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スペイン紙「エル・パイス」は、「田辺剛は不可能なことを成し遂げた」と書く。それは、彼がパルプ・マガジン(安価な大衆向け雑誌の総称)の恐怖作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの主要な作品を「ラヴクラフト傑作集」として漫画化したからだ。 ラヴクラフトは、コズミック・ホラーの巨匠にして「クトゥルフ神話」の生みの親だ。そして田辺は、漫画では表せないといわれてきたラヴクラフトの怪物とその世界の強烈さをそのままに、具現化することに成功。そんな田辺剛(50)に同紙が話を聞いた。 不可能を可能に ──クトゥルフとゴジラを選ぶなら、どちらに恐怖を覚えますか? クトゥルフかもしれません。見たことがないからです。 ──ラヴクラフトと彼の恐怖世界は、マサチューセッツ州から遠い日本でどのように認識されていますか? 彼の短編や長編小説は、とくに大人に読まれています。また、彼の作品を原作としたゲームや漫画を通して若
日本経済、悲観的状況ばかりではないが 世界の投資家が日本に多大な注意を払い始めるのが良い兆候であることは、めったにない。今週は例外的な部分もある。 日本国債は1月20日、「節目」と呼べるかもしれない局面を迎えた。利回りが急上昇し、40年債では4%を上回り(ほぼ30年ぶりの高水準)、10年債では2.3%を大きく上回った(27年ぶりの高水準)。 これに伴って、円相場は過去36年間で1回(2024年)しか越えたことがない1ドル=160円の水準に向けて下落した。こうした動きの組み合わせは通常、投資家が経済に対する信頼を失っていることを示す。 市場が心配するのは無理もない。高市早苗首相は衆院を解散して来月上旬に総選挙を行うと表明しており、誰もが選挙戦で掲げようとしている経済政策は日本政府にはない資金の支出を伴うものばかりだ。
世界の金利を支えてきた日本国債が、いま不安定さを増している。高市首相が掲げる大規模な減税と財政拡張への警戒感が市場に広がるなか、超長期金利は急騰した。日本発の変化が、世界の市場を揺さぶり始めている。 日本国債の価格が急落 かつて日本国債は、世界の債券市場における事実上の「アンカー(錨)」だった。超低金利が常態化するなか、日本の国債利回りはグローバルな長期金利全体を引き下げ、各国政府の借入コストを抑える役割を果たしてきた。 しかし、その構図は大きく崩れつつある。1月中旬、日本の40年国債利回りは一時4%を突破した。日本国債のいずれの年限でも過去30年以上ぶりの水準に上昇し、市場にとっては象徴的な出来事だと米メディア「ブルームバーグ」は伝えている。 直接の要因は二つあると同メディアは指摘する。一つは、日本銀行が国債購入を段階的に縮小していることだ。日銀は長年にわたり最大の買い手として市場を支え
デートのたび、相手の食事代を支払ってきた筆者。それは単に奢りたいからではないし、経済力を見せつけたいからでもない。彼女は、支払うことと「面子」や思いやりが密接に結びつく、中国文化のなかで育ってきたのだった。 この記事は、愛をテーマにした米紙「ニューヨーク・タイムズ」の人気コラム「モダン・ラブ」の全訳です。読者が寄稿した物語を、毎週日曜日に独占翻訳でお届けしています。 「誰が支払うか」でいつも大騒ぎ 彼がデザートを食べ終えた。付き合ってまだたったの3週間だけれど、いまこそ彼に、一番大事な質問をするときだと思った。 テーブル越しに手を伸ばし、彼の手を握る。それから目を見つめてこう言った。「共同口座を一緒に作ってくれないかな?」 彼はびっくりして大声で笑い出したので、隣のテーブルに座るカップルがちらりとこちらを見た。私が冗談を言っているわけじゃないと気づいてもらえるまで、喉がきゅっと締め付けられ
パリス・ヒルトン(44)がオンライン上にはびこるディープフェイクポルノに対し、「富も名声も被害を止められない」と宣言、緊急の取り締まりを訴えている。 22日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂を訪れたパリスは、ディープフェイクポルノの被害者がその制作・流通責任者に対して法的措置を取れるようにする「明示的偽造画像及び非同意編集防止法」(通称DEFIANCE法)への支持を表明した。 2004年に元交際相手リック・ソロモンとの性行為映像が流出した自身の経験も交えながらパリスはこう語った。 「議事堂に戻り、新たな力強さを感じています。19歳の時、私の同意なく私的な親密な映像が世界に拡散されました。人々はこれをスキャンダルと呼びました。そうではありません。虐待でした。当時私を守る法律は存在しませんでした。 私にされた行為を表現する言葉すら存在しなかったのです。インターネットはまだ新しく、それに伴う残
