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ブラックフライデー
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筒井(@ryu22e)です。今月の「Python Monthly Topics」は、型チェッカー「Pyrefly」を紹介します。 Pyreflyの概要と特徴 PyreflyはMeta社が開発した型チェッカーです。ロゴがホタル(firefly)をイメージしたデザインで、「パイアフライ」と発音します[1]。 Pythonの型チェッカーといえばMypy、Pyrightなどの既存ツールがありますが、Pyreflyにはそれらにはない以下の特徴があります。 Rustで実装されているため、高速に動作 WASM版もあるため、ブラウザ上で利用可能 コードに自動で型ヒントを付ける機能 Meta社製の型チェッカーといえばPyreがありますが、PyreflyはPyreの後継ツールです。Pyreflyが誕生した経緯については、以下のMeta社のブログに詳細が書かれています。 Introducing Pyrefly
サーバーを運用する上で、現状の負荷状態を把握することは非常に重要です。監視は一般的に、専用の監視システムを利用して行います。OSSであれば、古くはMuninやZabbix、Nagiosなどが有名どころでした。最近ではクラウドとの相性のよい、Prometheusが支配的でしょう。またDatadogやNewRelicといった、自前で監視サーバーをホストする必要のない監視SaaSもよく使われています。 本番運用しているサービスであれば、こうした監視システムをきっちりと構築するのが当然です。しかしそこまで大仰なシステムを使わず、「今からテストプログラムを動かすので、その間のサーバーの負荷状態をちょっと見たい」といった要望も、開発中やトラブルシューティング中にはよくあります。vmstatやtopコマンドではプリミティブすぎるので、もう少し詳しくメトリクスを見たい。でも本格的な監視システムをわざわざ
FreeBSD 15.0リリース ―pkgツールベースのインストール/アップデート方式を採用へ FreeBSD Projectは2025年12月2日、FreeBSDの最新リリース版FreeBSD 15.0-RELEASEを公開した。 FreeBSD 15.0-RELEASE Announcement FreeBSD 15.0-RELEASE Release Notes |The FreeBSD Project FreeBSD 15.0ではベースシステムのインストールと管理のために、pkgパッケージマネージャを用いた新しい方法が導入された。この方式は「pkgbase」と呼ばれており、ベースシステムはFreeBSD-baseリポジトリからパッケージセットとしてインストールされる。インストールされたシステムはpkgツールによって完全に管理される。 pkgbaseは、FreeBSD 16以降でデフ
「Claude Code」は、CLI上で動くLLMによるAI開発支援ツールです。本連載は全4回を予定しています。これからClaude Codeを初めて触ってみる初級から中級のエンジニア向けに、概要と歴史的な背景の説明、料金プラン等の紹介、インストールとセットアップのやり方を解説し、最後にClaude Codeを使った新しい開発スタイルをハンズオンで体験します。なお本連載は2025年12月5日刊行予定の『Claude CodeによるAI駆動開発入門』から一部、抜粋・編集してお届けします。 最終回となる第4回目では、TODOアプリをフレームワークを使って作成し、その際生じるエラーへの対処もClaude Codeにやってもらいます。 最後にClaude Codeにテストコードを書いてもらう方法とCLAUDE.mdへのテストの注意点の記載の仕方について解説します。 UIのデバッグをさせる 前回は一
第2回となる本稿では、ソフトウェア開発におけるロードマップの具体的な作成方法、作成時の注意点について論じます。 ロードマップの作成ステップ ここでは、実際のロードマップの作成方法について解説します。 目標設定 まずは目標設定を行い、プロジェクトとして進むべき方向性を明確化します。目標設定においては、関係者全員が理解できるよう具体性を持たせることが大切です。また、目標達成のハードルが高い場合、メンバーのモチベーション低下を招いてしまう原因にもなるため、実現可能な目標を設定しましょう。 例えば、ソフトウェア開発において顧客にプロダクトを納品するなら、具体的な納品日を目標として設定すると良いでしょう。 明確な目標を持つことで、チームは開発優先度を共有しやすくなり、無駄なリワークを防ぐことができます。GitLabの調査「ソフトウェアイノベーションによる経済効果」では、ソフトウェアイノベーションに取
