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ブラックフライデー
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M-1グランプリ2025優勝、誠におめでとうございます! 決勝の舞台で「KSD」の名が呼ばれた瞬間、学生、OB、教職員一同、一瞬だけ耳を疑いましたが(笑)、それ以上に大きな笑いと感動をいただきました。 本来、本学は「KSU」ですが、今日から本学は「京都で・すごい・大学(KSD)」を自称いたします。 最高の「むすび」をありがとうございました。これからの更なる飛躍を期待しています! 京都産業大学(KSU、時々KSD) 学長 在間 敬子
あるとき、広告や書籍などに幅広く使用されている書体「ヒラギノフォント」についての噂を耳にしました。それは、ヒラギノフォントの「ヒラギノ」が、本学すぐ近くの地名「柊野」と関係があるとのこと。どうしてヒラギノと名付けられたのか? その噂を解明するため、フォントの開発と販売を手がける株式会社SCREENグラフィックソリューションズの正木洋介さんにお話を伺ってきました。 【千石】本日はよろしくお願いします。早速なのですが、SCREENグラフィックソリューションズさんが扱っておられるヒラギノフォントの「ヒラギノ」が京都産業大学近くの地名が由来しているという噂を耳にしました。本当なのでしょうか? 【正木さん】本当です。日本に限らず、世界的にみてもフォントの名前は、地名から持ってくることが多くあります。例えば「San Francisco」「Osaka」といった地名がフォントの名前に使われています。そのた
「社会安全政策」を受講した学生から、「犯罪は増えていて凶悪化している、と思っていたのは間違いだったと分かりました。誤解をする人が多いのはなぜでしょうか?」という感想・質問が毎学期寄せられます。 平成元年から30年までの犯罪の推移を、警察の刑法犯認知件数*からみてみましょう。 「刑法犯」、「認知」とは?刑法犯とは、刑法に定められている殺人、窃盗、詐欺などの犯罪のことです。 認知とは、被害届などにより、警察が、犯罪が発生したことを知ったことを意味します。 刑法犯の認知件数は、昭和期は120万件から150万件で、平成元年には160万件台でしたが、急増し、平成14年に280万件を超えました。その後減少に転じ、平成30年には約82万件と、平成元年の半分、ピーク時から7割以上も減っています。 侵入窃盗(家に入って物を盗むドロボウ)は、平成元年の23万件から、平成30年には6万件余りにまで減少しています
理学部 数理科学科 三好 博之 教授 自己参照プログラムから考える自己問題 みなさんも「私とは何だろう」「考えるとはどういうことだろう」という疑問を抱いたことが少なからずあると思います。このような問題は「自己問題」と呼ばれ哲学の分野では古くから議論されてきました。しかし、この問題は堂々巡りのような深みにはまってしまい、なかなか明確な答えに至りません。この難問に「計算とは何か」という切り口から挑む三好博之先生に、コンピュータ科学を通した「自己問題」へのアプローチを教えていただきました。 「計算する」とはどういうことだろう? 私たちは普段あまり深く考えずに「コンピュータに計算させる」「コンピュータが計算する」という言い方を使っています。コンピュータとは計算をする機械のことですから、別段おかしな言い方ではないように感じます。ところが、「計算」とはいったいどういうことなのか、考え始めると、そこに深
理学部 数理科学科 牛瀧 文宏教授 不可能を可能にするドーナツの輪 高度に抽象的な数学であるといわれ、遠い存在のように思える位相幾何学。しかし、実は私たちの身の回りにあふれている学問だったのです。どんなサンドウィッチでも公平に2分割することができるのか。電波が通じない場所で、最適な待ち合わせ場所とは。「存在」と「分類」を語る学問、トポロジー。その面白さと奥深さを、牛瀧文宏先生にお話しいただきました。 存在を証明する学問 トポロジーとは、ものの形に関する学問です。取っ手付きのコーヒーカップとドーナツが「穴が1つ」という点で同じ形だという話は聞いたことがあるかもしれません。※1 今回はトポロジーが持つ「存在の証明」「分類」「不可能性」といった側面に注目しましょう。 高校までの数学では、何らかの解を求めることがほとんどです。しかし、トポロジーの問題では具体的な解ではなく、解が存在するか、あるいは
