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読書・マンガ - はてなブログ

トピック一覧

読書・マンガ

サイゴン陥落と妻と娘を愛する日々を描く:サイゴンから来た妻と娘 近藤紘一

文春文庫 昭和五十三年 その続々編となるサイゴンのいちばん長い 日、を拝読して、その文章の巧さもさるこ とながら、ユーモアのセンスにやられて、 この本を見つけた時は一も二もなく即買 いに決定した。サイゴン生まれの妻には 翻弄されながらも、笑みを絶やさず、生 きてゆくことに、文学的な必死さが伺われ る。もうこれ以上無理と云うことは往々 にしてあるものだが、そういう要求に常に 晒されているようで、紘一氏は無理が祟り、 1986年に46歳の若さで亡くなっている。 サイゴンが陥落する様を描かせると、この…

11月に読んだもの

『うそつき王国とジェルソミーノ』ジャンニ・ロダーリ著、山田香苗訳 うそつき王国とジェルソミーノ (講談社文庫 ろ 13-4) 作者:ジャンニ・ロダーリ 講談社 Amazon 面白かった。 子どもの頃に長靴下のピッピみたいな、ちょっと変わったというか破天荒な子が大冒険する話が大好きだったけど、このお話もそんな感じ。 ジェルソミーノはそこまでぶっ飛んではいないけど(思考回路が)、普通じゃないことで苦労して辿り着いた王国がこれまたへんてこりんで、出会う人たちもみんなどこか癖のある人たち でも、翻訳者の…

【読書】(漫画)「傾国悪女のやり直し」(全3巻)

傾国悪女のやり直し王女譚(1) 騎士団長が不器用で離れません (FLOS COMIC) 作者:絢瀬 マコト KADOKAWA Amazon ワガママ放題やった結果、死罪になった王女の時間が逆戻るお話。 幼女からのやり直しなので、今度は絶対にミスしないと心に誓って、自分の生活態度を改めていく。 前のときに自分に悪い影響を与えた人たちをちょっとずつ退けていって、最終的には幸せな結末。 西の国の王子とのやり取りくらいまではじっくり描かれてたんだけど、戦争が起こった辺りから早足になって、最後はとても駆け…

浦沢直樹『PLUTO』を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、浦沢直樹の傑作『PLUTO』について語りたいと思います。手塚治虫の『鉄腕アトム』の名エピソード「地上最大のロボット」を原作に、浦沢が現代の感性で再構築したこの作品は、SF漫画の枠を超えた“人間ドラマ”の金字塔です。 『PLUTO』の魅力🧠 人間とロボットの境界を問う物語 『PLUTO』は、ロボットが人間と同等の権利を持つ未来社会を舞台に、世界最高峰のロボットたちが次々と破壊される事件を描いたサスペンスです。捜査にあたるのは、同じく高度な知性と感情…

BLOCKHEAD MOTORS RC CAR LIFE STYLE book

編集:デイトナ編集部 発行元:ネコ・パブリッシング BLOCKHEAD MOTORS RC CAR LIFE STYLE bookまとめ BLOCKHEAD MOTORS RC CAR LIFE STYLE bookを読んだ理由 BLOCKHEAD MOTORS RC CAR LIFE STYLE bookで仕事に活かせるポイント BLOCKHEAD MOTORS RC CAR LIFE STYLE bookの感想 BLOCKHEAD MOTORS RC CAR LIFE STYLE bookま…

ウワサは現実に「SAKAMOTO DAYS」実写化発表&「マッシュル」も? の巻

★本日発売のジャンプにて「SAKAMOTO DAYS」が連載5周年を迎え、それに伴い様々な企画が発表されましたよ。

村田沙耶香『生存』“子供の頃から、私の生存率は低かった。”

もし、あなたの人生が「65歳まで生き残る確率」という一つの数字で評価されるとしたら、どんな気持ちがするでしょうか。もし、その数字が低いというだけで、結婚や出産をためらうことになったとしたら。今回ご紹介する村田沙耶香さんの短編小説『生存』は、そんな少し不気味で、でも私たちの現実と地続きかもしれない世界を描いた物語です。 この物語は、「生存率」という絶対的な価値観に支配された社会で、一人の女性が自分の生き方を見つめ直す姿を描いています。読み終えた後、私たちが当たり前だと思っている「幸せ」の形が、少し…