2025年11月29日、「中高生Rubyプログラミングコンテスト2025」の最終審査発表会が行われた。 今年も、発表者や審査員に加えて、会場に多くの来場者が集まり、リアル開催ならではの和やかな空気の中、熱のこもった発表と厳正なる審査が行われ、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞の各賞が決定した。 「中高生Rubyプログラミングコンテスト2025」授賞式 最優秀賞は、ゲーム部門『train drive EXPerience』(茨城県立IT未来高等学校 チーム笠間乗務ユニット)、Webアプリ・IoT部門『Awardify』(奥野真那さん) 応募総数94件の中から、最終審査に残ったのはゲーム部門4作品、Webアプリ・IoT部門6作品の計10作品。当日は、発表者のプレゼンテーションと質疑応答をもとに、Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏を審査委員長とする7名の審査委員によって最終審査が行わ
resolute(Ubuntu 26.04)の開発; 26.04 LTSのロードマップ resoluteのロードマップが発表されました。これは「主要なテーマ」とキーとなる日付から構成される、「Ubuntu 26.04 LTSはこうなる」という基本方針です。 まずはキーとなる日付から見ていきましょう。 Feature Freeze: 2026年2月16日 User Interface Freeze: 2026年3月12日 Beta Release: 2026年3月23日 Final Freeze: 2026年4月16日 Final Release: 2026年4月23日 全体的に予想外のタイミングはなく、「いつものLTS」というスケジュール感となっています。デスクトップ環境という面では、GNOME 50の採用(これは「いつもの」)、TotemからShowtimeへの、そしてシステム
Linux Daily Topics Waylandの将来に全力を注ぐ ―KDEプロジェクト、PlasmaにおけるX11の完全ドロップとWaylandへの“全振り”を宣言 KDEプロジェクトは11月26日、「Going all-in on a Wayland future(Waylandの将来に全力を注ぐ)」と題したブログを投稿し、将来リリースされる「KDE Plasma 6.8」はWaylandオンリーとなることを明らかにした。従来のX11アプリケーションのサポートはXwaylandが行い、Plasma X11セッションのサポートは終了する。 Going all-in on a Wayland future -KDE Blogs KDEは最近のPlasmaリリースにおいてWaylandへのフォーカスを進めており、従来のX11アプリケーションはXwayland互換レイヤを利用する
11月20日、Googleは、Quick Shareを拡張してAndroidとiPhone間でファイル共有ができる機能を発表しました。 Android Quick Share can now work with iOS’s AirDrop 具体的には、AndroidのQuick Shareが拡張されてAirDropに対応したことで、iOSデバイスと写真や動画などの共有が簡単・快適になりました。現時点で使えるのは、Pixel 10シリーズのみです。他のPixelシリーズや他の端末への具体的な展開時期は明らかになっていませんが、より多くのAndroidデバイスに展開していく予定とされています。 ガラケー時代、赤外線通信でできたことが、20年程度の時間をかけてスマホで実現されたことになります。 以前から試行錯誤されています AirDropと似た使い勝手で、ファイル共有ができるアプリに「AnDro