コンピュータ理工学部 インテリジェントシステム学科 奥田 次郎 准教授 忙しい人のための“脳手帳”をめざして 生体計測・情報技術の発達と遺伝子の解明から、急速に進む脳研究。かつて劇的な進展が起こると予測された2010年を間近にして、その行方にはますます注目が集まっています。 「やるべきことは一杯ある」から、自分の考えを日々蓄積しておくだけで上手に予定を管理してくれる“脳手帳”がほしいと考える奥田次郎先生。その開発を見据えて基礎研究に、日々、余念がありません。そんな夢のような技術が本当に実現できるのか、世界的にもまだ始まったばかりの研究について理論と実験の両面からお話しいただきました。 “脳手帳”と脳神経科学のこれからの課題 「サイエンス&テクノロジーVol.9のこのページを読み終えてから、お風呂の水を止めよう」という状況を考えてみてください。この場合、何分か後に止めようという《意図》を人は
総合生命科学部 動物生命医科学科 大槻 公一教授 さまざまなインフルエンザの脅威に備える 2009年、新型インフルエンザが世界中で流行しました。パンデミック(pandemic:世界的大流行病)の発生源はアジアではなくメキシコで、鳥インフルエンザウイルス由来ではなく豚インフルエンザウイルス由来でした。いまや人類の生存を脅かす感染症は世界中から襲ってきます。グローバル社会に生きる私たちにとって、宿命的な脅威なのです。新型インフルエンザの流行に備えるために、敵の正体を見極め、いかに被害を小さく抑えるのかを研究されている大槻公一先生に新型インフルエンザや鳥インフルエンザについてお聞きしました。 インフルエンザは、もとをたどるとすべてが鳥インフルエンザに行き着きます。というのも、インフルエンザウイルスは本来、カモやアヒルなど足に水かきのある水鳥、渡り鳥に感染するウイルスだからです。ただし私たちが腸管
理学部 数理科学科 矢野 裕子 准教授 確率過程への誘い 簡単なゲームから、物理学や経済学まで、時間とともに移り変わるものを表すための「確率過程」。確率と微積分が結び付いたことで生まれたこの数学は、20世紀に始まったばかりですが、さまざまな分野で応用されています。偶然現象の中には、私たちの直観とは異なるものがあります。このような現象を直観を排して数学的に説明するのが確率過程です。中でも奇妙な「逆正弦法則」が今回のキーワードです。さまざまな確率過程の研究を第一線で行う矢野裕子先生と一緒に、単純なゲームから確率過程の世界を眺めてみましょう。 コイン投げゲームをやってみよう はじめに、簡単なコイン投げのゲームを考え てみましょう。持ち点0からスタートし、コインを投げて表だったら勝ちで+ 1 点、裏だったら負けで-1 点とします。この簡単なコイン投げのゲームを繰り返して行います。 結果を見やすくす
京都産業大学は、2019年4月に向けて総合生命科学部を再編し、新たに『生命科学部(仮称)』を開設することといたしました。以下、本構想に至る経緯と新学部の特色・魅力について説明します。 1965年に理学部と経済学部の2学部体制で発足した本学は、学部・学科の新設により、大学の充実を図り、今日では9学部、10大学院、6研究所を擁する大学にまで発展してきました。この間、開学25年目の1989年に理系としては2番目の学部である工学部を開設しました。本学は、この工学部に生物工学科を設置することで、本学のライフサイエンスの教育・研究に初めて着手しました。生物工学科は、バイオテクノロジーに特化した学科としては、全国の私立大学に先駆けて開設されたものであり、当時としては非常に特色のある学科でした。 生物工学科は21年間にわたり活動を続け、本学におけるライフサイエンスの教育と研究の基盤を形成しました。しかし、