世界幸福度ランキングでは常に上位。フルタイムは週37時間で、父親も母親も午後4時には子供を迎えに行く。年に5〜6週間の有給休暇を完全に消化し、3週間連続のバカンスも珍しくない。そんな“ゆるい”働き方をしていながら、年収は日本の約1.5倍、1人あたりGDPは約2倍。世界競争力ランキングでも上位に位置するのがデンマークだ。 こんなにゆるくて、なぜ社会は回っているのか──。その問いに向き合ったのが、ジャーナリスト・井上陽子による『第3の時間』(ダイヤモンド社)だ。クーリエ・ジャポンでも「人生再デザイン@北欧」と題した連載を執筆し、「幸せの国・デンマーク」についてさまざまな角度から綴ってきた井上に話を聞いた。 「働いて働いて…」記者が見た、“ゆるさ”の正体 デンマークを含む「北欧」と聞いて、アートやデザイン、あるいは「ていねいな暮らし」を思い浮かべる人は多いだろう。近年は働き方も注目され、「今日か
2025年、アップルはAirPodsによる「ライブ翻訳」機能を発表し、11月には日本語にも対応させた。日本語がほとんどわからず、日本旅行も初めての筆者は、この新たなテクノロジーでどこまで東京を楽しめるのか。護摩祈祷や築地場外市場、ラーメンフェス、そしてバーで出会った人々との交流など、この機能が可能にした「豊かな旅の経験」を綴る。 住職の言葉がわかる! 昨秋の日本旅行を前に日本語の勉強をしてはいたものの、東京の寺で執りおこなわれる護摩祈祷には到底太刀打ちできないだろう──そう確信していた私は、この儀式が始まると同時に、こっそりと片耳にイヤホンを装着した。 芳しい煙が立ち込めるなか、2人の僧侶が巨大な太鼓を打ち鳴らし、他の僧侶たちが一斉に読経を始める。やがて住職が日本語で締めくくりの法話を説きはじめた。すると、テクノロジーの奇跡というべきか、アップルの新機能「ライブ翻訳」のおかげで、その内容の
K-POP業界が国内需要の鈍化を背景に、韓国性を薄めてグローバル市場戦略を加速させている。だが、この動きにはリスクも伴うと英誌「エコノミスト」は報じる。K-POPが単なるポップ音楽へと埋没し、ブランドの希薄化につながりかねないからだ。 東南アジア初のアカデミー シンガポールで2025年に開校した新しいK-POP育成アカデミー「SMユニバース」では、6500シンガポールドル(約80万円)を支払えば、プロ向けの訓練コースを受講できる。 韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントの支援を受けたSMユニバースは、東南アジア初のトレーニング施設だ。その目的は、K-POPの次世代のヒットメーカーを育てること。 受講生には、フランス、ドイツ、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど世界中から将来のスターを夢見る若者たちが集まっている。
ダボス会議における米トランプ大統領の言動には驚かされた。他国を貶め、衝突を煽るような言葉を並べ立てた一方で、独自の「平和評議会」を設立した。ノーベル平和賞に敗れたトランプ大統領の平和と名声を巡る奇行を、英紙「フィナンシャル・タイムズ」の名物コラムニストが強烈に皮肉った。 真の改宗はダボスで起きる 誰が何と言おうとも、ドナルド・トランプは世界平和のために自身のキャリアを捧げてきた男であると言える。なぜなら彼は、1996年から2015年までミス・ユニバース大会の共同オーナーだったからだ。 22日、トランプ米大統領は自身の平和への情熱をさらなる段階へと昇華させた。 ダボス会議においてトランプは、ミス・ユニバースほどの信頼性はないものの、厚顔無恥ぶりではミス・ユニバースを上回る組織「平和評議会」を立ち上げた。「この評議会はこれまであったどの組織より、大きな影響力を持ち得るだろう」と彼は言う。 鮮や
