
出社勤務にメリットを感じる20代が8割超
「出社勤務にメリットを感じますか」との質問に、「とても感じる」と答えた人は34.8%、「やや感じる」が52.9%で合わせて8割を超えました。
「あまり感じない」は7.2%、「まったく感じない」は5.1%でした。

出社のメリット「気軽に相談できる」が85.1%で最多
「出社勤務のメリット」について複数回答で尋ねる質問では、「上司や同僚に気軽に相談・質問ができ、仕事を進めやすい」が85.1%で最も多く、次いで「仕事とプライベートのオンオフを切り替えやすい」が66.9%、「社内での人脈や交友関係を築きやすい」が59.5%でした。
このほか、「仕事で必要なスキルなどを早く習得できる」(57.9%)、「上司や同僚との雑談でリフレッシュできる」(39.7%)、「孤独感を感じにくい」(38.8%)といった回答もありました。

希望の働き方は「ハイブリット勤務」が53.6%
「希望する働き方」を尋ねる質問では、「ハイブリッド勤務(リモートと出社を組み合わせて勤務)」が53.6%で最も多く、次いで「出社勤務(原則、出社して勤務)」が34.8%、「フルリモート勤務(原則、リモートで勤務)」が10.9%という結果に。
「ハイブリット勤務」を選んだ人からは以下のような声があがりました。
💬「出社した方がコミュニケーションを取りやすいけど、酷暑のような日は家で仕事出来るといいなと思うから」
💬「通勤が満員電車なので、たまには家で仕事をする日があってもいいと思う」
💬「個人の状況(育児介護等)に合わせて柔軟に切り替えることが出来る形が望ましい」
💬「家でリラックスした空間で仕事できるほうが効率的に感じる場合もある」

企業は「柔軟な働き方」と「出社の魅力」の両立がアピールに
ジェイック取締役の近藤浩充氏は調査結果を踏まえ、「経験が不足している中で業務を進めていかなければならない若手社員においては、出社して対面でスピーディーにコミュニケーションがとれる環境が重宝されていることがわかります」と分析しています。
「希望する働き方」は過半数が「ハイブリッド勤務」を選んだことについて「業務の状況や、天候やライフステージに応じて最適な働き方を選んで生産性を高めたいという、前向きな価値観の表れです」とし、企業側はオフィスレイアウトの工夫や交流を生む仕掛けを作ることで、社員の生産性やエンゲージメント向上につながると提言。
「柔軟な働き方と出社の魅力を両立させることは、採用競争が激化する現代において企業が選ばれるための強力な武器になると考えます」とコメントしています。
【調査概要】
調査名称:「出社勤務のメリット」に関するアンケート
調査対象:同社が提供する新入社員研修の受講者
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2025年8月6日~8月10日
回答者数:138人