離陸する飛行機の機内で撮影された"思いやりあふれる"映像が話題です。

動画を投稿したのは、アメリカ在住のチャドさん。
チャドさんは離陸する飛行機の機内で、通路を挟んで左隣に座る女性の手を握っています。その背景をこうつづりました。
「飛行機が離陸しようとした瞬間、何かが私の手に軽く触れる感覚が突然ありました。通路越しの席に座っていた女性でした」
「彼女は1人で飛行機に乗るのが初めてで、私の手を握ってもいいかとお願いしてきました」
「私はすぐに彼女の手を握りしめました。彼女が明らかに動揺しているのがわかったからです」
「そして数分間、手を握っている間、彼女の手の力が少しずつ緩んでいくのがわかりました。それを感じて、私もとても安心しました」
SNSには、チャドさんのやさしさに称賛する声が多く寄せられました。
💬「心がとても温まりました♡」
💬「客室乗務員をしています。この動画に涙が止まりません😭💕」
💬「飛行機が苦手で、いつも不安になる身として、彼女をサポートしてくれたあなたに心から感謝します!チャドさんありがとう!!」
💬「スマホやゲームに夢中になるのをやめて、こうした人とのつながりを大事にしたいですね」
💬「女性があなたに気兼ねなく尋ねたということから、普段のあなたの人となりがよくわかります」
米誌Peopleによれば、チャドさんはその女性について何も知らないといいます。自己紹介すらしなかったそう。
それでも、彼女に手を差し伸べた理由について、同誌にこう説明します。
「彼女の手が少し震えているように見えたんです」
「彼女の身振り手振りからも、緊張しているのがわかりました。だから彼女の手を握りました」
「自然にそうするべきだと思ったんです」
手を離したあと、チャドさんは女性から感謝されたと明かします。
「彼女は、私の行動にどれだけ感謝しているか、彼女にとってどれだけ意味のある行動だったのか、教えてくれました」
「さらに、『私を立派に育ててくれた』と私の両親に伝えるべきだとも言ってくれました。本当に本当に素敵な言葉でした」
チャドさんは、今回の行動を通じて「価値観が変わった」と話します。
「私の人生の目的を明確に理解できました。人々とつながり、やさしさを広めるという目的です」
「この動画を通じて、誰か1人でも、毎日ほんの少しだけ、努力する勇気を与えるこができれば、彼らが決して予想しなかった結果で報われることを私が約束します」