ダボス会議でのトランプ米大統領のスピーチを、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が検証。グリーンランドの歴史における米国の役割やNATOに関する情報をはじめ、誤解を招く発言が含まれていた。 スイスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(通称「ダボス会議」)で1月21日、トランプ米大統領は演説をおこない、NATO同盟国を非難するとともにグリーンランド獲得への野心を改めて表明した。 演説で飛び出した、彼の数々の発言は正しかったのだろうか? ここで検証してみよう。 「戦後、我々はグリーンランドをデンマークに返還した。なんて愚かなことをしたのか。だが、そうした。返還したのだ」 これは誤解を招く表現だ。トランプはおそらく、第二次世界大戦期に結ばれた米国とデンマーク間の防衛協定を指している。しかしその協定は、米国にグリーンランドの主権や支配権を与えるものではなかった。 ナチスによるデンマーク侵攻後の1941年
カナダのマーク・カーニー首相による「ダボス会議」での基調演説が聴衆の心をとらえ、世界的な注目を集めている。その理由は何なのか。翌日のドナルド・トランプ米大統領による基調演説とはどう違うのか。英国の政治学者が、両者の演説を比較しながら読み解く。 スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムで最も期待度の高かった2つの基調演説は、会議も会場も同じながら、似ても似つかないスタイルと論調だった。 1月20日、カナダのマーク・カーニー首相は、金融の深い専門知識を持つ一国の首脳として、集まった政界やビジネス界のリーダーたちに語りかけた。 世界秩序が「断裂」しており、全体の利益のために、適切な同盟関係を通じて団結する責務が各国にはあるとカーニーは主張した。 それは多国間主義への賛歌ではあったが、米国はもはや同盟関係のまとめ役にならないことを認識したものだった。カーニーは演説で、米国の名前を挙げることなく、
仕事でAIを活用すると時間をかなり節約できることに気づいた人は、日に日に増えているはずだ。では節約できた時間はどう活用するのか? AI活用と働き方改革を掛け合わせて実践している企業を、米紙「ワシントン・ポスト」が取材して見えてきたこととは──。 ロジャー・カークネスが2025年に起業した、フルリモートやハイブリッド形態の企業をサポートする会社「コンビクショナル」では、時間のかかるタスクをますます人工知能(AI)に任せ、作業のスピードアップを図っている。 北米中の労働者が迅速な決断を迫られて、燃え尽き症候群に苛まれるなか、同社は週4日勤務制にして、従業員がその自動化の恩恵を受けられるように努めている。 カナダ東部オンタリオ州のウォータールーからリモート勤務するカークネスは言う。 「それでも同じ仕事量をこなせることに驚きました。しかも、みんなの満足度もこれまでよりずっと高い」 米国ではコロナ禍
「自分たちの音楽を殺人に使われたくない」 世界最大の音楽ストリーミングサービスのSpotify(スポティファイ)が、ユーザーとアーティストからの批判に直面している。 2026年1月、Spotifyでは創業者のダニエル・エクがCEO職を退き、グスタフ・ソーデルストロムとアレックス・ノルストロームによる共同CEO体制に移行した。 極小のスタートアップだったSpotifyは2024年には初の通期黒字を達成し、2025年の第3四半期には約9億ユーロ(約1600億円)の純利益を計上。有料ユーザーは3億人近くにまで迫っている。 しかし、いまSpotifyでは一部のアーティスト離れが問題になっている。海外メディア「カンバセーション」によれば、その原因の一つは同社の「政治的スタンス」だ。 2024年、Spotifyはドナルド・トランプの大統領就任式の際に15万ドル(約2300万円)を献金した。また、エクが
一撃を食らうも立ち向かい… ウェンディ・コーワンは、母親が暮らす家から800メートルほど離れたところで、地面の水たまりにいるカエルの写真を撮っていた。そのときだった、クマが現れたのだ。 母親の飼い犬で、ウェンディが自分のソウルメイトだという気ままなジャーマン・シェパードのリプリーは、午前中いっぱいリスを追いかけては、ウェンディのもとにブーメランのように戻ってきていた。 ところがこのとき、森の中の道をかけて来たリプリーの横には、のしのしと歩く体重160キロのクマがいた。「リプリーとクマは、追いかけっこをして遊んでいるようでした」とウェンディは振り返る。 この年の秋、美術品修復をしているウェンディの仕事はストレスの多いものだった。あるプロジェクトの進捗が遅れていて、どうやって期日に間に合わせようかと悩んでいたのだ。森はウェンディにとっては幸せでいられる場所、馴染み深く、心配事を忘れられる場所だ
