サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ChatGPT
note.com/simplearchitect
最近、頑張っても、どれだけ自分の時間をぶち込んでも成果が出ず辛い状態を過ごしていた。しかし、つい最近光が見えることになる事件があったので、そのことをシェアしてみたい 「何も成果がありませんでした」という辛さ 私は趣味で自分用 AI のアプリを書いていたことで、AI の仕事がメインタスクになったのだが、いろいろなことがあって、文字通り私のアウトカムはほとんどゼロだ。正直毎日寝る直前まで頑張っていて、土曜日は勉強か、遅れている場合は仕事に充てている。日曜にしてない理由は、それをやるとマジで壊れるから。自分のPRのレビューが帰ってきたら遅くても速攻で反応している。でも、まるで成果が無い。しかも何カ月も。本当に周りの私にチャンスを与えてくれたり期待してくれた人に本当に申し訳ない気分だ。では、私が AI の事を周りに比べてわかってないか?というとそうでもない。周りの人はクッソ優秀だが、この AI の
ちょっと前までの自分は、AI のいろいろがやって来て正直壊れていた。本当は夜や休日に勉強したり、プログラミングを勉強したいのに、体が動かない。仕事は一生懸命やってるのに、全然うまくいってる感じがしない。だからもっと頑張ろうとするけど、何もうまくいかないし、その割に体感的な忙しさだけが3倍になった感じ。どうしてこんなことになってしまったのだろう。そして、今はそれから抜け出すことが出来た。 もしかすると、将来同じように感じる人もいるかもしれないので、自分なりに問題の原因と解決策に関してブログに整理してみたいと思う。 AI が来てなぜ体感3倍の忙しさになったのか?AI がやって来て、自分もゴリゴリに Vibe Coding に、調べもの、アーキテクチャ、ドキュメント書き、そして、自分がめんどくさい事に関しての自動化を Agent のプログラムを書いて AI にやらせるなど使いまくっている。 とこ
私も、AIをがっつりやるのがメインの仕事になってからしばらくたつ。マイクロソフトもがっつりAIシフトしているし、AI関連では、世界でもトップレベルで取り組んでいる企業とは思う。だから、ここで観ている風景はきっと他の組織のしばらく先の姿だと思うので、気づいたことをシェアしようと思いJます。 マイクロソフトと書いていますが、私が働いている先だけで、ここに書かれた意見はあくまで個人のものでマイクロソフトの見解ではありません。 どんなことをやっているか? 私がやっているAIの仕事は、世界中からやってくるインシデント対応の自動化をしています。私たちはソフトウェアの開発が仕事だが、開発だけではなく、作ったソフトウェアを運用する責任もある。だから、世界中の拠点で優秀なエンジニアの皆さんがトラブルシュートしてわからなかった難しい案件が開発チームにやって来て、障害の調査を交代制で実施している。それはとても学
X見てると、今日ソフトウェアエンジニアが近い将来オワコンになるか否かが明確にわかると思うな。自分的にはならんと思うけど、なったらそれは素晴らしい事で凄いイノベーションだよな。そうなったらブルースマンでもやるかw — 牛尾剛『世界一流エンジニアの思考法』(文藝春秋)🎸Tsuyoshi Ushio (@sandayuu) August 7, 2025 本心で言ったのだが、予想通りそうはならなかった。今回の AI ブームが過去と圧倒的に違う部分は、わけわかっていない人が言っているのではなく、ガチのエンジニアでも、「あー、わしもうリプレースされて、エンジニアいらんようになるかもしれん」と本気で思ったところだと思う。まぁ、実際そうかもしれないが、問題はどれぐらいでそうなるか?がまだ全然わからないということである。 「オワコン」と思われているかもしれないが、もしかすると今ソフトウェアエンジニアをやっ
最近は、自分はかなり Vibe Coding にお世話になっている。実際にプロダクションのコードでも使っていて自分的には普通のことと思っていたのだが、ある人にどうやってやってるのか聞いてみたいと言われたのでせっかくだからブログに書いておくことにした。みんなとっては普通のことかもしれないので、整理のためにも書いておこう。 Vibe Coding の光と影Vibe Coding を使うと、GitHub Copilot Agent などを使うと、自然言語で指示をすればプログラムを書いてくれる。これがあると、素人でもコーディングができそうだ。プロトタイピングや、ゼロから何かを作るときはなかなか良い感じだが、プロダクションで何も考えずに使えるというわけにもいかない。実はコードが複雑になればなるほど、そのままではうまくいかない。 今読んでいる AI Engineering より引用した次のグラフが興味
