアよりもはるかに複雑化しており、金銭目当ての
能力はあっても人間性に問題がある人物を、リーダーにしてもいいのか。スターバックス コーヒー ジャパンやザボディショップでCEOを務めた岩田松雄さんの答えは「ノー」だ。 西郷隆盛の「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」という言葉を引きながら、岩田さんが語る人材評価の本質とは? 51の考え方にまとめた『新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版)から一部抜粋、再構成してお届けする。 「能力はあるが、人間性が良くない」部下に注意するリーダーは、どんな人を評価すればいいのか。ひとつの考え方を、ご紹介しておきたいと思います。 能力が「ある」「ない」を横軸に、人間性(性格)が「良い」「良くない」を縦軸にマトリックスを作ってみてほしいのです。 「能力があって、性格も良い」「性格は良いが、能力はもうひとつ」「能力はあるが、性格が良くない」「能力がないし、性格
カラスから、やけにじっと見つめられているように感じた経験はないだろうか。もしあるなら、それは思い過ごしではないかもしれない。カラスは、地球上において屈指の賢い動物だ。類人猿、そして人間の子どもにさえ匹敵する認知能力を持っている。 カラスは道具を使い、複数の手順からなるパズルを解き、物体を水に沈めると水位が上がる物理学的現象を理解できる。それどころか、葬儀らしきことをしているところを目撃された例まである。だが、ひときわ驚きを誘うカラスのスキルの1つは、人間それぞれの顔を認識し、その人間が自分をどう扱ったかを記憶する能力だ。しかも、何年もそれを覚えている。 カラスが人間の顔を認識することを証明した画期的研究カラスの顔認識に関する最も有名な研究は、ワシントン大学のジョン・マーズラフが中心となったもので、2010年に『Animal Behavior』誌で発表された。 マーズラフの研究チームの狙いは
犬を飼うと幸福度が増すという報告は以前からあった。麻布大学は、犬と暮らす思春期児童の口腔内細菌叢が変化して、社会性や幸福度が向上することを明らかにした。さらに、その細菌は本人のみならず、移植したマウスの社会性を向上させることもわかった。 麻布大学獣医学部介在動物学研究室の菊水健史教授らによる研究グループは、以前、犬と生活する人の腸内細菌叢が変化し、脳に影響を与えるという研究結果を報告しているが、今回は、アジア最大規模の東京ティーンコホート(調査対象者の成長を長期にわたり観察する調査プロジェクト)に参加する思春期児童を対象に調査を行った。 それにより、犬を飼う思春期児童は、飼っていない子どもにくらべて、心理的または行動的な問題が明らかに減少すること、そしてそれには口腔内細菌叢の構成の変化が関与していることが明らかになった。 さらに、その口腔内細菌を無菌マウスに移植して定着させ、飼っていない子
グーグルは、パスワードや多要素認証トークン、Cookie(クッキー)を盗み出そうとするハッカーの動きが激しくなる中、「アカウント乗っ取りへの防御」がますます難しくなっていると警告している。Google アカウントを失うこと自体が悪夢だが、事態はそれで終わらない可能性がある。その結果、ハッカーがグーグル以外のあらゆるサービスのあなたのアカウントにもアクセスできるようになってしまうかもしれないのだ。 複数のデバイス間でGoogle Chromeを同期しているのであれば、Chromeがどれほど多くのデータを収集し、あなたのGoogle アカウントに紐づけてグーグルのクラウド上に保存しているかを知れば、おそらく愕然とするだろう。それには、本来グーグルとは関係のない、個人的で注意の必要なデータも含まれている。そうしたデータは、ハッカーがあなたの認証情報の窃取に成功しさえすれば、すべて「取り放題」の状
私はグーグルのセキュリティについて、たくさんの記事を書いている。なかでも世界で最も人気のある無料メールプラットフォームでありアクティブユーザーが20億人に達するGmailについての記事も多い。その多くは、最新の脆弱性アラートや脅威キャンペーン、そして時おり発生するGmailパスワード流出の警告に焦点を当てたものだ。どのようにすればあらゆる攻撃のリスクを軽減できるかというアドバイスも、必ず記事に盛り込んでおり、その多くはグーグル自身が発信する情報に基づいている。 そんな中、読者から「ハッカーにGmailアカウントを乗っ取られ、何をやっても2度とログインできない」と聞かされた。“何をやっても2度とログインできない”ともなると、深刻な懸念事項だ。そしてグーグルから、その件について「調査中であり、『近い将来』具体的なガイダンスを出す予定です」と知らされれば、懸念はいっそう大きくなる。以下では、アカ