米紙「レアアースの中国依存から脱却に挑んだ日本は、世界の模範だ」 日本が官民で挑んだ15年の道のりを追う 日本がレアアース調達の脱中国を進めた道のりを米紙が追った Photo by MARCUS YAM / LOS ANGELES TIMES via Getty Images
最新のニュースに登場した時事英語を紹介するこのコーナーでは、世界のニュースに出てくるキーワードを学ぶと同時に、ビジネスの場や日常会話のなかでも役立つ単語やフレーズを取り上げていきます。1日1フレーズずつクイズ感覚で学び、英語に触れる習慣をつくっていきましょう。語彙力の向上には、日々の積み重ねが大事です。 今日の時事英語 2026年1月17日(土)「BBC」に次の文がありました。
高い支持率を追い風に解散総選挙に出る構えの高市早苗首相について、英紙「フィナンシャル・タイムズ」がその人気の背景を分析する記事を掲載した。保守強硬派としての明確な立場と型破りな政治スタイルによって国民の心をつかんでいると報じている。 解散総選挙は成功するだろう 2025年12月、日本の高市早苗首相が高い支持率を享受するなか、彼女の地元・奈良県にある奈良ロイヤルホテルが、総理就任を記念した「サナ活ランチ」を提供しはじめた。高市の好物であるミニ豚まんや刺身などを盛り込んだ期間限定のランチセットだ。 すると、この3700円のランチに予約が殺到。同ホテルは2026年1月初め、当初の予定を2ヵ月延長して2月末まで提供すると発表した。 奇しくも高市はその期間中に解散総選挙に踏み切る構えだ。自身の高い人気を追い風に、苦境にある自民党を立て直せるかどうか賭けに出るのだ。
ラインハルト・ゲンツェル 天文物理学者、マックス・プランク宇宙物理学研究所のディレクター。202年にノーベル物理学賞を受賞 Photo: Getty Images ドイツ中部バート・ホンブルクに生まれの天文物理学者ラインハルト・ゲンツェル(73)は、天の川銀河の中心天体を発見した科学者の一人だ。その天体は、「いて座A*(Aスター)」と呼ばれる超巨大ブラックホールで、太陽のような星400万個分に相当する質量を持つとされる。この発見によって彼は理論物理学者のロジャー・ペンローズと実験天文学者のアンドレア・ゲズと共に2020年のノーベル物理学賞を受賞した。 2025年11月上旬、ゲンツェルは中国版ノーベル賞とも呼ばれる「ショウ賞」を授与する香港桂冠論壇(ホンコン・ラウレート・フォーラム)に出席。同フォーラムはスウェーデン・アカデミーより12年も前にゲンツェルに賞を授与している。今回ゲンツェルはそ
高市早苗首相と韓国の李在明大統領が2日間の日韓会談を終えた。左派・反日で知られる李大統領と保守派の高市首相の対面には懸念の声も上がっていたが、国内外に安定的な日韓関係をアピールすることに成功した。韓国紙と海外のメディアから、今回の日韓会談の世界的な評価を探る。 保守と反日の対面、ハラハラ 台湾有事を巡る日中関係悪化や米国による親中国・ベネズエラへの襲撃でアジア情勢が緊迫するなか、日韓がどこまで結束できるかが注目されていた。 韓国では李大統領と高市首相の対面を不安視する声もあった。 李大統領は過去に「日本は敵性国家」 「歴史を反省していない」 「(福島原発の処理水放出は)第二の太平洋戦争だ」と発言するなど、反日の左派政治家として知られる。一方の高市首相は首相就任前、従軍慰安婦や南京虐殺事件についての歴史認識に疑義をとなえるなど、海外メディアからは強固な保守派、一部からは「歴史修正主義者」とし