私はアメリカにわたってもう5年になるが、英語で文章を書くのを一切やめた。英語を勉強するのを諦めた?いや、英語の上達のためだ。 渡米5年後の英語力 皆さんはきっと、アメリカに5年も住んで英語だけの環境で仕事をしていたらさぞかし凄い英語力だと思うだろう。しかし、正直なところ、英語を日本で勉強しまくってた時の方が英語力が高かった気すらする。英語は結局のところ、アメリカに住んで、英語で仕事しているだけでは、上達は無く、直接飛び込んで鍛えまくるか、勉強しないと上達はしない。しかし、先日自分にとってターニングポイントとなる出来事が起きた。 センシティブな仕事の悩みを相談 自分にとってかなりショッキングなことが起きて、自分のメンターに相談にのってもらおうと思った。しかし、この悩みは相当にセンシティブであり、自分の心の奥底を説明する必要があった。だから、自分は ChatGPT に頼った。普段だったら英語で
多分普通の人にとっては当たり前かも。でも自分にとっては、エンジニア人生最高のブレイクスルーなので、自分のメモのためにもブログを書いておきたい。 エンジニア人生の長年の苦しみ 専門のデベロッパーになってもう4年ぐらい経っている。アメリカに来てから5年だ。しかし、自分がエンジニアとして一人前になれたという感覚はついぞ持てていない。最高に優秀なメンターとストラテジーのお陰で何とか首にはなっていないが、自分がちゃんとしたデベロッパーになれた感覚は全然なかった。理由は、自分はどう考えても開発スピードが遅い。いやくっそ遅いと言っていいだろう。 もうダメだ。これダメならエンジニア辞めて日本に帰ろう そんな時に決定的な事件が起きた。自分が新しい役割に移って早数か月、自分のアウトカムは0なのだ。いや、0に戻ったと言えよう。今はいろんなものが、移り変わっていて難しい時期ではあるが、たまたま趣味で書いていたAI
自分はADHDですので、もちろん集中力は暗黒です。週末とかでも、あれしたい、これせなとかおもってだらだらしているうちに夕方になったりします。とにかくスイッチが入るのが遅いです。それに、1日終わったら脳が相当つかれている感もありました。この問題が解決したので、シェアしたいと思います。 きっかけはこちらの動画でした。マジありがとうございます。 暗黒の以前の習慣 以前の私はこんな感じで1日を過ごしていました。まず朝起きたら、ベッドの中でゴロゴロと、SNSを観たり、仕事の自分の通知を観たり、携帯で漫画を読んだりします。やる気が出ない時は、時間が過ぎて本来ランニングに行きたいところでも、今日はいいやとか明日からにしようと思ったりします。 朝食は、オートミールと卵ですが、それを調理しながらYoutubeの動画を観たりします。そして、いろいろ詰め物をして、仕事に出かけます。職場についたらコーヒーを入れて
私は、アメリカのシアトルでソフトウェアエンジニアをやっていますが、AIに起因するソフトウェアエンジニアの大量レイオフがあったり、Visual Studio Code Agent などの エージェントがコードをゴリゴリに書いていく様を観て、とても不安に感じている人も多いのではないだろうか? 自分もそうなのだが、社内で行われたMLのカンファレンスで決定的な意見を聴いて、自分もそうやなぁと深く思ったのでシェアしたいと思います。 デベロッパと思う事それはすごく簡単で、自分を「プログラマ」ではなく「デベロッパと思う事」です。AI の変化は破壊的ですが、よく考えると程度の差こそあれ過去に起こっていた、コンパイルのためにコード書かなくても良くなったとか、アセンブラ書かなくてよくなったとかの変化と同じことが起こっているに過ぎません。 自分の事を「プログラマ」と思っていると不安に思うかもしれませんが、そもそ
日本時代の私の同僚のKenさんはほんま何でもできる。バンドも複数の楽器をやってるし、仕事とかもハッカソンとかするとマイクロソフトの他のエンジニアを圧倒するぐらい凄いもの作るし、ちゃんと結婚もしているし、筋肉もものすごいし、最近写真を始めたようだが、既にものすごいレベルで個展もやったようだ。それどころか、アニメ見たりとかそういうのもする。どこにそんな時間があるのだろうか? 下記のように以前に彼のメソッドを紹介したときは結構ブログが読まれました。私の友人が知りたいといったのでブログにすることにしました。 いつもながら、なんでKenさんはあんなに何でもできるねん、しかもそれぞれが高レベルやねんとほんまに思う。今回帰国してKenさんに久々に会ったときに、疑問だった彼のタイムマネジメントについて聞いてみた。 なぜ複数のことを高度にこなせるのか? Kenさんは、仕事、家庭、趣味(しかも複数)をすべて高