収益力の高いビジネスで成功したいなら、情熱や根性、希望だけに頼ってはいけない。必要なのは、仕組みと戦略だ。そして収益を生み出す3つの柱──「マーケティング」「営業」「資金管理」に注力する必要がある。 多くのビジネスが失敗するのは、アイデアが悪かったからではない。3つの柱のうち、どれかがおろそかになったからだ。この3つの柱がうまく連動すれば、経営ははるかに容易になり、収益も予測可能になる。利益は偶然ではなく、計画的に生み出されるのだ。 1. マーケティング──求める顧客層に認知されるマーケティングはオプションではなく、ビジネスの生命線だ。商品やサービスの存在が認知されなければ、売上げも利益も生まれない。効果的なマーケティングは、あなたのブランドの認知度・価値・信頼性を高める。これらは理想の顧客を引き寄せるために不可欠な要素だ。 「効果的なマーケティング」3つの鍵• 明確なブランディング 自社
2025年12月1日、バーニー・モレノ上院議員(共和党・オハイオ州)は2025年排他的市民権法案(Exclusive Citizenship Act of 2025)を提出した。この法案は、米国籍と他国の国籍を同時に保持することを禁止するものだ。 主な条項は以下のとおりだ。 ・法律成立後180日の施行日 ・既存の二重国籍保持者に対して1年以内にすべての外国籍を放棄するか米国籍を放棄するよう求める要件 ・1年の猶予期間内に外国籍を放棄しない場合は移民国籍法第349条(a)(合衆国法典第8編1481条(a))に基づく米国籍の自発的放棄とみなされること ・法律成立後に自発的に外国籍を取得した場合は即時に米国籍を喪失することなどが含まれている ・この法案では、米国務省と米国土安全保障省に対し、確認手続きを確立し、連邦記録を適宜更新することを求めている モレノ上院議員の事務所は、この法案が米国への「
植物学と食品科学の世界では、正真正銘の青い果実は存在しないという定説が広く信じられている。名前に「ブルー」がつく作物(ブルーベリーやブルーコーン)でさえ、詳しく分析すると、実際には紫、藍色、深いすみれ色の色相であることがわかる。決して本物の青ではないのだ。 だが、オーストラリアと東南アジアの熱帯雨林の奥深くには、この法則をまるっきり無視する樹木が自生している。学名をElaeocarpus angustifoliusという、カタバミ目ホルトノキ科のこの植物は、英名では「ブルー・クォンドン(blue quandong)」、「ブルーフィグ(blue fig)」、「ブルーマーブル(blue marble)」などと呼ばれている。 この木の果実は、ありえないほど鮮やかなコバルトブルーをしており、たいていの人は写真を見せられても、デジタル加工で強調したか、化学染料で染めたのだろうと疑ってかかる。だが、自
マイクロソフトは、従業員が仕事場にいないときにその状態を会社に通知するTeamsのアップデートを明らかにし、大きな騒ぎを巻き起こしたが、今度はグーグルが同じことをしている。 エンド・ツー・エンド暗号化のことはいったん忘れたほうがよい。新しいAndroidのアップデートにより、RCSやSMSのテキストは、もはやプライベートなものではなくなる。 Android Authorityが伝えたところによると、「グーグルはPixel(およびその他のAndroid)スマートフォン向けにAndroid RCS Archivalを展開しており、これにより雇用主は、業務用として管理された端末上のRCSチャットを傍受してアーカイブできるようになる。簡単に言えば、エンド・ツー・エンド暗号化が施されているにもかかわらず、雇用主はGoogleメッセージ内のRCSチャットを読めるようになる」という。 この仕組みは、業務
サム・アルトマン率いるOpenAIの内部メモによれば、グーグルが新たに投入したGemini 3の成功が同社への圧力を高める中、アルトマンは社員に対し、ChatGPTへの広告の導入など、他の計画を後回しにし、ChatGPTの品質向上に集中するよう促したと、複数の報道が伝えている。 アルトマンがChatGPTの品質改善を指示、広告導入やAIショッピングツールなどは後回しへザ・インフォメーションとウォール・ストリート・ジャーナルが米国時間12月2日早朝に報じた内部メモによると、アルトマンは社員に対し、ChatGPTを改善するため「コードレッド」を宣言すると伝えたという。 パーソナライズ機能や応答速度など、「日々の利用体験」を高めることに注力ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、アルトマンは社員に対し、パーソナライズ機能の改善、より速くより信頼性の高い応答、そして「より幅広い質問に答える