「緊迫する地域情勢下でのソフトパワーの行使」──日韓首脳によるサプライズを、仏紙「フィガロ」はそう伝えた。 2026年1月13日、奈良を訪れていた韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と高市早苗首相は会談後、隣り合うドラムセットに座り、BTSのヒット曲「Dynamite」とアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の劇中曲「ゴールデン」に合わせて共に演奏した。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」は「このパフォーマンスは、地政学的・経済的に不透明な状況下での日韓関係の改善を象徴する意図があった」と説明する。両国とも、米国の不安定な外交政策に苦慮しており、また、アジア全域で経済的・軍事的権力を拡大しようとする中国の動きに対処しているという。
古代メソポタミアでは悪霊の仕業と考えられた「うつ」は、ギリシャ・ローマ時代以降、次第に「病気」とみなされるようになった。そして、その治療法も大きく変化してきた。 いまの世で「うつ病」と呼ばれる状態に関する最古の記録は、古代メソポタミアまで遡る。 紀元前2千年紀の文献では、うつは身体やメンタルの状態ではなく、スピリチュアルな状態として言及されていた。つまり、うつとは悪魔や悪霊に取り憑かれた状態を指し、その対処法は往々にして単純なものだった。殴打したり、飢餓状態に陥らせたりして悪魔を追い出せば、病んだ魂が救われると考えられていたのだ。 ギリシャ・ローマ時代になると状況は改善する。依然として多くの人が、うつ病は他の精神疾患と同様に「神の罰」の一種だと考えてはいたが、徐々に生物学的・心理的な疾患として認識されはじめた。 紀元前4世紀のギリシャの医師で「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスは、うつ病(当
最新のニュースに登場した時事英語を紹介するこのコーナーでは、世界のニュースに出てくるキーワードを学ぶと同時に、ビジネスの場や日常会話のなかでも役立つ単語やフレーズを取り上げていきます。1日1フレーズずつクイズ感覚で学び、英語に触れる習慣をつくっていきましょう。語彙力の向上には、日々の積み重ねが大事です。 今日の時事英語 2026年1月2日(金)の「CNN」に次の見出しがありました。 In India, door deliveries can come in under 10 minutes. But many drivers are fed up
最近の研究から、多くの親に「お気に入りの子供」がいることが明らかになっている。そして、親のお気に入りではなかった人々が、生涯にわたってその影響に苦しみ続けることも──。 いつまでも消えない傷 子供の頃、カーラは自分の両親が特定の子供をひいきするようなタイプだとは、少しも思っていなかった。 妹たちがいつも特別扱いされ、ディズニーランドに連れて行ってもらうなどの恩恵を受けているのを目の当たりにしても、カーラは自分なりに理由を見つけて自らを納得させていた。「長女は自立しているべきだし、私が家を出た後、両親は旅行に使えるお金が増えたのだろう」と思っていたのだ。 しかし、その後も続く妹たちへの特別扱いに、両親のえこひいきを否定できなくなっていった。2年前、両親がまたしても妹たちと休暇を過ごすため、クリスマスにカーラとその子供たちに会いに行くことができないと電話で伝えてきたとき、彼女ははっきりと理解し
日本人は先進国のなかでも幸福度が低い──という言説をよく耳にする。だが、はたしてそれは本当なのか。 しかし調査方法を変えると、日本の幸福度が決して低いわけではないことがわかる。 事実、世界ではいま、少しずつ「日本人の幸福観」が注目されつつある。 では、私たち日本人が培ってきた幸福観とは何なのか──作家の四角大輔と、ウェルビーイングの研究者である前野隆司と前野マドカとの鼎談をお届けする。 「幸せ」の起源 四角大輔 今日はよろしくお願いします。いきなりなのですが、「幸せ」という言葉は、そもそもいつから使われはじめたんでしょうか。 四角大輔(よすみ だいすけ) 作家。音楽プロデューサーとして10回のミリオンヒットを記録したあと、すべてを捨ててニュージーランドの湖畔の森に移住。『超ミニマル・ライフ』(ダイヤモンド社)や『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』(サンクチュアリ出版)な