総合生命科学部 生命資源環境学科 山岸 博 教授 核とミトコンドリアの不思議な共生 私たちの食は雑種の作物に支えられています。雑種の方がずっと元気に育つため収量が大きく違ってくるからです。植物で雑種を作るのに欠かせないのが花粉を作らない雄性不稔という性質。長らく謎とされていたそのメカニズムを山岸 博先生に詳しくお聞きしました。 私たちの食を支える雑種 雑種は元気に育つ、という経験則をみなさんも聞いたことがあるかもしれません。このことは植物での例を見ると一目瞭然です。植物で雑種にあたるのは交配種(F1)で、他家受粉によって生まれる株のことを指します。 たとえば、1950年代、同じ面積あたりのイネの収量を比較すると、日本は中国の2倍ありました。ところが、2000年代の収量を比較するとほぼ同じになっています。 面積あたりの収量ですから、日本の減反政 策は関係ありません。何が中国での収量を大 幅に
HOME 研究 サイエンス&テクノロジー 生き物のエネルギー通貨を生み出すナノモーター—ATP合成酵素の回転運動を世界で初めて観察— 生き物のエネルギー通貨を生み出すナノモーター —ATP合成酵素の回転運動を世界で初めて観察— 私たちが普段活動するのに使っているエネルギーは、一体何がもたらしているのでしょうか。その答えは、細胞内にあるATPという分子にあります。人間を含め、あらゆる生物のエネルギー供給源となるATP、それを作り出すのが、ATP合成酵素です。そのATP合成の具体的な仕組みは謎に包まれていましたが、近年になってその詳細が判明してきました。意外なことに、ATP合成酵素は回転していたのです。人間が水車を発明するよりも、はるか昔から存在していたナノモーター。世界で初めてATP合成酵素が回転していることを観察した吉田賢右先生に、お話をうかがいました。 全ての生物のエネルギー通貨 物を見
理学部 数理科学科 福井 和彦 教授 真っ直ぐではない直線を考える みなさんも高校までに平面図形や立体図形を学んだと思います。平行線がどんなものかもイメージできるでしょう。平行線は、直線外の1点を通りこの直線に交わらない直線はただ1つある、という文章によって定義づけられますが、実はこの文章(公理)が幾何学の歴史を大きく変えるきっかけになったのです。この公理に対する疑問から、それを否定しても成り立つ非ユークリッド幾何学が発見され、現代数学へとつながっていきます。この数学上の大きな変革について、福井 和彦先生にお話しいただきました。 2000年以上幾何学を支配した『原論』 幾何学の歴史は古代ギリシアまで遡ることができます。この時代に、幾何学に長らく大きな影響力を与えることになる『原論』が、ユークリッド( Euclid、紀元前3世紀? - )によって著されました。 『原論』は、その後2000年以
京都市北区に位置する一拠点総合大学、京都産業大学の公式Webサイト。入学案内をはじめ、教育・研究に関する情報を掲載。
理学部 物理科学科 髙木 征弘 准教授 地球の常識が通用しない宇宙の気象学 気象学といえば、地球の大気を扱う学問です。しかし、大気があるのは地球だけではありません。あまり知られていませんが、実はほとんどの太陽系の惑星には大気が存在するのです。こうした地球を含む惑星の大気運動を調べるのが惑星気象学という学問です。最近は観測技術の発展とともに他の惑星大気の実態が分かりつつあります。その結果、地球の気象学をそのまま当てはめても分からないような現象が次々と見つかってきました。中でも、金星には「スーパーローテーション」と呼ばれる非常に不思議な現象があります。自転速度を遥かに超えるような風が、金星全体で吹いているのです。一体なぜこのような現象が起こるのかは、まだはっきりとは分かっていません。この謎の完全解明に挑む髙木征弘先生に、最新の研究成果を教えていただきました。 自転周期マイナス243日 金星と地
HOME 研究 サイエンス&テクノロジー あなたの好みを見抜くコンピュータ—感性モデリングで個人の感性を模倣する— あなたの好みを見抜くコンピュータ —感性モデリングで個人の感性を模倣する— コンピュータ理工学部 インテリジェントシステム学科 荻野 晃大講師 感性モデリングで個人の感性を模倣する コンピュータはすっかり身近なものになってきました。生活のさまざまな面で利便性が高まっていますが、一方でコンピュータを使っても一向に便利にならない分野が依然として残っています。感性に関する分野がその一つ。「格好いい靴」や「かわいい服」という言葉のニュアンスをコンピュータはうまく理解してくれません。計算速度も記憶容量もどんどん高まり、ソフトウェアの使い勝手も改良が重ねられているのに、人の感性に関してはまだほとんど手がつけられていない状況です。感性情報学がご専門の荻野晃大先生に、コンピュータに人の感性を
