はじめに
ここでの説明は素早く Fess に触れてみたい人向けのものです。 Fess を利用するための最小限の手順を記述します。
ここでの手順はお試し用の起動方法なので、運用向けの構築手順は、Dockerを利用する インストール手順 などを参照してください。 (この手順で起動したFessは簡単な動作確認用としての利用を想定しており、この環境の運用は推奨していません)
事前準備
Fessを起動する前に、Java 21をインストールしておいてください。 Java 21 は Eclipse Temurin を推奨します。
ダウンロード
GitHubのリリースサイト から最新のFessのZIPパッケージをダウンロードします。
インストール
ダウンロードした fess-x.y.z.zip を展開します。
$ unzip fess-x.y.z.zip
$ cd fess-x.y.z
Fess の起動
fess スクリプトを実行して Fess を起動します。 (Windowsの場合は、fess.batを実行してください)
$ ./bin/fess
管理 UI にアクセス
http://localhost:8080/admin にアクセスします。 デフォルトの管理者アカウントのユーザー名/パスワードは、admin/admin になります。
警告
デフォルトのパスワードは必ず変更してください。 本番環境では、初回ログイン後すぐにパスワードを変更することを強く推奨します。
クロール設定の作成
ログイン後、左側のメニューの「クローラー」>「ウェブ」をクリックします。 「新規作成」ボタンをクリックして、ウェブクロールの設定情報を作ります。
以下の情報を入力してください:
名前: クロール設定の名前(例:会社のWebサイト)
URL: クロール対象の URL(例:https://www.example.com/)
最大アクセス数: クロールするページ数の上限
間隔: クロールの間隔(ミリ秒)
クロールの実行
左側のメニューの「システム」>「スケジューラー」をクリックします。 「Default Crawler」ジョブの「今すぐ開始」ボタンをクリックして、即座にクロールを開始できます。
スケジュール実行する場合は、「Default Crawler」を選択して、スケジュールを設定します。 開始時刻が 10:35 am の場合は、35 10 * * ? とします(フォーマットは「分 時 日 月 曜日 年」)。 更新すると、その時間以降にクロールが開始されます。
開始されているかどうかは、「クロール情報」で確認できます。 クロール完了後、セッション情報に WebIndexSize の情報が表示されます。
検索
クロール完了後、http://localhost:8080/ にアクセスし、検索すると検索結果が表示されます。
Fess の停止
Ctrl-C や kill コマンド等で fess のプロセスを停止します。
より詳しく知るには
以下のドキュメントなどを参照してください。