ハンガリーはいま、世界のどの国よりも急速に太陽光発電の割合を高めている Photo: Michal Fludra / NurPhoto / Getty Images 「問題児」が結果を出す ハンガリーのオルバン・ビクトル首相は、EUの気候変動対策目標に強硬に反対し続けていることで知られる。だがその裏で、ハンガリーはEUのほかのどの国よりも、太陽光発電の先進国になっている。 独誌「シュピーゲル」によると、ハンガリーの太陽光発電の割合はこの数年で急増し、2024年には発電量の25%が太陽光で賄われるようになった。2025年の日照時間が多い月には、40%以上が太陽光で賄われていたという。これは世界の主要国のなかでもトップクラスに高い割合だ。 ハンガリーではすでに30万世帯以上の屋根に太陽光発電システムが設置されている。そして、いわゆるメガソーラーの建設も進む。オーストリア国境からプスタ平原の東端
人間の子供より多い犬 アルゼンチンのブエノスアイレスは、正真正銘の犬の町だ。 独紙「南ドイツ新聞」によると、同じく「犬の町」と呼ばれることが多いドイツのベルリンでは、100人あたり3頭の犬が飼育されているのに対し、ブエノスアイレスでは100人あたり16頭が飼育されているという。 アルゼンチン紙「クラリン」によると、2022年の時点で、ブエノスアイレス市内の犬の数は14歳未満の子供の数よりも多くなっている。 そのような状況で急速に成長しているのが、「犬産業」だ。獣医師、トリマー、トレーナー、犬のためのレストランやゲストハウスなど、犬を中心とする経済圏が拡大している。その一角を占めるのが、「パセアドール」と呼ばれる「プロの散步屋」だ。 稼げる職業 他国では軽いアルバイトでおこなわれることが多い「散歩屋」の仕事だが、ブエノスアイレスでは稼げる本業となっているという。背景には、ペットの犬を我が子の
日本の政治家が最近よく口にするようになった「外国人問題」。高市政権は「外国人対策」に前のめりだが、この問題の本質は別にあると英誌「エコノミスト」は指摘する。 「よそ者」を悪者にしても解決しない 日本はいま「外国人問題」をめぐる議論に飲み込まれている。礼儀知らずの外国人労働者、マナーの悪い観光客、好機を狙う外国人投資家に国が侵略されているというのだ。 だがこの国が抱える本当の問題は、外国人が多すぎることではない。むしろ、あまりにも少なすぎることにある。 いわゆる外国人問題が政治論争の中心に躍り出たのは、2025年7月の参議院選挙で新興政党の参政党が「日本人ファースト」を掲げて大躍進してからだ。 参政党の勢いに動揺した与党・自民党は10月、新総裁に高市早苗を選出した。彼女は総裁選の演説のなかで、古都・奈良を訪れる外国人観光客が神聖な鹿を「蹴り上げている」と、証拠も示さずに非難した人物だ。 礼節
ユーススポーツは、子供に規律や協調性を教え、自尊心を育む場とされてきた。しかし近年、その環境が急速に変質し、子供たちが心身ともに追い詰められている。 特に米国では、ユーススポーツの「プロ化」が進んでいる。背景には、大学進学や階層上昇と結びついたスポーツ文化やそれに伴う親の期待、教育予算削減による公立学校スポーツの衰退、またそれによる民間クラブの拡大などがある。これらが複合的に作用した結果、勝利至上主義的な文化が進み、子供たちは幼い段階から将来の奨学金やプロ入りを目標にした過度なプレッシャーに晒され、スポーツの楽しさを充分に味わえなくなっている。 最大70%が13歳までにスポーツを辞めている 支配的なコーチや親は昔から存在していたが、ユーススポーツの「プロ化」によってその影響は増幅された。近年はそんな親の需要に応える形で、普通の習い事とは“別物”の、超成果主義の民間リーグが増え、より幼い年齢
反政府デモの拡大を受け、イラン当局は国内のインターネットを遮断した。だが、そうしたなかでも断片的に届く映像から、政府による凄惨な弾圧が激化している実態が浮かび上がると、英紙「ガーディアン」は報じている。 至近距離からデモ参加者に発砲 サラは、もはや失うものはほとんどないと感じていた。イランの首都テヘランに暮らす50歳の起業家である彼女は、物価が高騰する一方で、自由が年々奪われていくのを目の当たりにしてきた。 だから2026年1月10日の夜、テヘランの高級住宅街アンダルズグー地区で反政府デモが始まると、彼女はすぐに現場へ向かった。 国外に住む彼女のいとこを通じて本紙ガーディアンに送られた動画には、頭上に催涙ガスの白い煙が漂うなかでも、希望に満ちた表情で通りを歩く人々の姿が映っていた。
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