私の勤めるマイクロソフトにも、レイオフがやってくるようだ。それもパフォーマンスベース。つまり、今首になると、「この人はローパフォーマー」とわかるので、再就職が難しくなるだろう。 自分はマイクロソフトの仕事が面白いし、職場も最高なので、こんな中途半端に首にはなりたくはない。ただ、自分がハイパフォーマーとはとても言えない。周りの人はめっちゃ優秀やから。 私は今までは、自分の性能が「三流」であるけど、ダメな自分を「戦略」でカバーして何とかしてきた。しかし、この流れを見ていると、「三流」のままでは早晩解雇されてしまうだろう。たとえ今回のレイオフを生き延びても、記事を読むと、ワークフォースは減らさないと書いてあるし、出来ない人はいらないという流れなのだと思う。 「優秀」になるしかない 今まで、自分がダメなのは受け入れていたが、これからはそうもいかないのだと思う。「優秀」になるしかない。この面白い仕事
私はアメリカのシアトルに本社や支店のあるGoogle や Amazon などの中でも特にワークライフバランスが良いと言われているマイクロソフトに勤めている。本当にワークライフバランスはとても良いと思っているが、なぜこうなっているかの気づきを得たのでシェアしておきたい。このブログはマイクロソフトを代表するものではなく、単なる私の個人的感想であることをここに明確にしておきたい。 米国企業のワークライフバランス 米国のビックテックのワークライフバランスは平均でもとても良いのではと感じる。大体5時頃にはみんないなくなるし、4カ月に1度の当番制のサービシングループを除いて、土日に働くことは無い。(5年のなかで1度だけ協力者を募ったことはあったけど、それすら強制でもない)金曜とかもう4時頃になったら帰りモードになっている人も多い。 休暇は無制限であり、マネージャもメンバーが休暇を取ると嬉しそうである。
前の記事で、普通エンジニアはシアトルにみんな来たらええのにという記事を書いて、もし沢山読まれたら具体的にどうやったらええかを書くわ!と書いたら結構読まれたので約束通りフォローアップ記事を書きます。お断りしておきますが、私の所属会社の意志ではなく、個人の意見です。 一番重要なのは「できるものなのだ」と認識すること 先のブログでも少し書いていますが、もしシアトルで働きたかったら、一番最初に重要なことは私は「可能である」と認識することだと思います。 私も昔英語がうまくなりたいとイギリスに短期留学したことがあります。語学学校の短期留学は試験とか資格とかいらないのでお金払えば参加できるやつです。しかし、現地に行くと、みんな普通に「面接受けてきたわー」とか「学生やからどうやったらイギリスで就職できるか調べてるねん」とか言っていました。 日本で生まれて育っている自分は昔は海外で就職するとか、ごく一部のス
アメリカで、ソフトウェアのエンジニアをするというのは、ごく一部のものすごく優秀なエリートが達成できる境地…みたいに思っていないだろうか?そんなことは無いですよ。アホにゃんにゃんで、日本ではプログラマとして通用しなかった自分でもやれています。5年たった今でも自分的には最高に居心地が良くて楽しい!だから、なぜ私がタイトルのように思うかを解説したいと思う。 シアトルでエンジニアをやる楽しさ 本記事はもちろんマイクロソフトはなんの関係もなくて、自分の意見であるが、私はマイクロソフトの Azure Functions の開発者をやっている。自分の性格をあげると、エヴァンジェリストとかやってたので陽キャと思われる人もいるかもしれないが、私は趣味がギターとプログラミングの陰キャで、人と一緒にいるより一人の時間がないと死ぬタイプの人間だ。(ちなみに、陽キャの人は楽しめないという話ではありません) アメリカ
先日、自分の同僚の Anjana を観察していてふと気づいたことがあったのでシェアしたいと思う。彼女は比較的新しいメンバーで大学も出たてだが、めっちゃ優秀で、たまに彼女のメンタルモデルを質問して学ばせてもらっている。 新しい Http Scaling の Buddy 最近 Anjana が自分の担当している、Http Scaling の領域を私と一緒に受け持つようになってきた。この領域は最近まで私しか担当が居なかったので、Pull Request のレビューで苦労したり、一人だったら休暇もとりにくい。だから Buddy 制をとっているのだが、私の Buddy は居なかったので、Pragna が彼女をアサインしてくれた。 もちろんめっちゃくちゃ優秀な人であっても、初めてなので、 最初から難しいタスクは厳しいだろうということで、これ修正箇所もすくなそうだし、簡単そうだなぁ。というタスクが彼女に
