アメリカの保守系政治活動家、チャーリー・カーク氏が暗殺された事件をめぐり、ドナルド・トランプ大統領の発言に注目が集まった。

これが、ミネソタ州のメリッサ・ホートマン下院議員(民主党)銃撃事件への対応と比較されている。

ミネソタ州のティム・ウォルツ知事は、続けざまの銃撃事件を「政治的な動機による暗殺」と位置付けている。
トランプ氏は6月当時、Truth Socialで「このような恐ろしい暴力はアメリカでは許されない」と、非難の姿勢を見せていた。
しかし、記者から「(事件を受けて)ウォルツ知事へ電話するか」と問われた際、「時間の無駄だろう」と答えている。

そんななか、ホワイトハウスで9月12日に行った記者会見で、トランプ氏の発言に注目が集まった。
記者から、「(6月の事件を)振り返って、カーク氏と同じように、ホートマン氏のために半旗を掲げるべきだったと思うか?」と尋ねられると、トランプ氏は「知らないな。誰のこと?」と答えた。
「6月に暗殺された、民主党のミネソタ州議長のことです」と記者が補足すると、トランプ氏は以下のように回答した。
「そうか。もし頼まれていたら、やっていただろう。しかし、ミネソタ州知事は頼まなかった」
「半旗を頼まれることは多い。だが、しょっちゅうやっていたら旗は常に下がったままだ。州知事が頼んでいたなら、喜んでやっていただろう」
暗殺をめぐる対応の違いと会見での発言に、SNSでは失望や疑問の声が上がっている。
💬「今、ふざけた?」
💬「民主党議員が殺害された事件については、突然“知らない”ことになるんだね」
💬「この国を思うと、胸が張り裂けそう」
💬「じゃあカーク氏のために旗を下ろしたのは、誰からの頼みだったの?」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