今回はUbuntu派生のLinuxディストリビューション、Zorin OS 18を紹介します。 Zorin OS 18とは Windows 10サポートは2025年10月14日に終了しました。ギリギリWindows 11がインストールできないようなPCであっても、Ubuntuであればそれなりに動作すると期待できることを示したのが第885回です。多くの方に読んでいただけたようでありがたい限りです。 また「Zorin OS 18」Windows 10サポート終了の10/14にリリース、2日間で10万ダウンロード突破も注目を集めたようです。サポート終了日にリリースをぶつけるというのは、なかなかにキャッチーです。 どうもこのアピールが功を奏したらしく、1ヶ月ちょっとで100万ダウンロードを達成したそうです。これだけ注目を集めているのであれば、Zorin OS 18とUbuntuとの違いを紹介し
暑くて長い夏がやっと一段落したと思ったら急に冷えこみだし、カレンダーも残りわずかとなりました。毎度のことながら一年の早さを思い知る今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 さて、本連載では過去に何度かNHKのインターネットラジオ「らじる★らじる」を取りあげたことがあります。もっとも、最後に取りあげたのは第48回、2年ほど前のことで、その後配信方法が変更されて当時の設定のままでは正しく受け取れなくなっています。 また、NHKラジオは2026年度から現在の3波体制が2波に整理されるそうで、1波減る分、従来よりも「らじる★らじる」が重視されるようになりました。そのせいか、以前は聞けなかったようなマイナーな番組も「聴き逃し配信」で聞けるようになっています。そこで久しぶりに「らじる★らじる」の遊び方を取り上げてみることにしました。 なお、今回取りあげる「らじる★らじる」は10月1日より始まった
GitLabが解説:ロードマップとは? ソフトウェア開発における役割、メリット、作り方 ソフトウェア開発におけるロードマップの役割や種類、作成のメリットとは GitLabが日本の経営層を対象に実施した調査によると、87%の経営層が「ソフトウェアイノベーションは自社の最優先課題である」と回答しています。それほどまでにソフトウェア開発が経営の中心に位置づけられており、ソフトウェア開発においてプロジェクト管理を適切に作成・活用することがますます求められています。そんな中、「プロジェクトや事業がどこに向かうのか」を明確に描く力を与え、プロジェクトを迷走させることなくゴールに向かわせる力を与えてくれるのが、ロードマップの作成・活用です。 しかし、実際にロードマップを作成しようとしているものの、具体的な作り方を理解していない人もいるのではないでしょうか。本連載では、ソフトウェア開発におけるロード
PHP 8.5のおもな新機能は以下の通り。 新しいURI拡張 新しくサポートされた常時利用可能なURI拡張はRFC3986およびWHATWG URL標準に準拠したURIとURLを安全に解析、正規化および変更できる。 パイプ演算子 パイプ演算子(|>)をサポート。「ネストされた呼び出し」を記述することなく関数呼び出しを連結することができ、中間変数を介さずに複数の関数に値をスムーズに渡すことができる。 Clone With clone()関数に連想配列を渡すことでオブジェクトのクローン作成中にプロパティを更新できるようになった。 #[\NoDiscard]属性 関数に#[\NoDiscard]属性を追加すると、PHPは戻り値が使われているかどうかを確認し、使われていない場合は警告が出される。これにより重要な戻り値の利用の見逃しを防ぎ、APIの安全性が向上する。 定数式におけるクロージャとファ
著者 あわしろいくや,柴田充也(しばたみつや) 著・監修 リンクアップ 著 定価 2,970円(本体2,700円+税10%) 発売日 2025.11.18 判型 B5変形 頁数 272ページ ISBN 978-4-297-15277-2 978-4-297-15278-9 概要 本書は、無料で使えるOS「Ubuntu」を活用し、実際の画面例やコマンド例を確認しながら、段階的にUbuntuの基本からプログラミングの基本までの理解を深めていくことができます。本書の主な特徴は、以下の点にあります。 1. 既存のPCを最新の開発環境として再活用 使わなくなったPC(Windows10)をはじめ、既存のPCをUbuntuで最新の開発環境として再活用する方法を詳細に解説しています。USBメモリから起動する「Live環境」での事前確認から、本格的なインストール、そして日本語環境の設定まで、Windows