『冬の子』ジャック・ケッチャム(扶桑社BOOKSミステリー)

猟奇的なホラーでカルトな人気作家ジャック・ケッチャムの短篇傑作選になります。長編小説の多くが日本語訳されていますが、短編も面白いだろうと思って読んでみました。ホラーのジャンルは短篇の方がスッキリして面白く感じます。あまり怖い思いを長くするより、わっと驚かせて終わってくれた方が良いですからね。表題作「冬の子」は、前に紹介した『オフシーズン』後の話らしいですが、それを考えずに読みました。もう、これは天災としか言いようがないお話でした。容赦ない残酷さを持ったストーリーの切れ味が光ってました。その他の短…

継続力・アイディア・周囲の環境。それらを全て抱えて走る著者のその力量たるや、2025年12月上旬

今年25冊読むって言ったのに 19冊目今読了です。もう下方修正せねばなるまい。…キリ良く20冊でどうか。さて今回の本は、今年のノンフィクションなんとかで大賞とったやつです。 僕には鳥の言葉がわかる 鈴木俊貴 著 僕には鳥の言葉がわかる [ 鈴木 俊貴 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/12/8時点) 楽天で購入 鳥を研究する著者のノンフィクションエッセイ。シジュウカラが音声話者であることを証明してみせた第一人者である。世界的にすごいひとである。 この本は、小学校高学年から中学生…

『人生を最大限に生きる』オリソン・マーデン 〜自己啓発本の原典〜

なんか本屋さんでえらく表紙が気になってしまい、読みたいなぁと思っていたところ、図書館の「新しく届いた本」リストに入っていたので借りて読む。 久しぶりの成功哲学書。と言うより自己啓発本の原典に近いもの。 と言うのも、著者のオリソン・マーデンは19世紀末から20世紀初頭にかけて約30年間執筆してきたアメリカな成功哲学者で、成功哲学の古典とも言われている本を書いたナポレオン・ヒルや、デール・カーネギー、日本では松下幸之助や稲盛和夫にも影響を与えた人物。 本当に胸に刺さることが多く付箋もかなり貼ってしま…

1日1冊以上の読書スタイルを目指して奮闘中です

今はまだ2日で1冊のペースになってしまっています。 もう少し頑張れればいいけれど、そうは問屋が卸さない的な感じです。 ただ、今まで気が付かなかったけれど、私にはこのくらいのペースがちょうど良い感じでもあるようです。 プレッシャー・・・・ 続きはこちら

ブレない自分を作る366日の習慣『The Daily Stoic Journal』徹底活用ガイド

ブレない自分を作る366日の習慣『The Daily Stoic Journal』徹底活用ガイド 情報過多、予測不能な出来事、そして常に変化する社会——現代を生きる私たちは、不安やストレスに晒され続けています。 「もっと心を落ち着けて生きたい」 「感情に振り回されない自分になりたい」 「ブレない軸を持ちたい」 そんな思いを抱えている方に、今日は約2000年前の古代ギリシャ・ローマで栄えたストア哲学を日々の習慣として実践するための最高のツールをご紹介します。 それが、ライアン・ホリデイとスティーブ…

本を読んでいて気付いたこと

何か理由もなく止めてしまったことを、もう一度挑戦してみようと決意しました。 ただ単に、面倒になったり飽きたりして止めてしまったことと言うのは、良くないことなのです。 やれるところまでトコトンやってみてから、どうするのか考えるべきなのです。 そう・・・・ 続きはこちら

【読書要約】競争しない働き方で年収1000万円?「そこそこ起業」の本質とは。

『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか?』要約 どうもバイト改め派遣です(気さくな挨拶) 今回紹介するのは、高橋勅徳『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか? 異端の経営者と学ぶ「そこそこ起業」』になります。 本書は、一般的な「ガッツリ起業」でも「サラリーマンの副業」でもない、“そこそこ起業”という新しい働き方の価値を提案しています。著者の高橋勅徳氏は、特別な才能や資金がなくても、自分の好きなこと・得意なことを軸に「無理なく続けられる小さなビジネス」を作ることで…