理学部・数理科学科 福井 和彦教授 理学部の福井 和彦先生は位相幾何学(トポロジー)が専門。「不思議な幾何学」トポロジーとは? 聞けば聞くほど、その不思議ワールドから面白くて抜け出せません。福井 和彦先生にトポロジーの入り口と、大学で学ぶ数学の一端をお聞きしました。 三角形の内角の和は180°? 「三角形の内角の和」は必ず180°。でも、それは“ユークリッド幾何学の世界”での話です。三角形がふつうの平面じゃなくて、ボールの表面のような「球面」に描かれていたら、どうでしょう? 内角の合計は180°より大きくなるはずです。極端に言えば「三つの角が全部90°」なんていう三角形だって描けてしまうでしょう。球面上の世界では、私たちの知っている図形の定理は当てはまらないのです。こんなふうに、いままでの“常識”が通用しないような世界、“非ユークリッド幾何学の世界”で“図形”について考えるのが、私たちの研
コンピュータ理工学部 インテリジェントシステム学科 小林 聡 教授 神様のコンピュータは止まらない? 背理法による証明はみなさんよくご存知だと思います。「Aではないと仮定すると矛盾が導かれる。よってAである。証明終わり。」この証明方法を学んだとき、疑問を抱いた人はどのくらいいるでしょうか?「なんだか、屁理屈みたいだ」「これで本当に“Aである”を証明したことになるのか」といった疑問です。このような疑問は決しておかしなものではありません。実は、数学とコンピュータ科学の世界もこの問題に悩まされてきました。コンピュータの行う計算を数学という基礎から研究されている小林聡先生にコンピュータが抱える計算の問題についてお聞きしました。 華やかな数学の発展の陰にコンピュータ科学への暗雲 おおよそ19世紀まで、数学と言えば存在する解を求める学問でした。解が具体的に求まることが、問題が解けたということであり、具
理学部 数理科学科 細野 雄三教授 世界観を覆した数学理論 20世紀に生まれたカオス論は、科学の世界に大きなショックを与えました。「決定論的でも、予測不可能なものがある」カオスの持つこの特徴は、私たちの身近にも大きな影響を与えています。100%当たる天気予報はない。蝶の羽ばたきが竜巻を起こす。従来では考えられなかった世界像を提示した、カオスの世界。細野雄三先生に、この新しい学問を分かりやすく解説していただきました。 カオスが切り拓く世界観 カオス論は、近代以降の決定論的世界観を揺るがす理論でした。 ニュートンの運動方程式以来、最初の状態と状態の時間発展を記述する法則さえ得られれば、未来永劫あらゆる状態が予測できる、という考え方が自然科学を支配していました。この世界観の下では、複雑な事象の未来が予測できないのは、その事象を記述する式が複雑すぎて今の物理学では解き明かせないだけであり、将来その
工学部・生物工学科 竹内 実教授 「タバコは健康に悪い」とか「ガンになる」などと言われ、また周囲の環境への配慮もあって禁煙運動が行われています。学校でも会社でも、駅のホームでも街の喫茶店でも、喫煙スペースはどんどん狭まり、喫煙者は片隅へ片隅へと追いやられています。では、タバコの何がどう悪いのでしょうか。 このことを免疫細胞学からアプローチしているのが竹内 実先生です。 タバコは肺の「免疫系」に悪影響を及ぼします。免疫系とは自己と非自己を識別し生体を防御する一連の細胞の働きによるシステムのことです。もしタバコのためにこのシステムがうまく働かなくなるとしたら…たしかにこれは大変なことなのです。 人は常に呼吸していて、その間ずっと肺を働かせています。たとえ周りには排気ガスがあふれていても、タバコの煙がもうもうとしていても、休むことなく呼吸しています。しかし、このような汚れた空気を吸っているからと