SUSEは毎年、同社に所属するエンジニアのイノベーティブな活動を推進する一環として、「Hack Week」という1週間のイベント期間を設けている。社内イベントといっても基本的には誰でも参加することが可能で、SUSEのエンジニアとパートナー企業の従業員やオープンソースコミュニティのメンバーがひとつのプロジェクトのもとで協力しあうケースも多い。 2007年からスタートしたHack Weekの活動からはこれまでいくつものプロダクトが誕生しており、たとえばQtライブラリアーカイブの「Inqlude」やオープンソースのビデオ会議ツール「Jangouts」、オンラインストレージプラットフォーム「Nextcloud」なども含まれる。 SUSE Hack Week 25 URL:https://hackweek.opensuse.org/ 2025年のHack Weekは12月1日から12月5日が予
Ubuntu Weekly Recipe 第888回【はじめてのUbuntu刊行記念】 あなたのUbuntuはどこから、どこへ? 2008年1月から開始した本連載も、今回で第888回を迎えることとなりました。これもひとえに常日頃から本連載をご贔屓にしていただいている読者の皆さまのおかげです。ありがとうございます! さて今回は近日発売される『はじめてのUbuntu』の宣伝も兼ねて、初心者がUbuntuを始める上でどこからスタートすべきなのか、どんな本を手に取ると良いのか考えてみましょう。 図1 この記事が公開されるころには全国の書店にも並んでいるはず。待ちきれない人は電子版もどうぞ 祝連載888回&『はじめてのUbuntu』が出版されます! Ubuntu Weeky Recipeは「Ubuntu」の便利な活用方法をお伝えする週刊の連載です。最近は時流に載ってAI関連の記事が多いものの、U
AWSは2025年11月17日、AIエージェント型IDE「Kiro」の一般提供を開始した。 Kiro is generally available: Build with your team in the IDE and terminal -kiro.dev Kiroが一般提供開始: IDEとターミナルでチームと共に開発 | Amazon Web Services ブログ(上記の日本語訳) Kiro is generally available 👻 Specs made ‘planning first’ the default for AI assisted dev. Now Kiro IDE adds property based tests to check if your code actually matches your Spec. Real signals, not v
これからはじめるClaude Code入門 シンプルなTODOアプリを、Claude Codeを使って5分で作って30分で公開する 「Claude Code」は、CLI上で動くLLMによるAI開発支援ツールです。本連載は全4回を予定しています。これからClaude Codeを初めて触ってみる初級から中級のエンジニア向けに、概要と歴史的な背景の説明、料金プラン等の紹介、インストールとセットアップのやり方を解説し、最後にClaude Codeを使った新しい開発スタイルをハンズオンで体験します。なお本連載は2025年12月5日刊行予定の『Claude CodeによるAI駆動開発入門』から一部、抜粋・編集してお届けします。 第3回目は、Claude Codeにプロンプトを指示して、たったの5分でシンプルなTODOアプリケーションを作ってみます。その後、アプリケーションをGitHub Pages
本連載では、Blender の基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第65回目は、前回に引き続き深度マップを使用して平面のオブジェクトを立体的に見せる方法を見ていきます。 前回のおさらい 前回の記事では、深度マップを利用してBlender上で平面のオブジェクトに凹凸を作成するとことまで操作を行いました。 今回は、凹凸を作成したオブジェクトにマテリアルを貼りつけたり、凹凸の強弱を調整したり、といった部分を見ていきます。 マテリアルを貼りつけてみよう 前回凹凸を作成したオブジェクトに、元の画像をマテリアルとして貼り付けます。 オブジェクトを選択した状態で、[マテリアルプロパティ]に切り替えたら、[新規]をクリックします。 [ベースカラー]の隣にある黄色い丸をクリックすると、メニューが表示されます。その中から[画像テクスチャ]を選択しましょう。すると、[開く]から画
