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kikuchidesu.hatenablog.com
北海道には忘れられない旅がある 静謐さ、青森 岩手ではもっきりの愛を 田沢湖で泳げ、秋田 ずんだはめちゃくちゃずんだ、宮城 最上川を転がる石はうつくしい、山形 雪が青かった福島 茨城で死にかける 寒いころに栃木に行こうと思う あなたを満腹にしたいのだ、群馬 意外と千葉のことを知らない なにもないよ、埼玉 都市東京 光あれ!神奈川 色とりどりな景色がみえた新潟 猿が生き生きと動き回っていた長野 きゃべつ炒めで酒を飲んだ山梨 静岡で河津桜が春を呼んでいた 刺身がおいしい富山 騒がしい未来が待ってる、岐阜 駅で食べるきしめんがうまい、愛知 卒業旅行、石川 蘭奢酒を飲みに行った福井 ただ歩いているだけでも楽しい滋賀 三重で食べたトンテキが忘れられない 京都で飲むぶたじるの美味しさよ 梅田駅周辺があまりにも大都会で驚いた、大阪 奈良でせんとくんとグータッチ 和歌山では、ラーメンに寿司がついてくる ジ
沖縄のみそ汁から旅は始まる もそもそ界の王、サータアンダギーをかじる やはりチャンプルーが食べたい。イカチャンプルーである。 新たなるグスクへ。拳銃をもつ北野武が脳をよぎる。 沖縄の市場界隈へ コーヒースタンド小嶺の冷やしレモン 沖縄のちゃんぽんはやさしい炒め物 泡盛のバーで泡盛が好きになる 真夜中のしめのステーキ屋、にんにくマシマシ 喫茶店のグァバジュースを飲む 沖縄そばを食べなくてはならない アーケードの中の古本屋ウララで市場界隈を買う キングタコスの野菜山盛りタコライスがすごい イギリス人と泡盛の津嘉山蒸留所を見学する 今帰仁グスクへ ルートビアというサロンパスドリンクを飲む 中身汁でさようなら 沖縄のみそ汁から旅は始まる なんでこう、朝になったらまったく規則的に腹が減ってしまうんだろうと思う。人間はおろかなので自分のことは自分でコントロールできていると感じてしまうのだけど、実際は、
牛骨が器から飛び出している、野性味あふれるスープ、カルビタン 早朝、体を温めようスンデタン 水原生カルビがめちゃくちゃ美味しい、おまけのおこげスープ 王道、豚のうまみのデジクッパ 酔い覚ましのスープ、ヘジャングクで現実に帰る 何度目かの韓国にやってきた。配偶者のオタ活のおともである。また、同時に、今回、韓国でめちゃくちゃスープを飲むぞと思っていた。韓国というのは、キムチ、チャプチェ、チジミ、トッポギなどなど、それぞれに魅力的な食べ物がたくさんあるわけなのだけど、個人的には韓国というのはスープ大国だなと思っていた。 日本で、飲食店に行ってスープを飲むということはあまりないような気がする。、韓国におけるスープは日本におけるスープとは違い、熱々の器でぐつぐつに煮られたドデカスープで大変な食べ応えなのである。おそらく日本と韓国ではスープの位置づけが違うのだろうなと思う。文化圏として近いがゆえに違う
死の受容 奄美大島はスープがたぷたぷの鶏飯がうまい カヌーに乗るという夢 奄美大島の夏の名物、八月踊り!に遭遇する 夜のしめの油ぞうめん カヌーで鬱蒼のマングローブ畑をいく 口噛み酒に由来する奄美のローカルドリンクみきを飲む 風葬の墓、城間トフル墓群へ 海岸でさみしさは鳴る 「いいかい、あそこから御霊がおりてくるんよ」 ある夏、祖母に会いに行った。久しぶりにあった祖母は元気そうであった。近所で夏祭りがあるとのことで、祖母の軽トラを運転して祖母を神社まで連れていくことになった。 神社には鎮守の森があり、あたりは薄暗い。蝉の声がびーびーと響いている。祖母の横を歩く。小さな子供たちが楽しそうにはしゃいでいた。屋台でたこ焼きを買って食べた。たこ焼きというのは時々食べるとめちゃくちゃ美味い。祖母がそろそろやねえと言って歩いていった。何があるのか分からないけれど、僕も祖母についていった。階段を上がると