日本で生まれた「侘び寂び」は、日常生活に潜む不完全さ、無常さ、控えめな美しさに気づき、それを味わうという考え方である。そして、その侘び寂びの原則を受け入れることは、生産性への極端な偏重、個人主義、完璧主義にとらわれた世界から抜け出すための方法となり得る。 侘び寂びを人生に取り入れることは、繰り返しの実践を通して、ひび割れや摩耗、時間の経過を欠点と捉えるのではなく、人生をより美しく、意味あるものへと変えるための中心的な要素として捉えることを意味する。 たとえば、壊れてしまった引き出しの取っ手を、自作した編み物の取っ手に交換することは、単に問題を修理するというだけの行為ではない。それは家具に美しい非対称性を与え、個性と唯一無二の魅力を加える行為である。それと同じように、顔のそばかすは、化粧で隠すべき欠点ではなく、自分だけが持つ、誇るべき特徴だとして考えるのだ。 このように、侘び寂びは、人生にお
グーグルは、Androidが攻撃を受けていることを突如認め、追加の実行権限を必要とせずにリモートからサービス拒否(DoS)を引き起こすおそれのある2件の脆弱性に対する修正を慌ただしく公開した。端末メーカーは「48時間以内」に新しいソースコードを受け取ることになる。 グーグルによれば、「CVE-2025-48633」と「CVE-2025-48572」について、限定的かつ標的型の悪用が行われている「兆候」があるという。これら2件のゼロデイに加え、12月の月例アップデートには100件を超えるその他のパッチも含まれている。 悪用されているこれら高深刻度の脆弱性はいずれもAndroidのフレームワークに影響し、追加の実行権限を必要とせずにリモートからサービス拒否を引き起こす可能性がある。今回の悪用の背後には、何らかの悪意あるスパイウェアが存在すると見てほぼ間違いないだろう。アップデートがリリースされ
非常に便利なAIエージェントを構築するために時間を投資しよう - 技術的なスキルは不要 私のように、社内や顧客とのミーティング用にPowerPointプレゼンテーションを作成するのに相当な時間を費やしている方も多いでしょう。ChatGPTのようなツールを使えば、その品質を大幅に向上させることができます。この記事では、OpenAIのChatGPTのGPT機能を使って、再利用可能なミニソフトウェアプログラム—つまり「AIエージェント」—を作成する方法を説明します。技術的なスキルは一切必要ありません。私はこのGPTを週に3〜4回使用しています。 ChatGPTユーザーの99%がGPTをまだ作成したことがないなら、これを最初の一歩にしましょう。目標は、PowerPointプレゼンテーションを数分で校正し批評してくれるデジタル「AI従業員」を構築することです。 GPTはOpenAIのChatGPT内
こっそり在宅勤務で1日を過ごしたり、オフィスの人目につかない離れた一角に身を潜めて、誰にも見つからず邪魔もされずに仕事をするのが好きなマイクロソフトユーザーにとって、悪いニュースだ。Teamsが、あなたのことを密告しようとしている。 Teamsのアップデートにより、あなたの所在が報告され、上司があなたを見つけられるようになる。マイクロソフトはこう説明する。「ユーザーが所属組織のWi‑Fiに接続すると、Teamsは自動的に、そのユーザーが働いている建物を反映するよう勤務場所を設定する」。もちろん、会社のWi‑Fiに接続していなければ、そのことも表示される。 朗報は、このアップデートが延期されたことだ。私が10月にこれについて初めて報じたときには、12月から展開が始まると見込まれていた。しかし、それがいまは遅れており、ホリデーシーズンのあいだは安心していられる。マイクロソフトは現在、「展開開始
「心配することは何もない。すべて問題ない」──グーグルはGmailの20億人のユーザーにそう伝えている。だが残念ながら、事実はそうではない。あなたが心配すべき深刻な問題が存在するのだ。誤解を招く見出しや矢継ぎ早の否定声明が繰り返されても、その問題が消え去ることはない。 誤報や誇張したニュースが繰り返されたが、ユーザーにとってのリスクはなくならないここ数週間の間に、同じパターンの別バージョンを2度目に目にしている。Gmailをめぐる、枠組みの甘い記事が過激な見出しを誘発し、その後に公の訂正が出されるというパターンだ。最初は、大規模なセキュリティ侵害が「新たなGmailパスワード流出」として扱われた件だった。続いて、AIの学習に関するグーグルの新たなポリシーが話題になった。 しかし、その侵害は新しいものではなく、Gmailと直接は結び付いていなかった。過去のデータ漏洩を寄せ集めれば、Gmail
年末シーズンが迫るなか、2026年はさらに大きな挑戦に踏み出そうとしている起業家もいるだろう。あるいは、まだ事業を始めてはいないものの、その1歩を後押ししてくれる刺激を探している人もいるかもしれない。書店に向かえば、そうした人たちに向けた数多くの書籍が並んでいる。 ただ、残念ながら、その多くは出来が良くない。ありふれたアドバイスが並んでいるのみで自分の行動に落とし込める実践的な洞察に乏しいものが多い。そもそも、実際に事業を運営した経験がない書き手や、起業家と仕事をしたことすらない作家による著作も少なくない。 それでも例外はある。実際に現場で戦い、成果を挙げてきた人物が書いた、優れた書籍は確かに存在する。ここでは、起業家やスモールビジネスの経営者にふさわしい7冊を選んだ。ぜひ、年末の読書リストに加えてほしい。 『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』ベン・ホロ