理学部 数理科学科 山田 修司 教授 4次元空間に浮かぶ3次元球面 2002年11月、世界中の数学者、特に幾何学の研究者を驚かせる論文がウェブサイトに投稿されました。その論文の内容は、2000年にアメリカのクレイ数学研究所が数学史上最大の難問として100万ドルの賞金をかけた7問のうちの1つ「ポアンカレ予想」を証明したものだったのです。 1904年、ポアンカレ予想が世に出されてから、多くの一流の数学者がこの難問に挑んでは敗れてきました。そのなかにはもちろん日本の数学者も含まれています。それは、宇宙のあり得る形についての予想と捉えることもできます。 いったい、どんな予想だったのでしょう。山田修司先生に分かりやすく解説していただきました。 世紀の難問ポアンカレ予想 始まりは、フランスの数学者アンリ・ポアンカレ(Jules-Henri Poincaré,1854-1912)が論文のなかで「未解決の
雄飛館ラーニングコモンズが「第27回日経ニューオフィス賞(近畿ブロック)」において、「アクティブラーニング賞」に選ばれました! 日経ニューオフィス賞は、日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)共催・経済産業省後援で、「感性を刺激し創造性を高めかつ運用管理が適切なオフィス空間」を表彰するものです。 2014年4月のグランドオープン以降、ラーニングコモンズでは、ディスカッション、プレゼンテーションといった相互理解のために社会的に必要な活動を日常的に行い、予測困難な時代において最善策を導くための基礎力と、主体的に学び、考えるという学習態度を養うべく、ゼミ活動や個々人の使用だけではなく、ラーニングコモンズ学生スタッフ主催のワークショップや公開セミナー、参加型のイベントなど、様々な取り組みを行ってきました。 今後も、学生が相互に刺激を与え合いながら、知的に成長するための「共創空
HOME 研究 サイエンス&テクノロジー 量子力学の反常識が創りだす量子コンピューティングの世界—量子コンピュータの頭脳としての量子アルゴリズム— 量子力学の反常識が創りだす量子コンピューティングの世界 —量子コンピュータの頭脳としての量子アルゴリズム— コンピュータ理工学部 コンピュータサイエンス学科 外山 政文 教授 量子コンピュータの頭脳としての量子アルゴリズム 未来のコンピュータと言われる量子コンピュータ。量子力学の原理を動作原理とし、従来の不可能を可能にするテクノロジーです。現在のコンピュータでは宇宙の年齢ほどの長い時間がかかってしまう計算でも、極めて短時間で解いてしまいます。しかしその実現には、コンピュータ上で効率よく機能する量子アルゴリズムが不可欠です。まだ誰も触れたことのないコンピュータを動かすための、全く新しいロジック、その最先端を研究する外山政文先生に、お話を伺いました
5 アイスブレイク ・ レシピ集 「大学で使うこと」を意識した 13 のアイスブレイクを、場面別にまとめました。 時間や人数などはあくまで目安です。状況に応じてアレンジしてください。 6 トモダチ 100 人できるかな? フォーマットあり p.36 こんな時に 大講義室での初回授業、不特定多数の人が参加するイベント 人数 100 人以上 所要時間 30 分~ 60 分 必要物品 フォーマット、筆記用具 ●すすめかた● 1 フォーマットを配る前に、まず方法を説明します。 ‐100 個の質問を、それぞれ違う人にする。 ‐1 人に対して質問は 1 個限り。 ‐誰かが 100 人に質問してフォーマットが埋まれば終了。または制限時間が来れば途中で も終了。 ‐できるだけたくさんの人と話しましょう! *先にフォーマットを配ると収拾がつかなくなります 2 フォーマットを配ります。お互いの質問内容が重なら