やはり神戸といえば中華だろうか 中華 順徳のラーメンをすする にしむら珈琲店のアイスコーヒーのグラスが好き 書店 1003へ 神戸発祥のカクテル ソル・クバーノを飲む この間、ちょろっと神戸に行った。神戸は、なんて洒脱という言葉が似合う街なんだ!と僕は、たった3時間の滞在で打ち震えてしまった。なんか、もう、出会う人が皆洒脱なのである。 やはり神戸といえば中華だろうか 昼過ぎに神戸空港に到着した。ポートライナーに乗り込む。モノレールで移動するのだあと思ったのだけど、調べてみたところ、ポートライナーはモノレールではなく、AGTという輸送システムであるようだ。いくつかの駅をすぎ、次第に整った街の全景が見えてくる。港には底の赤いのっそりとした様子のフェリーがとまっている。空港、港、新幹線。人々がつどう交易の街、神戸だ。 ご飯を食べることにした。どんな経緯だったか忘れてしまったのだけど、Google
大宮公園は、日本屈指の良い公園 川越に行くのであれば絶対に夜だ。街を独り占めしよう。 埼玉西部においては、焼きとんを食べるべきである 埼玉の古代に思いをはせる高麗神社 日本三大茶のひとつ、狭山茶 秩父のウイスキー イチローズモルト 行田のフライという謎の食べ物 そしてやっぱりうどんは美味しい ついに、埼玉県が魅力度ランキングで最下位となった。 【調査結果】都道府県魅力度ランキング、埼玉県が初めて全国最下位にhttps://t.co/ihHfPjwcaO 2024年に最下位だった佐賀県が2ランクアップし、埼玉県が初めて47位となった。調査会社によると「食事がおいしい」という評価が特に低かったという。なお、1位は17連覇となった北海道だった。 pic.twitter.com/bQJ52iA7uX — ライブドアニュース (@livedoornews) 2025年10月9日 なんということだ!と
今夜はいやほいなる名前でブログを書いてきた。最初は、ブログに名前を付けないで更新をしていたのだけど、ある夜、ブログに名前を付けるかと思い立ち、そのタイミングで流れていたのがきゃりーぱみゅぱみゅの原宿いやほいだったので、今夜はいやほいという名前にした。 この珍妙なブログ名、今夜はいやほいであるが、本の刊行に合わせて池袋のジュンク堂書店さんにて写真の展示をしてもらえることとなり、なんと現在、壁にその名が掲げられているのである。 池袋のジュンク堂書店さんでの写真の展示ですが、ご好評とのことで、10月下旬まで延長となったようです!本もけっこう多くの方に手に取っていただいたという噂を聞きました。引き続き、池袋がお近くの方はよろしくおねがいします! https://t.co/PvC6JmcRgb — きくち (@zebra_stripe_) 2025年10月3日 \はてなブログ 「今夜はいやほい」が大
まずは名古屋到着の儀式であるところのコンパル みりんを飲みに愛知南方へ 煮切りみりんのプリンで休憩 みりんの飲み比べをする 味噌に浸かったどろどろの串カツとおでん 平和園のちょこっとチャーハン。 ホテルでみりんで晩酌だ おぐらトーストでモーニング TOUTEN BOOKSTOREへ 鈴波のみりんの粕漬け 銀だら定食 新橋のバー玉箒でみりんと焼酎を混ぜて飲む、本直しという古風なスタイルで酒を飲んでいた。玉箒は日本の酒を主に取り扱っていて、行くたびに、そんな酒があるのか!?という謎と感動を起こさせる不思議なバーで、昔ながらの方法で酒が飲みたいという謎のオーダーをしたら、本直しが出てきたのだ。 僕が、甘くなった焼酎をなめていると、マスターはニヤリと笑い、みりんと言えば愛知なんですよ。愛知のみりん蔵めぐりなんて楽しいでしょうねえとつぶやいた。そのマスターの言葉が頭のどこか深くに沁み込んでいて、ふと
