米フロリダ州の中学生2人が、小学校の図書館を破壊したとして、起訴された。当局が公開した映像には、変わり果てた様子の館内が記録されている。

事件は9月14日未明ごろ、同州デルトナにあるフレンドシップ小学校の図書館で起きた。
火災報知器が鳴り響く館内に、警官が銃を構えながら入っていく。館内にはものが散乱し、棚や円卓といった大きなものまでひっくり返っている。
ボルーシャ郡保安官事務所は「ガラスのドアが粉々になり、メディアセンターは荒らされていた」と投稿につづり、防犯カメラに映っていた容疑者2人の写真を公開した。
保安官事務所はその後、12歳と13歳の少年を犯人として特定したと続報を伝えた。2人の母親が通報したという。
犯行当日は日曜日で、2人は「昼間に学校に侵入し、その後夜間に戻って被害状況を確認した上で、さらに破壊行為を加えた」と当局は説明した。
2人はそれぞれ、住居侵入罪2件、学校敷地不法侵入罪2件、器物損壊罪、窃盗罪で起訴された。
なお、被害額は少なくとも5万ドル(約750万円)相当になる見通し。

SNSには、「なぜこんなことをしたのか、まったく理解できない」「荒らされた図書館を見て、ただただ悲しい気持ちになります」「母親が少年たちをかばおうとせず、通報したのはよかった」など、さまざまな声が寄せられている。