工学部・情報通信工学科 外山 政文教授 テレポーテーションという言葉を聞くと物理学の研究よりもSF映画を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、量子力学が記述する量子の世界では、テレポーテーションも決して夢物語ではありません。実際に量子の世界ではテレポーテーションの実験が成功したという報告がなされています。いわゆる量子テレポーテーションといわれるものです。この不思議な現象を実現するミクロの世界における物質の性質と、テレポーテーションを可能にする理論について外山先生に伺いました。 ミクロ世界と量子力学 みなさんは、物質が分子・原子からできているということは知っていますね。その原子はさらに小さく分けることができます。原子は電子・陽子・中性子からできています。陽子と中性子はさらにクォークという粒子からできています。クォークは物質の最小単位の一つと考えられており、このような粒子のことを物
京都産業大学Webサイト
職階: 法学部法政策学科 客員教授 学位: MA(修士) 出身校: 東京大学教養学部教養学科卒 HARVARD UNIVRESITY、GRADUATE SCHOOL OF ARTS AND SCIENCE卒 担当領域: 国際関係論・国際政治学担当 40年の外交官生活の体験を基に、国際関係の実態を若い人たちに伝えたい。 将来の日本を担うる若い人が、日本の行くべき方向を誤らないようにしてもらいたいから、時には苦言も呈したい。 自分自身は、新潟県の雪深いところの出身なので、広い世界を見てみたいと思い、外交官になった。 世界の国々の半数ほどを訪ね、各地の文化、芸術を味わったが、特に、歴史的遺産を見て回るのが楽しみだ。 授業では、各地の実情なども紹介したい。 京産大は、中規模な大学で、学生は少しのんびりしているが、風光明美な良い環境にある。 しかし、キャンパスは起伏が多く、階段の昇り降りが前期
関西圏の大学図書館では最大級となる約80万冊(図書の厚さ1冊 3cm換算 40冊/コンテナ)収容可能な図書館の自動書庫が3月21日(木)から運用開始いたします。 これまで約106万冊の図書を所蔵し、教職員・学生をはじめ地域への利用開放を図書館は行ってきました。今回の自動書庫の運用開始により、収容冊数が飛躍的に増加することに加え、時間と人手のかかる取り出し・返却作業の大幅な効率化により、利用者サービスの向上を図ります。 つきましては、次のとおり自動書庫の見学会を実施いたします。事前申込は不要ですので、見学会開始時間までに本学図書館受付(図書館入口近くのカウンター)までお越しください。 また、本学に在籍している教職員の方で、自動書庫の見学会に参加希望の場合は、図書館へご連絡いただきますようお願いいたします。 日時
「授業への主体的な参加を促したい」、「みんなが意見を出し合える雰囲気にしたい」…これらを実現するためには、場の環境を整える必要があります。 アイスブレイクとは、その名のとおり氷のように固まった場の雰囲気を変え、話し合いなどの協働作業がしやすい環境をつくることです。といっても特別な訓練がいるわけではなく、少しの知識と工夫があれば、誰にでも実践が可能です。 F工房では、これまでの活動でさまざまなアイスブレイクを考案し、実践してきました。その中から、さまざまな場面別に使い分けることのできる13のアイスブレイクを選び、冊子にまとめました。 ここにPDF版として公開しますので、授業やゼミ、課外活動などにご活用ください。 また、詳しい使い方の説明やファシリテータの派遣にも対応いたします。詳しくはF工房までお問い合わせください。
理学部・コンピュータ科学科 小林 聡教授 「数学」と「コンピュータ」。この両者は、ほとんど同じ世界に属するように思われていますが、その間にはかなりの隔たりがあることも事実です。しかし、具体的に説明するとなると、そう簡単ではありません。両者はどのような点で同じで、どのような点で異なっているのか? 「数学とコンピュータ・サイエンスの境界領域」で、研究を続けられている小林 聡先生に伺ってみました。 数学の証明とコンピュータのプログラムの関係は? 多くの場合、数学の証明のプロセスをじっくり検討すれば、コンピュータ・プログラムを作るための処理手順(アルゴリズム)は見えてきます。いいかえれば数学の論法は、ほとんどコンピュータ・プログラムの形に翻訳することができるということです。 しかし例外もあります。「解が存在しないとすると矛盾する、従って解は存在する」という形の論法がそうで、一種の背理法です。この場
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