国連は、インドネシアの首都ジャカルタを世界で最も人口の多い都市と認定した。前回のランキングで33位だったジャカルタは日本の首都・東京を初めて抜き、推定4200万人が居住する都市へと躍進した。ジャカルタの人口は米ニューヨークの3倍に相当する。 国連経済社会局の人口部が公表した「2025年版世界都市化見通し」によると、東京の人口は推定3300万人で、世界3位に後退した。2位はバングラデシュの首都ダッカで、人口3700万人を擁する。 本報告書では、1950~2025年までの世界237カ国の人口に関する最新の推計値と2050年までの予測値が示されている。前回の2018年の報告書と比較すると順位は劇的に変化しているが、これは世界的に大規模な人口移動が起こったからではなく、国連の調査手法の変更によるものだ。これまでの報告書は、大きく異なる国別の定義に基づく各国の統計局の情報に基づいていた。新たな報告書
ニューメキシコ大学とロスアラモス国立研究所の科学者チームは、物理学者がかつて「不可能」と考えていたことを成し遂げた。AIを用いて、統計物理学における最も複雑な方程式の一部をわずか数秒で解くことに成功したのだ。この画期的な成果を支えているのは、THOR(Tensors for High-dimensional Object Representation:高次元物体表現のためのテンソル) と呼ばれる新しいAIフレームワークであり、極限状態下での物質の挙動を研究者がモデル化する手法を根本的に変える可能性を秘めている。 長年にわたり、物理学者たちは「構成積分」と呼ばれる統計物理学の中核方程式の解明に苦戦してきた。この方程式は、粒子間の相互作用や、圧力・温度・構造変化に応じた物質の振る舞いを記述するものである。これまで、分子動力学法やモンテカルロ近似といったシミュレーション手法が広く用いられてきたが
職場のあらゆる業務領域でAIの導入が加速する中、この急速に広がる需要に応えると同時に、需要の高い仕事を獲得するには、特定の役割に必要なAIスキルを証明する認定資格やマイクロクレデンシャルが必要になる。 ライトキャストの最新データによれば、AIスキルを1つ以上求める求人が提示する給与額は、一般のものよりも平均して28%高い。一方で、最大の給与上昇が見られるのは技術系IT職で、最大で47%上昇する。また、マイクロクレデンシャルの取得によって採用される可能性は最大96%上昇するという報告もある。 そんな中、AWSは先日、新たな認定資格およびマイクロクレデンシャルを公開した。これにいち早く取り組めば、業界からの信頼性が高い資格を履歴書に加え、他の人に先んじることが可能になる。 高収入につながる、AWSによる3つのAI認定資格AWSが意味するところの「認定資格」と「マイクロクレデンシャル」は区別され
ソフトバンクグループの株価が11月25日に急落し、創業者兼CEOである孫正義の資産から約50億ドル(約7750億円。1ドル=155円換算)が消えた。これは、グーグルの新しいAIモデル「Gemini 3」への熱狂が、ソフトバンクが巨額出資するOpenAIへの懸念を生んだためである。 ソフトバンク株は25日の取引で一時11%安となったものの、そこからわずかに回復し、9.95%安の1万5390円で引けた。 日本の連休明けとなる25日の下落は、前営業日(21日)の10.9%安に続くものだった。 この株価下落の背景には、ソフトバンクのビジョンファンドが巨額出資するOpenAIが、競争激化に直面するのではないかとの懸念がある。 OpenAIがもつAI市場における優位性についての懸念は、グーグルが新モデル「Gemini 3」を発表し、絶賛を受けて以降高まっている。 ソフトバンクは11月初め、OpenAI
マイケル・バリーがAI市場を売りに出している。サブプライム危機を予見した彼が、現在私たちは「AIバブル」のただ中にあり、それは暴走するバリュエーション、攻撃的な投機、安価な資本、そして果てしない成長への信仰によって特徴づけられている、と警告している。1999年や2008年との比較は魅力的だ。しかし彼は今回、間違った的を狙っているのかもしれない。 AIの台頭は、不良住宅ローンや水増しされた広告指標の上に築かれているわけではない。それよりはるかに根本的なもの、すなわちエネルギーの上に築かれている。エネルギーシステムの第一人者であり、ビル・ゲイツもしばしば引用する思想家のヴァーツラフ・スミルは、エネルギーは文明の普遍的通貨だと書いている。私たちが知能と呼ぶあらゆるモデル、推論、アウトプットは、究極的には電気を構造化された確率へと変換するプロセスだ。バリーが住宅市場を空売りしていたとき、彼は人間が
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