夏は、すなわち川である。 源兵衛川というつめたい天国 果物屋のフルーツジュースのうまさよ 静岡おでんで夜は更けて 夏は、すなわち川である。 ツイッターに、毎年、静岡県の三島市は、富士山にたまった大変冷ややかな水がいたるところで湧き出ていて最高とツイートされている方がいる。僕はそれを目ざとくいいねしていた。冷水にひたりたい。これこそ、夏ではないか。電車に乗って、JR三島駅へと向かった。静岡というのは、埼玉から行くとまあまあ遠いがちょっとしたおでかけとしてはいい感じである。 三島駅に着いた。屋根が緩やかに湾曲しており可愛いらしい駅舎だ。日差しが強く、濃い影が道に落ちている。あまり混んでいないようでとてもいい。観光客っぽい人は全然いないようだ。Googleマップで湧水と検索すると、南方で大量に検索に引っかかったので、駅から南へ向かって歩いていくことにした。 陽射しがするどい。いやあ、夏だなあ。こ
秋葉原駅を歩いていたことがあった。 6月のことで、どんよりとした空気だった。駅構内の階段を上がっていくと秋葉原駅の名物、ミルクスタンドがあった。牛乳の専門店で、その場で瓶の牛乳をぱっと飲む立ち食い蕎麦屋ならぬ、立ちのみ牛乳屋である。 営業の途中なのだろうか、すこし疲れた様子のアラフォーくらいに見える女性がつかつかとカウンターへと歩いていき、ルーティーンのようにノンホモの瓶牛乳を買っていた。女性は手にテイクアウトしたコーヒーを持っていて、最短の手つきで牛乳をコーヒーのカップにぶち込み(それは本当にぶち込んでいるという感じであった)ひとくち、自家製コーヒー牛乳を飲むと、軽やかに去っていったのである。 かっこいい...... 東京を使いこなしている。僕はその洗練された振る舞いに心が震えたのだ。 それ以来、いつか、秋葉原に行ったときに自家製ブレンドコーヒー牛乳やってみたいと思っていた。ということで
鯖そうめんなる愛おしの食べ物 伊吹山ではぐくまれたお灸 ボン・バイ・テンで梅を見る。 滋賀最古の私立図書館、1907年開設の江北図書館へ 480年を越える歴史を持つ、滋賀のリキュール、桑酒 彦根で近江牛のすき焼きを食べる 雪降りしきる朝に 麗しきは五個荘の街 近江ちゃんぽん、出汁が効いていてとても美味しい 紫式部が源氏物語の着想を得た石山寺へ 「久しぶりに、京都に行かない?」と配偶者に聞いたら「お、いいね、行こう」との返事があったので、京都に行くことにした。翌日、京都駅前のバスの尋常ならざる混雑を思い出すないなや、一気に行きたい意欲が消えていった。あの混雑に自分が加わりさらに混雑を加速させることは、申し訳なさを感じた。 そうだなあと思案した。そういえば、京都の一個手前、滋賀って行ったことないなと思った。まだ見ぬ地、滋賀に行くほうが短い休みにはいいのではないかという気がしてきた。そんな経緯で
休日、曇っていてそんなに暑くないし、温泉に入りに行こうと思った。埼玉は意外と温泉がたくさんあるのだ。どうしようかなと調べていると、大宮駅からちょっといったところに、温泉があるのを見つけた。しかもである。なんと、施設内に、本格的な寿司屋があるらしいのだ。 温泉に入って、寿司食べる。これは素晴らしいことではないか。ということで大宮駅まで電車でやってきた。 大宮駅でカーシェアの車を借りた。朝ごはんを食べていなかったので、何か食べようと思った。埼玉県民であるにもかかわらず、山田うどんに何年も行っていないことに気がついた。山田うどんは店舗自体はけっこう多いのだけど、車で移動しないと店に行けないことが多く車を持っていない人間にはあまり縁がない店である。久しぶりに寄ってみることにした。 アメリカンダイナーを思わせるぐるりとひろがるカウンターに腰かける。もつ煮込み丼とうどんをセットにした。腹が減った。うど
