
帝国データバンクは、主要な食品メーカー195社を対象に家庭向けを中心とした飲食料品の値上げを調査。その結果、今年の10月に値上げされる商品は3024品目に上りました。1回あたりの値上げ率は平均17%。
2024年の10月と比べても100品目以上多い商品が値上げとなります。
【画像】10月の飲食料品値上げは合計3024品目。食品分野別の値上げ品目数を見る
分野別では、焼酎やリキュールなどのアルコール飲料を中心に「酒類・飲料」が2262品目と最も多く、包装米飯や餅製品などの「加工食品」が340品目、焼肉のたれやみそ製品といった「調味料」が246品目でした。
値上げの要因としては、原材料の価格高騰や光熱費の上昇による生産コストの増加、人手不足による労務費の上昇、物流費の上昇などが複合的に重なっています。
「物流費」や「人件費」が前年から大幅に増加した一方、「円安」を要因とする値上げは減少しているとのことです。
11月の値上げ予定品目数は9月末時点で100品目未満とのことで、帝国データバンクは「年内続いた飲食料品の値上げラッシュは年末にかけて小休止を迎える」と予想しています。