【3日目:-19.2kg】極寒なのに滝のように汗が…

体重推移 体脂肪率推移 朝ごはん 昼ごはん おやつ 夕ご飯 夜食 摂取カロリーと摂取タンパク質 今日できたこと 今日の一言 体重推移 ピンクの日付は排便あり 赤字は前日より数値が増えた ★は生理日 ★開始時:99.3kg 日付 体重 前日比 合計 12/06 82.7kg --kg -16.6kg 12/07 81.1kg -1.6kg -18.2kg 12/08 80.1kg -1.0kg -19.2kg 12/09 12/10 12/11 12/12 ⇒詳しい体組成データはこちら 体脂肪率推…

十一月の読書記録~近代文学ってすごい~

こんにちは。ウィステリアです。 宮沢賢治さんが大好きな学生です。 テスト期間が終わり、やっとブログを更新できるようになりました…… というわけで、今日は十一月に読んだ本と感想、十二月の読書目標を書いていこうと思います! 十一月に読んだ本 ・グッド・バイ/太宰治(新潮文庫) ・走れメロス/太宰治(角川文庫) ・女生徒/太宰治(角川文庫) ・蟹工船/小林多喜二 ・雪国/川端康成 ・人生に効く寓話/池上彰、佐藤優 ・変な家2/雨穴 ・ケーキの切れない非行少年たち/宮口幸治 ・賢治 詩の世界へ/三上満 …

〔読書・本📕〕視覚情報は傲慢😥見えない人の世界を知りたい

「目の見えない人」と聞くと……。どう思いますか❓ 私は、「自由に歩くのが大変そうだなぁ~」と思います。 しかし、それは私が見える人だから👀 目の見えない人は世界をどう見ているのか 伊藤 亜紗 著 視覚情報に、見ること自体に、執着しているだけかもしれない。 ついつい、人を見た目で判断してしまう、コレはむしろ視野が狭い💦 相手の声のトーン、温度、仕草などで、その人の様子を判断したら、 本当はどうなんだろう❓ この本を読むと📕 「どれだけ自分が視覚にこだわっているのか」を知ることができる。 見えるから…

『拝啓 彼方からあなたへ』谷瑞恵、読みました。

よかったです。 だいたい、いつも読書メーターをのぞくのですが いろいろな意見があり 自分感想に自信がないです。 短編連作集5編。 便箋や筆などお手紙に関する個人店「おたより庵」が舞台。 全体を通してミステリーになってます。 ひとつひとつのお話は手紙で繋ぐ人と人の交流のお話。

『ハンチバック』 健常者優位主義(マチズモ)を超えるために

市川沙央『ハンチバック』、文庫になったんですね。 kindleは文庫と同じ値段で購入できました。 ごはんのお供はふりかけと納豆ならふりかけ派の人におすすめ 丸美屋の業務用ふりかけです。最近は、かわいいイラスト入りのもあるんですね。小社の社員食堂で出てくるのは、ロゴだけのスタンダードなタイプです。 写真のキャプションは、『ハンチバック』著者の市川沙央氏本人による「この作品がおすすめの人」の一節。 「納豆派でも大丈夫です」ともあります。 でも、なぜふりかけ? 私はこの作品を、「作者自身が投影されてい…

今まで読んだ本で「いちばん意味不明だった」のは?それは木曜の男

お題「今まで読んだ本で「いちばん意味不明だった」のは?」 こんにちは。 お題を作成したので、自分でお題にこたえてみるサトーです。 私が今まで読んだ中でいちばん意味不明だった本は チェスタトンの『木曜の男』です。 木曜の男 (創元推理文庫 101-6) 作者:G・K・チェスタトン 東京創元社 Amazon 特にクライマックスが意味不明です。 なぜ、そうなる?! なぜ、そうなった?? と疑問符しか浮かびませんでした。 マジで今でも意味不明。 ======ここからネタバレ含む====== そこで、飛ぶ…

読書日記2000回のあとで──「それって不可逆性ですよね?」という遊び場をつくる

nainaiteiyan.hatenablog.com 読書日記が二千回に到達した。ここまで付き合ってくれた読者には、まず静かに頭を下げたいのである。そして二千回を区切りに、ひとつ大きな方針転換をすることにした。読書日記の二〇〇一回目から先は、有料で展開していく。もちろん、いきなり「はい、ここから先は有料です」と言えば、読者がスッと離れていく危険もよく分かっている。読書日記アプローチは、本を「消費」しないための試みであると同時に、読者との関係をどう設計するかという、かなり生々しい実験でもある。そ…