祖母は、農家だった。また同時に、祖母は旅人だった。旅行を愛し、60代でアフリカに行ったりするような行動派祖母であった。その娘、つまりわが母は、今もフルタイムで働いており、その資金で、毎月どこかへ旅行をしている。ここで、僕が、娘であったら話がきれいなのだが残念ながら僕は息子だった。 母は、勉強をしろ、勉強をしろ、勉強をしろと僕を説得し続けたが、僕の成績は低迷を続け、高校生活で、偏差値が50を超えることはほぼかった。それどころか、残念なことに、あまりにも勉強ができなかったので、高校二年生にして、留年の危機に瀕した。(留年はしなかったが、浪人することになった) 教育というのは不思議なものである。僕は勉強しろと幾度となく言われ、結果的には進学に失敗しかける結末となったわけだが、何を言われたわけでもなかったが、気がつけば旅行が好きになっていた。やれというのは伝わらないものだが、人間の無意識というのは
最近、日記をつけている。ただ、毎日つけるのはおっくうなので、4日に一度くらいまとめて書く。4日前なら覚えているかと思って書くのだけど、何をやっていたのか全く思い出せないことがある。 配偶者の母が紫陽花を持ってきてくれて、リビングの三か所くらいで紫陽花が花瓶にさされていた。二か所は一瞬で枯れて最後のひと瓶だけ紫陽花がいまだに咲いている。なぜ、同じようにしていてもこんなに状態が違うのだろう。世界は分からないことだらけだ。今年の梅雨は不調なのか、あまり雨が降らない。米は大丈夫なのだろうか。 選挙らしい。有名な政治家が近所で演説していたのを偶然見かけた。暑い中頑張っていて、悲壮感すら感じる。周りには、全然人がいなかった。今回の選挙は、あまりにも政党が多くてどこに投票すればよいのか分からない。 大音量でミッシェルガンエレファントの世界の終わりを聞いている。7月、当然世界は終わらなかった。表現者のデビ
朝食としての回転ずし 世界中のスプーンを見る 半世紀を超え燕市で営業される喫茶ロンドン 職人たちが、金属を叩く音が響く玉川堂 燕背脂ラーメンを食べに杭州飯店へ お土産にナイフを買う。 三条の城下町 あとは、生寿司セットを食べるだけ さよなら、新潟 日帰りでどこかに行くかと思い、金曜の夜に思案した。関東圏は最近どこも行っているんだよな。じゃあ、新潟か?と思って電車を調べてみると、燕三条は、大宮から新幹線に乗ればけっこう近いことが分かった。お、これなら全然夜遅くならないうちに帰ってこれるじゃん、と、その晩は眠り、次の朝、新幹線に飛び乗った。 そんな調子だったので、予想外だったことがあった。まず、一つには、自由席の車両に乗ったら、席が空いておらず、全然座れなかったということである。デカ荷物の登山客たちがデカ荷物を自席の隣に置いて、アイマスクをつけて寝ているという罪深い行いをしていた。しかし、30
家を出て、とりあえず西のほうに行ってみるかと電車に乗った。寄居に行ってみるかと思った。寄居は埼玉の中でもかなり知られていない地域の一つなのではないだろうか。秩父まで行くと遠いし、人もたくさんいるので、その一歩手前くらいにしようかなというような感じの位置の地域だ。 寄居には名物がある。タレかつ丼だ。駅近くの今井屋は100年以上前から営業をしているらしい。老舗中の老舗である。埼玉の西側は豚食文化が強く、とりあえず豚関連の食べ物を食べておけば美味いのである。 よく晴れた日で散歩日和だ。 今井屋に入った。歴史ある店の威厳を感じる。かつ丼を注文した。 寄居のタレかつ丼は、卵でとじられておらず、とんかつをたれに浸して、ご飯の上にのせている丼である。丼がやってきた。青く重たそうな器である。とんかつがはみ出していて、ほとばしるエネルギーを感じる。 蓋を開けた。とんかつが現れた。タレでびちょびちょというほど
高知と高松ややこしい問題(そんな問題はない) 酒飲みの聖地、ひろめ市場では皆がビールを飲んでいた。 ジブリの「海がきこえる」の舞台になった街 厚切りのカツオのたたきを塩で食べる 高知では〆は屋台の餃子らしい。 オールドファッションは酒のパフェ ドーミーインで夜泣き蕎麦 高知の喫茶店、亜羅琲珈のモーニングはゼリー付き 土佐久礼の港。海がきこえる。 道の駅のカツオの炊き込みご飯とカツオコロッケ 須崎の鍋焼きラーメン ジャズ喫茶木馬で沈む 出窓につまみがディスプレイされる居酒屋の四角い酎ハイ 宵まち横丁の田舎家へ 高知の野菜の寿司 コーヒーショップパスワードで山盛りの朝食を くいしんぼ如月のチキンナンバン弁当で旅はおしまい! 高知と高松ややこしい問題(そんな問題はない) 徳島から高知に移動をしようとしていた。僕は、高徳エクスプレスの高速バスに乗り込み、スマホをいじっていた。あれ、高知に行くのに意
