世界的プロデューサーのサイモン・コーウェルが手がけるイギリス発の新鋭ボーイ・バンド「ディセンバー・テン」。
1月にメジャーデビュー、3月末に初来日を果たしたメンバーたちが8月、音楽フェス「SUMMER SONIC 2026(以下、サマソニ)」への出演と、単独公演のために再来日した。
メンバーたちは両公演の後、都内でBuzzFeed Japanのインタビューに応じた。再来日の心境、パフォーマンスを通しての“手ごたえ”について、和気あいあいとした雰囲気で語った。
――まずは、日本にお帰りなさい! そして「サマソニ」、単独公演のステージお疲れ様でした。パフォーマンスを振り返ってどうでしたか?
ニコラス:前回の初来日からまだ数カ月しか経っていませんが、日本国内だけでなく海外でもアイコン的なフェスである「サマソニ」に出演できて、本当にうれしかったです。昨日の単独公演でも日本のファンの皆さんに会う機会に恵まれました。
ヘンドリック:とてもうまくいったと思います。特にファンの反応には驚かされましたね……。素晴らしいものになるとは予想していましたが、その期待をはるかに超えてきた。僕たちの動きや手拍子に完璧にシンクロしていて、ファンの熱量が尋常じゃなかったです。
ジョン:2度目の来日を果たせて本当にうれしいです。フェスでのパフォーマンスは大好きですし、ほかのアーティストのステージを見られたのもよかったです。
観客が必ずしも僕たちのファンではないとしても、彼らが楽しんでくれている姿を見るのは本当に素晴らしいことでした。それこそが僕たちがバンドとして活動する理由の1つでもあります。
人々に音楽を楽しんでもらう、彼らにポジティブな影響を与えるのは、とても大事なこと。日本のファンの皆さんに僕たちの前向きなメッセージを届けられたこと、そしてパフォーマンスを通じて、新しいファンが増えてくれたらと願っています。
ーーファンがかなり盛り上がっていたんですね。3月の初来日と比較して、ファンの熱量に違いはありましたか?
ショーン:3月に大勢のファンを目にしたとき、正直かなりの衝撃でした。……が、今回はさらに熱量が高まっているように感じました。
ファンの人数も増えていましたし、空港での出迎えも本当に素晴らしかった。それに渋谷の街中で声をかけられたりもして……。本当に信じられないような体験でした。
イギリスではよくあることなんです。でもイギリスから遠く離れた日本でも同じように声をかけられるのは本当にびっくりです。間違いなくいい変化が起きています。
クルーズ:デビューからまだ間もないのに、日本にファンがいるということ自体、僕にとっては信じられないくらいすごいことなんです。
たとえ日本のファンが5人だったとしても、彼らに感謝していたと思います。だって1年前は、世界のどこにもファンなんていなかったわけですから。
地球の裏側に来て、こうしてたくさんのファンがいるというのは本当に素晴らしいこと。また戻ってくるのが楽しみで待ちきれません!
ジョシュ:日本のファンはエナジーがすごくて、みんな一体となって参加しているのがわかります。
あとは、よろこんでプレゼントをくれるところもすごくかわいいですね。ポスターやクールでクリエイティブなものをたくさん作ってきてくれるので、見るのが楽しいです。うれしいし、感謝しています。
ーーちなみに前回の初来日は少し緊張していたんじゃないですか? 今回は少しリラックスできました? 印象に残っている出来事などがあれば教えてください。
ニコラス:日本には素晴らしいものがたくさんありますよね。これまで訪れたどの国とも違う、本当にユニークな国です。もちろん、食事は最高ですし、文化も素晴らしい。
でも、やっぱり「サマソニ」が印象的ですね。デビューからまだ8カ月しか経っていないのに、あんな象徴的なステージに立てたなんて、とても信じられない体験でした。
実はサマソニのステージの最前列に、ディセンバー・テンのファンがいたんです。世界中から集まったさまざまなアーティストのファンがいる中で、自分たちのファンの姿を見つけられた。本当に特別な瞬間でした。
クルーズ:“サマソニ・ロス”みたいな感じ?
ニコラス:ええ、まさに。
一同:(笑)
ニコラス:サマソニは本当に最高でしたから!
ジョン:僕たちは前回の来日から、確実に大きく成長したと思います。これまで本当に多くのステージを経験してきましたから。
(特にデビュー時からの目標にしてきた)ロンドンのウェンブリー・スタジアムでの公演は、僕らにとって本当に大事なステージでした。あれほど多くの観客を前にした初めての経験でしたし……。
ツアーや日々のライブを通じて、前回の来日よりも自分たちの“グルーヴ”やペースを掴めるようになった気がします。
ーーそして7月には、1st EP『On Your Side』がリリースされました。デビュー作に込めた思い、お気に入りの楽曲を教えてください。
ニコラス:このEPのいちばんのメッセージは、やはりタイトルにもなっている「On Your Side(=あなたの味方)」という点ですね。
特に表題曲の「On Your Side」には、「僕らはあなたの味方だよ」という想いが込められています。家族やパートナー、あるいは誰に対しても言えることですが、僕らの場合は、ファンのみんなの味方であり続けるということを表現しています。
そして、ファンのみんなが僕らの味方でいてくれることへの感謝も込めています。僕らとファンの関係性、そして聴いてくれる人たちと彼らにとって大切な人との関係性を表現したかった、というのがこの曲の背景にあります。
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ショーン:お気に入りの曲についてですが、間違いなく「Us Against The World」ですね。
僕は70〜90年代のロック音楽を聴いて育ったので、コーラスで力強く歌い上げるような曲を歌えるのは最高ですし、楽しかったです。ライブで演奏するのも好きですね。ギターを弾いてロックスターのような気分になれますし……。
メッセージとしては、「Us Against The World(=世界を敵に回しても立ち向かう)」というタイトル通り、僕らがこれから飛び込む世界や新たな挑戦について歌っています。「僕らはチームで団結している」というのを強調したかったんです。
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ジョシュ:僕のお気に入りは「On Your Side」ですね。ある意味、ファンのための曲だと思っているんです。僕らはファンの味方ですし、この曲には素敵なメッセージが込められていますから。
ヘンドリック:僕の場合は、少し理由が違うんですが、「Us Against The World」が特別な曲ですね。ボーカルとして自分を成長させてくれた曲ですから。
この曲を聴いてもらえればわかると思いますが、僕がこれまでにレコーディングした中でいちばん高い音域のパートがあるんです。
スタジオでその高音に挑戦したときは、何テイク……20テイクくらいは録り直したかかもしれません。でも今では、毎回確実に歌えるようになりました。それだけ自分が成長しているということです。
ジョン:このアルバムの制作は、ある種の“旅”のようなものだと感じていました。ライブでこのアルバムの収録曲を歌うたびに、レコーディングした場所や当時の出来事が鮮明に蘇ってくるんです。
たとえば「Us Against The World」をレコーディングしたとき、僕たちはスウェーデンにいました。だからこの曲を演奏するたびに、初めて曲を聴いたときのことや、当時自分がまったく違う場所にいたことを思い出します。
こうして曲をリリースし、皆さんの前で演奏できるというのは、本当に恵まれたことだと感じます。実際、レコーディングはうまくいきましたし、僕たちが思っているのと同じくらい、ファンの皆さんがこの曲を楽しんでくれていてうれしいです。
クルーズ:皆さんぜひストリーミング再生を!「Us Against The World」をたくさん聴いてください! 僕からのちょっとしたお願いでした(笑)
ーー最後に、日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします!(以下の動画から確認できます)
「ディセンバー・テン」とは?