私は普段はシアトルエリアに住んでおり、ソフトウエアエンジニアをやっている。一方で自分の音楽的な趣向の最大のものは黒人音楽でありブルースである。特にデルタの香りがするディープなシカゴブルースが大好物だ。 しかし残念なことにそのような演奏をする本物はほぼ亡くなってるし、自分が知らないだけかもしれないがシアトルエリアではお目にかかれない。だから5年前にアメリカに来てから最も行きたかったところがミシシッピ州。 特にクラークスデールだった。クラークスデールの付近にデルタと呼ばれる場所があり、自分の大好きなマディウォーターズを始め、自分の大好きなディープな演奏をするブルースマンはほぼほぼこの地域もしくは近くの地域の出身だ。毎年ミシシッピ州に行きたいと言っても大抵の人にはなんで? と言われるので1人で行くつもりだったのだが、最近奇特にも一緒に行きたい、ブルースバンドをやりたいという気が狂った友人ができた
私は世界規模のクラウドプラットフォームの開発者で、現在はシアトル付近に住んでいる。 先日書いた自分のポストに対する反応で面白い意見があってそれを読んでそらそう思うやろなぁと思った。ただ、私も別に嘘を言っているわけではないですし、これでビジネスも回っている。面白そうなので、その辺も調べてシェアすることにしてみました。 ウォーターフォールからアジャイルって開発側の話はいいのだが、それだと管理とか経営とか非エンジニアの理解を得られないので、納得できるところをちゃんと言語化してほしいんだよな。アジャイルの人の「見積もりがない」って言葉を使われるのが一番苦手、ストーリーポイントの設計は「計画と見積もり… — えふしん (@fshin2000) August 1, 2024 自分のチームの開発プロセス的なものこちらの方に自分のチームが現在やっている開発プロセスは書いてある。アジャイルとか、DevOps
今回の記事は特に私の意見であり、所属会社の意見ではないことをお断りしておきます。 最近になってまたウォータフォール vs アジャイルの議論を見かけることが多くなってきたので、私が勤務する米国の世界規模のクラウドプロバイダーでは2024年現在どんな開発をしているのかをご紹介したいと思います。私はこれが「正解」といいたいのではなく、何らかのポイントが皆さんの何らかの参考になったらいいなと思って筆をとりました。 ちなみに、2016年時点で私のウォータフォール開発に対する考え方は下記のブログの通りで今も変わっていません。ただ、2024年現在だからといってアジャイルをやるべきと思っているわけでもありません。 もし、今ウォータフォールをやっている人がいたら「そんなこと言ってもどうしたらええねん」となると思うので、自分なりの解決方法も考えてみました。 最初に自分的な結論を書いておくと「2024年の開発と
先日めっちゃくちゃありがたくも YouTube や、『科学的根拠に基づく最高の勉強法』で著名な安川康介先生と対談することができました。自分は単なる先生のファンという感じでいろいろな質問に答えてもらえて役得かつ至高の時間で最高でした。 個人的には勉強法というのは、人生において最高にレバレッジの効くテクニックだと思っているので、下記の本を読んでいない人は人生損していると思いますw この本は人生で読んだ勉強法の本の中で一押しです。 物事を記憶する肝は、アクティブリコールつまり、思い出そうとする事と、反復学習だが、私は反復学習が得意ではなかった。Anki - powerful, intelligent flashcards (ankiweb.net) という有名なアプリがあって、これは学んだことを良いといわれる間隔で復習させてくれるアプリなのだが、この手のツールを使うと、復習Hellというか、勉強