韓国と言えば、豚。地下の食堂でポッサムを食べる。 時が止まった喫茶店で、韓国の伝統茶、十全大補湯を飲む あまりにも巨大な牛骨が入った、酔い覚ましスープ はっきり言って、感動的といえる冷麺だった たちまち夜で、雨はマッコリに溶け込んで、ジョンをすこしづつかじる 葉の浮いた韓国のソジュのカクテルを飲む コーヒーを飲む。韓国のりが落ちている。 カンジャンケジャンはいつもおいしい。 韓国の角打ちことシュポ飲みをしにいく 雑居ビルの喫茶店でやたらとおしゃれな茶を飲む。 鐘路シンジン市場、路上のコプチャン炒め 辛ラーメンを食べ、シッケ飲んでサウナでじっと耐える また、コーヒーを飲みに行く 京東市場の地下食堂で食べた野菜ビビンバは端正な味がした 劇場型スターバックスの韓国限定ドリンク 灼熱のカルメギザル焼肉で意識も朦朧 ミシュラン冷麺を食べるには、遅すぎる 受験エリートたちは、道端の屋台へ さよならのコ
埼玉をどこへいく 妻沼地域の細長いいなりずしを食べる 埼玉の中の日光へ 埼玉の郷土銘菓、しょっぱい大福の塩あんびん 関東北部に点在する激うまタイ料理を食べる。 埼玉にある、旧陸軍の兵器の工場跡と、その給水塔跡を見る。 埼玉をどこへいく 日曜日、埼玉北部に向かうことにした。埼玉に住んでいる人以外には全くなんのことか分からないだろうが東西南北で微妙に雰囲気が違うのである。南部は体は埼玉だが心は東京みたいな感じで、西部はなんというか武蔵野!という感じで東武はベッドタウン、北部は北関東というようなイメージなのだ。 タイムズカーシェアで車を予約して、家を出る。いい天気である。車に乗り込んだら、信じられないほどの熱がこもっていた。急いでクーラーをつけるが、なかなか涼しくならない。酷暑である。 目的地は熊谷の妻沼という地域だ。ここには歓喜院という寺があり、そこにある聖天山という建築物が、日光東照宮のよう
「暇だね」 「暇だねえ」と配偶者は答えた。 じゃあどこか行こうかということになったのだけど、埼玉のぱっと思いつくようなところはすでに訪問済みの場所が多く、どこに行けばいいのか分からなかった。 「湖でも行く?」僕はGoogleマップで適当にスワップを続けていた。 「涼しげでいいね。そうしようか」 ということで、タイムズカーシェアの車に乗り込み、Googleマップで見つけた、比較的近くにある鎌北湖なる湖に行ってみることにした。 湖だった。 「湖だね」 「そうだね」という会話をした。あまり深く調べもせずに、とりあえず来てみたら、結果、特に大した特徴もない、言葉の通りのただの湖だった。 とりあえず、写真を何枚か撮り、伸びをして、少し散歩して、事足りてしまった。 猫は気持ちよさそうに眠っていた。 当座の目的は達成された。やや不完全燃焼の感は否めないが、まあ他にすることもないし帰るかと車に乗ってしばら
山梨は寿司好きの地域。甲州寿司を食べる。 ノイズ音楽がひびく、オリンピック通り 洞穴のような道を進め、カフェロッシュ 自然と人為が混ざり合う南アルプス市の棚田 江戸時代から続く古民家を10分見る 給付金格差を目で追いながら、ワインに焼酎を注ぎ込んだ酒、ぶどうワリを飲む。どてやき下條 やたらと立派な餃子が出てくる喫茶店、六曜館で夜は更ける そして、恐怖の地下街へ 朝食に専門店でいなり寿司をたべる 甲府の名湯、新遊亀温泉 鳥もつ煮でさようなら 最近、山梨に行っていないなと思い、甲府に行くことにした。電車でことこと揺られ、3時間ほどで到着した。甲府駅を降りたとたん、おっちゃんが近寄って来て「君、Youtuberだよね!?絶対そうでしょ。見たことあるよ!」と、これは驚いたというような表情をこちらに向けてきた。 困惑しながら「残念ながらYoutubeはやっていないです」と答えると「え、そうなの? 君