服部小雪「はっとりさんちの野性な毎日」

誰も住まなくなった、山奥の土地を買った服部文祥さん。そこでは電気にもガスにも依存しない生活をしています。 一方家族は神奈川県内に住みながら、はやり野性的生活を。鶏を飼い、鹿をさばき、季節の移ろいを感じる日々。 子育ての環境としてはとても良さそうですが、悩みだってあります。親は親なりに、子どもは子どもなりに。 つい子どもについて心配しがちですが、その心配は先回りしているだけで、子どもはしっかりと考えていたりします。 服部家の今後にも目が離せません。 はっとりさんちの野性な毎日 (河出文庫 は 32…

書評「1冊目に読みたい デジタルマーケティングの教科書 (なるほど図解)」本当に1冊目はこれが良いというぐらい基礎基本が網羅。果てスカの失敗もまあ解説できるレベルに…

">こんにちは水野五郎です。明日久しぶりに会社に行きます。14時から。 ">辞表諸々を書きに行くという まあスーツでちゃんと行きましょうかね。あの職場いるだけで具合悪くなるから行きたくないんですけどね・・・ "> まあけじめはつけないといけないということで、 もう辞めるのですから無敵モードで書くもの書いてきます。 ムームーサーバー px.a8.net 今回書評していくのは「1冊目に読みたい デジタルマーケティングの教科書 (なるほど図解)」です。 1冊目に読みたい デジタルマーケティングの教科書…

川上弘美「蛇は穴に入る」

☆ 曇り空。どんよりした冬らしい日だ。12月も10日を過ぎれば、クリスマスの音楽が流れ、クリスマスが終わると、あっという間に正月モードに切り替わる。 ☆ 慌ただしい年末年始がやってくる。 ☆ 塾業界にいるとこの時期は違った意味で忙しい。年末は31日まで冬期講座が詰まっているし、年始は1日から自習室を開けている。 ☆ 年末は、家の大掃除で邪魔になる子どもたちが塾に集まり、年始は受験を前にして落ち着かない中3や高3が案外やってくる。 ☆ うちは中学受験をやっていないので、かつての受験戦争、受験地獄の…

より少なく、そしてより豊かに。「ウォールデン森の生活」を読んで

ひとつひとつの動作を丁寧にこなそうと思えば、時間はつきもの。 何に対して忙しくなるのか、手間を省くのか。 その時間は自分にとって何のためなのか? そう考えれば、後は取捨選択なのだな、と思います。 こういう日常の些細な変化のきっかけとなった理由のひとつは、 「ウォールデン森の生活」という一冊を読んでからのことです。 "悶々と繰り返される生活の終わりのない問いをめぐらすだけの時間を削ぎ落とし、自分の暮らしの原点さえ忘れなければ、つつましく、本当の豊かさを持続させる活気のある満ちた生活になる。より少な…

『さんだらぼっち』宇江佐真理

『さんだらぼっち』宇江佐真理/文春文庫(2005/2) 芸者をやめ、茅場町の裏店で伊三次と暮らし始めたお文だが、 近所の女房と諍いになり長屋を出る。 大人気の捕物帖、シリーズ第4弾 ~bookデーターベースより 順調に「髪結い伊三次捕物余話」読んでいっております。 今回は第4弾。 切ない物語が多くて、涙なしでは読めませんでした。 不破の息子龍之介の苦悩を描いた「鬼の通る道」 小さな小間物屋に身を落としたお喜和とお佐和に再会の「爪紅」 表題作の「さんだらぼっち」はやりきれない切ない話で 「ほが…

『帆神 北前船を馳せた男 工楽松右衛門』

帆神―北前船を馳せた男・工楽松右衛門―(新潮文庫) 作者:玉岡かおる 新潮社 Amazon 2021年に刊行された時から読みたいと思っていた小説。 2,000円かぁ、高いな。と思っているうちに忘れてしまっていた。 2023年に文庫化された時は忙しくて余裕がなくなっていた。 で、時間に余裕ができて図書館で検索したら難なく予約できたため、やっと手にすることができた。 司馬遼太郎の『菜の花の沖』にも登場する松右衛門さん。 高田屋嘉兵衛が尊敬する人としても描かれていた。 自ら改良した『松右衛門帆』で北前…

