王様に扮した知事、その意図は…“大統領への警鐘”→皮肉が効いた投稿に「その通り」「正しい」

ニューサム氏は、民主党の有力政治家としてたびたびトランプ氏と対立してきた。

「ドナルド・トランプ、近年でもっとも支持率の低い大統領よ。これは最後から2番目の警告だ！！！ （次が本当に最後だ！） 今すぐ引き下がらないと、カリフォルニア州は反撃に出る（合法的にね！）」

（中略）

「次は本当に最後の警告になる。後悔することになるぞ！！ この件へのご注目ありがとうございます」

「THANK YOU FOR YOUR ATTENTION TO THIS MATTER.（この件へのご注目ありがとうございます）」のお決まり文句まで。完璧に“トランプ調”を再現している。

これは過去のトランプ氏の投稿をそのまま引用してパロディにしたものだ。

「国王万歳」と書かれ、冠を被ったトランプ氏の投稿は、当時も批判を浴びていた。

「大統領への警鐘になればと思っている。私はただ彼（トランプ氏）のやり方をなぞっているだけだ」

「私の投稿に文句があるのなら、トランプ氏が大統領として発信してきたものに対しても同じように問題視すべきでしょう」

「しかし、本質的な問題は、何年にもわたってトランプ氏の投稿が“普通のもの”として扱われていること。今回の私のように精査や批判を受けずに放置されてきたことだ」

ニューサム氏は、あえてトランプ氏の言動を模倣することで人々の関心を引いた。その振る舞いには「トランプ氏の一連の投稿が当たり前ではない」と、世間に伝える意図があったようだ。