Ubuntu Weekly Topics Ubuntu 14.04 LTSへの15年サポート・DNSSECのデフォルト化テストと失敗・Ubuntu 25.10リリース記念オフラインミーティング25.11 Ubuntu 14.04 LTSへの15年サポート Ubuntuにおいても、アップグレードはそれなりに気を使う作業です。特にサーバーとして利用しているような環境においては、作業のための調整だけでも一筋縄ではいかないことがあります(もちろん、理想的には「そもそも調整が必要になってしまう状態が負け」という側面はあるのですが)。 こうした問題をある程度緩和するために、商用のLinuxディストリビューションでは「延長サポート」プランを有償で提供しています。Ubuntuでも「12年間」のサポート期間が提供されてきました。この12年について、Ubuntu 14.04 LTSは来年4月で到達
猪股さんは、島津製作所総合デザインセンターのデザインユニット内にあるUX革新グループで、全社の製品開発のUXの向上活動を横断的に支援しています。専門性の高い機器のユーザビリティをどのように向上させているか、取り組みの事例を伺いました。 島津製作所 総合デザインセンター デザインユニット UX革新グループ 猪股 修一さん 猪股さんは入社から約10年間、医療機器を開発する事業部で、バリウム検査などを行うX線透視台装置のソフトウェア開発を担当していました。ソフトウェア担当でありながら、ハードウェアの設計担当者とも連携し、製品のコストダウンにも関わるなど、装置全般に関する幅広い業務に関わってきた経歴を持っています。 その後、社内で新設されたUX革新グループへ異動。この組織ができた背景には、10年以上前から続く「ユーザの声を製品に生かす」という会社全体の方針があったとのこと。このグループは、HCDプ
MySQL 8.4(LTS)では、外部キー制約(FOREIGN KEY)の定義ルールに関して、デフォルトの仕様がこれまでから厳格化しました。具体的には、外部キーが参照する親テーブル側のカラムに、非一意キー(ユニークインデックスまたは主キーではないキー)の場合にDDLがエラーになるようになっています。 これまで動いていたDDLが通らなくなるケースがあり、スキーマ管理やデータマイグレーションで思わぬ影響を受けることがあります。本稿では、この変更の前と後の挙動、そして既存環境への影響と対応策について紹介します。 非一意キーを参照する外部キー MySQLでは長らく、外部キー参照先(親テーブル)のカラムがユニークでなくても、外部キーを貼ることが可能でした。これはSQL標準(ISO/IEC 9075-2: Foundation)における仕様とは異なるInnoDB独自の拡張(non-standard f
Mastodon、バージョン4.5をリリース ——元投稿者の引用ポリシーを尊重する引用投稿の投稿が可能に Mastodon 4.5が2025年11月6日にリリースされた。このバージョン4.5では、元投稿者の引用ポリシーを尊重する引用投稿の投稿が可能になった。 Mastodon 4.5 - Mastodon Blog 今回、Mastodon 4.5では、ユーザーからの要望が多かったとされる引用投稿を投稿する機能が実装がされた。4.4で引用投稿の表示にのみ対応していたが、これで本格的に引用投稿が利用できるようになった。 Mastodon 4.5におけるフィード上での引用投稿の表示と引用メニュー この引用機能は、投稿者のプライバシーを尊重するため、各投稿に付随する引用ポリシーに基づいて引用可否が制御される仕組みとなっている。引用投稿を行う際に、元投稿者が引用を許可していない場合は引用できな
GitLabが紐解く:AI時代のソフトウェア開発 3年以内に訪れる、ソフトウェアの自律型AIの未来 ——CISOが今すぐ備えるべき理由 生成AIと自律型AIエージェントの進化は、ソフトウェア開発とセキュリティを急速に変革しています。今回はGitLabが日本の経営層を対象に行った調査の結果に基づき、CISOが直面する「AI導入を妨げずにリスクを最小化する方法」という課題に焦点を当て、今すぐ取り組むべき実践的なステップを提案します。 急速に進化する生成AIと自律型AIエージェントは、すでにソフトウェア開発やセキュリティのあり方を根底から変えつつあります。企業が競争力を維持するには、AI活用を回避するのではなく、そのリスクを理解し、適切に管理する姿勢が不可欠です。 GitLabが日本のCISO(最高情報セキュリティ責任者)などの経営層を対象に行った調査をもとにしたレポート「ソフトウェアイノ