書店ゼロ自治体で開催された、「本の交換会」に行きました

私はいわゆる「書店ゼロ」の自治体に住んでいます。 数年前にTSUTAYAが撤退し、町から本屋が無くなったことを寂しく思う本好きの若い人たちが「本の交換会」を企画したので私も参加してきました。 読まなくなった本、誰におすすめしたい本を持ち寄って、会場にある他の本と交換できます。 この取り組み自体は出版社・書店・作家さんにお金はいきませんが、町に本の話題が生まれることで新たに本を読もうかな、買おうかな、と思う人が増え、いずれは業界に還元されていくといいなと思います。 またリユースや地域の賑わい創出と…

あの家に暮らす四人の女ー三浦しをん

評価4 再読。 2015年の谷崎潤一郎没後50年にあたって、出版社が企画した谷崎作品にちなんだ書下ろし作品の中の一作。本書に登場する牧田家の母・鶴代、娘の佐知、同居人の雪乃、多恵美の名前は谷崎潤一郎の名作「細雪」の四姉妹(蒔岡鶴子、幸子、雪子、妙子)から来ている。 さて、牧田家は、70近い唯我独尊の鶴代を中心に刺繍作家として家にへばりついている一人娘の佐知37歳、と二人の同居人=同い歳の大手生保社員の雪乃、雪乃の10歳下後輩・多恵美の四人で構成されている。この個性豊かな四人が雪乃の部屋の雨漏り事…

スヌーピー「ハッピークリスマス」500ピース/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ハウルの動く城」シリーズ

スポンサーリンク こんにちは。 12月も第二週。 朝晩冷え込んで、初冬らしくなってきましたね。 南西側に一つだけ残った南天に実 ワイルドオーツが日に輝く 今シーズン最後のバラ プリンセス・ドゥ・モナコ 左側にあるのは米粉のシナモンクッキー 12月に入って組んだジグソーパズル スヌーピー「ハッピークリスマス」500ピース 絵柄が細かくハッキリしているので数時間で仕上がり。 エポック社 500ピース ジグソーパズル PEANUTS スヌーピー ハッピークリスマス (38×53cm) 06-128s …

本は常に2冊持ち歩き、自分にプレッシャーをかけ続ける

自宅⇔会社の往復時間と昼休みの一部しか使えないので、スマホを触る時間がなくなる。私の場合、スマホが目の前にある状況より、本が目の前にある状況のほうが追い込まれた気持ちにさせられる。同時に心地よさもある追い込まれた気持ちになる。本を読まないと、というプレッシャーなら四六時中うけても大歓迎だ。むしろそれにより、だらだらスマホを断つことができる恩恵のほうが大きい。1冊なら怠けようとする、3冊は読める希望がなさすぎる。2冊がやはりベストアンサーである。

『ヤギの睾丸を移植した男』 タイトル通り!怖いんですけど

『ヤギの睾丸を移植した男 アメリカで最も危険な詐欺師ブリンクリーの天才人生』 ポープ・ブロック/訳:杉田七重ヤギの睾丸を移植した男: アメリカで最も危険な詐欺師ブリンクリーの天才人生作者:ポープ・ブロック国書刊行会Amazon1910年代アメリカで大活躍(?)した詐欺師の物語です。 ジョン・R・ブリンクリー(1885-1942)は、医者を詐称して、若返りの外科手術を行い、大儲けした人。 その手法は、ヤギの新鮮な睾丸(生殖腺)を人の睾丸に移植するというもの。タイトル通りやんけ。 この本を積読から手…

「ユダヤ人の歴史」鶴見太郎

いまさらですが勉強しました * * * * * * * * * * * * * * * * * ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。 学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。 五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。 古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。 3000年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。 * …

やぼ屋連携本屋は返本に消耗するのではなくて遊休時間を顧客投資活動に充てる

まずは拙ブログの過去記事を読んでほしい。 p-tottei3.hatenablog.jp この過去記事の要諦は、・やぼ屋はペンタクラスタキーボードを販売・よろづごとを認証する町の文化拠点である・地域コミュニティに貢献して防災グッズを売るなど日常接触機会を増やして、・その一環として町の本屋さんとの協業:店内にタブレット端末を置いてそれで提携のECサイト経由で自由にリラックスして書籍購入手続き代行をし・やぼ屋で済ませられるので本屋さんの客対応負荷を減らせる・あるいはペンタクラスタキーボード実機のデモ…

なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか: 元文春記者が見るスキャンダルの裏側 (赤石 晋一郎)

いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 これほど直接的かつ明確に書かれた内容を示しているタイトルの本も珍しいですね。 著者の赤石晋一郎さんは、講談社の「FRIDAY」、文藝春秋の「週刊文春」の記者を経て、今はYouTuberとしても活躍しているフリーのジャーナリストです。 その赤石さんが近年芸能界を中心に話題となった事件を取り上げ、それを材料に現場目線で週刊誌取材の現実を顕かにしていきます。 期待どおり通常なら見聞きできない興味深いエピソードや裏話が数多く紹介…

書評『現代生活独習ノート』~頑張れ!!ヘロヘロの現代人☆~

こんにちは。いよいよ冬らしく冷え込んできましたね。空気が張り詰めて寒いです。 勤務先の中学校では、冬休み突入前に延滞図書の取り立てをせねばと督促状の作成に励んでおります。それでも毎年回収しきれず借りパクが何件か発生するんですけどね。 さて以前に読んだ『うそコンシェルジュ』の津村記久子さん、私の心に気持ちよくフィットしたので今回も読んでみました。今回読んだのは『現代生活独習ノート』です。2021年に単行本で刊行され、今年文庫本で出ました。 津村記久子さん(*^-^*)めちゃくちゃ好きです。作品の主…

日本語を使う日々

吉田戦車さんのエッセイ、マンガも好きですが、こちらも面白かったです。 P41 「負けめし、勝ちめし」という言い方が好きだ。 「熟考の末にたのんだメニューが、当たりだったかはずれだったか」 という程度の意味である。 自炊や、家族が作ったものに勝ち負けを感じることはあまりなく(たとえおいしくなかったとしてもだ)どちらかといえば外食にともなう感情なのだろう。 店との勝負。そしてその店で食うことを選択した自分との勝負だ。 ドローか、やや押されぎみ程度の勝負ならよいが、完膚なきまでにたたきのめされることも…

【2日目:-18.2kg】うつと更年期障害なのでご飯を工夫

体重推移 体脂肪率推移 朝ごはん 昼ごはん おやつ 夕ご飯 夜食 摂取カロリーと摂取タンパク質 今日できたこと 今日の一言 体重推移 ピンクの日付は排便あり 赤字は前日より数値が増えた ★は生理日 ★開始時:99.3kg 日付 体重 前日比 合計 12/06 82.7kg --kg -16.6kg 12/07 81.1kg -1.6kg -18.2kg 12/08 12/09 12/10 12/11 12/12 ⇒詳しい体組成データはこちら 体脂肪率推移 ★開始時:44.6% 日付 体脂肪率 前…

境界年齢ゼロ

世界は、かつて“二つ”に分かれていた。 大人(アダルト)と子供(チャイルド)。 二つの社会は、明確な境界線で隔てられ、それぞれが別のルールで生きていた。 大人たちは言った。 「未来は子供たちのものだ。だから、守らなければならない」 と。 環境問題に全力で取り組み、資源を守り、争いを避け、次の世代へバトンを渡すことだけを考えた。 大人側は“規律・節制・責任”を掲げる、言わば“重い社会”だった。 一方で、子供側はというと—— 「大人たちマジやさしー! じゃあ今日も無料食堂行こ!」 「授業? サボって…

『あちらにいる鬼』  by 井上荒野

あちらにいる鬼井上荒野朝日文庫2021年11月30日 第1刷発行 山田詠美の『三頭の蝶の道』でモデルとなった瀬戸内寂聴さんに関する本。いつか読もうと思っていた。 megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.com 本書も、一緒にいただいたので、読んでみた。 本の帯には、”映画化決定作家の父井上光晴と、私の不倫が始まったとき、作者は五歳だった。 瀬戸内寂聴 父と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに、逃れようもなく混じり合う3人の〈特別な関係〉を、長女である著者…

12月9日販売、マンガ:「薫る花は凛と咲く 21巻」他

注目マンガ 12月9日、販売 注目マンガ 薫る花は凛と咲く(21) (講談社コミックス) [ 三香見 サカ ] 憧れのパティスリーで試用期間を過ごす凛太郎は、その働きぶりが認められ、ついに本採用が決まる。 薫子も医学部進学へ向け日々勉強に励み、順調な夏休みを過ごす二人は、約束した1年ぶりの夏祭りへ! 高校生活最後の夏休み。就職の報告からこの1年間の思い出話まで、凛太郎は薫子への感謝の想いが溢れ出る。 著者/編集 : 三香見 サカ(著) 薫る花は凛と咲く(21) (講談社コミックス) [ 三香見 …