先日個人的に勝手に尊敬している登さんにインタビューした記事があって面白い切り口やなぁと思ったので自分でも考えてみることにした。今回も自分の所属会社ではなく、私個人の意見であることを強調しておきます。 この記事ではいろいろなことが書いてあるが、クラウド人材というのは、クラウドを「創れる」人であって「使う」人ではないと書いてあります。私はアメリカのレッドモンドでマイクロソフトのクラウドAzureの開発者なので、この定義でも「クラウド人材」と言えると思います。自分としては、上記の点には賛成できる点もあるし、そうでないこともあります。特に批判とか反対とかそういう話ではなく、単純にアメリカで実際にクラウドの開発をしている視点から何か皆さんにお役に立てる情報をシェアできないかなと思いキーボードに向かいました。 クラウドを使う人はクラウド人材ではない? 私の意見ですが、そうは思いません。というのも、私み
今の職場はアメリカのマイクロソフトのレッドモンドキャンパスでもう5年ぐらい働いている。正直めっちゃくちゃ快適で居心地がよい。英語のハンデがあったとしても正直過去に勤めたどんな会社より圧倒的に快適。人生でここでもう最後までやってもええわと思えたのは本当に初めて。 なんでやろう?といろいろ考えてきたけど、最近いろいろ見えてきたことがあるのでシェアしてみたい。 毎回そうなのだけど、これは所属会社の見解とかではなく、一個人の意見であることをお断りしておきます。 この職場はどう快適なのだろう? 全部英語の環境で、日本人の私にはコミュニケーション面で大変きついはずなのだが、快適な理由を考えると「人間関係のストレスが0」であることが大きいと思う。大体のストレスの理由は人間関係らしいし。 過去にどんな会社にいても、様々なバトルがあったり、人の陰口を言う人とか、嫌な人がいたり、意地悪をするような人がいたり、
多分今回のポストは多くの人には参考にならないだろう。相当ニッチなので。でもこれは自分にとってはとても大きなことだったので、忘れないように記録しておきます。 生産性の悩み あまりこの世界では生産性とはあいまいな言葉で、何をもって生産性が高いとは言いにくい。速いのが良いのではない。ただ、自分の実感として自分は生産性が良くないといつも感じていた。だからいろいろ努力したり、考え方をできる人を観察して真似してみたり、直接本人に聞いたりして工夫をしてきた。 実は自分はめっちゃコーディングが早い人になりたいわけではない。そうではなくて、「平均的」になりたいだけだ。それぐらいいければ「Strategy」でカバーできるどころかもっと上に行けると確信があったから。でもそうではなくて明らかに遅いのでそれが自分の足を引っ張っていた 努力の方向性 様々な努力をして、特に有効だったことを自分の本に書いたつもりではある
今日はちょっと驚いたことがあったので、自分の記録のためにも書き残しておきたい。 ライブサイトの問題 自分のやっているプロジェクトで問題が起こって、その障害の復旧と調査にあたっていた。問題は大きいが、DividedByZero が起こっている。これはスポットしやすい。 自分の見慣れたコードパスをログを頼りに DividedByZero が起こりうるところを特定する。 実際にそれが起こるところは2点と特定する。 フロントエンドが0台になる アプリケーションの必須の設定が0になっている どちらも通常あり得ないが、どう考えても前者である可能性は低い。もし前者だとしたら、問題はここだけに収まらない。最近変更を他のチームが加えた後者が最も有力だろう。何せ今までそれは起こったことが無いから。調査に協力してくれた Cooper も同意見だった。 問題の特定に時間を使う 残念ながらログが出てないので、調査が
私はマイクロソフトに2015年に入社して、日本のリージョンでエヴァンジェリストをしたのちソフトウェアエンジニアになって、今アメリカの Redmond で Azure の開発者として勤務している。中の人としてはとても嬉しいニュースで感慨深い事なのでブログを書いてみたい。尚、ここに書いていることは単なる私の体験で、私の意見であり、所属会社の見解ではないことを断っておく。 マイクロソフト前夜 私は子供のころから、マイクロソフトのコンピュータは全然使ってなくて、マイクロソフトに入る前も、大学では みんなが MS-DOS を触っているところ、Solaris を触ってたし、入社前も Dockerとか Linux を触ってたしマイクロソフトに全然興味がなかった。ただ友人のみーさんに「牛尾君はマイクロソフトに向いてるんちゃう?」と言われて入社したのだが、どちらかというと動機はクラウドの技術に触れたいという