7月のソウルは天気が悪い。東京と同様である。ただ、ソウルは、東京に比べるとかなり涼しい。クーラーが無くても生きていけるレベルの気温である。 ソウルには過去何回か来ていて、幾度か、北朝鮮との国境を見てみたいなと思ったのだけど、国境は、近いと言えば近いけれど、二泊三日の旅程に組み込むにはやや遠い気もするという事情により、一度も訪れたことがなかった。 僕は、頭の40%を国境訪問に使い、どうしようかな、行ってみようかなと考えていた。一方で、頭の60%は腹が減ったということの処理に使われていた。踏十里というエリアにいて、気になっていた冷麵屋が近くにあったので行ってみることにした。 小さな町工場のようなものが多いエリアなのか、だるそうにしているおじさんがどこからともなく現れて、また、去っていく。 店には着いたのだけど、残念なことに数人が並んでいるようだった。ソンチョン・マッククスというお店だ。ラーメン
宮崎に来たからには、おぐらでチキン南蛮を食べねば始まらない 宮崎県庁を訪問する クリームの浮かぶ、ウルワシのコーヒーを飲んで ポロポロ書店 丸万でもも焼きを食べる。 辛麺でしめるのが、宮崎スタイルらしい トリスバー赤レンガでトリスのハイボールを飲む コンビニで霧島を買い、ホテルで飲む おくのうどん店の朝食のうどん 海に浮かぶ青島神社 道端で、金柑、たまたまを食べる 竜宮のもも肉ふわふわチキン南蛮 宮崎に来たからには、おぐらでチキン南蛮を食べねば始まらない 配偶者がオタ活のため、宮崎に行くとのことで、主に、配偶者の運転手として、宮崎に随行することとなった。配偶者は宮崎についても、ああ、緊張する、どうしよう、緊張すると、心穏やかでないようであった。 僕は、運転要員であることをこなしさえすれば、あとは基本的に自由だったので、心ここにあらずの配偶者を横目にチキン南蛮のことばかり考えていた。宮崎と言
埼玉には何があるのか(なにもない) 武蔵野台地を知るため、角川武蔵野ミュージアムへ 武蔵野台地の雑木林の腐葉土を使った三富野菜を食べる。 武蔵野台地一周へ。北端、川越を目指す 武蔵野台地の名物、朴訥だんご 狭山茶のアイスクリームを食べる 台地の北端は東明寺 コンビニの裏に、大きな段差。武蔵野台地のふちを見る。 大小様々な段差 台地で水を獲得するのがいかに困難か。渦を巻くまいまいず井戸 武蔵野台地であるからには、武蔵野うどんを食べずには終われない そして、メリケン武蔵野うどんへ 埼玉には何があるのか(なにもない) 昔、書いた埼玉の起源を探るブログが地味に評判が良かったので、第二回の埼玉探査隊を組織すべく、埼玉某所に友人達を召集した。 埼玉県の”さいたま”の起源を探しに真夜中の埼玉へ - 今夜はいやほい 「埼玉について、またなにか理解を深めていかねばならないと思うんだよ」と僕は言った。 埼玉育
アジもりだくさんの、魚問屋食堂さかなやくろへ 喫茶フレンドで電車を待ちながら 館山は小さなリゾートだった 海の街であるならば、寿司をたべよう 館山式モーニング、チキンバスケットセット 旅立ちのびわゼリー 内房の街をひたすら歩く 海水浴場の喫茶店 黄金アジフライという、天衣無縫の食べ物 突然、アジフライが食べたいなと思った。しかも、そのへんのアジフライということではなく、とびきりおいしいやつがいいなあと思った。そういうことが時々ある。揚げ物の引力だ。 それは、木曜日のことで、来る週末には何も予定がなかった。しかも月曜は有休である。しめしめと、僕はグーグルマップを開き、いいアジフライを食べられそうな場所を検討することにした。やはり海沿いがいいよな。茨城と神奈川はこの間行ったしなあ。ぱっと行けて海があるところということで、自然と目的地は千葉となった。外房はやや遠いということで、内房へとりあえず向