姉歯

ベルサイユのばら 2

ベルサイユのばら(2) (フェアベルコミックス) 作者:池田理代子 フェアベル Amazon もんくがあったらいつでもベルサイユへいらっしゃい! 表紙からもうキラキラ!まぶしい!(うれしい!) 18で出会ったアントワネットとフェルゼン。 馬の事故。あわや、アンドレ。 「オスカル…おれはいつか…おまえのために命をすてよう…。」 天然痘のルイ15世。 デュ・バリー夫人の追放。国王を操って、ぜいたくと浪費の限りをつくしたということで、国家の囚人に。 もう王妃になったんだから、フェルゼンはフランスから出…

気軽に読書するためにスマホの無限スクロールを再現する隠し読み

読書よりスマホを選ぶ消費者は多い。何故なら、読書には刺激が少ないから。少なくとも表面上は。読書を慣れている人間ですら、眠くなる事が多々ある。スマホやゲームは指を使うから退屈を感じにくい。そこで、擬似的にスマホやゲームのように触覚と視覚の刺激を作る読書を紹介する。 紙や下敷きや定規などで、読んでる行の後ろの文章を全て隠し、1行を読み終わったら次の行だけ公開する。 こうする事で読書は手指の操作が必要な作業になり、かつ、過去の情報は明示されるが、未来の情報は予想しながら読まなければならなくなるので毎行…

最後通牒ゲームの謎

店頭で冒頭のエコンの説明を読み、これって自分が興味を持って学んできた『協力ゲーム』の『提携』の前提な気がするな・・・、と。その『提携』ってそもそも実現できるのか考える対象にするべきだよな・・・と。この分野はそこに焦点を当てていくのかな・・・?と興味を持って購入。 ご先祖様たちが進化における適応の歴史を歩む中で獲得したこの脳みそのおかげで、ある種の合理性(適応合理性)が我々を動かしているように見えることについて、いろいろな実験の結果を通じてアプローチでき、楽しい読書だった。最後通牒ゲームの謎---…

『アマチュアビジランテ 6巻』新刊コミック 書店店頭購入🛒

本日12月07日(日)、 嫁とショッピングモールに来た時に、 書店で新刊コミックを購入しました📕✨️ 2日前の12/05㈮が発売日の新刊コミックを求めて入店。 👀面白そうな新刊コミックがいっぱい📗📚✨️ 書店って本当に楽しいですよね。他にも色々見てみます👀 12月05日㈮に発売になった新刊コミックを1冊買います(☆∀☆)🛒 📕🛒 792円(税込) ↑ヤングマガジン公式X画像 ヤングマガジン編集部公式Xが発売日にポストされていました 2025年12月05日発売・新刊 『アマチュアビジランテ』06 …

【感想】全員タナカヒロカズ <田中宏和さん>

●「全員タナカヒロカズ」を読んで【田中宏和さん】 以前に「タナカヒロカズ」という名前の人を一同に集めて、ギネスに登録されたという話題をテレビで見たことがある。その事を詳しく書かれた本があるという。この本もYouTubeの「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」で取り上げられていた。田中宏和さんの「全員タナカヒロカズ」だ。表紙に田中宏和さんの名前が印刷されている。こんなに多くの田中宏和さんがいるのかと驚くことから始まる。同性同名なので、わかりやすくするために、全員にあだ名がつけられているらしい。職業…

 石塚真一『BLUE GIANT』 を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、魂を震わせる音楽漫画、石塚真一の『BLUE GIANT』について語りたいと思います。ジャズを知らなくても、音楽が好きじゃなくても、きっと心を打たれる。そんな作品です。 🎷『BLUE GIANT』の魅力 『BLUE GIANT』は、ジャズに魅せられた高校生・宮本大(だい)が、世界一のジャズプレイヤーを目指して突き進む物語。舞台は仙台から東京、ヨーロッパ、アメリカ、そして現在はニューヨーク編へと続いています。ジャズという音楽ジャンルを軸にしながらも、…