最近読んでめっちゃ良かった本が下記の本だ。現在Amazonを見たら総合で35位で、星の評価が5つと半端ない。著者の方は以前から YouTube 動画などで勉強させていただいてたが、本が出たので速攻で買った。 勉強法とか大好物の自分としては読むしかないと思って買った。これは星5つは間違いない出来であった。さっそく自分も著者のメソッドを実施してみた。 実はこの本は、この本で紹介されている、そして私もそう思っている科学的に証明されたメソッドが効果の高い順から掲載されている。しかも、この本の面白いところは、この本のメソッドが本を読みながら各テクニックを体験できるところなので、ぜひ紙と書くものを用意して本を開いてほしい。 説明しないけど、多分こんな感じになる。わしは字が汚いので読めないだろう。 あんまし内容を書くとネタバレになったら申し訳ないので書かないけど、自分がめっちゃくちゃ嬉しかったことを書い
昨年NewsPicks さんに取り上げてもらって最近動画が公開されました。そこでもお話させてもらっていることなのですが、アメリカで働きはじめると日本人からすると「納期が無い」感覚が物凄く衝撃的だった。 最近、納期が無いことと生産性について頭の中で整理がついてきたのでシェアしておこうと思う。ちなみに、動画も含めて、私の発言は私の体験と意見であり、所属会社には全く関係が無いことを改めてお断りしておきます。 日米納期の感覚の違い アメリカで働いていると、日本人からすると納期がほとんどないという感じを受ける。もちろん納期があるものもあるが「本当に必要なもの」に限られる。例えば、大きなカンファレンスで何かの製品を発表するとかそんなのだと納期はもちろんある。そうでなれけばほとんど無いという感覚だ。私の所属会社だけではなく、北米の他の会社の人も同じような感覚らしいので文化によるものだと思う。 常に納期が
私はADHDで短期記憶が最悪で、とても気が散りやすい。些細なことかもしれないが、本人にしてはなにやってもめっちゃくちゃ効率わるいし、やる気になるまで相当時間がかかる。よくあるのは休日に「これやらなきゃ」とか思ってスイッチがはいるのが夕食の前ぐらいで、夕食が始まるからそれも終了…ということもしょっちゅうある。 ADHDの特性の出方はかなり個人差があり、環境によってなにが「困りごと」になるかも様々だから他の人がどんな感じかわからないけど、集中力がクソほどなくて、効率が悪い自分にとって、働きやさ・生きやすさにつながった対処法を紹介したい。 自分が手を動かす前にメモを書く 自分にとってはとても有効な方法で、特に仕事するときとかそうだけど、今から自分が何をするのかの箇条書きを初めて、そこに書かれた通りに作業をする。だから自分は会社に着いたらその日にやることを書きだす癖をつけている。いきなり作業をやり
私は子供の頃から不器用で、何をやっても出来なかった。だから、ずっとどうやったら「出来る」ようになれるのかを追求してきた。 そして、今は幸いなことにアメリカのレッドモンドで、クラウドのプログラマとして勤務してコードを書くことを楽しんでいる。正直環境は最高でまわりの人は優秀でかつめっちゃいい人で、マネージャも最高なので気持ちよく働けている。 ただ、自分的には自分が一番下手というのはわかっているので、何とかせねば首になるぞ、もっとうまくならなければという気持ちが常にある。自分なりにメンターに聞いたり、周りの優秀な人を観察して戦略を考えて実行しているからまだ何とかなっているが、根本的な実力は、自分的には何とかせんとやばいといつも思っている。 優秀な人と自分を比べた時の欠けたピース 昔に比べてずいぶんマシになった感はあるが、センスのある優秀なプログラマ、例えばMVP (Microsoft Most
大変多く読んでいただいた「プログラミングというより物事が出来る思考法」というポストや、世界一流エンジニアの思考法の書籍で紹介した内容がある。 私の職場でも、ものすごく出来る人が「実践」しているところを何回も目撃しているので「実践編」として皆さんにシェアしようと思って今回のポストを書いてみた。 タイトルにもある通り、私はエンジニアだが、ビジネス書である書籍と書かれた多くの思考法と同じく、あまりエンジニアリングというものに関係ない要素であると感じている。 上記のポストや書籍でシェアした内容を端的に言うと「理解には時間がかかるがかける価値が十分あり、それによって自分が物事をコントロールしている感覚を身につけることが出来る」という自分の小さな発見だ。私がこのことを最初に発見したのは、新卒の出来る人々との出来事がきっかけだが、今回その小さな自分なりの発見を後押しするような出来事がいくつかあった。それ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『牛尾 剛|note』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く