小学五年生にもなると、クラスは二分されることになる。中学受験をする者たちと、そうでない者たちだ。同じクラスの受験勢は、すでに中学数学を理解している者がいるらしく、教師に塾の宿題、それはxを含む方程式についての宿題の質問をしたりしていた。 関数というか、そもそも、ローマ字すら理解していない成績も中くらいの非中学受験勢のぼくは、やたらと勉強しているその人たちを何かとんでもなく頭の良い人たちであると認識していた。 秋口、席替えの結果、中学受験勢の女の子が隣の席になった。仮に山田さんという名前として話を進めていくと山田さんは、シャーペンまでイカしていてた。中学受験をするともなると文房具まで違ってくるのかと僕は戦慄した。 山田さんは昼休みになると、文庫本を取り出して集中した様子でページをめくっていた。xなる謎の記号を使いこなす山田さんが読んでいる本だ、何か深遠なことが書かれているに違いないとぼくはそ
寿司を食べたいなと思って、近所の寿司屋のHPを見ていた。メニューの一覧を見ていたら、野菜寿司セットなるものがあった。配偶者に「野菜寿司だって、けっこうおいしそうじゃん、食べに行ってみない」と伝えると、「え~寿司は魚のほうがいいでしょ」と一瞬ですげなく断られた。鋭い正論だ。 たしかに、普通に考えて、寿司は魚のほうがおいしそうである。それから、しばらく野菜寿司のことが脳から消え去っていた。 しばらくして、大宮に行く用事があり、どこかで昼ご飯食べるかとネットで調べていたら、ふたたび、野菜寿司あるよ、という情報に遭遇した。なんなんだ、野菜寿司なるものが流行っているのかと調べてみると、埼玉県で寿司の人気が低迷していてどんどん店数が減ってきており、コマッタ、起死回生だ!ということで、埼玉寿司組合所属の三十件ほどの寿司屋が野菜寿司なるものを作って売り出し中ということらしいのだ。 僕は、食べてみたいぞ!と
灼熱の道ならば、電柱の影を歩め! 台湾の朝食には豆乳を 昭和天皇が愛したらしい、八寶飯 佳興魚丸店のサメのつみれ、おいしい 旅行中でも寝る、なぜなら眠いからである ガチョウ肉のローストとその油がかかった米を食べる 台湾ウィスキーカヴァランの直営のバーで 朝食に、肉・ゆで卵おこわを食べる。大橋頭米糕。 道端のオレンジジュースおいしい 茶もおいしい 大きなガジュマルの木の下で我らスープをすするのだ、大稻埕慈聖宮 緑のスープは宝石のよう、人和園 限界間近の水餃子 スタバの阿里山蜜柚烏龍青茶 灼熱の道ならば、電柱の影を歩め! 熱中症になり、車に轢かれ、文字通りの満身創痍のなか、深夜、飛行機に乗りこんだ。クアラルンプールを発ち、数時間寝たところで、朝4時すぎ、台湾桃園国際空港に到着した。空港は閑散として静かだった。にもかかわらず入国窓口は混んでいた。大学時代の後輩で、現在は品行方正な公務員をしている
久しぶりに大学への通学に使っていた電車に乗っていた。もう大学生活が10年ほど前になってしまった。あっという間のことだった。 入学式は、桜が咲いていたような気もするし、散っていたような気もする。一年間、浪人していて、コミュニケーション能力を喪失していた僕は、大学の門の前の人だかりに怯えていた。皆、一様にエネルギーを持て余し、途方もなく元気そうに見えた。僕は慣れないスーツがコスプレのように感じられて居心地が悪かった。予備校時代、唯一の友人が同じ大学に進学していたので、連絡をした。 友人はほどなくして現れ、二人で写真を撮った。友人は、じゃ、がんばろうなと言ってどこかへ行ってしまった。大学生活が始まるのだ。過去にすがっている場合ではないと後姿は言っているようだった。 キャンパスを歩く。ペーパレスやSDGSなどという観念がない時代だったので、投げ捨てられるようにビラがまかれていた。手には7~80枚近
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