概要 MCP(Model Context Protocol)は、LLM(大規模言語モデル)とツールを連携させる革新的なプロトコルとして急速に普及しています。MCPによって、AIエージェントに各種のタスクを任せることが現実になりました。 同時に重要性を増しているのが、自サービスのMCPサーバーを完備してAIフレンドリーにすることです。サービスやデータベースは「AIから使えるかどうか」によってその価値が大きく変わります。 本書はMCPの基礎概念からMCPサーバー開発のための環境構築、基本的な実装、複雑なドメインヘの応用、そして品質保証を扱います。書籍内では実例として、初歩的な天気予報サーバーや、実践的な社内ドキュメントサーバーを作成します。 また、著者が独自に考案した「4層テスト戦略」は、従来のAPIテストでは対応困難なMCP特有の課題に対する解決策を提示します。さらにはCI/CDおよび自動テ
本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第64回目は、深度マップを使用して平面のオブジェクトを立体的に見せる方法を見ていきます。 深度マップとは 深度マップとは、画像の各ピルセルがどれほどカメラから離れているかを示している画像データです。別名「デプスマップ」とも言われます。一般的に、グレースケールで描かれており、白いほど手前に、黒いほど奥側の距離にあることを示していることが多いです。 Blenderではモディファイアを使用することで、この深度マップから凹凸を作り出すことができます。今回は、平面に対してこの深度マップを使用し凹凸を作っていく方法を見ていきます。 まずは画像から深度マップを作成しよう 今回は、AIを使用して深度マップを作成していきます。以下のURLから深度マップを作成できるので、アクセスしてみましょう。 Marigold Dep
OSSデータベース取り取り時報 第123回企画セミナー「データ活用の現状と近未来」開催報告、MySQL 9.5.0のリリースとMySQL AIの登場、オラクルが運営するPostgreSQLサービス!? この連載はOSSコンソーシアム データベース部会のメンバーがオープンソースデータベースの毎月の出来事をお伝えしています。 連載10周年企画セミナー「データ活用の現状と近未来 —— データベースからデータスペースへ」を開催 この「OSSデータベース取り取り時報」の連載10周年とデータベース部会発足10周年を記念して、オープンソースカンファレンス2025 Online/Fallの中で企画イベントを開催しました。この企画の概要は前回にも説明しましたが、少し補足しておきます。 今回の目玉は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の協力を得て、これからのデータ活用の形を考えるために、データス
「Claude Code」は、CLI上で動くLLMによるAI開発支援ツールです。本連載は全4回を予定しています。これからClaude Codeを初めて触ってみる初級から中級のエンジニア向けに、概要と歴史的な背景の説明、料金プラン等の紹介、インストールとセットアップのやり方を解説し、最後にClaude Codeを使った新しい開発スタイルをハンズオンで体験します。なお本連載は2025年12月5日刊行予定の『Claude CodeによるAI駆動開発入門』から一部、抜粋・編集してお届けします。 第2回目は、Claude Codeの複雑な料金体系を説明した後、Claude Codeをローカル環境にインストール・セットアップするところまで行います。 Claude Codeの料金体系 Claude Codeの説明を始める前に、その料金体系について説明します。 Claude Codeは以下の2つの使用方法
概要 第1特集 今さら聞けないID管理 認証基盤を構築する際に知っておくべきこと Webサービスの構築・運用において、ユーザーのID管理や認証・認可のしくみを整備するのは必須であり、OAuth、OIDC、SAMLなどは常に関心の高い技術です。一方で、ID管理機能を漏れなく設計・実装するには、技術以前に「デジタルアイデンティティの管理とは何をすることか」をきちんと知っておかなければいけません。IDaaSを利用するか、自前で構築するかを見極めるために、自社プロダクトの特性や規模、かけられるコストを正しく把握する必要もあります。 本特集では、Webサービスのユーザー認証/ID管理機能を実現する際に知っておくべき情報や検討すべき事柄を整理します。また、事例を通して認証基盤構築における要件、課題、意思決定の現実もお伝えします。 第2特集 AIセキュリティ入門 AIエージェントへの攻撃手法と防御策を押
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